4 おわらうんちく

 …やっと分かってきたぞ。

 山田温泉から帰ってきてから「八尾町おわら資料館」に行ってきた。
 …これはかなり手が掛かっているなぁと感心した(多分、相当お金もかかっていると思う)。


『おわら』について
 
八尾町の開祖、米屋少兵衛の子孫が保管していた町建てに関する重要文書の返済を喜ぶ祝いとして、3日間、どのような事でも咎めないから面白く町内を練り歩け、というお達しが町役場から出されたのがはじまりだと言われている。

 その時本当に町の人は、三味線・胡弓・太鼓・尺八などの鳴り物を用いて、俗謡・浄瑠璃・義太夫、その他思い思いの形で、昼夜の別なく「ぱぁ〜っ」っと騒ぎまくったらしい。

 昔、祭りが催されていたのは祭日3日だったのだが、その後盂蘭盆(うらぼん)3日に変わり、現在では立春から数えて210日目から3日間に行われている。
 その辺りというのは、台風がよく通るとされる厄日で、風の神様をもてなして送るという意味と、豊穣への祈りを込めて「おわら風の盆」は踊られている。


 先日、踊り方が何種類かある、と書きましたが、どうやら全部で3種類なようです。

☆豊年踊り…一番初期の踊りを改良しつつ現在に至ったもの。男女に振り付けの違いなし。
☆女踊り(四季踊り)…春夏秋冬の所作を取り入れている。女性ならではのおしとやかさを表現。
☆男踊り(かかし踊り)…畑仕事などの動作を盛り込んだ、勇敢な雄々しい踊り。

 面白いのは、この踊り、初期に比べてものすごく変化しているということ。
 こんなにいじっちゃっていいのかな?と、思いつつ、その変化が面白かったりして。

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