LOTUS 102Dのキットについて
ジョニー・ハーバートが好きなのと、大判の美しい印刷のデカールシートにひかれて買って
しまったキットです。マシンの印象は、99Tほどインパクトが無いのですが、ハイノーズが流行
する前のマシンとしては、シンプルでスッキリした作りなので、ハイテク満載のトップチームに
対して健闘するところが見物でしたね。このキットは、元々デカールを貼ってみたくて買った
ようなものなので、エンジンなどの内部はキットのままです。そのかわり、ドライバーは
おもちゃっぽくならないように手を加えました。カーボンファイバーのデカールは、フロント
ウイングの延長部分とコクピット前のシールドに貼っただけですが、質感の違いを表現するのに
ちょうどよい効果を発揮しました。期待の大判デカールですが、左右の合わせ目がどうしても
目立ってしまうので、ラッカー系塗料を調色してレタッチしました。彩度がやや落ちたのですが、
明度が合っていればなんとかなりますね。このカラーを塗装で再現となったら、調色やら、
抜き合わせで大変な事になるわけで、あっさりとデカールを利用するのが正解だと思います。
2010年時点で、陽の当らない場所に保管していれば、いまだにきれいな発色をしてくれています。
もちろん、クリアの上塗りはやっています。