佐伯泰英作品のページ No.1


1942年福岡県北九州市生、日本大学芸術学部映画学科卒。「闘牛」にて作家デビュー。


1.陽炎ノ辻−居眠り磐音江戸双紙1.−

2.寒雷ノ坂−居眠り磐音江戸双紙2.−

3.花芒ノ海−居眠り磐音江戸双紙3.−

4.雪華ノ里−居眠り磐音江戸双紙4.−

5.龍天ノ門−居眠り磐音江戸双紙5.−

6.雨降ノ山−居眠り磐音江戸双紙6.−

7.狐火ノ杜−居眠り磐音江戸双紙7.−

8.朔風ノ岸−居眠り磐音江戸双紙8.−

9.遠霞ノ峠−居眠り磐音江戸双紙9.−

10.朝虹ノ島−居眠り磐音江戸双紙10.−


無月ノ橋、探梅ノ家、残花ノ庭、夏燕ノ道、驟雨ノ町、蛍火ノ宿、紅椿ノ谷、捨雛ノ川、梅雨ノ蝶、野分ノ灘

 → 佐伯泰英作品のページ No.2


鯖雲ノ城、荒海ノ津、万両ノ雪、朧夜ノ桜、「居眠り磐音江戸双紙」読本、白桐ノ夢、紅花ノ邨、石榴ノ蝿、照葉ノ露、冬桜ノ雀

 → 佐伯泰英作品のページ No.3


侘助ノ白、更衣ノ鷹(上下)、孤愁ノ春、尾張ノ春、姥捨ノ郷、紀伊ノ変、一矢ノ秋、橋の上、東雲ノ空、秋思ノ人

 → 佐伯泰英作品のページ No.4


春霞ノ乱、散華ノ刻、木槿ノ賦、徒然ノ冬、湯島ノ罠、空蝉ノ念、弓張ノ月、失意ノ方、白鶴ノ紅、
意次ノ妄

 → 佐伯泰英作品のページ No.5


竹屋ノ渡、旅立ノ朝、声なき蝉(上下)、恨み残さじ、剣と十字架、異郷のぞみし、未だ行ならず(上下)

 → 佐伯泰英作品のページ No.6

  ※ → 「居眠り磐音 江戸双紙」公式サイト
 


   

1.

●「居眠り磐音江戸双紙1. 陽炎ノ辻」● ★★☆


陽炎ノ辻画像

2002年04月
双葉文庫刊
第35刷
2007年02月

(648円+税)

   

2007/08/17

 

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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第1巻。
これまで幾度も掲示板でお薦めいただいた作品だったのですが、なかなかきっかけがつかめず読むに至っていなかったもの。
今回NHK木曜時代劇としてドラマ化されたのをきっかけに、ようやく読み始めた次第。

読み始めると止まらなくなります。
こうした時代小説シリーズ、登場人物が魅力的でかつストーリィも面白いとなると止まらなくなるのは自明の理。これまででは池波正太郎“剣客商売”、南條範夫“月影兵庫”、山手樹一郎“浪人市場シリーズ等々と。
本シリーズに関しても、当面止まりそうにありません。

まだ第1巻目ですが、その魅力が“居眠り磐音”と仇名されるぐらい春風駘蕩の雰囲気をもつ主人公、坂崎磐音にあることは間違いないところ。
その辺りは山手樹一郎「又四郎行状記等の主人公にも共通するところですが、本シリーズには山手作品にない現代的な感覚、そして青春風な味わいが感じられるところに、さらなる魅力があります。それを象徴するのが、長屋の大家の娘であり、両替商・今津屋の奥向き女中頭を勤める“おこん”でしょう。
深川育ち故のチャキチャキ娘という設定ですが、それ以上に活きの良い現代的な女性、という印象を受けます。
その磐音、おこん以外にも、両替商・今津屋吉右衛門、その片腕たる老分・由蔵、鰻屋・宮戸川の主人である鉄五郎、長屋の子供たちと、魅力的な登場人物が続々と登場します。これもまた、人気シリーズにはなくてはならない要素です。

本書第1巻は、やむない事情から磐音が親友を切り豊後関前藩を暇乞いした経緯と、窮地に立った今津屋を救う活躍をみせ、磐音が江戸の町に居つくまでがテンポ良く描かれます。
磐音を取り囲む重要人物たちも怠りなく登場し、次巻から安定した面白さを楽しませてくれるに違いないという期待を膨らませてくれる巻になっています。
なお、冒頭の経緯は悲惨極まりありませんが、居眠り磐音が誕生するために不可欠なものであれば、納得するしかないでしょう。

向夏一石橋/暗雲広小路/騒乱南鐐銀/大川火炎船/雪下両国橋

   

2.

●「居眠り磐音江戸双紙2. 寒雷ノ坂」● ★☆


寒雷ノ坂画像

2002年07月
双葉文庫刊

第32刷
2007年01月

(648円+税)

 
2007/08/22

 
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第2巻。

第2巻に至って、金がなくひもじい思いも経験しつつ用心棒稼業で糊口を凌ぐという、本格的な用心棒暮らし始まりの巻。
こうなるとどうしても、藤沢周平“用心棒日月抄シリーズと対比しつつ読まずにいられません。
藤沢さんの“用心棒”にはささやかな笑いと哀感、人情味がもっと会ったように感じます。青江又八郎も剣を振るいますが、そこは危機を脱するため止む無く、というものがありました。
それに対して本書の坂崎磐音には、最後は剣を振るって相手を倒せば良い、というパターンがあるのではないか。
本ストーリィの中で、矢場に勤める娘が殺されたり、妾を囲っていた大店の老主人が瀕死の重傷を負わされたり、最後にはかつての盟友が惨殺されたりしますが、そうした悲劇に対する同情、悔恨が薄いのではないか、と感じます。

そうした感想はさておき、本書では前巻の幼馴染3人の間の悲劇が、謀られた結果のものではないかという疑惑が提起されます。関前藩での事件は終わっておらず、まだ続いているという、長篇小説としての構えがつけ加えられます。
なお、本巻で南町奉行所のしたたかな与力、笹塚孫一が登場。

寒風新宿追分/東広小路賭矢/柳橋出会茶屋/広尾原枯尾花/蒼月富士見坂

  

3.

●「居眠り磐音江戸双紙3. 花芒ノ海」● ★★


花芒ノ海画像

2002年10月
双葉文庫刊
第19刷
2005年05月

(648円+税)

   

2007/08/22

  

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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第3巻。

前半は引き続き、江戸での用心棒稼業。
そして後半は、故郷の豊後関前藩に関わるストーリィ。実父・正睦が不正疑惑をかけられ閉門蟄居の憂き目にあっているとの報せを受け、藩主・福坂実高の命も受けた磐音は急遽関前藩に立ち戻り、江戸の御直目付・中居半蔵と連携して藩政を壟断している巨悪・宍戸文六家老一味に立ち向かいます。

後半は、中居半蔵や早足の仁助らの協力を得たとはいえ、颯爽と磐音が中心になってお家のゴタゴタを一気に片付けてしまったという風。なにやら簡単に過ぎた気もしますが、元々中老家の嫡男という身分の上に剣の腕も立つ、という設定ですから、いつまでもゴタゴタを引っ張るより良いのかもしれません。
私としては、お家騒動よりやはり江戸での用心棒稼業、今津屋の由蔵、おこんはじめ個性豊かな面々に囲まれてのストーリィの方が面白く感じられます。
そのためにも、お家騒動はさっさと片付けてくれたほうがすっきりする、と思う次第。

そして残るは、許婚者であった奈緒の行方。磐音と行き違うようにして奈緒が女衒に身売りし、関前藩を出て行ったことが知らされます。そう簡単に江戸には帰れないようです。

夏祭深川不動/幽暗大井ケ原/宵待北州吉原/潜入豊後関前/恩讎御番ノ辻

  

4.

●「居眠り磐音江戸双紙4. 雪華ノ里」● ★☆


雪華ノ里画像

2003年02月
双葉文庫刊

(648円+税)

   

2007/09/01

 

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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第4巻。
関前藩の政争を落着させた磐音は再び藩を離れ、磐音と行き違いとなるかのように遊里に身売りした奈緒の後を追います。本書は磐音のそんな苦難と波乱を描いた巻です。

何の因果か、奈緒は転々とその身を転売され、その度に奈緒についた値段は倍々と高額になっていく。その後を追って磐音は、肥前長崎の丸山遊郭、長門の赤間関(下関)、京の島原、加賀金沢と旅しますが、結局最後のゴールとなるのは江戸の吉原
その旅の途上、訪れた先で磐音が騒動に巻き込まれるのはお約束事のようなもの。
訪れた先の地方情緒を特に味わうという程のこともなく、単に垣間見る程度の旅ですから、面白さとしては然程の巻でもありません。しかし、本シリーズとしての長い物語の中にあっては、前巻と同様欠かせない巻です。
奈緒を追った先々で、磐音は奈緒の残した白扇を手にすることになります。その4つの扇には、幼い頃からの磐音と奈緒の姿が画文として描かれていた。
別々ではあるものの2人の旅を通して、磐音の贖罪、2人のこれまでの清算、道の別れが描かれているようです。そこに味わいがあります。

※なお、そんな本ストーリィの中にあって、磐音とおこんのやりとりは楽しい。こんな当意即妙なユーモアをみせるヒロインは、そうはいないのではないか。まして時代小説においては。
そんなおこんのキャラクターが、本シリーズの魅力のひとつ。

紅灯丸山驟雨/赤間関討入船/洛北軍鶏試合/残香金沢暮色/雪舞待合ノ辻

   

5.

●「居眠り磐音江戸双紙5. 龍天ノ門」● ★☆


龍天ノ門画像

2003年05月
双葉文庫刊

第34刷
2007年07月

(648円+税)

 
2007/09/03

 
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第5巻。

江戸に戻って落ち着いた磐音は、再び市井で鰻割き、用心棒稼業で暮らす日々。
といっても苦労を重ね世間を知った所為か、最初の頃の用心棒稼業と比べるとだいぶ稼ぎは良くなったようです。
磐音が絡む事件は利得が多いと、南町奉行所の与力・笹塚孫一と協力して事件に挑むことも多し。
その中で、吉原に白鶴太夫として乗り込む奈緒の花魁道中を陰から助けたり、新たに江戸家老に着任した、やや軽々しい藩主の従弟・福坂利高を諌めたりと、以前にも増して忙しい。
帰藩するより、藩から離れ市井にいる方が関前藩の役に立てることは多いというのが、磐根が浪人暮らしを続ける理由として説明されます。
そして、関前藩が新たに今津屋から借金をするための条件となった担保は、なんと磐音自身とは!

関前藩の事件・奈緒とのことを清算し、新たに江戸市井で生きようとする磐音のちょうど挟間となる巻。
今津屋絡みの事件もなく、眼を見張るような処はありませんが、それ相応の楽しさあり。

初春市谷八幡/名残雪衣紋坂/本所仇討模様/危難海辺新田/両国春風一陣

   

6.

●「居眠り磐音江戸双紙6. 雨降ノ山」● ★☆


雨降ノ山画像

2003年08月
双葉文庫刊

第14刷
2005年05月

(648円+税)

 

2007/09/08

 

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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第6巻。

本巻は再び両替商・今津屋の用心棒稼業が主体。
まずは今津屋らが南北両奉行所の担当役人を接待する納涼船に恐喝をかけてきた一味の退治、長屋の住人・はつねばあさんを騙して自害せしめた男を捉えようとする幸吉を助太刀。

そして長篇小説として重要な部分となるのが、病に倒れた今津屋の内儀・お艶が相州伊勢原の実家での療養と合わせ大山詣でをしたいと願い、吉右衛門・艶夫婦、おこんらと共に磐音が旅立つストーリィ。
由蔵、おこん、吉右衛門や品川柳次郎らが登場する今津屋絡みのストーリィがこのシリーズではやはり一番楽しい。
本巻では、強いだけでなく優しさも人並み以上に備えた磐音という人物が改めて描かれる一方で、おこんの秘めたる磐音への想いがぽつりと洩らされます。

吉右衛門とお艶を伊勢原に残し、磐音はおこんらと連れ立って由蔵の後見役として今津屋に戻ります。
さっそく現れた北町奉行所の笹塚与力から協力を求められ、家宝の大判を使って商人から金銭を騙し取る大身旗本の事件を解決。

シリーズ全体の流れからみると、関前藩・奈緒の件が落着し江戸の浪人暮らしの再出発となるとともに、磐音が今後飛躍するにあたっての踏み台となる巻のようです。そう考えれば、読み処のある巻。     

隅田川花火船/夏宵蛤町河岸/蛍火相州暮色/鈴音大山不動/送火三斉小路

   

7.

●「居眠り磐音江戸双紙7. 狐火ノ杜」● ★☆


狐火ノ杜画像

2003年11月
双葉文庫刊

(648円+税)

 

2007/09/13

 

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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第7巻。
ストーリィとしては落ち着いた分、品川、行徳、王子と行動範囲が広い分、多少物見遊山気分を取り入れた巻です。

冒頭の「紅葉狩海晏寺」は、おこんの慰労をと磐音品川柳次郎中川淳庵、幸吉、おそめを誘って品川の海晏寺へ紅葉狩りに出かける篇。この海晏寺は当時、評判の景勝地だったらしく、石川英輔“大江戸神仙伝シリーズでも登場しました。その絶景、今はただ想像してみるほかないですねぇ。
その他、奈緒を追って加賀金沢へ行ったときに知り合った鶴吉の父親の仇討を助ける篇、中川淳庵の行徳行きに同行して再び襲ってきた裏本願寺別院奇徳院を名乗る血覚上人一味を撃退する篇、湯屋の用心棒仕事で御家人の妻女の悲劇に品川柳次郎と共に立ち会う篇と続きます。
「極月王子稲荷」は、王子への稲荷詣でと併せて狐火の見物というところが興味深い篇。由蔵とおこんに磐音が同行しますが、おこんが浪人者に拉致されるという危機に直面します。

それなりに悲哀や義憤を感じるところはありますが、事件としてはそれ程大きなストーリィはありません。
ただ、おこんが磐音への想いをついに洩らしてしまうという、おこんファンにとっては見逃せない場面あり。

紅葉狩海晏寺/越中島賭博船/行徳浜雨千鳥/櫓下裾継見世/極月王子稲荷

  

8.

●「居眠り磐音江戸双紙8. 朔風ノ岸」● ★☆


朔風ノ岸画像

2004年03月
双葉文庫刊

第11刷
2005年05月

(648円+税)

 
2007/09/16

 
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第8巻。

今回は今津屋に絡まない事件ばかり。
草履を扱う大店での毒殺騒動、寄合旗本の知行所である伊豆・修善寺での賭場騒動、吉原で長く不在となっていた“太夫”選出騒動の中で起きた殺人事件等々を、磐音が鮮やかに解決する。
5篇の中では特に、蘭医・中川淳庵を未だ執拗に狙う裏本願寺別院奇徳院・血覚上人一味と最終決着を付ける「寒月夜鐘ヶ淵」に注目。
余禄となるのは、「早春下田街道」で当時“わさび”が伊豆名産として評判になり始めた頃であったと語られる部分。

大長篇ストーリィとしての流れの中では、豊後関前藩から磐音の協力者となるべく出府してきた若い武士2人が江戸の様子に眼を見張る姿の一方で、磐音をむさくるしい、物乞いなら裏口から来いと見下げる江戸家老・福坂利高の姿も描かれます。

故郷の妹・伊代の婚礼が決まったとの報せが届き、幸吉鉄五郎の下に奉公に入ることが決まる。
磐音が江戸に出てから既に数年が経ち、いろいろな変化が生じていく中にあって未だ磐音の苦労は続いていると描いた巻。

府内新春模様/三崎町初稽古/早春下田街道/寒月夜鐘ヶ淵/待乳山名残宴

         

9.

●「居眠り磐音江戸双紙9. 遠霞ノ峠」● ★☆


遠霞ノ峠画像

2004年05月
双葉文庫刊

第21刷
2007年01月

(648円+税)

  

2007/09/23

 

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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第9巻。

ストーリィ構成は前巻と同様。
江戸市中では、宮戸川に奉公入りした幸吉が早速悪質な詐欺にひっかかり、勝手に奉公先を出奔して犯人探しを始める。磐音が後追いする形で事件を解決。
また、権造一家の代貸・五郎造依頼による用心棒仕事。品川柳次郎と2人で引受けるが、ヤクザ相手の取立以外に女衒仕事の用心棒まで務めることになるとは! 青梅、秩父行きがミソ。

豊後関前藩の物産を積んだ一番船が漸く江戸に着く。財政建て直しに向け一歩前進したかと喜ぶ中、中居半蔵を狙う暗殺者一味が登場。藩内に新たな権力闘争が始まったのか?
磐音の妹・伊代と祝言を挙げた井筒源太郎が藩主・実高に命じられて出府し、磐音と顔合わせ。

吉原で久々の松の位の太夫選びが投票によって行なわれ、京町三浦屋の高尾に次いで、江戸町丁子屋の白鶴が多くの票を獲得。ますます小林奈緒は磐音から遠い存在となっていく。

私としては、江戸市中からちと目先の変わった「春霞秩父街道」が面白かった。

望春亀戸天神/仲ノ町道中桜/春霞秩父街道/星明芝門前町/八丁堀三方陣

 

10.

●「居眠り磐音江戸双紙10. 朝虹ノ島」● ★☆


朝虹ノ島画像

2004年09月
双葉文庫刊

(648円+税)

  
2007/09/24

  
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第10巻。

若侍に騙されて出奔した女芸人を助けだす際、思わぬことで磐音は愛刀“包平”を刃こぼれさせてしまう。
名人・天神鬚の百助に研ぎを引受けてもらったはいいが、丸腰。今津屋吉右衛門から代わりの刀として、“備前長船長義”を贈られる。
本巻は、その備前長船長義を携えて磐音が活躍する巻。

因幡鳥取藩の騒動にちと巻き込まれる。
ただし、本巻のメインは何といっても3章に跨る今津屋吉右衛門の伴をしての伊豆行き。久し振りに品川柳次郎、竹村武左衛門も揃い、伊豆の民らと力を併せて磐音が悪辣な普請奉行一味を退治するストーリィ。
なお、本巻で新たに若き武家娘、織田桜子が登場します。果たしておこんのライバル役になるのかどうかは、次巻以降の楽しみ。

泉養寺夏木立/夜風地引河岸/朝霞根府川路/湯煙豆州熱海/初島酒樽勝負

 

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