キャンペーンの500円エステ

■ペンネーム「ぴよ」さんからの投稿です。

 こんにちは、ぴよです。
 
 電話の勧誘大好きで、いつもなら食いついて話さない私ですが、この日は前日に大酒を飲んで、朝方から爆睡しておりました。
 
 10:30頃、気持ちよく寝ているところに電話がなり、出てみるとやたらテンションの高い声のおばさんが…
 
おば 「○○のエステが今、キャンペーンで500円なんですよ! とーってもいいんで、是非!」
ぴよ 「…すみません、必要ありません…」
おば 「あら、必要ないなんてこと、絶対無いわよ。ほんとにきれいになるのよ、うちはねー…」
 
 うんたら話し始めましたが、このときはまだ眠気の方が勝っていて、
 
ぴよ 「…すみません、昨日ほとんど寝てないんで、眠いんです。では…」
 
 ここで切ると、また電話が。
 
おば 「せっかくお得なお話なんですから、切らないでくださいよ! 今がチャンスなんです!」
ぴよ 「いえ、本当に興味ないんで…失礼します…」
おば 「ちょっと、待って。少しでいいからお話聞いて」
 
 この辺からだんだん目が覚め始め、延々とエステの良さを説明する事15分…
 腹が立って起きた私、この際とことん戦おうと心に決める。
 
ぴよ 「ところで、おたく、○○(会社の名前…昔の話で忘れましたが)さんはご住所どちらなんですか?」
おば 「△△の○階にありますよ。怪しくなんかないですからね、皆さん本当に満足されているのよ!」
ぴよ 「はぁ。じゃ、本社はどちらなんですか?」
おば 「・・・何故? そんなこと聞いてどうするんですか?」
ぴよ 「いえ、そんなに満足する会社だったら全国展開してるんだろうと思って何となく…」
おば 「もちろん全国ですよ(にこやかに)…それで当社のスタッフはですね…」
ぴよ 「それで、本社のご住所は?」
おば 「名古屋ですが…何故です? 私はそれしかわかりませんよ」
ぴよ 「は? じゃ、調べて教えてください」
おば 「聞いてどうするんですか?! 本社は関係ないでしょう?」
ぴよ 「教えてくださいってば。あなたが知らないならわかる人に聞いてください」
おば 「・・・少々お待ちください」
 
 この辺でメモの用意。
 しばらくしておじさんが電話口に出る。
 
おじ 「私、支店長の□□と申します。私どもに何か問題ございましたか?」
ぴよ 「はい、眠いところたたき起こされて切ればまた電話をかけてくるし、必要ないって何度断っても延々話続けられるので、こちらからも質問したら答えられないというので」
おじ 「失礼致しました、ご興味がおありでないのでしたら、申し訳ありませんでした。失礼します」(がちゃ)
 
 は? 本社の住所は??
 
 戦闘機に乗ったままの私、もうパソコンを使って調べまくり、名古屋の住所を発見。
 早速電話して、電話口のおねえさんに
 
ぴよ 「すみません、千葉に支店ってありますか?」
お姉 「はい、ございますが…」
ぴよ 「そこの住所って△△の○階ですか?」
お姉 「少々お待ちください…はい、そうですが」
ぴよ 「そうですか。支店長は□□さんですか?」
お姉 「はい」
ぴよ 「実はこうこうこういうわけでして、(しつこい電話の説明)で、本社の住所を教えられないとすると、そちらの会社を語った詐欺なんじゃないかと心配になりますよね。あなたの会社はどういう営業をさせてるんですか?」
お姉 「おっしゃるとおりです。大変申し訳ありませんでした。お客様のご意見はすぐに上の者に伝えさせていただきます」
ぴよ 「お願いします」
 
 ここで溜飲を下げた私。
 
 もちろんその後一度も電話はかかってきて居ません。

■ぴよさんから6回目の投稿です。いつもありがとうございますー。
 
■まさしく、雉も鳴かずば撃たれまいに
「せっかくお得なお話なんですから」って電話をかけなおさなければ、本社にチクられることもなかったでしょうに・・・。
 
 しかし、流石は全国展開。本社の応対はとてもソツなくきちんとしていますね。
 後は・・・ちょっと暴走気味な支店の営業さんの教育をしっかりしていただくとして・・・。
 あ、勿論、500円のエステを撒き餌にして、荷物を預かり衣服を脱がせたエステの施術中にシツコイ勧誘を行って、続きの高額な施術を契約させたり、美顔器を売りつけたり、補正下着を売りつけたり、化粧品のセットを売りつけたり・・・なんてことは論外ですからね♪

(2006.8.10)