• 誰がなんのために作っているのか？
• オンラインソフトの種類
• オンラインソフトを使うメリット
• オンラインソフトを使うデメリット
• オンラインソフトを使うにあたっての常識・注意点
• オンラインソフトの入手方法

■■印刷された紙のマニュアルがない■■
オンラインソフトは作者のホームページ等からソフトをダウンロードして使うため、市販ソフトのようなパッケージの箱がなければ紙のマニュアルもついていません。つまり、何かわからないことがあったときに紙のマニュアルを参照することができません。
でも、心配はいりません。大抵、ソフトをダウンロードするとReadmeという名前のファイルが同梱されています。なければヘルプファイルがあるのでそれを見ましょう。Readmeファイルを読めばインストールの仕方やソフトの使い方が書いてあります。あくまで、紙のマニュアルがないだけできちんとマニュアルはついています。もちろん、市販ソフトでもマニュアルが不親切なものがあるように、オンラインソフトでもマニュアルのできは様々です。紙のマニュアルがないことで困るのは、文字中心のマニュアルになってしまうことです。実際の画面の図が載っていて、どう設定するかを書いてあるオンラインソフトはあまり多くありません。ソフトの作者によっては、自分のホームページに図入りで設定の仕方を載せてあることもあるので、自分が使っているソフトの作者のホームページにも行ってみましょう。

■■パソコンの知識が必要■■
オンラインソフトは先ほども述べたように、マニュアルが文字中心のものが多いです。したがって、そのマニュアルを理解できるぐらいのパソコンの知識が必要となります。
最低限知っていなくてはならない知識は圧縮ファイルを解凍する知識です。オンラインソフトのすべてにインストーラーがついているとは限りません。むしろ、インストーラーがついているソフトのほうが少ないですし、インストーラーがついているソフトは嫌われる傾向にあります(インストーラーがあるとソフトのサイズが大きくなってしまうためにダウンロードに時間がかかるから)。大抵のオンラインソフトは、ダウンロードすると圧縮ファイル（拡張子がlzhやzipであるもの）が多く、自分で圧縮ファイルを解凍しなくてはいけません。圧縮ファイルの解凍の仕方は、パソコンを使いこなす上でも知らなくてはいけない知識なので、理解しておきましょう。ソフトの作者に「圧縮ファイルが解凍できません」とメールを送るのはもってのほかです(送っても、多分無視されます)。解凍方法を知っていることはオンラインソフトを使う上での前提条件です。
また、オンラインソフトの中にはWindows95/98の設定を変更してしまうソフトもあり、中には使い方を間違えるとWindowsが起動しなくなってしまうものもあります。そのようなソフトはReadmeファイルにその旨が書いてあるので、もし、復旧の方法（最悪の場合、Windowsの再インストール）などを知らないのであれば、そういうソフトを使うのは避けましょう。周りにパソコンの知識がある人がいないのであれば、自分のパソコンの知識に見合ったソフトを使ったほうがトラブルが少なくていいでしょう。Readmeファイルに書いてある内容がわからないときは、そのソフトを使うのはやめた方がいいかもしれません。

■■パソコンが壊れても文句はいえない■■
オンラインソフトはソフトの作者の好意で公開したソフトです。公開されているからといって、万が一、使ったソフトが原因でパソコンが起動しなくなっても（普通に使っている限りこんなことはめったにありません）、作者にはなんの責任もありません。もし、Readmeファイルをきちんと読んでいない結果そのようになったのであれば、むしろ、Readmeファイルをきちんと読んでいなかったユーザーに責任があります。Reademeファイル通りにユーザーが設定してそうなったとしても、ユーザー側ができることは、バグ情報を作者に教えてソフトを改良してもらうように頼むことだけです。作者にはそのバグの修正すらする義務はありません。 リスクを負うのはユーザーであることを覚えておきましょう。

■■まとめ■■
もし、以上述べたデメリットのなかで納得できないことがあるのであれば、あなたはオンラインソフトを使わない方がいいでしょう。市販ソフトで我慢しましょう。それが、今後あなたが余計なトラブルを起こさない最良の手段です。
デメリットの部分では恐いことを色々書いていきましたが、オンラインソフトを使ったことによってパソコンが起動しなくなるようなことなんて滅多にないことですし、有名なソフトであればユーザーも多いのでインタネットで情報を集めることも簡単だと思います。オンラインソフトを使うメリットはデメリットを上回るからこそ使っている人が多いのです。恐れずに、どんどん使ってより良いパソコン環境を構築しましょう。

次は、オンラインソフトを使うにあたっての常識や注意点を述べます。