97年11月のMac日記です。

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11月1日

今年のボーナスは、個人的な事情でほとんど使えないことになった。だから去年のように、ポンと6410を買う、なんてことはできなくなってしまったんだが、そのかわりに長年の懸案だったカラープリンタを買うことにした。今年こそ、きれいな年賀状を作るのだよ (^^)V
といっても、きれいなプリンタじゃないといやなので、PM700CとかアルプスのMDシリーズあたりを中心に、情報を集めていくつもり。
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11月3日

ATOK11のアップグレードの通知葉書が続いた。奇しくも、先日届いたEG BRIDGE9.0とほぼ同時にアップデートの時期を迎えている。まあ、MacOS8が出た、そのタイミングもあるだろうけどね。
もうATOKには深く深く失望しているので、多分EG BRIDGEを選ぶことになるんだろうけど、あんまり頻繁にアップデートがあるのも考えもんだとは思う。8.0も、つい先日のことのように記憶しているし(^^;
とはいえ、ジャストシステムという会社には、マック使いとしては、ぬぐいがたい不信感があるんだよね。
ATOK8が、さまざまな問題を抱えながら、結局こんにちに至るまでバグの修正とかアップデートをほとんどしてなかったという点が一番の理由だが、それはもう、あちこちで周知の事実だから、あらためてここでは書かない。
もうひとつの大きな理由はOpenDoc対応の件だ。
もうみんな忘れているかもしれないけど、JustSystemは、OpenDoc構想が現れた時、かなり早い時期から対応を表明していたんだよね。少なくとも、研究には参加していたはず。
それが、結局おいしいとこだけ持っていって、マイクロソフトのOLEに対抗するがごとき独自の「パート」アーキテクチャを作り上げるのに利用してしまった。
以後は、OpenDocに関しては音さたなし(^^;
確かにIBMなど、主要な企業が参加しておきながら何もしなかったせいで、OpenDoc構想は失速してしまった。これが一番大きな理由であることは間違いない。それに、一企業が、金にならない研究にいつまでもかかわりあってはいられない、というのも分かる。だけど、CyberDogのようなすばらしい可能性を殺してしまった企業のひとつとして、IBMの影に隠れていてほとんど責めを追わずにいるこの会社を、私としては個人的にでもずっと忘れないでいたいと思うんだよね。
また、以前もこの日記に書いたけれど、マックのプラットホームを軽視しているベンダーに金を払うよりは、マックをサポートするソフトを買うのがまっとうなマックユーザだと私は思っている。
だからATOK11は使わない。まあこの姿勢はごく個人的なものだから、他人に押し付けようとは思わないけどね。
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11月4日

カラープリンタは、だいたいふたつの機種に絞ることができた。
エプソンのPM-750C(新型のやつね)とアルプスのMD-1300だ。
けど、ここからが大変なんだ(^^; コストとか、きれいさとか、印刷速度とか、色々考えなくちゃならん(^^;
そこで、Peopleの会議室に書き込んで、みんなに意見を募ってみることにした。
けっこうMDシリーズを使っている人が多くて、とても参考になる。
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11月6日

MacOS8のTシャツが届いた。同封の手紙には「当たりました」なんて書いてあるけど、これって確か、先着8888名にあげる、とか言ってたはずだから、抽選したわけじゃないもんな、あんまりありがたみがかんじられないや(^^;

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11月9日

「マッキントッシュ・ハイ」の文庫を買う。単行本の時もずいぶん買おうか迷ったんだけど、一部パソコン雑誌にまたまたAppleの悪口が書かれていたのに気分が悪くなったので、口なおしにと思って買うことにした。
山川健一さんが、本当にマックが好きなのが伝わってくる本だ。それに同時に「DOS/Vブルース」という本を出している鮎川誠にたいしても、感謝の意を示していて、そのオープンな姿勢が気に入った。
有名人が使うことの多いマックだけど、実際に(パソコンライターではない)物書きが、その魅力について語った本というと、あんまりないような気もするし、そういう意味じゃ、貴重だろう。
文章のテイストも、マック関連雑誌で目にするものとは明らかに異なっていて新鮮だしね。
でも考えてみれば、このひとの小説って、一冊ぐらいしか読んだことないや(^^;
むしろシーナ&ロケッツで有名な鮎川誠の方が、実を言うとシンパシーがある。
もっとも、どっちがいいって話でもないし、WindowsPCのユーザを、ただWindowsを使っているから、というだけの理由で嫌ったりするのは、好きじゃない。
ただ、逆にマックやマックを使っているひとにたいして「マックは将来性がないよ」と批判したり「そんな不安定なOS使ってて、能率悪くない?」とか忠告するならともかく、「マックだから」とか「マックを使っているから」とか、ただそれだけの理由で非難するWindowsユーザは大嫌いだし、最低だと思うね。
私はマックがそれほど不安定だとは思わないし、将来性がないとも思ってないけど、少なくともそういった意見にたいしては、自分の反論を返すことで議論ができる。話し合いができるから、可能性は少なくとも、互いの理解につなげていくことができるかもしれないものね。だから他のOSのPCユーザから、マックに対する批判的な意見を聞くのも、そんなに嫌いではない。
ただ、辟易するのはWindows原理主義の方たちだね(^^; まるで他のOSを認めないがごとき態度。で、どういうわけか、そういうひとたちに限って、往々にしてマックにたいして理不尽な反発をする。
そういった独善的なひとは、マックやUNIX、OS/2といった他のOSのユーザからどれだけ悪く思われても当然だと思うし、何よりも、たかがOSのプラットホームの違いだけで他人を差別し、ひととの付き合いの世界を狭めていくなんて本人にとっても損だし、正気の沙汰じゃないと思うよ、うん。
私も、そんな風な偏狭なマックユーザにはなりたくないねえ。
いや、・・・(^^; 自分でもやってきたことかもしれないし、現在もやっていることかもしれないのだけども、できるだけそういうことはしないようにしたいなあ。まあ「いいかげん」がモットーだから、こころに銘記できるかどうかは分かんないけどさあ。

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11月10日

なぞめいたAppleのウェブページ。クッキーとカートとドライバーの画像が置いてあって、明日詳細を表明する、とのごときメッセージが書かれている。
これはもしかしたら、PPCを捨てるとか、CEOにビル某をもってくる、とかいう意味じゃないのか、とあちこちで噂されている。
まあそんなことはないと思うし、そう願うけども、そういうひどい噂が、断固として否定できないところに、現在のアップルの混迷があるんだろうね。
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11月11日

拍子抜け。要するにクッキーの中にあった「チップ」、これが新しいプロセッサG3のことで、カートはオンラインのアップルショップ、ドライバーは、自分で自分の好みのシステムを選べる、というDOS/Vのような組みたてマックを受注する、というアナウンスだった。
ただ、これにともない変更がいくつかあり、そのひとつには、今後海外からの輸入マックは入ってこないことになる、ということだ。
事実、サイベリアン・アウトポストでは、現在のマック本体のどれもが、みんな輸出できなくなってしまっている。
こうなると、秋葉原をはじめとした安売りショップは大打撃を被るんじゃないのかなあ。
もっとも当分は、投げ売り状態の互換機や、プロセッサカードの販売、それに周辺機器だけでもやっていけるかもしれないけども、互換機がなくなり、G3の本体が出回ってカードのアドバンテージがなくなってくると、売るものは周辺機器だけになっちゃう。これはけっこう大変なことになると思うんだけどもね。
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11月18日

今日発売の雑誌「MacPower」には、MacOS8.1に関する情報が詳しく掲載されていた。ほとんどの情報はネット上ですでにおなじみのものばかりだったが、それでも紙の上に書かれたものとしては最新情報だし、何よりくわしく解説されていて、とても参考になる。
このコードネーム"Bride of Buster"は、もしかしたら8.0以上に新技術が導入されているかもしれないという、期待のOSで、QuickTime3.0やOpenTransport1.3の他に新ファイルシステムHFS Plusのサポートが特に素晴らしい。
ギガクラスのハードディスクでは、今まで最小ファイルサイズが32Kとか64Kとか、非常に無駄が多かったんだけど、これが最小4Kになるというのだから、期待しないほうがおかしいぐらい(^^;
アメリカでは年内にも出る、との噂だけど、G3にしても国内発売はいつのことになるやら、見当がつかない状態だから、このOS8.1も、国内で出回るのには相当時間がかかるかも知れないなあ、うーん、残念。
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11月22日

久しぶりに秋葉原に行った。秋葉館では例のG3シリーズが入荷していて、輸入できないはずなのでびっくりした。
それに値段も29万8千円と、デスクトップタイプとはいえかなり安い。
後でネットで入手した情報によると、どうも現地で個人購入させたものを、個人で輸入するという形で国内に持ち込んでいるらしい。すれすれの方法だとは思うけど、いかにも秋葉原らしいやり方だな、と妙に感心してしまった。
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11月23日

Trygve's CMM Plug-Ins 2.0.1を使用。コンテクストメニューの詰め合わせのようなものだけど、なかなか気が利いていてすばらしい。
特に気に入ったのが「Open With」というもので、必要なアプリのエイリアスを登録しておくだけで、ドラッグ&ドロップしなくても、任意のアプリで文書を開いたり、画像を開いたり、解凍したりできる、というもの。
値段も10ドルと安いし、さっそく登録しようと思ってる。
このプラグインは、CMMがたくさん紹介されているウェブページで入手したんだけど、すでにそのアドレスを忘れてしまっているので、このファイルが置いてある場所だけ、せめて紹介しておこうと思う(^^;
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11月28日

ようやくEG-WORD pure3.0のアップグレードを申し込んだ。バンドルされているIMのEG-BRIDGE9.0は、ATOK11とほぼ同時に登場していたし、前から使うならこっちだなと思ってたんだけど、予算の都合でなかなか手を出せずにいた。
もっともエディタとして考えるなら、EG-WORD pure3.0もなかなかよくできていると思うので、こっちの方にもちょっと期待している。

C|NETのdownload.comのMLに参加していて、週に一回ニューズレターがメールでくるんだけど、その中で取り上げられていたImageVice 1.0 がよさそうだなあと思い、一昨日あたりからダウンロードに挑戦していたんだけど、なかなかつながらず、今日、ようやく落とすことができた。
これはPhotoshop用の減色加工用プラグインのようで、色数を落としていっても、画質を妙に損なうことがない、というのがウリのソフトだ。
なるほど、確かに色を減らしていっても、わりと元の画像データの雰囲気を損なうことのない、きれいな画像が保持できるみたいだけど、問題なのは49ドルという高価さと、デモ版のくせに同梱の画像ファイルでしか、その機能を試すことが出来ない、という点だ。
日本円にして5千円以上というこの値段もGraphic Converter以上だし、自分の作った画像などでその効果を試すことができない、というのはいかにもしゃくにさわる。
そもそも、あんまり機能を限定したり、ユーザに評価する余裕を与えないシェアウエアって、あんまり好きになれない。そういうソフトは、たいてい登録せずに削除してしまう場合が多いんだけど、うーむ、このソフトの場合、確かに興味深い部分も備えているだけに、悩むなあ。
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随時続く・・・
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