模型道楽 | FORMULA 1 - LOTUS 102D

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MOKEI-DORAKU : Scale Models and Composite Photographs.

LOTUS 102D

1992年シーズン、ジョニー・ハーバートとミカ・ハッキネンのコンビで、予想以上の速さを見せたLOTUS。
1991年のマシンと基本的な外見は変わらないものの、美しくデザインされたボディーの塗装がひときわ
目を引く、伝統あるチームにふさわしいマシンとなった。
名車とまでは言えないものの、この模型を発売したTAMIYAをはじめ、コマツや塩野義製薬など、
日本のスポンサーが多くついた事や、製薬会社のCMで放送された事で、記憶されている方も多いだろう。

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LOTUS 102Dのキットについて

ジョニー・ハーバートが好きなのと、大判の美しい印刷のデカールシートにひかれて買って
しまったキットです。マシンの印象は、99Tほどインパクトが無いのですが、ハイノーズが流行
する前のマシンとしては、シンプルでスッキリした作りなので、ハイテク満載のトップチームに
対して健闘するところが見物でしたね。このキットは、元々デカールを貼ってみたくて買った
ようなものなので、エンジンなどの内部はキットのままです。そのかわり、ドライバーは
おもちゃっぽくならないように手を加えました。カーボンファイバーのデカールは、フロント
ウイングの延長部分とコクピット前のシールドに貼っただけですが、質感の違いを表現するのに
ちょうどよい効果を発揮しました。期待の大判デカールですが、左右の合わせ目がどうしても
目立ってしまうので、ラッカー系塗料を調色してレタッチしました。彩度がやや落ちたのですが、
明度が合っていればなんとかなりますね。このカラーを塗装で再現となったら、調色やら、
抜き合わせで大変な事になるわけで、あっさりとデカールを利用するのが正解だと思います。
2010年時点で、陽の当らない場所に保管していれば、いまだにきれいな発色をしてくれています。
もちろん、クリアの上塗りはやっています。