箱根山日記 2000年5月分

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2000年5月22日(月)

 近所といえば近所にあるOAショップの広告にAppleWorks 6が掲載されていた。値段は秋葉原などより少し高い程度。
これだけなら驚かないが価格が二段書きになっていて、その下段にはアップグレード価格四千円弱とあるではないか。既
存ユーザーからのアップグレードはないはずなので早速ショップに確認の電話を入れてみたです。

 広告の件でと切り出し、本当にアップグレード価格の商品があるのか質問してみた。ソフト担当者から折り返し電話が
あるというので待つこと10分程度。担当者さんから回答がありました。

 「ご指摘の通り、広告のミスで、あれはアカデミック版の価格でした」と予想通りの回答。

 う〜ん、糠喜び。もし本当だったら今晩にでも買いに走ったのになぁ。

 もっともAppleWorks 6、普通の販売価格でも十分安いと思いますけどね。なんせ、うちMac貧乏で…

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2000年5月21日(日)

 昨日ありとあらゆるやる気を削いだ人面隕石のお陰で、今日は結構アクティブに動いた。

 午前中はボーイスカウトの活動通知を各家庭に配付してまわり、午後からは半年ぶりくらいに愛車の洗車と車内の
清掃を行った。

 羽田空港の駐車場のポールに激突した際に生じた傷などにペイントしてやったりしていたらあっという間に夕方に
なってしまった。

 おかげで愛車は新車のように蘇ったので気分よくその日は眠れた。

 人面隕石の夢の続きはなかったようである。メデタシメデタシ。

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2000年5月20日(土)

 昨日分の日記で書いた存在自体がうげげの人物の夢を昨晩見てうなされてしまった。

 人類最後の日にその人物の顔が隕石となって地球を襲うのだ。

 防ぐ術さえ知らない人類はあっというまに壊滅。

 SF映画なら奇跡的に助かって人類復興の希望となるべく主人公(僕のことだけど)も鷹の巣山に落ちた人面隕石によって
あっさり過ぎるくらいあっさりと死んでしまう。ああ、なんてこったい。

 夢見が恐ろしく悪かったせいか午後になって昼寝。ラグビーのパシフィック選手権も見逃す。

 夜になっても何もする気になれず寝た。ひどい一日だった。

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2000年5月19日(金)

 存在自体が勘に障るって人間が近くにいませんか?

 今、僕のまわりにいるんですよ。

 もう、視線の端にその人の気配を感じるだけで神経がぐったりしてしまう。

 今日などは15時の時点でかなりグロッキーでした。もうしむそう。

 どうしたら良いか悩む今日この頃です。あーあ。

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2000年5月18日(木)

 うちの会社は現在、建物の耐震工事中で食堂が閉鎖されている。んな訳で食堂に入っていた業者が昼になると弁当を
配達してくれるのだ。ここの飯ははっきり言ってあまり美味くないのだがカレーは別だ。大量に作成されるためか結構
いける。

 週間メニューでは今日がまさしくこのカレーの日であった。妻の話によるとしかも豚カツ付きらしい。豚カツ付きと
はいかなるものであろうか?カツカレーとは違うものなのであろうか?興味と興奮は尽きない。早速注文することにし
た。妻などは木曜日が定休日なのだがわざわざ休みを水曜日に変更する熱の入れようである。

 さて、待ちに待った昼食の時間がやって来た。ん?いつもカレーなら弁当箱と一緒に配付されるスプーンがない。この
時点で我々は疑念を持つべきだった。そう言えば弁当箱のわずかなすき間から漏れでてくるであろうふくよかなカレーの
香りも感じられない。???

 恐る恐る弁当箱のフタを開けてみた。そこには5cmくらいの豚カツと焼き魚が一切れ、それに鹿尾菜の煮付け少々。
その他はあまりのショックでよく覚えていない。????

僕「ややや、カレーはどうした!」

妻(放心状態)

僕「カレーはどうしたのだ!!」

妻(ふらふらと週間メニューを取りに行き、無言で僕に手渡す)

 そこには確かにカレー、豚カツと書かれている。?????

 カレーは魚の鰈であろうか?それならばカレイと書くはずである。しかも表を見たりひっくり返して裏を見てもこの魚は
鰈ではなさそうだ。

僕「カレーはどう し た のだ…」

 これは明らかに犯罪である。食堂業者の気の良いおやじが「いや〜ワープロの変換を間違えましてね。済みませんね。
まったく。この歳ですから機械ものはさっぱり駄目で。ええ。はい。次回からはそれはもう注意しますので、今回はどうにか。
ええ。はい。ですからね。ハイ。変換が。あ、やめて。よして。ゆるして〜」となっても無駄なのである。この責任の所在を
断固追及するのだ。

 しかし、わざわざ休みを変更してまでカレーを食べに来た妻の方が落胆は大きいし、あまりにも不憫なので妻を慰めつつ
「カレー、豚カツ付き」弁当を食した気だるい昼下がりの大事件でありました。

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2000年5月17日(水)

 朝刊を見てジャンボ鶴田さんの訃報を知った。

 人の良さがにじみ出るレスリングスタイル。若かりし頃の華麗なジャーマンスープレックス。往年の豪快なジャンピング
ニーパットやジャンボラリアットそれに必殺のバックドロップホールド。

 星柄のパンツスタイルもおちゃめだったし、なんだかんだ言っても好きなレスラーでした。

 早すぎるその死を心から悼みます。天国でも豪快なバックドロップをかましてください。

 安らかに眠れ、ジャンボ鶴田!

 

 話は少し変わって大学のときの友人にジャンボH崎という男がいた。この男はプロレス研究会に属し、ニックネーム(リン
グネームなのだがニックネームでも通っていた)のとおりジャンボ鶴田氏と風貌、人の良さがにじみ出るレスリングスタイル
等々そっくりであった。

 人の良さは同級生全ての折り紙付きで、「人の良い不動産屋」(家が不動産屋だった)とも呼ばれ、憎めない優しい男だ
った。

 そんな彼の引退試合のできごと。僕ら悪友数人で彼の引退試合を盛りあげるべく学園祭会場に押しかけた。

 母校のプロレス研究会はその筋では結構有名らしく、女子プロや阿部悪役レフリーにもコネクションがあったようだ。

 そんなこんななので試合も結構白熱する。毎年必ず救急車も出動したりするのだ。

 さあ、いよいよ我らのジャンボH崎の登場。引退を華々しく飾るべくメインイベントです。悪友達の応援にも熱が入ります。

 試合が始まりました。が、ものの数分で「片逆えび固」でギブアップ負け。

 メインイベントです。引退試合です。負けるにももう少し負けようと言うものがあるでしょう。僕らの応援(野次か)や友情
はどうなるのでしょう。

 試合後、僕らはつめ寄りました。すると彼は一言、「あれ、本当に痛いんだよ…

 本当に憎めない男です。元気でやっているかなぁ。

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2000年5月16日(火)

 二年くらい後輩M君のもとにほったらかしていたバイクをようやく引き取り、知人に売るため修理に出した。修理の依頼
先は5/15に書いた後輩K君のディーラーだ。誠に頼もしいぞ後輩K君!

 バイクは88年型のYAMAHA TZR250。マルボロカラーだ。

 妻といずれはツーリングをと考えていたが、任意保険料を払えるほど金銭的な余裕がなくなったのが手放すにいたった第一
の理由である。他にも駐車場がないとか理由はいろいろあるが…

 このバイクは後輩M君から二万円で購入したのだが、購入してから一度も乗られていないと言う哀しいバイクである。どう
せこのまま朽ち果てるよりはと思っていたところ欲しいと言う人が現れたので速攻で手放すことを決めた。

 さすがに二年ほど眠っていたせいか、あちこちががたがたである。まず久しぶりにエンジンをかけたらガソリンを吹いた。
**が潮を吹くと楽しいが、バイクがガソリンを吹いてもあまり楽しくはない。第一これでは危なくて乗れたものではない。
どうやらキャブのフロートがうまく機能していないようだ。これは分解清掃すればなんとかなる。

 その他クラッチやフロントホークも危ない。こんなことでは売るまでに結構な出費になりそうだ。果たして採算は取れるの
か?見積もりが出てのお楽しみ。

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2000年5月15日(月)

 日曜日に愛車ファミリアの右後輪がパンクした。昨年暮れの車検のときに交換したからまだ五ヶ月も経っていないのに
腹立たしい。毎日の通勤でもたかが往復10キロなのだ。そんなに距離も走っていないぜ。後輩のいるディーラーでパンク
したタイヤの修理を頼んだがサイドがパックり裂けてしまって修復は不可能であった。結局新品と交換。

 ディーラーを介さず後輩がタイヤ屋と直にやりとりをしてもらったおかげで七千数百円の出費で済んだが、常に金欠の
病に冒されている我が家計には大変な出費なのだ。

 妻のDOS/V機のバッテリー(破格の値段で購入したがバッテリーがオプションだった)も今日納品されてしまったし、
この支払いはどうするんじゃ!

 といささかバラゴン化しつつ、妻が現在愛食しているこんにゃくばたけを一個くすねて寝た。

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2000年5月14日(日)

 箱根は結構湿気が強い。今まで自宅ではあまり感じたことがなかったのだが、現在妻と住んでいる部屋は昨年の七月に
改修したもので、窓だった部分を潰し(それまでも窓として機能していなかった)、クローゼットにしたのだ。窓を潰し
たせいか湿気が余計に強くなったようだ。クローゼット化は成功だと思う(なんせ部屋の広さに比べて衣類の量が多い)
がみんなかびてしまって困る。そこで妻の熱望もあって除湿機を購入した。最初に購入した機種では力部足だったので二
台目を購入した。今度のものは8リットルしかも薄型の最新鋭だ。

 しかし、この新鋭機を導入しても部屋の中はなかなか適湿にならない。8リットルの容器がすぐに水で一杯になってしまう。

 この水を池に捨てていたりするのだが、ふとこの水を何かに使えないかと思うようになった。見た目は奇麗なので飲め
ないかとか。もっとも部屋の空気から精製(?)されている水なので見た目は奇麗だがきっと不純物とか目一杯あるんだ
ろうな。一度顕微鏡で見てみよう。微生物とかなんかがうようよいたらきっと楽しいだろう。

 飲料水としては使えそうもないが洗濯水とかに使えないだろうか。植木の水とか。あれとかこれとか。

 こんなものの使い道をぼんやり考えていると「果たして俺の人生これで良いのだろうか?人間の真実の愛や生きる意義
を追求したりしなくて良いのだろうか?」と不安になったりもするがとりあえずはそれでもいいのである。

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2000年5月13日(土)

 ボーイスカウトの集会。我がボーイスカウト箱根第4団ではスカウト数の減少により団存続の危機を迎えているのだ。

 そこで今年度から年少組のカブスカウト隊、ビーバースカウト隊を発隊させた。

 僕はカブ隊の隊長、妻がビーバー隊の隊長だ。もっとも各隊がスタートしたが入隊者もまだまだ少ないので両隊で共同
の集会を行っている。

 二週間前の集会が初めての活動だったが、その日うちら夫婦はやんごとなき事情のため欠席してしまったので、事実上
今回が隊長として初めて采配を振るうことになる。

 まだ、自分の子供もいないのに幼稚園から小学校低学年の子供の指導をするわけだ。指導とは偉そうでいけない。ボーイ
スカウトの自分なりに解釈している素晴らしい理念・体験を子供達といっしょに共有していきたいのだ。

 しかし、子供を育てる経験をしていないので結構きつい。それぞれの子供の反応の一つ一つを学びとって行くしかない
のだ。活動時間は二時間程度と短いものであるがものすごい集中力を必用とする。子供と飛んだり跳ねたりするので体力
的にも日頃運動不足の僕には参った(笑)

 初采配はいろいろと反省点はあるけどまぁうまく行ったほうだろう。他のスタッフからもそれなりの評価をもらった。
いずれにしてもこれからまだまだ勉強。子供といっしょに僕も成長できたら良いと思っている。

 なんか良い子の発言をしてしまったのでこっぱずかしいなぁ。

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2000年5月12日(金)

 今日は午後から運転免許証の更新時講習である。

 違反の有無によって更新期間の差別化が図られるようになって久しいが、僕は自慢ではないが一度も黄金色の
免許証を手にしたことがない。常にさわやかな青色だ。

 さて、講習は午後の1時から。小田原署の近くの市民会館の小ホールで行われた。受講者は結構多い200人くら
いだろうか。

 前回の更新の時は講習終了後に恐れ多くも新しい免許証をいただいたのであるが、今回は人数が多いせいか受付
のときにくれた。講習終了後配布の場合、いやでも講習を聞かねばならないがこのパターンではしかとして帰って
しまっても大丈夫のようだ。しかし、こういうのは最後の最後で落し穴が待っているケースも多いのでおとなしく
受講した。速攻でばっくれる奴も何人かいたようなので落し穴があったほうが面白いと思う。人の不幸は密の味な
のだ。

 講習の話はつまらない内容だったのでおまけの「安全運転自己診断」と言うのをやっていた。32の設問に「はい・
いいえ」で回答すると性格占いをやってくれる優れ物だ。僕の診断結果は次のようになった。結構当たっているが
人間図星を刺されるとむっとするのだ。と言うわけで全文を公開しよう。

 あなたはAタイプです。

 ハイ。血液型はA型です。

 あなたの回答から、日頃の運転がかなり荒っぽいことがうかがわれます。

 ぎくっ。す、するどい。

 負けずぎらいのあなたは、信号のある交差点で発進するとき、横に並んだ隣の車より早く発進したいと感じるでしょう。自分の走っている
 車線が混雑していると、少しでも空いている他の車線にすばやく移ることが得な運転だと思っていませんか?このような運転は、交通事故
 につながりやすい危険な運転です。

 後者は思っているかもしれません。

 「早く目的地に着きたい」、「スピードを出したい」などと感じるのは正直な気持ちだと思います。しかし、このような気持ちを押さえ、
 落ち着いた気持ちで運転することが大切です。
 あなたの運転に、周りの車が迷惑しているかもしれません。急な進路変更や割り込み、迷惑駐車は止めてください。他の車がこのような運転
 をしたら、あなたも腹を立てるはずですから。

 人の振り見て我が振り直せ。己の欲せざるところ人に施すことなかれ。

 う〜ん、至言ですな。

 あなたはBタイプです。
 あなたの回答から、他の車や歩行者などにイライラを感じがちであることがうかがわれます。
 車を運転していると、イライラを感じることが多いものです。交通法規を守らない車、赤信号で横断する歩行者、渋滞など、道路にはイライラ
 の原因がたくさんあります。
 いつもは、イライラを感じても我慢して運転していると思います。それでいいのです。今後もイライラが運転に現れないようにしてください。
 イライラが運転に現れると危険です。あなたは、他の車や歩行者などが危険を感じるような運転をすることがないでしょうか。
 原付や自転車、歩行者などに近づきすぎたり、クラクションを鳴らさないようにしてください。また、高速道路などの合流部では、積極的に進路
 を譲るようにしましょう。相手に譲ったところで、あなたが損をすることはありません。

 人のことはとやかく言って、巧みに論点を擦り変えているのではないか。

 それでは渋滞の根本原因の究明解決や暴走運転の徹底根絶など真しに努力しておるのか。そのへんはどうなのだ。えっ!

 僕は遅い車にはイライラするけど、歩行者にも優しくしているし、合流部では積極的に譲るほうだけどなぁ。

 あなたはDタイプです。
 あなたの回答から、自分の運転技術にかなり自信を持っていることがうかがわれます。
 あなたは、高速道路、カーブが続く山岳道路、交通量の多い市街地など、どんな道でも走ることができると考えられます。

 比較的運転はうまいほうだと思っております。はい。

 しかし、うまい運転の意味について考えてください。カーブを速い速度で通過したり、信号待ちからの発進加速が上手だったりすることだけが、
 うまい運転ではありません。自分の運転が乱暴になっていないか、他の運転者の迷惑になっていないかチェックしてみてください。あなたは、
 同乗者が安心して乗っていられる運転をしているでしょうか。同乗者にあなたの運転についての感想を聞いてみてください。

 同乗者に聞いてみました。毎朝一緒に出勤する妻と後輩のK君です。

 妻「安心して眠れます。そのまま天国に行っても分からないんじゃないかしら。けらけら。」

 K君「ええ、スピードもそんなにださないし、天下の険、箱根山をそれはもう美しく駆けぬけていかれますから安心でき
   ますよ。はい。でも、K.A先輩の話だと市街地だとかなり荒っぽいらしいっすよ。はい。あくまで聞いた話っすが。」

 とおおむね好評なのだ。

 どうだね安全協会の方々。

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2000年5月11日(木)

 あー、帰宅して夕食が終わってMacintoshの前にいるわけですが、ダルい。

 なにもやる気が起こらないのでこれを書き終わって20時からアンビリーバブルを見たら風呂に入って寝よう。

 明日は午後から運転免許の更新講習を受けなければならない。

 僕ほどの善良なドライバーがなぜゴールデン免許証をもらえないのか。世の中まことに不条理である。

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2000年5月10日(水)

 今日は内科の通院の日。普段はー日年休をとってしまうのだが、この日な午後から外せない仕事のスケジュールが
あったので午前中の半休にした。

 僕の通院しているのは大学病院なので異常に混んでいる。今日は連休開けなのでいつもより混んでいるのだ。ここの
待ち時間の平均は2時間くらいだ。ちなみに今までの最高記録は驚けなんと4時間半(診察のみ)。これに会計やら薬を
薬局に取りに行くと確実に半日コースになってしまう。なんとかならんもんかいの。この点については少しまじめに書
いてみたいと思うのでまた日を改めて。

 診察待ちの間、モバギでこの日記を書いたり、Accessの解説本を熱心に読みふけっていると人は「あの人はWindows
使いかしら」と勘違いしそうですね。しかし、僕はマックユーザーですのでそこんとこよろしく。よろしくっていわれ
ても皆さんも困りますよね。えっ?十分Windowsユーザーですか?わはは。

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2000年5月9日(火)

 黄金週間の疲れが出る。午後からは仕事が結構バタバタして落ち着かない。MSのAccessで作りかけの野心作第2号も
集中してとりかかれないので穴だらけだ。

 閑話休題。

 外出先のトイレで個室に入る。

 安堵のため息をもらしつつ、ふと正面の壁を見ると「右を見ろ」と言う落書きがあった。普段なら「けっ!」と言って
唾の一つでも吐きかけ無視するのだが、こちとら妙に気持ちに余裕があるのだ。素直に右を見てみた。すると今度は
「左を見ろ」とある。首を180度回転させ左を見る。案の定そこには「後ろを見ろ」と書かれていた。ここまでやってやれ
ば十分だろうと思ったが、寛大ゲージが最高調に達している状況では理性的な判断は不可能である。「あぁ、なんでもいい
のよ。あなたの好きにしてちょうだい。うふん。」なのである。何だか分からないがそうなのである。そこで苦しい体勢に
なるが後ろを振り向いてみた。冷静に考えると尻を出した屈み状態で後ろを振り向いている姿と言うのは非常に情けない。
経験した方なら理解していただけると思うが、野グソをしっていて後ろにふと野犬の気配を感じ、さりげなく「ん?」と振
り向いてしまった感覚に似ている(あまり経験しないか。普通)。で一人恥じらいつつ後ろを振り向いたそこには一言。
「ばか」

 その日寛大な人となった私は怒るどころか「くふくふくふ」などと薄らあやしげな笑いを浮かべ、それでも多少は怒って
いるのか通常より二巻き半ほどトイレットペーパーを余分に巻き取り、始末をして個室を後にした。

 この落書きをした人物は果たしてうんこをひり出しながら壁に向かってペンをとったのだろうか?それとも事が無事終わっ
た後、屈んで己の視線にあわせて360度回転しながらペンを走らせたのだろうか?

 どちらにしてもこの人物はよほどの努力家かよほどの閑人なんだろう。でもなんとなくこの人物にあってみたいような気が
する今日この頃であります。はい。

 (どうも下ネタになると雄弁になるなぁ<自分)

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2000年5月8日(月)

 お店でつり銭を多くもらったときあなたはいくらくらいならそのままネコババします?

 おっといきなりディープな問題ですね(どこがや)。

 今日、仕事帰りにTストアーに弁当のおかずなどを仕入れに寄りました。メンチカツとか鳥のからあげとかクリーム
コロッケとか心ときめくものばかりです。僕の大好きなチョコレートやプリン、それから現在妻が愛しているこんにゃく
畑も買ったです。僕らは幸せな気分に浸りました。幸せの代償は六千数百円。安いものです。

 お釣が三千七百円になるように子銭を準備して一万円札で支払いました。僕は一万円札を見るのは久しぶりです。そ
れとこのお店は最近オープンしたのでレジの係りはみんな女子高校生のアルバイトです。山んばの様な顔黒な子は一人
もいません。みんな初々しい子ばかりです。しかし、よくよく考えてみればここは食料品店なのである。こういうとこ
ろに顔面真っ黒山んば娘を採用する店主がいたら顔を見たいものだ。そう言えばここのオーナーは僕の幼稚園・小学校・
中学校の同級生なのだ。そいつはさわやかでデロリとしたイイ男(どんな奴だ)だったので奴ならやりかねんが。

 話戻しますね。三千七百円のお釣を受け取るはずでしたがもらったの何故か七千円。レシートを何回確認してもお釣
は三千七百円にならなければいけません。いったいどういう計算をしているんじゃ。そこで妻に相談。

  僕「つり銭七千円もらったけどどうしようか?」

  妻「なん?」

  僕「つり銭異様に多いんよね。4千円近く多い。」

  妻「ちょっと額が大きいねー。数百円ならぎってもいいけど。あのレジ閉めるとき大変だよね。」

  僕「店が勝手に間違えたんだし、家計も苦しいしもらっちゃもうか?」

  妻「うーん。なんかすっきりしないよ。」

  僕「うーん。そうね。それにうちら●▽◎×○△◎×、罰が当たっても馬鹿らしいから正直に返そうか。天網恢々
    粗にして漏らさずっちゅーしな。」

  妻「うちらなんて正直もののふーふなんでしょ。」

 と言うようなやりとりをたっぷり5分ほどしてレジのねーちゃんの肩を叩いたです。

  僕「おねーさん、さっきお釣多すぎだよ。三千七百円のところ七千円もくれてる。閉めるとき大変だよー」

  レジのねーちゃん「きゃぁぁあ!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ありがと
    うございます!ありがとうございます!(以下5回ほどくり返し+初々しい笑顔を一つ)」

  僕「はいはい。良かったね。お釣は全部で三千七百円だから五千円返すからあと千七百円ちょーだいね。」

  レジのねーちゃん「すいません、すいません。」と言いつつ千円を僕に渡して仕事に戻ろうとしている。

  僕「おいおい、おねーさん。今度は七百円たりないよー」

  レジのねーちゃん「きゃぁぁあ!すみません!すみません!すみません!すみません!すみません!(以下5回ほど
    くり返し。おまけに初々しい笑顔を一つ)」

 どうもこの娘には百円以下と言う通貨の概念は頭にないんじゃなかろーかと本気で思ってしまった。

 レジのねーちゃんとのやりとりに一息つくとレジ待ちで並んでいたおばちゃん達から称賛の声があがった。

  おばちゃんA「まー、なんて正直な人たち。私ならもらっちゃうわよ〜」

  おばちゃんB「バカ正直っていうのよー。ぐゎははは。若いって良いわね。ぐゎははは。」

  僕ら「わはは…(^_^;)」

 駐車場に向かう道すがら、

  僕「やっぱ、もったいなかったかな?」

  妻「若いおねえちゃんの笑顔とホームページのネタをもらったと思えば安いんじゃない?」

  僕「そりゃ、そうだ。それに良いことをしたからきっと幸運が訪れるに違いない。わはは。」

  妻「わはは。」

 破顔一笑。

 と話はきれいに終わりそうだが、これを書いていてふと思った。釣銭が多いと妻にも告げず、多かった分を自分の
ポケットマネーにすりゃ良かった。家計簿を付けていないからきっと分からないに違いない(爆)

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2000年5月7日(日)

 黄金週間もいよいよ今日で終わり。最終日にようやく日記の更新が出来ました。あと新コーナーの「私の楽しみ」
もようやくスタート。しかし、文章力がないせいかやたらダラダラと長くなってしまい長さだけは大河小説の様相を
呈してきた。おかげで何と序章を書いたところで続くと相成りました。どうなるのかは神のみぞ知ると言ったところ
であります。

 自分のホームページのディレクトリを見てみたら結構階層が複雑且つ深くなっているのに気がついた。こういうの
は自分が嫌いだから気をつけようと思ってはいたものの、実際作り始めるとうまくコントロールできないものですなぁ。
修正する気力も今はないので暫くこのままにしておくことにした。

 おかげさまでアクセスカウンターも地味に地味に伸びております。しかし、自分で最低一日一回はアクセスしてい
るので実際のアクセス数ってどんなもんかと考えてみました。

 今日の午前中覗いたところ748のアクセスがありました。2000年1月23日が箱根山通信の誕生日ですから、現在
3ヶ月とちょっといったところでしょうか。3ヶ月*30日=90日、今日が7日ですから分かりやすく100日としましょう。
僕自身のアクセスを一日1.5回として、100*1.5=150
NGPや友人知人でも定期的に訪れていただいている方がいるようなのでこの方達が三日に1回のアクセスとしてみると
100日*5人*0.3=150
半数は自分と身内とするとそれ以外の半数は全く知らない人がアクセスしてくれている可能性があるわけですね。
こう考えるとすごいことだなぁと感慨もひとしお。小さな幸せを感じて黄金週間を締めくくれそうです。

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2000年5月6日(土)

 5月2日にじおしちーのHPを見ていただいた方からメールをいただきました。

 じおしちーのHPはポスペ用のアドレスのためにでっち上げたページなので恥ずかしいったりゃありゃしない。
急ぎメールをいただいた方のHPの感想と「箱根山通信」のURLを書いて返信しました。もっとも「箱根山通信」
だってヨタ日記しか書いていないのでどっちにしろ、うーむではあるが。

 ちなみにメールをいただいた方のHPはHTMLで遊びまくりの楽しいページです。一度訪れてみてはどうでしょ
うか。URLはこちらです→http://www.gctv.ne.jp/~seki/

 携帯のIDOのポイントがたまったのでその景品としてモバイルコミュニケーションカードと交換することにした。
MacのLANカードと携帯用のカードの合わせ技とWIN&CE用のカードがあったが現在主力機種のモバギで使える
後者を選んだ。これで真のモバイラーだ。わはは。

 で、このカードが今日届きました。申し込んだのが4月の末の方だったので、当然早くて5月の末になるだろうと
思っていたのでこれは嬉しい誤算だ。

 まずこのカードを開封すると何をしたかというとパワーブック(ろんばーと)に突っ込んだ。ちゃんと認識する。
流石はMacだ。基本的にこのカードの対応OSにMacOSは含まれていない。がこのカードはTDK謹製なのでパワブク
に入っていた設定ファイルを使うとどうやらそのままMacでも使えそうだ。僕の部屋は恐ろしく電波状況が悪いので
通信が途中で途切れてしまうが電波状況の良い場所であれば使い物になるであろう確信を得た。たなぼたの幸福を
しばし味わうとともにMacの素晴らしさを再認識してしまう僕でありました。Winの方はカードを認識させるまでも
一苦労しそうだ。95のバージョンによってもインストール方法やら設定が違うらしい。う〜ん。CEの方はMacと同
様、カードを挿すだけで使えそうだ。こちらは同じMSとは思えないほどよく出来ている。素晴らしい。

 思わずMacの方で遊んでしまったので肝心のモバギでのテストはしていない。もっとも前述の通り僕の部屋は電波
状況が悪いのでテストにもなりそうにないので連休開けに会社の方でやってみようと思う。

 こうしてにわかモバイラーの夜は更けようとしているのでありました。

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2000年5月5日(金)

 そういや4月に誕生日を迎えたので「このページの作者」のプロフィールを直さなきゃなぁと思いホームページPro
で当該ページを開いたらすでに35歳になっていた。わははこのページを作ったとき自分の年齢も分からなかった
とは。すでに健忘症とかのレベルではないですね。

 黄金週間も残すところあと二日。家業の手伝いを働き者のふりをして過ごした以外は何もない連休でした。

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2000年5月4日(木)

 朝一番で朝刊を読む。ここんとこ起床時間は結構早いほうだ。

 珍しくヴェルディ(サッカーJ1)と巨人(プロ野球)の両方の勝利を伝える紙面が読売新聞を賑わせた。思わ
ず僕がほくそ笑んだのを家族の誰も知らない。

 そう、僕はヴェルディのファンであり巨人軍のファンである。ついでに言わせてもらえば購読の新聞は読売新
聞である。いわゆる読売ファミリーなのだ。

 ヴェルディの場合は好きだった選手のほとんどが引退やら移籍やらで今はいなくなってしまっているのでそれ
ほど入れ込んではいないのだが北澤選手がいる限りはヴェルディを応援したりするのだな。がんばれ北澤選手。

 さて我が巨人軍であるがいかん。まったくいかん。クリーンアップは高橋、松井、マルチネスくらいに任せて
あとは元木とか川合だよ。うん。清原、江藤は代打の切り札で行こう。でも江藤はこうなると広沢の二の舞いに
なりそうだしねぇ。うーん。むつかしいっす。

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2000年5月3日(水)

 今日は********を購入しに小田原へ。大型連休のせいか、かえって市内の道路は空いている。普段混
んでいる道路を避けたせいもあるが順調に買い物を終え帰宅。

 バスジャックのニュースでテレビも新聞も一杯だ。最近犯罪の低年齢化ももちろん凶悪な殺人事件も多いです
なぁ。一日一件は日本のどこかで殺人事件が起こっているみたい。僕が子供の頃は殺人事件って大事だったよう
な気がする。それこそ夕餉の家族の大きな話題にもなったものだ。

 それが今ではどうだろうか。教育の問題やらなんやかんやと問いただされてもいるが、起こることが当たり前
と感じてしまう僕等の感覚の麻痺って言うのも大きな問題ではなかろうか。


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2000年5月2日(火)

 明日から黄金週間である。ふとカレンダーを見てみるとうちの職場は5連休ではないか。僕も在職10年を超え
中堅の域に差し掛ってきたせいか、ここ数年は年末年始や黄金週間にもろに宿日直業務があたることもなくなっ
てきた。

 考えてみると年末年始の休暇が一番長い休暇だがこの期間地元の大きなイベントがあって3分の2はつぶれてし
まうから実質黄金週間が一番長い休暇になる。以前いた部署は休日もくそもなく飛び入りの仕事が入るから休ん
でいる心地がしなかったが現在の部署は計画的な休日出勤はあるものの飛び込みが無くなっただけでも精神的に
はものすごく楽である。

 さて、この5連休をどう過ごそうかと考えたが**が****してまだ*****のため外出は控えることに
なった。では思う存分Macと戯れることが出来るかというとそうではないところが悲しい。連休中に家にいれば家
業の手伝いがあるのだ。まぁ父も母も大分年をとってきたから遅ればせながら家業の面でも親孝行も良いかと思っ
とります。

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2000年5月1日(月)

 早いものでもう5月である。だんだん温くなってきたのは嬉しいかぎりではあるが、これから始まるであろう
虫達(蚊、ゴキブリに限定。たまに最近見かけないが「かまどうま」こと便所コウロギを含むこともある)との
闘いを考えると気分は少しブルーになる。昨晩も寝しなに蚊に襲われ睡眠不足。僕は目が悪いので(両目とも視
力0.1以下である)夜襲を受けるとひとたまりもない。部屋の明かりをつけ、眼鏡を装着するころには敵機はす
でにはるか太平洋沖、と言った戦況なのだ。

 しかし、蚊共の攻撃を仕掛けてくるタイミングというのはじつに嫌らしいですな。いざ深い眠りに突入かといっ
た瞬間にプワ〜ンと来る。取り敢えず闇夜に虚しく両手をパチンなどとやってみるがこれで撃墜される奴はよっ
ぽどの間抜けか他所でたらふく吸血した後で動きが鈍くなっている奴であろう。この闇雲な両手パチン攻撃で敵
も少しの間静かになるのだが、再び安眠状態に入りかけると来た来た。プワ〜ン。これが何回か続くと安眠前の
安らかな気持ちはどこへやら、日ごろの血気盛んな闘争心に火がついてしまうのである。こうなるとまず敵をお
びき寄せるためにじっと寝たふりなどをし、敵が我が耳レーダーの傍に接近した瞬間に部屋の電気を点灯し、す
でに装着済みの我がメガネスー*ー謹製眼鏡探索機がフル稼働。敵を捕捉した瞬間に猫だましで鍛え抜かれた両
手パッチンが目にも止らぬ早さで繰り出され、亜々、敵は太平洋の藻くずと化すのでありました。

 う〜ん、たかが蚊を一匹落とすのに興奮してしまった。しかし、まだゴキブリの発生は確認できていないのが
救いです。これがゴキブリだったらまさに阿鼻叫喚抱腹絶倒捲土重来。まさに筆舌に尽くしがたしとなるので今
日はこの辺で。

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