総員茫然自失
…と、いった訳で、島の探検は1時間半で終わり。する事が無くなってしまって途方に暮れる。
同じく途方に暮れている夫婦(ダンナさんはマギー司郎に、奥さんは林家パー子似ている)が小学校の体育館の日陰に座り込み、私たちを手招きしている。
私たちもすることがなかったし、炎天下で日干しになりそうだったので、そちらにおじゃますることにした。
私たちは、この島に何もないことを知りつつも来た、単なる離島マニアなだけなのだが、彼らはTV番組で特集されていた沖島のイメージを引きずりつつ来たらしい。そのイメージとあまりにもかけ離れていたので、ショックを受けているようだ。
小学校の体育館では、祭りが近いのか、女の子が1人で太鼓の練習をしていた。
校庭の鉄棒が、日の光をまんべんなく浴びて熱くなっている。懐かしくて、思わず逆上がりをする私。
…来たこともないところなのに、どうして小学校って懐かしい感じがするんだろうね?
ほっとする雰囲気の中、そのご夫婦に近江八幡の見どころを教えていただいた。…どうやら、地元の方らしい。
「学生さん?良ければ近江八幡の市内まで(車に)乗せてってあげようか?」と、ノブ、言われる(笑)。
車で来たことを告げて、お礼を言ったら少し驚いていた。…Tシャツ・ジーンズ・ナップザックという、小汚い格好だったからかしら(笑)?
のんびりしたところで、12:30の堀切行きの船の出航時間。
訳知り顔を装って400円を払い、船に乗り込む。
帰り際、消防艇を激写。
湖に配備されている消防艇なんて、珍しいじゃない?!活躍してるのかどうかは知らないけど。
消防艇庫の入り口付近には看板が掛かっており「島内禁煙」なんて赤字ででかでかと書かれている。喫煙者にはつらい島だね。
とはいえ、住民にしても、どこまで守っているかは定かではないけれど。
さぁ、近江八幡市で昼ご飯だっ!
☆ 第5部地図
1唯一の淡水有人島 2無という存在感 3総員茫然自失
4近江牛! 5法の抜け道
6鮒寿司と臭い仲 EXIT!