池波正太郎 作品数が多過ぎて、ストーリィ・感想が思い出せないこと多々有り m(_ _)m

※“池波正太郎記念文庫”のご紹介付        

※“池波正太郎さんのご紹介”(03.10オフ会向)

書 名

出版

読了

ひとこと

剣客商売シリーズ

まずはこのシリーズから読み始めました。TVの方が早かった

剣客商売

新潮社

1982

秋山小兵衛、秋山大治郎の剣客親子がシリーズの中心。
最初の頃は、女剣士
佐々木三冬(老中田沼意次の妾腹の娘)の活躍が多く、それも楽しみ 。
秋山小兵衛は既に道場の閉め、一人息子の大治郎も独り立ちしたことから、40才も若いおはるを後添えにして悠々自適の隠居生活。
鬼平と違って職務ではなく、小兵衛の暇つぶし、好奇心から始まるストーリィが多いだけに、くつろいで楽しめる感じが有ります。
TVでは、山形勲、加藤剛のお二人が主演。佐々木三冬は音無美紀子さんでした。

※その後藤田まこと主演で再ドラマ化

剣客商売 辻斬り

新潮社

1982

剣客商売 陽炎の男

新潮社

1982

剣客商売 天魔

新潮社

1982

剣客商売 白い鬼

新潮社

1982

剣客商売 新妻

新潮社

1982

剣客商売 狂乱

新潮社

1982

剣客商売 待ち伏せ

新潮社

1982

剣客商売 勝負

新潮社

1982

剣客商売 隠れ蓑

新潮社

1982

剣客商売 春の嵐

新潮社

1982

剣客商売 十番斬り

新潮社

1982

既刊12冊を20日間で一気読破

剣客商売 波紋

新潮社

1983

ここからは新刊で読みました

剣客商売 暗殺者

新潮社

1985

 

剣客商売 二十番勝負

新潮社

1987

 

剣客商売番外編
  ないしょないしょ

新潮社

1988

娘・お福の敵討を小兵衛が助太刀する

剣客商売 浮枕

新潮社

1989

 

剣客商売番外編
  黒 白

新潮文庫

1987

秋山小兵衛の若き頃の物語。剣客商売のルーツです

鬼平犯科帳シリーズ

父親が読んでいたのを、奪うように一気読みしました

鬼平犯科帳1

文春文庫

1983

火付盗賊改方長官・長谷川平蔵と、配下の同心、密偵たちの活躍が楽しみの シリーズ。
密偵のなかでも、
おまさ、相模の彦十らが味わい深い。
奥方・
久栄も、私はファンです。
時折の長編を挟んで、連作短篇が殆どですが、主要人物は前後で関連して登場してきますので、順番を飛ばして読むことはお勧めできません。次の本がなかったらガマンガマン。(^_^;

長谷川平蔵は、池波さんが故松本白鵬をモデルにしたとか。そのためか、 TVでは白鵬の後を中村吉衛門さんが見事に継承しています。また、池波さんが原作以外のストーリィを認めな かったため、TVの質も高いです。

長谷川平蔵の実像を知りたい方は、「長谷川平蔵―その生涯と人足寄場」、今川徳三「鬼平の江戸」(共に中公文庫)がお勧め。
また、平蔵が美味しそうに食べるシーンおよび解説をまとめた本として、
「鬼平料理帳」(文芸春秋)があります。
 
参照:【時代小説の副読本

鬼平犯科帳2

文春文庫

1983

鬼平犯科帳3

文春文庫

1983

鬼平犯科帳4

文春文庫

1983

鬼平犯科帳5

文春文庫

1983

鬼平犯科帳6

文春文庫

1983

鬼平犯科帳7

文春文庫

1983

鬼平犯科帳8

文春文庫

1983

鬼平犯科帳9

文春文庫

1983

鬼平犯科帳10

文春文庫

1983

鬼平犯科帳11

文春文庫

1983

鬼平犯科帳12

文春文庫

1983

新鬼平犯科帳 一本眉

文芸春秋

1983

新鬼平犯科帳 五月闇

文芸春秋

1983

新鬼平犯科帳 影法師

文芸春秋

1983

新鬼平犯科帳 雲竜剣

文芸春秋

1983

新鬼平犯科帳 鬼火

文芸春秋

1983

新鬼平犯科帳 草雲雀

文芸春秋

1983

新鬼平犯科帳 霧の朝

文芸春秋

1983

新鬼平犯科帳 助太刀

文芸春秋

1983

新鬼平犯科帳 春の淡雪

文芸春秋

1983

ここまで約1ヶ月半で一気読み

新鬼平犯科帳 迷路

文芸春秋

1984

ここからは新刊で読みました

新鬼平犯科帳 炎の色

文芸春秋

1987

 

新鬼平犯科帳 誘拐

文芸春秋

1992

最終巻、未完

仕掛人藤枝梅安シリーズ

読むよりTVの“必殺仕掛人”の方が先でした

殺しの四人

講談社文庫

1985

“仕掛人藤枝梅安”は、“鬼平”“剣客商売”に比較すると、 作品数ははるかに少ないです。その点について、池波さん自身、殺し屋という暗いストーリィなので気分を のせて書きつぐことがし難かったからだ、というように語っていたそうです。

TVでは、緒形拳さんが梅安を演じ、好評を博していました

梅安蟻地獄

講談社文庫

1985

梅安最合傘

講談社文庫

1985

梅安針供養

講談社文庫

1985

梅安乱れ曇

講談社

1992

梅安影法師

講談社

1987

梅安冬時雨

講談社

1992

真田太平記

上記3シリーズとは異なり、歴史長編。全12冊

1.天魔の夏

新潮文庫

1996

約1ヶ月の間、度々の関西出張のお供に携え、読み切りました。 とくに意識せずとも、一気読みしてしまうのが当然の宿命です。
真田昌幸と、二人の息子信幸、信繁(幸村)を中心とした、真田家興亡の一切。一般にあまり語られることの無い信幸も、魅力的な人物に描かれています。信幸、信繁とふたりの俊英な武将が、徳川・豊臣のふたつの陣営からそれぞれ嘱望されたことから、真田家のドラマは大きく膨らむことになった。
また、真田家に従って戦う“草の者”の存在が物語をさらに面白くしています。期待にそむくことなし、という長編。

2.秘 密

新潮文庫

1996

3.上田攻め

新潮文庫

1996

4.秀頼誕生

新潮文庫

1996

5.甲賀問答

新潮文庫

1996

6.家康東下

新潮文庫

1996

7.関ヶ原

新潮文庫

1996

8.紀州九度山

新潮文庫

1996

9.二条城

新潮文庫

1996

10.大阪入城

新潮文庫

1996

11.大阪夏の陣

新潮文庫

1996

12.雲の峰

新潮文庫

1996

−その他の小説−

きわめて記憶に自信無いです....

さむらい劇場

新潮文庫

1983

旗本・部屋住みの男のストーリィ

闇の狩人上下

新潮文庫

1983

まあまあのストーリィだったかな

火の国の城上下

文春文庫

1983

加藤清正と忍者の戦いだったか

その男1〜3

文春文庫

1983

  ?

旅 路上下

文春文庫

1983

武家・寡婦の長い敵討の物語だったかと

男振り

新潮文庫

1984

奇病の宿命を負った若い侍の、顧みれば面白い人生

乳 房

文芸春秋

1984

  ?

おとこの秘図 上中下

新潮文庫

1985

「さむらい劇場」にさかのぼる物語。波乱の人生として面白味

編笠十兵衛

新潮文庫

1986

忠臣蔵外伝

暗殺者

新潮社

1986

  ?

秘 密

文芸春秋

1987

  ?

男の系譜

新潮文庫

1987

 

侠 客

新潮文庫

1987

幡随院長兵衛の半生

谷中・首ふり坂

新潮文庫

1990

気軽に楽しめる短篇集

まんぞくまんぞく

新潮文庫

1990

女剣士の物語

秘伝の声上下

新潮文庫

1990

前出「さむらい劇場」に遡る物語

雲霧仁左衛門前後

新潮文庫

1993

盗賊雲霧一味の暗躍。読み応え十分の面白さ

剣の天地

新潮文庫

1994

新陰流の祖・上泉伊勢守の半生

獅 子

中公文庫

1997

90歳を超えた“信濃の獅子”真田信之の、最後の戦い

忍びの旗

新潮文庫

1998

甲賀の掟に背きながら甲賀らしく生きる一人の忍びの一生

−エッセイその他−

池波さんは食い道楽だったので、エッセイも多

日曜日の万年筆

新潮社

1980

 

むかしの味

新潮社

1984

 

男の作法

新潮文庫

1984

 

散歩のとき何か食べたくなって

新潮文庫

1984

 

食卓の情景

新潮文庫

1984

 

−番外編−
池波正太郎・鬼平料理帳 文芸春秋

1982

佐藤隆介編。「鬼平犯科帳」で平蔵が料理に舌鼓をうつ場面集
池波正太郎が残したかった「風景」 新潮社
とんぼの本

2002

「剣客商売」を基に、江戸を偲びながらの東京町歩き等々

   

 

   池波正太郎記念文庫のご紹介
東京都台東区立中央図書館内に、2001年 9月26日“池波正太郎記念文庫”が開設されました。
「鬼平犯科帳」や「剣客商売」シリーズを始めとする刊行本、資料のほか、書斎の復元や自筆原稿・絵画等が常時展示されています。
池波さんのアシスタントをしていた方の説明も受けられますので、池波ファンにとっては楽しい場所です。

また、時代小説コーナーも設けられていて、戦前の貴重本から現代の人気作品まで幅広く収集されています。

・場所:東京都台東区西浅草3-25-16 台東区立中央図書館内
・Tel :03-5246-5915    Fax:03-5246-5914
・開館:火〜土曜日 9:00〜20:00、 日曜・祝日 9:00〜17:00

 


 

Top Page          Back