2 流し
さまよい歩いていて分かったのは「公民館にいれば『流し』に出会う確率は高い」ということ。
祭りの時は、公民館(やたらあちこちにあるので、数えてみたら何と11カ所もあった!)は24時間開けっ放しになっているらしく、そこには自然発生的に人だかりが出来ている。
集まった人たちの気分が盛り上がってきたところで、ふら〜っと踊りが始まる。まるで相撲の立ち会いのようだ。
そして、踊っている集団によって、踊りや衣装が違ったりする。
前のページの写真では笠をかぶっていたと思うが、こちらではかぶっていない。それから、男女が同じ型で踊るときもあれば、この写真では見にくいが、女の人と男の人で踊りの型が違う時もある。
見ていて面白かったのは、えっらい音痴なおっさんが楽しそうに歌を唄っていた姿。
それから、変に調子っぱずれたところで手拍子を打ったり合いの手を入れたりしているおやぢ(たぶん観光客だな。あれは)。
私たちもそうだから、あまり人のことは言えないのだけど、「流し」の踊り場を見つけようとして血まなこになっている人々(笑)。
そんなこんなが一所に集まると、なんでこんな和やかな雰囲気になるんだろう。
あぁ、きっと胡弓のせいだな。あのやんわりとした心地よい音が、みんなを酔わせているのだろう。
そうこうしている内に5:00。…さすがに眠くなってきた。
旅日記を書いてから、ひとまず寝た。
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1.徹夜踊りに徹夜で向かう 2.流し 3.夜の祭りは昼休み
4.おわらうんちく 5.大フィーバー EXIT!