みなさんからのメール

(Update 1997/10/11)

まえがき

 このホームページを開設し、ソフトウェアを公開するといった私の創作活動について、いろんな方々から感想メールをいただくようになりました。その中からいくつか選んでその一部を紹介したいと思います(実験的に)。みなさんもメールください。もちろん実名、会社名などに配慮いたします。 

ロボット工学専攻の学生(1)
感想 先日、Vector Software Packのほうから、PUMAN ver.0.50をダウンロードさせていただきました。すごいソフトで、感動しました。早速デモを見たり色々試してみました。
私は、今、大学のほうで直動型モータを持つ3自由度スカラロボットに関する研究をしています。そこで是非、PUMANver.0.50をこのスカラロボットにも使ってみたいと思うのです。
ほりぽん このPUMANはDOS版です。Windows版をあらたに紹介しました。直動タイプならモデリングパラメータで一発です
工業高校の先生
感想

私は工業高校機械科のFA実習のシミュレータを活用する教材作成をしています。本校で活用している98版M製のロボットのシミュレータを教材として(あらたに)作成したいと思っていました。

先頃,「Pack for win」でPUMANのロボットシミュレータをみて感動しました。是非ともこれからご指導ご鞭撻いただければと思いましてメールを差し上げました。

ほりぽん FA教育支援としてのPUMANの形も検討しています。その手始めとして、教育用5軸ロボットデータを制作。今後の展開をお楽しみに。

手話教室の先生
感想  (ホームページ「手話教育支援システム」を)非常に興味深く読ませていただきました。私は、手話とコンピューターの融合について常づね考えを巡らせているのですが、どの方法を使っても、データが大きくなりすぎて、現在の回線キャパシティーでは対応できないと、なかばあきらめかけていたところでした。でも、この方法ならば、手話でのチャットルームなんかも可能になりますね。
 もし、聾唖者どうしの意思伝達方法にこんなプログラムが活用できたら面白い事が起こるだろうなと思います。
ほりぽん

早々と手話教育支援とリアルタイム3DCGの有効性を発表しておきながら、なかなか着手できないのが申し訳ないです。
とはいえ是非取り組んでみたい内容ですので、できれば現場に携わる方のご意見要望を広く募集いたします。

溶接工学の先生
感想

大学で"溶接工学"の特別講義をさせて頂いております。この一項目に"自動化"があり、産業用ロボットに関する制御技術を解説しています。PUMANならPower Pointからリンクを設定して、従来にも増してビジュアルな講義が行えます。

ノートパソコンにインストールしました。2〜3時間使っただけですが、素晴らしい性能に驚きました。わずか3MB弱のソフトウェアであるにも係らずリアルに動く。サブ・ノートパソコンに入れて持ち歩き、プレゼンテーションに使える。グローシェーデングを行っても、リアルさは損なわれない。市販のシミュレーションソフトと同等で、見劣りしない。

 DenavitのAmatrix及びTransformationMatrixの意味(DH法)を解りやすく説明するプレゼンテーションにPUMANを使いたい。

ほりぽん 研究の現場では、ロボット工学でシミュレーションをする場合、得られるデータは大抵、時間軸に対する速度や位置変化データだったりします。これをそれぞれが頭の中でイメージ化し論議するわけですが、特にロボット運動は複雑で3次元イメージの共有化は困難なのが現状です。
新規設備の構想では、ユーザー(工場主)に設備をイメージしてもらい、その有効性を説明しつくさなければいけません。
そういったところにこそ、PUMANのような簡易3DCGロボットシミュレータを使って欲しいですね。(ここで簡易、としたのは既存のシミュレータは実ロボットを動かすなど高機能を求めておりたいへん高価になっている、という意味。たとえば、プレゼン資料で簡単なレイアウトをつくるならWordでも十分、別に専用の建築CADは必ずしも必要でない。)
スキーの指導員
感想 実は私、会社のスキー部に所属していまして今年スキーの正指導員の資格を取りました。PUMANをスキー指導に役立てています。
このPUMANを使用してスキーの動きを再現し斜面状況が変化したときの体の対応の仕方を説明すると実にわかりやすいですね。
それと、見るだけではなく動きを作成する際にも勉強になります。スキーは特に脚のひねりが大事なのですが、ポーズを作るのにひねりを考慮に入れないときちんとした格好にならないのです。これは特に初心者に対して良い表現手段になると思われます。指導者が体を使って表現する場合あっという間にそのポーズを作りますがスキーの理論を分かっていない
人はその仕組みまではわからないでしょう。しかしPUMANを利用してそのポーズを作る場合その仕組みまで説明できてしまうのです。足を傾け、太股をひねりこむといった事が意識しないで自然に説明できるのです。初心者にそのポーズを作らせてみて仕組みを理解させるといった今までになかったイメージトレーニングになります。
ほりぽん PUMANは非常に自由度の高いリアルタイム3DCGシステムです。私が用意した人体モデルに、スキー板、ストックをつなげるだけでスキーシミュレーションに変化します。パーツを用意すればどんなスポーツでもOKですね。スポーツの身体運動解析という場への利用も考えています。最新版ver.0.95ではタイミングの数値入力ダイアログボックスによりモーション作成が飛躍的に向上しました。
今後はスポーツ運動者の視点も実現したいので、イメージトレーニングに役立つはず。お楽しみに。

あなた
感想 あなたのご意見
ほりぽん わたしの回答


Q&A形式ではないのですが、、、

モノづくりのためのコンピュータ活用誌「日経デジタルエンジニアリング」に、PUMAN Robot-simulatorが紹介されました。本屋には並ばない、定期購読者オンリーの書籍なので、一般の人は見かけることはないと思いますが、その筋では有名な月刊誌となりつつあります。詳細は、リンクを貼ってあるのでホームページをのぞいてみてください。

 で、どういった紹介内容だったかというと。
 「パソコン版ロボットシミュレータ総覧 ロボットへの教示が容易に」です。
 最近話題になりつつある、コンピュータ上に仮想の工場をつくりだすバーチャルファクトリシステム。この重要な要素であるロボットシミュレータで、ようやくパソコンで稼動するものが現れました。日本で手に入れることのできる、実績あるシミュレータを一挙掲載という感じです。

 非常に高性能かつ高価(数百万円)なソフトに紛れて、「インターネットで公開されている、ユニークなフリーウェア」として紹介されています。私の場合、安価(といってもただだけど)で、かつインターネットで簡単に入手でき、低価格パソコンで高速動作するという点で、納入実績だけは1000本は軽く超えているんです。たしかに横に並んでいるソフトにくらべたら面白い存在かも。

 また他のソフトは「1週間トレーニングコース○○万円」とあるのに、わたしは「セルフサポートだ!そのかわりホームページにグラフィカルなマニュアルを用意するよ」とあっさりしたものです。

 もちろん、他のソフトが非常に高機能で、そのまま実用につながるすばらしいソフトばかりです。それにくらべて私のソフトは、まだまだ煮詰まっていない。
 そこらへんも割り切って、ユーザーの「バーチャルファクトリーの世界を一度体験してみたい」という声に対して、CIM(Computer integrated manufacturingの略。経営戦略から生産までをコンピュータによって統合し、一貫した情報システムとして構築するもの)の導入の手がかりになるのでは?と考えています。

 

ほかにも、こんな方からいただきました。
ロボットメーカー、シミュレーションソフトメーカー、大学の学生、工業高校の先生、大学の講師、家電メーカーの社員、雑誌社の編集者、スキーのインストラクター、3DCGソフトの開発者、手話教室の先生、弓道の先生、製作所の社員etc。

とりあえず転載禁止
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