似て非なるもの
海岸で見つかるいろんな種子。
マメに似ているけど、マメ科の種子ではない。
そんなヤツらを集めてみました。。
● テリハボク (Calophyllum inophyllum)
 
● ハス (Nelumbo nucifera)
 
● ハスノハギリ (Hernandia nymphaeifolia)
 
● ヒルガオのなかま (Convolvulaceae)
 
● ムクロジ (Sapindus mukurossi)
 
黒色で直径1.5センチくらいの球形。
数ミリくらいの直線状のヘソ(?)がある。
ムクロジは本州や九州、四国の暖地に分布し、奄美にも分布する。
種子は堅くて丈夫なため、羽子板の羽の先のおもりに使われることでも有名だ。
 
長径2センチ弱のどんぐり形で、両端がヘソのようにポチっとなっている。
こげ茶色で表面には光沢があり、ナタマメのなかまにちょっと似ているが、ヘソの形状は全く異なる。
チョコモダマにも似ているが、チョコモダマにはヘソのようなポチは片端にしかない。
とても丈夫な種皮を持っていて、 弥生時代の遺跡から見つかったハスの種子が発芽した例もあるそうだ。
 
こげ茶色、直径1.5センチほどの球形で、表面を1周する筋がある。
ヘソ(?)の部分は白くなってカサついていることが多い。
ハスノハギリは沖永良部島以南に分布するそうだ。
奄美大島でも見たような気がするのだが、気のせいだろうか。。
 
直径5ミリから8ミリくらい、ベージュからこげ茶色。
球を切断したようなスイカ形で、まるいヘソがある。
イソフジハマアズキのマメと感じが似ているが、全体的な形やヘソの形状が異なる。
とても小さいのできれいな砂浜でないとなかなか見つからない。
 
白っぽい色で直径2〜3センチの球形。
シロツブやハスノミカズラと感じがよくにているが、縞模様はなく表面がカサついていて、今ひとつ高級感がない。
テリハボクは日本では沖縄や小笠原に自生し、奄美では庭木や防風垣などとして植栽されている。
 
● イシ (Stone)
 
黒色で直径4センチくらいの、石。
上から見るとヘソっぽい筋も見える。
、、、しかし、石。。
こういう紛らわしい石に何度も騙され、マメを見る目が養われてゆく。
この石、どこへやったかな。。