97年4月のMac日記です。例によって分割した後半部分です。

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4月19日

昨日の書き込みに関連することだけど、Macお宝鑑定団のページにあったのだけど、AppleとしてはOpenDocは開発中止ではなく、開発完了という立場をとってる「らしい」。
らしい、というのは、リンク先を見てもらえば分かるけど、あんまりにも情報があいまいになっているからだ。AppleJapanがMacWeekを訴えるという話も、実際そうなってみないと判断のしようもない。
今更になってこんなことを言い出すAJもちょっと解せない。
意地悪な見方をすると、OpenDocの開発中止を宣言しておいて、ユーザの不安の大きさに驚き、あわててニュアンスを変えた、ともとれなくもないし。
もっともMacInTouch(米)の記述によると、MacOS8にもOpenTransportの1.2がつく、という話しだし、それも合わせて考えると、これら技術の先行きも、とりあえずはそんなに不安じゃないのかな。

とかいいながら、同じくMacInTouchの記事からOpenTransportの不安定さにかんする記事があった。
この記事によると、そもそもOTはインターネットのトラフィックを増大させるトラブルを抱えていて、こうした送信方法にたいする何らかのペナルティを考慮している団体もある、ということだった。OTの開発をAppleが断念したのには、こういう背景があってのことかもしれない、と書かれている。ちょっと前に話題になったPing of Deathの問題も、いぜん解決されてないみたいだしね。

ところで昨日買った「MacPower」だが、今回はずいぶん貴重な情報やファイルがあって、役に立った。
ナナオのホームページがあって、そこでアプリをダウンロードできるなんて知らなかったんだけど、その情報もこの雑誌から得た。早速ErgoColor CalibratorとScreenManager Proをダウンロードしてきた。
ScreenManager Proの方はうまく解凍できなかったので、後日改めて落としてこようと思う。ただ、どっちもEIZOブランドになってからのモニタに対する使用が推奨されているみたいで、わが56TSはどんなもんだろうね。
「MacPower」で役立ったのは、他にも色々ある。ソフトに関していうと、今回はICeTEe 2 とObjectSupportLib1.1.6を使わせてもらっている。あ、あと文字化け解消ソフト。こいつは妻が喜んで使っているが、名前を忘れてしまった。
妻のメール友達には、時々文字化けしたメールを送ってくるひとがいるそうで、それも原因がよく分かってないみたいだ(ちなみに相手はW95で悪名高きInternet Mail&Newsを使っているらしい。たぶんそのせいだとも思う。だって妻が相手に送っているメールは、逆に一度たりとも文字化けしたことはないっていうんだから)。
それがいつもあっけなく解決したそうで、「これがメールウエア、つまりお金をとらないソフトだなんて、信じられない」そう妻は言う。

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4月20日

中村正三郎さんのページを読んでいたら、そこからのリンクでがんばれゲイツ君という面白い記事をみつけた。毎週一本コラムを掲載しているが、たとえば「IEはそれ自体が悪質なウィルスだ」などと大胆なことが書かれていて、実に痛快だ。

オラクルのラリー・エリソンがAppleを買おうとしているって話はもうあちこちで聞かされているけれど、この問題にかんする反対行動を募っているページがある。
行動リストの中にはAppleの株を自分で買うこと、なんてのも含まれていて、かなり真剣だ。
私としては、こんなことが実現するはずないし、もし実現したとしても、AppleをNCだけ作る会社として運営していく、なんてことは色々な意味で不可能だと考えているんで、それほど切実な問題だとは見なしていたいんだけど、このページを作ったひとは、そうは思ってないみたい。
「とにかくこういうページがあるんだということだけでも、色々な手で伝えてくれないか」とか何とか書かれていたので、ここでこうやって紹介している次第。

もうちょっと私にとって役に立ちそうなページといえば、POWER PC's - which is better?だ。
色々な種類のPPCに関する情報がまとまっている。

ところで久しぶりにマック党のホームページに行ってみたら、リンク先で色々と面白いページをみつけたよ。
もちろんマック関連のページが一杯あったんだけど、bannerを作っているページもたくさんあるんで、表紙に張り付けてみようと思っている。
中でもWindowsいや〜んの会は、まだ製作中みたいだけど、けっこう笑わせてもらった。
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4月21日

これも雑誌「MacPower」に載っていた広告からの情報なんだけど、Myrmidonというソフトのデモ版がマーキュリー・ソフトウエアのホームページにあったのでダウンロードしてきた。
ワープロソフトでホームページを作れる、という触れ込みのソフト。つまり、ワープロで適当にレイアウトを作成して「印刷」を選ぶと、セレクタ画面でこのソフトをあらかじめ選んで置くことによって、HTML文書に変換してくれる、というもの。
クラリスワークスで使ってみたんだけど、どうもうまくレイアウトが反映されてないなあ(^^;
そもそもクラリスワークス自体の動きがあんまりよくないから、そのせいかも知れない。
後で他のワープロソフトを使って試してみようか。
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4月22日

アメリカでPB1400シリーズが値下げになった。1400c/133なんて3200ドルだもんね。日本でもこの値下げがすぐに反映するようだといいんだけどなあ。
MacWayの情報でDavid Pogueの記事が紹介されていたので行ってみた。まだちゃんと読んでないんだけど、この人は、とかくマスコミにはマックに関するとバイアスのかかった記事ばかり掲載される、確かにマックにも色々と問題がある、だがWindowsなんて、もっともっと問題があるのに、こんなふうに集中攻撃されたりはしない、いったいどういうわけだ・・・という視点から記事を書こうとしているみたいだ。
その気持ち、よく変わるなあ。そして私同様、朝日新聞をとっているマックユーザも、みな同じ気持ちじゃないのかな。最近はAppleを不安視する記事がよく載ってるんだよねえ。そういやWIREDも黒い表紙に両側の欠けたアップルロゴをのせて、アップル特集を組んでいたっけ。
しかし、たかだかシェア10%程度の会社だよ、Appleは。その会社の問題について、どうしてこんなに大げさに書き立てるんだろうね。もっともっと深刻で広範囲にわたる問題が世の中にはいっぱいあるだろうに。NTの問題とかIEのセキュリティホールとかActiveXとか・・・どういうわけか、みんな同じ会社の製品になってしまったけど、他意はないからね(^^;
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4月25日

給料が出たので、さっそく外付けのハードディスクを買った。センチュリー製だけど中身はQuantum。2Gで値段は五万弱。まあまあの値段じゃないだろうか。
添付フォーマッタはB'sCrewだけど、この1.3というバージョンが7.6に対応しているのかどうか、ちょっと不安でもある。とりあえずパーティションを切って、明日以降、本格的に色々なものを入れていこうと思っている。
そういえば「MacLife」を遅ればせながら読もうと思ってあちこちの書店をみたんだけど、どこにも置いてないなあ。いくら何でもそんなに売れるとは思えないんだが。回収騒ぎでもあったのかな。
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4月26日

久しぶりに筐体内部の掃除をした。ところどころに埃がたまっていたし、何よりも開けてみてびっくりしたのはアクセラレータのマグネットが取れていたこと。
アクセラレータがロジックボードの上に落ちていたのだった。これじゃ調子が悪くなるわけだよ。応急処置をして、念のためにクロックスピードもひと目盛り分下げた。
それで接続しなおして、今これを書いている。いまのところ原因不明のフリーズは起きていないから、やはり原因はこれだったのかもしれない。
もっともシステムのバックアップとフォーマットのやり直しは、予定通り行うつもりでいる。
昨日「回収されたのでは」と疑ったMacLifeを今日買うことができた。それにしても、その本屋にも一冊しかなかったし、やはりMKLinuxの人気だろうかね。
私もこれをインストールしたくてハードディスクを買ったようなところもあるんだけど、色々と手間がかかるうえ、その前にインストールしなくちゃならないものがたくさんあるので、しばらくは様子見になりそう。確かこのMacLife付録のディスクには、ちょっと問題もあるってどこかで読んだような気もするし。
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4月27日

ハードディスクにMacOS7.6を入れ、別のパーティションにはSoftWinを入れた。例によって3.0をまず入れ、それをWin95アップグレードしてから4.0を上書き、という手間のかかる方法で、これだけで2時間ぐらいかかってしまった。
まあ、そのかいあって、以前壊れて開けることもできなかったハードディスクを復活することができたが。
もうHD Expanderは使わないようにしようと思う。
MacOS用のパーティションは大きくとったので、システム関連のソフトをフルインストールしてやった。7500にはプリンタがつながってないのにQuickDrawGXまでインストール(^^; 意味ないなあ。
ハードディスクに添付のフォーマッタはB'sCrewで、バージョンは1.2と、もう古いものみたいだ。案の定7.6をインストールする時に、ディスクの不都合を知らせるメッセージがでたんだけど、NUMで調べたら何も変なところはない、というので無視してインストールしてしまった。これが後になって凶と出なければいいんだけども。
SilverLining(だっけ?)も、古いやつなら持ってるんだが、こっちは本当に古いバージョンなんで、B'sCrew以上に不安(^^; B'sCrewの新バージョンのお知らせがMacLifeに載ってたから、問い合わせてみようかな。
そのMacLifeの付録CD-ROMに入っていたNetscapeCommunicatorのPR2をインストールしてみたんだけど、これは使い物にならないことが分かった(^^;
問題点は下記の通り。

ページを読み込む際に、画像よりテキストを先に読み込むのはいいんだけど、その動作のひとつひとつが、とてものろい。

ページを読み込んだ後、横のスクロールバーが表示されない場合が多い。
つまり、いくら縦に長いページであっても、下の方の情報が事実上読めなくなってしまう。

ページの読み込み中に、「StopLoading」つまり読み込み中止をかけられない。あるいはそうなる場合が多い。
つまり、いったんどこかのページに飛ぶと、ブラウザがそのページを完全に読み込むまでは、身動きがとれなくなってしまう

一番気にいらなかった点。ブラウザからキャッシュのクリアができない。あるいはそうするための方法が分かりにくい

ひんぱんに「out of memory」で落ちる。もっともメモリ割当ては標準のままだったが・・・待て待て、「13977K」だって? これじゃ3.0に、今私が割り当てているメモリよりもずっと多いじゃないか!!

これでは3.0正規版のユーザとしては、乗り換える気にならないなあ。

落ちるといえば、最近YooEditがよく落ちる。これは7.6に対応していないのか、それともやはり私の機械の環境が悪いんだろうか。分からないけど、この日記を書くのにも重宝しているから、ちょっと困っている。
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4月28日

雑誌「インターネットマガジン」の付録CD-ROMからNetscapeCommunicatorのPR3をインストールした。昨日書いた欠点の多くは改善されていた。古いバージョンを取り上げて、ことさらに「使えない」と騒いだことについては反省しないといけない。
反省の意味で、もう一ぺん使用感について書こう。

ページを読み込む際の速度に関しては、PR2よりずいぶん改善されている。でもまだちょっと3.0より遅い感じがする。

ページを読み込んだ後、横のスクロールバーが表示されなくなるバグは改善されている。

ページの読み込み中でも読み込み中止をかけられるようになった。まあ、あたりまえのことなんだけど

ブラウザからキャッシュのクリアができない。あるいはそうするための方法が分かりにくい。この点は相変わらず。

メモリは初期設定で「必須5000/推奨6000」となっており、ずいぶん減っている。突然落ちることもなくなった。

残念ながらPR2では確認していなかったので、これが以前からの仕様なのか不明なのだが、3.0では読めるJavaScriptが読めなくなっている。これは自分のホームページで確認した。

preferenceの設定が保持されない。ブラウザの初期設定だと文字が小さいのでそれを改善しようと何度か試したのだけれど、うまくいかなかった。ラジオボタンも「Help」と「cancel」、「OK」しかなく、この「OK」を押しても反映されないものがあるのだ。これはどうやって変えるんだろうか? それに、変えるための方法が他にあるんだとしたら、このpreferenceって、いったい何?

アクセスカウンタが表示されない。これは3.0では表示されているのを確認している。

まだ解決されていない問題や、新たな問題も出てきたけれど、昨日試したPR2に比べれば、ずいぶん改善されている、という印象を受ける。これなら、使っていくうちに慣れることも可能だろう。でも設定の保持とキャッシュのクリアだけは何とかならないのかなあ。
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4月29日

実は昨日から、OT/PPPを使ってみている。新しいハードディスクには、自分でいつ何を入れたか、今のところだいたいわかるようにしてあるんだけど、今まで不安で使えなかったものも、このクリーンな状態で使ってみる分には安全なんじゃないかと考えたのだ。それに、せっかくAppleで用意しているものを使わない手はないし。
特に不都合はなく使えていて、自分でも拍子抜けするぐらいだった。OT周りでは、7500標準のバージョンでずいぶん悩まされてきたから、必要以上に慎重になっていたのかもしれない。
もっともまだ数日しか使ってないんだから、判断するには早いけれど。
言ってるそばから、その早い時期の判断ではあるけれど(笑)、OT/PPPのモデムスクリプトはメジャーなモデムのものしかないようで、私の無名なモデムはなかった。新しく作る方法についても、この日本語版OT/PPP1.1.2には書いてない。
いやマニュアルにはあるんだけど、専門的な知識がいるようなことが書いてあるんだよね。でもアメリカのOT/PPPには、確かモデムスクリプトジェネレータが付属していたぞ。それに、モデム初期化コマンドぐらいは覚えているから、それを登録するだけでもいいんだけどなあ。
一方、MacOS7.6に付属している「インターネットスタータキット」を使った接続では、ちゃんと初期化コマンドを自分で設定して、設定に名前をつけることもできるようになっている。
ただ、こっちの接続はOT/PPPとは違ってどうもMacPPPか何かを使った接続になっていて、しかもそっちの方がシステム上優先されてしまうみたいだ。
どういうことかというと、OT/PPPの設定をすませて、それとは別に「インターネットスタータキット」の設定をする。しかる後にNetscapeなり何なりを起動し、どこかのページに飛ぼうとすると、OT/PPPの設定は無視され、「インターネットスタータキット」の設定でインターネット接続をしようとするのだ。まあこれはそういうものなんだなとわかってしまえば、どうということのないことだけどね。
で、今日はそういう環境でCyberdog J-1.2 を使ってみた。これも今さらながら、という感じでちょっと恥ずかしいんだけど(笑)。
休日の午後という時間帯のせいかもしれないけど、わりあい快適にブラウズできたのでちょっとびっくりした。もっともCyberdog 関係のページばっかり見ていたから、最適化されてたのかも知れないけどね、ページの方が。
昨日試したCommunicatorPR3でもあった現象なんだけど、スクロールバーが、どっかに行ってしまうことが時たまあるみたい。PR3とは違い、縦横とも、両方とも消えることがある。
これも、ページの大きさを変えたりするとすぐに現われてくるのでたいした問題ではないが、やっぱりキャッシュのクリアや画像の保存方法について、まだ少し戸惑っている。
特にキャッシュの問題に関しては、初期設定のキャッシュフォルダに「Cyberdog 書類」という名前でたまっていくだけなものだから、ネスケの場合より始末が悪い(ネスケなら、それが文書か画像か、ぐらいの区別はつけられるからね)。しかも試しにそうしたキャッシュ書類のひとつをCyberdog にドラッグ&ドロップしてみると、「この書類は破損しており、修復することもできません」というメッセージが(笑)。
でもこれらの問題は、もうちょっと使い込んでみないと判断できないな。当然3.0から乗り換えてくるユーザを考慮してしかるべきなCommunicatorの場合とは違うんだから。
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4月30日

今日はまず、macInTouchで仕入れた情報からふたつ。
オラクルのエリソン会長が、当分の間Appleの買収工作を取りやめる、と発表したらしい。こいつはみんな喜んでいるんだろうね。
もうひとつは、MacOS8に標準装備されるOpenTransportの1.2だけど、こいつがけっこう優秀で、開発が断念された1.5の機能も一部取り込んでいるという。こっちの方には期待大。ただそのリリースと同時にOTの開発者はみんなAppleからいなくなっちゃうらしい。これは残念。
後はトリビアなニュース。たまに情報を書かないと、読んでるひとが飽きてしまうから(^^; Macsenseのページでは29日にリリースされたCyberDog2.0を好意的に紹介しているページと、9650 WorkGroup ServerにPCI Ultra SCSI JackHammerが載る、という話が。これはあまりにトリビアだなあ(^^; あとRhapsodyのYellow Box, Blue Box, Red Box, Green Boxという話(何じゃこりゃ)。
何でもRedBOXというのはWindows environment(やはりね)で、Green BoxはCodeWarrior Latitudeのコードネームだって。そんなのにも名前つけてどうするの(^^;
普通のユーザには全然関係のない話のような気もするが・・・・。
最後に冗談をひとつ。ここには東芝のペンティアムで動くマックOSノートブックの写真があります(^^;
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随時続く・・・
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