釣りすぎた(反省)

 さて。
 お腹がいっぱいになったところで、食後のドライヴ。
 写真は、佐渡なのに、沖縄っぽい風景が面白くて撮ってみたものです。

 …Vitsを運転してみました。
 バカにしていたのですが、この車、なかなかいいです。
 ハンドルはタイトで、よくきれる。駆動半径が小さい小さい!

 足回りも、ボディー剛性もなかなかしっかりしているし、加速感なんかもこのクラスにしては意外なほどパワフルで、難なく80キロとか100キロとか出ちゃう。
 「完全なる町乗り主婦用Car」だと思っていたので、意外なほどスポーティーでびっくりした。

 …でも、センターメーターなのと、トヨタっていうのがいまいち気になるんですけどねぇぇ(笑)。←思いっきり偏見。


 さておき、ノブの釣り「午後の部」が始まってしまった。

 佐渡まで来て渓流釣りをする人は稀なので(佐渡は海釣りがメジャー)、川の近くに置き捨てられた車(中では私が死体のようにぐったりと寝ている)と、そのそばで釣り糸を垂らすネズミ男のような男(寒いので、ノブはウインドブレーカーのフードをすっぽりと被っている)を、地元住民は興味津々でのぞき込んでいく。

 やれやれ。もう慣れたけど。

 …ちなみに、ノブの釣りの腕前は、写真の通り。得意満面な笑顔である。
 16:00の声を聞くと、「ちぇっ、もう少し釣りたいのによぉぉ…」という恨めしげな顔をしてノブが戻ってくる。


 車で少し走って、畑野町の「松雲閣」という温泉に行く。
 ここは町営の温泉で、入浴料は500円。結構新しい施設で、綺麗。

 岩風呂、普通のお風呂、サウナ、ミストサウナがある。
 アメニティーは、ボディーソープだけ。

 泉質は、低張性アルカリ性温泉(ナトリウム−塩素泉)。すこぉし黄緑がかったお湯。湯温は少し高め(多分42度)。長く入っていられない。

 コストパフォーマンスでいうと、中の中かな…(辛い?)。


 まぁ、さっぱりと気持ちよかった。
 入浴時間が限られていたせい(帰りの船の都合)で、ゆっくり出来なかったのは残念である。


 再び両津港へ戻る。
 レンタカーを返して、待合室へ。

 ジェットフォイル(ジェット機のエンジンが付いた船。フェリーが時速20キロなのに対して、ジェットフォイルは時速80キロで航行する)のチケットを買い、乗船名簿を書いて、お土産を買う。

 ここの売店で売っている「幸次郎」の(と、いう名のお店)『とち大福』がものすごく美味しい(「しまや」のは、あまり美味しくないように思う)。
 餅はあくまで軟らかく、中のあんこは甘さ控えめであっさりしている(1年ほど前まで和菓子嫌いだったのに、最近のあたしはどうしちゃったのかしら?)。

 これを買ってきて、むっちゃむっちゃいいながらほおばるのが実にウマイ。


 あと、こちこちに凍った飛び魚のすり身も、とても美味しい。
 ノブが、釣った魚の保存のために、こちこちに凍ったそれを買って、保冷バッグに一緒に入れて持って帰ってくるんですけど(本来の使用方法とは明らかに違うなぁ(笑)…)ね。
 鍋の具として使用すると、すごく出汁が出る。そして、鍋の後の雑炊がたまらなく美味しいのだ!
 …思い出しただけで「ごっくん」である。


 そんなこんなを買い込んでいると、ジェットフォイルの出航時間になってしまう。
 ジェットフォイルは、座席も飛行機みたいである。座ったらシートベルトを強要されるところも飛行機と同じ。1時間で新潟港に着いてしまう。早い早い。

 降りたらダッシュでタクシー乗り場へ行き(これはもうホントに競争だ。運が悪いとタクシーが出払ってしまって1台もいなくなり、帰りの新幹線に間に合わなくなってしまうこともある)、タクシーをゲット。
 駅弁(新潟駅の小鯛の押し寿司は買ってはいけない。すっっぱくて食べれたものではない。何度チャレンジして失敗したことか…)と、地ビール(まぁまぁ)を買い込んで、19:13新潟発の新幹線に乗り込む。

 食べ終えて、一眠りすると東京(あさひはあまり途中停車をしないから早いのだ)。

 あまりのあっけなさに、ノブは「寝たりない、眠い…」と、ぼやいている。目の白いところが全く無くなるほど充血している。ティッシュで目を拭うと、真っ黄色(黄色!…ヤバイ病気か?)の涙。
 「……(- -;)」

 帰ってゆっくり寝ましょうね…(大丈夫かしら?)。励ましながら小田急線に乗り換えた2人だった。
 毎度、ご愛読感謝!

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