これまでの「asktaka の独り言」





  • 2001年1月以降の「独り言」(第53回〜第59回)です。ご覧になりたいテーマをクリックしてください。それ以前の「独り言」はこの下をクリックしてご覧ください。

    00年7〜12月00年3〜6月00年1〜2月99年11〜12月99年10月〜99年9月


  • 第53回:パリ便り・その1

  • 第54回:パリ便り・その2

  • 第55回:パリ便り・その3

  • 第56回:総理(トップ)の器と自覚

  • 第57回:欧州3ヶ国の旅(ドイツ編その1)

  • 第58回:欧州3ヶ国の旅(ベルギー・オランダ編)

  • 第59回:欧州3ヶ国の旅(ドイツ編その2)




  • 以下は第53回〜59回の「独り言」です。


  • 第53回:パリ便り・その1

    第53〜55回の「独り言」は、2001年1月12日〜17日のパリ出張中の掲示板(BBS)への投稿原稿を転載したものです。
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    今パリは14日、日曜日の午前8時20分です。今日は日曜日とあっ て、レストランも休みのところも多く、どこで何を食べようか思案中 です。今日の予定は、これから蚤の市に出かけて、その後美術館巡り のお付き合いをします。パリでは日曜日は美術館の入館料が3割から 5割ぐらい安くなるので、混雑するようですが・・・。

    冬のパリの朝の8時というと、あたりはまだ真っ暗でやっと少し明る くなってきたところです。やはり都会は朝よりも夜の街の方が似合う ようですが、こんなに朝が暗いと活動時間が後ろにシフトするのも よく分かるような気がします。といっても夜の10時は日本では朝の 6時ですから、昨晩のディナーの最中は眠くて、料理も早々にして ホテルで眠りたかったですね(苦笑)。

    ところで、2日ばかりパリを歩いてみて、やはり以前建築家の槙文彦 さんから聞いた“ヨーロッパの石の文化”という話を思い出しまし た。石で出来た建築物の歴史の長さを、血と栄光の歴史にダブらせて しまうのは、asktakaだけではないでしょう。digitaloさんのHPを見 ると、日本に血塗られた天井がまだ建築物として残っているようです 。だが、木造文化の日本ではこうした事例は稀で、建物の命とともに こうした歴史も忘れ去られているように思えます。

    日本の建築物は、永久の生命を持つというよりも、儚い消耗品のよう に思えるにはasktakaだけでしょうか。この数百年の歴史を持つパリの 建築物を見ると、ビジネスの面でも共通性があるように思われます。 こうした長期的視点、歴史的視点は欧州から学ぶべきところが多いよ うな気がします。

    それから、歴史的建造物における金(きん)の使い方はさすがに巧い ですね。石と金色の融合した色使いは、どこかの国の成金趣味とは 違って、シックな雰囲気をかもし出しています。これも期せずして 恒久的な建築発想が、悠久の歴史の流れに耐えうる飽きのこない色調 を生んだものかもしれません。

    素人の建築物談義はこれくらいにして、次の機会には日本人観光客の 話を書いてみたいと思います。

    なお、常連さんをはじめ、初めてカキコされたお客様、皆さんへの 御返事は、申し訳ないですがまたの機会にしたいと思います。

    ではまた


    (2001年1月14日(日))

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    第54回:パリ便り・その2

    第53〜55回の「独り言」は、パリ出張中の掲示板(BBS)への 投稿原稿を転載したものです。
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    今日は忙しい一日になりそうです。そのため昨晩は早めにゆっくり休 みました。エンジン全開で今朝は快調です。

    さて、パリ便りの第2弾です。パリ在住の人に聞くと、最近日本人観 光客向けのスリやかっぱらいが増えているそうです。特に、オペラ座 界隈というか、三越パリ店がある近辺は、日本人がたまっているせい か、被害が多いようです。

    と思って日本人観光客の様子を見ていると、これは専門家のみならず、 カモにしたくなるような人が多いのが目に付きます。つまり、

    1.フランス語も英語もまったく駄目

    2.下調べもなく、ガイドブック片手にうろうろ

    3.グループ、団体で行動するためか緊張感が不足

    この3つでしょうか。ともかく街を歩いていると、彼女・彼たちに とても違和感を感じるのは、asktakaだけでしょうか。

    まだまだ海外旅行といっても自分の意思で自分のプランを持って散策 する姿からは程遠い様な気がします。何でもお任せ、横並び行動は、 自分でリスクを取らない代わりに、リターンも少なく、そもそも“自 由な選択”の放棄という大きな代価を払っている点に気付くべきでは ないでしょうか。

    それにしても、パリは地元の若いカップルが一際美しく感じる街です ね。

    最後になりますが、digitaloさんにフォローをしていただき有難うご ざいました。伊勢神宮も仕事で帰りに駆け足で眺めただけの無粋な asktakaには、とても建築物としての深遠な意味を理解できません でした。今度はゆっくり建物を見てみたいものです。

    ではまた。


    (2001年1月15日(月))

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    第55回:パリ便り・その3

    第53〜55回の「独り言」は、パリ出張中の掲示板(BBS)への 投稿原稿を転載したものです。
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    パリ便りも三回目にして最終回となりました。現在はパリ時間で午前 5時50分ですが、夕方には帰国の途につくからです。もっと時間的 に余裕をみて訪れるべきだったという思いを持ちながら、今日は散歩 と食べ物の話です。

    昨日は一仕事終えてから、オペラ座周辺(三越パリ店があり日本人が よく目に付くゾーン)から、ルーブル美術館、オルセー美術館のそば を通って、サンジェルマン・デプレの方まで散歩しました。パリの街 は、山手線の内側ぐらいの広さなので、足で歩いてもさほど苦になり ません。タクシーも乗り場にいないこともあるので、巧くメトロ(地 下鉄)に乗るか歩くのがパリでは一番です。

    ということで、asktakaは東京いる時よりも一日あたり数倍以上はメト ロに乗りました。米国では車かタクシーでほとんど済ませることが多 いのですが、今回はビジネス以外の時間が多かったせいかもしれませ ん。

    パリの文化の中心はサンジェルマン・デプレといわれるサン・ミッシ ェル大通りの西側と、東側のソルボンヌ大学などがあるカルチェ・ラ タンの一帯です。asktakaの友人たちは、スノッブなシャンゼリゼよ りも街行く人々に知性が漂うこの辺りが好きなようです。

    しかし、最近ではサンジェルマン大通りなどにブランド店が進出し、 パリの人達も眉をしかめています。asktakaも車で何回か通っています が、昨晩実際に歩いてみると、この一帯にはエトロやカルチエ、フェ ラガモなどのお馴染みの店やルイ・ヴィトンも出たとかいわれていま す(予定なのか出店済みかは未確認)。

    確かに文化の街が変わってきたとは思いますが、狭いパリが一層洗練 されてきたようにも思えます。asktakaにはコンコルド広場に出来た 観覧車などよりもまだブランド店の方がパリにはぴったりだと思いま す。それにしても臨海副都心や葛西の観覧車がこれを真似たたかどう かは知りませんが、パリの歴史的建造物の中に観覧車はいただけない ですね。

    ところで、昔パリのマクドナルドは世界一美味しいと聞いたことがあ りました。そこで、土曜日のベルサイユ宮殿の帰りにマックに入って 普通のハンバーガーを頼んでみたら、納得しました。パンが美味しい のですね。日本の65円バーガーのパンは、紙みたいな感じで今一で すが、5フランのパリのハンバーガーは一味違います。よくパリでは 何を食べても美味しいといわれますが、まさにその通りで蚤の市の屋 台で食べたサンドイッチでさえなかなかいけますよ。

    昨晩は、ソルボンヌ大学のそばの老舗のブラッセリーで遅めの食事を しましたが、生牡蠣とスモークサーモンをオードブルにいただき、舌 平目をメインしました。牡蠣のソースもなかなかで、プロフェッショ ナルなギャルソン(といってもおじさんですが)のサービスも心が和 みます。午後9時前に行ってもほぼ満席なのもよく分かりますね。

    ちょうど隣の席の人達は引退したソルボンヌの先生のようにも見えま したが、いろいろ私達のことを観察していて食べ方などをアドバイス してくれました。彼女・彼たちの会話は50%程度しか理解できませ んでしたが、パリの人達の心は伝わってきました。

    今日はこれからモンマルトルに出かけて、その後どこでランチを食べ ようかと思案中です。キャビアやフォアグラはドクターストップなの で生牡蠣とムール貝をいただく予定ですが。

    では、皆さん、次は帰国後のカキコになります。常連さんや新しい お客様への御返事は東京に帰るまでお待ちくださいね(昨年から御返 事が溜まっていますが、追い追いカキコしますからね)。


    (2001年1月16日(火))

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    第56回:総理(トップ)の器と自覚

    日本の総理の“器”が話題になっています。これまでも何回かこう した問題が生じています。もちろん、これは米国でも同様で、現大 統領も選挙戦中及びそれ以前から“資質”が問われていたのですか ら、大同小異といえましょう。しかし、同じ“器”や“資質”が 問題でも、日米のトップでは次の点が異なるように思えます。

    1.日本の現総理の頭の中身があまりにもお粗末。
    (→まだ現米国大統領の方がましな気がします(失礼!))

    2.米国では統治のスタイルが出来ていて、大統領がCEOで 配下のCOOが実務を取り仕切る明確な図式が出来ている。
    (→従って、日本の場合、このCOOあたりも問題なはず)

    要は日本の総理のお脳の程度は論外です。某大学の雄弁会出身 なので弁はたつようですが、これは巧言云々の類でしょう。

    また、旧竹下派、現橋本派が実質的に政権を動かしており、他派 出身の総理は所詮傀儡です。そのため意思決定と権力の行使がイ ンフォーマルな形で行われ、日本のフォーマルなトップがなんと なく無能に思えるのも致し方のないところです。

    何がいいたいかというと、政治は妥協の産物であるとはいえ、トップ の座にはその時の問題解決のために最適な人物を選ぶべきだという ことです。現在の間接的な首相選定プロセスでは、この実現が無理で あれば、日本流の首相公選の方法を考えればいいと思います。とはい え、有権者が必ずしも正しい選択をするかどうかは別問題ですから 悩ましい問題です。かっての大阪や東京、現在の長野の首長などの ように、わけの分からない素人をトップに選ぶ可能性も否定できない からです。

    やはり、一国のトップになろうとする人は、日頃から自分が首相にな った際にはどんな国にしようか(ビジョン)、それをどう実現してい くかを考えるべきです。そして、頂点にたつということは、皆から一 挙手一投足を注目されるわけですから、凛として後ろ指を差される行 動は取り得ないことはもちろんのことです。しかも、自らのトップと しての行動規範がしっかりしていなければ、国民(部下)の目から見 て納得されません。

    こう考えると、現総理に“器”“資質”を求めるのは気の毒な気がし ます。まさかご本人が総理にまで上り詰めるとは思わなかったでしょ うから。この責任の多くは、むしろ現総理を密室で選んだ連中が負う べきだと思います。

    この際一挙に若返ってもいいのではないでしょうか。と思って政治家 たちの顔を思い浮かべると、これといった人物がいないと思うのは asktakaだけでしょうか。この点、ビジネスの世界の方が、人材は よほど豊富だと思いますね。

    と、政治の話をしたかったのですが、“器”や“資質”更には“自覚” の問題は、企業のトップにもあてはまりますね。asktakaも身につまされる話ではあります。本当に!


    (2001年2月15日(木))

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    第57回:欧州3ヶ国の旅(ドイツ編その1)

    実に一年ぶりの「独り言」の更新です。去年の春の董が立った話ではありますが、BBSにカキコした文章を切り出してみました。

    2001年の4月24日から5月9日までドイツ、ベルギー、オランダの三ヶ国を訪問しました。主目的はアムステルダムで行われたカンファレンスに参加することでした。ワイフ同伴だったので周辺諸国に足を伸ばしたわけです。ネット環境のお話やasktakaの旅先での独り言に興味をお持ちであれば、是非お立ち寄りください。先ずは、ドイツ編をどうぞ!

    <2001年4月25日 フランクフルトにて>

    asktakaのいない間に(BBSが)だいぶ盛り上がりそうですね。当地では、 今やっとネット接続ができました。現在現地時間は25日になったばかり の真夜中です。日本時間ですと25日午前7時過ぎです。フランクフルト ではフランクフルター・ホーフというホテルで2泊します。このホテルは、 当地のランドマーク的な存在のようで、なかなかよい雰囲気です。

    今回はとりあえず接続テストということで、一眠りしてから様子を見 てまたカキコにきたいと思っています。

    皆さん、鬼のいぬ間にと思われるかもしれませんが、ちゃんとROMは していますからね。(笑)ではまた。

    <2001年4月26日 フランクフルトにて>

    昨日、一仕事が終わって現地時間25日の午後3時以降、フランクフ ルトから急行で約1時間のところにあるハイデルベルグに行ってきま した。お付き合いで大学広場などを2時間ほど見てきただけですが、 ゲーテも学んだ大学の街ということ以外、asktakaには印象に残りま せんでした。

    今日は、26日は午前中からミュンヘンに向かいます。まだ時間の余 裕がないのですが、ベルギーのBrusselsに入る28日以降少し時間が とれそうです。

    ではまた。

    4月26日午前2時20分@フランクフルト

    <2001年4月27日 ミュンヘンにて>

    2時間ほど前にミュンヘンのホテルARABELLA SHERATON GRANDにチェックインしました(現在時間は26日午後10時12分、日本時間 は、27日午前5時12分)。今朝フランクフルトを出て一日バスで 移動したわけです。これからホテルで夕食をとります。

    では、7,8時間後にまたカキコにきます。

    <2001年4月27日 ミュンヘンにて>

    フランクフルト、ミュンヘンともにホテル設置のネット用ジャック からは通信不能です。いろいろやってみましたが、結局電話やFAXに つながっている線を直接パソコンに差し込んで、やっと通信できるよ うになりました。デスクの前に立派な通信キットがあるのですが、 ホテルの係りを呼んでも問題は解消しません。やれやれです。

    一つ学んだことは、通常のホテルであれば、最悪の場合電話に接続し ている線を使えばOKということです。

    それから、今宿泊しているホテルはミュンヘンの都心部から空港寄り のアラベラ・シェラトン・グランドです。一応5星だと思いますが、 何のことはない当たり前の大型ホテルです。アムステルダムでのカン ファレンスはシェラトン・エアポート・ホテルで行われるので、記憶 では初めてシェラトンに泊まりましたが、予想通りでした。ベルギー のBrusselsと帰国前のベルリン、カッセルのホテルは期待していま す。どうもasktakaはアーバンライフが好きで、オフビジネスでは快適 なホテルで過ごし都会を散歩してごろごろしているのが好きなようで す。ワイフはルーラル派でどうも趣味が合わないなぁ。

    と、愚痴っぽくなりそうなので、このへんで。皆さんへのお返事は一 旦ドイツを離れて、Brusselsかアムスに入るまでお待ちくださいね。

    <2001年4月28日 ミュンヘンにて>

    ドイツはビールとソーセージとジャガイモの国だと実感。昼間からビ ールを楽しんでいる人を多く見かけます。もっともビジネスパースン はフランスのペリエのような発泡水やミネラルウォーターを飲んでい ますが。

    昨日は待ち合わせの合間に、ミュンヘンの中心部にあるマリエン庭園 に面した高級食料品店の軽食コーナーで時間をつぶしました。シャン パン、ワイン、ビールなどをいただきカナッペをつまみながら、お客 の流れを見ていると、賑わい具合に圧倒されます。まるで、日本の休 日のデパートの食料品売場のような混みようですが、これも300年 を超える(1700年創立)老舗の強さといえましょう。その名はダ ルマイヤーで、日本でも有名だそうです。

    街を歩いていると、ドイツ人は親切で人懐っこい国民性だと実感しま す。街角で少し困った顔をしていると、すかさず“May I help you” と声をかけてくれます。またビアホールで見ず知らずの人達が自然に 笑顔で挨拶し、盛り上がっている有様は、何十年か前には存在した日 本の光景を見るようでした。

    フランクフルトよりもミュンヘンの方が人間がすれていないような気 がするのは、ビールのせいか気のせいでしょうか。フランスのある種 の取り澄ました感じとは違って、何故か温かな気持ちになるのは、 asktakaだけではないようです。

    そうそう、asktakaはドイツ語にまったく縁がなく、事前の勉強もでき なかったので、遅ればせながらミュンヘンで英独・独英辞書を買いま した。知らない単語ばかりの世界は、asktakaにはとても苦痛で、 フラストレーションが溜まります。ワイフは全く平気なようで、こう いう日本人は意外と多いのです。ワイフには、これは“知性”の差だ とか言ってからかっていますが。(笑)

    今日は午後3時過ぎのフライトでベルギーのBrusselsに入ります。 この国もグルメの国で、ビールも美味しく楽しみです。アムスでのカンファレンスに向けて時差調整はほぼOKで、これで日中船をこぎっ ぱなしということはないと思います。

    95年の5月、米国に到着してすぐある東部のビジネススクールの5日間 のエグゼクティブプログラムに参加しました。この時は、時差ぼけで真ん 中の3日間は話の中身は半分も聞けませんでした。この際は事前にケース やリーディング・アサインメントを読んでいたので何とかなりました。 今回はどうなることやら。


    [お知らせ]:近々第二弾、ベルギー・オランダ編をアップする予定です。

    (2002年2月5日(火))

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    第58回:欧州3ヶ国の旅(ベルギー・オランダ編)

    <2001年4月29日 ブラッセルにて>

    夕方ミュンヘンからベルギーのBrusselsに到着しました。早速、ディ ナーをいただきましたが、さすがグルメの国といわれるだけあって、 リーズナブルでかつ美味でした。Mさん、有難うございました。

    BrusselsではRoyal Windsor Hotelに3泊して、5月1日にアムスに はいります。このホテルは伝統のあるホテルですが、住み心地は今ひ とつかもしれません。

    では、皆さんへのお返事はまた後日(とはいえ、SNさん、よかった ですね)。

    <2001年5月1日 ブラッセルにて>

    昨日はEmma's dad さんにBrussels近郊のルーベンやHalle(ハル)に連 れて行ってもらいました。特に、1年でこの時期に一週間か10日ほ どしか見られないという幻想的な「ハルの森」は感動的でした。森の 中に一面に青い鈴蘭が咲いていて、まるで海原の中に森があるような 光景でした。かってこのような森の中を走り去る裸の少女が出てくる 映画を見たような気がしたのですが、これはdeja vuなのでしょうね。

    今日は午後からBrugge(ブルージュ)に出かけました。Brusselsから 急行で1時間のきれいな町ですが、観光客で賑わっていました。海の 傍だけあって、昨日食べたムール貝よりも美味しかったですね。

    ところで、2,3日前から急に日本人が目に付くようになったと思っ たら、日本はGWなんですね。皆さんはGWはいかがお過ごしでしょ うか?

    asktakaは明日はアムステルダムに入って、カンファレンス・モード に変わります。この期間中は多少は時間が取れそうです。

    ではまた。

    <2001年5月1日 ブラッセルにて>

    5月1日はメーデーで店も休みのところが多く、街は静かです。ダマールというお店 で買い物をしたがっていたワイフはがっかりしています。日本では、 メーデーは一部の人の祭典のような感じですが、全く休みとなると これまた意識が違ってくるでしょうね。

    これからパッキングしてチェックアウト後アムステルダムに向かいま す。特急のタイリス号に乗ってアムスまで約2時間半、東京から大阪 へ出張する感覚ですね。

    ではまた。

    asktaka@Brusselsのホテルにて(現地時間、5月1日午前10時)

    <2001年5月2日 アムステルダムにて>

    つい1時間ほど前にオランダのアムステルダムに着きました。早速 Sheraton Amsterdam Airportにチェックインしましたが、どうも asktakaにはこのホテルチェーンは苦手です。ミュンヘンもそうでしたが、人手が足りていないようでasktakaの期待するサービスとは開きが あります。以前にも書きましたが、5星のホテルとはいえ、せいぜい プリンスホテル程度、ビジネスホテルに毛の生えた程度だと思います。 ただ、朝食の品揃えだけは立派なので、明朝が楽しみです。

    それから、このホテルは

    Sheraton Amsterdam Airport:Hotels & Conference Centerという だけあって、専用のDATAPORTからすぐにネットで接続できました。 それからBrusselsの伝統的なホテルとは違って、コンセントがふんだ んにあって、便利ではあります。

    というわけで、現在、5月1日の夕方の6時半です。明日からカンフ ァレンスで缶詰になるので、これから夕食を食べに街を散歩してきま す。

    ではまた。

    <2001年5月2日 アムステルダムにて>

    今、アムスの午前7時40分です。8時から朝食に続いて9時15分 からカンファレンスが始まります。今日のスピーカーはビッグネーム が多く、コアコンピタンスのGray HamelやRosabeth Moss Kanter (HBS)が登場します。

    ではまた。

    <2001年5月3日 アムステルダムにて>

    現在アムステルダムは午後1時40分。1時に会議が終わって、2時 15分までブレークです。

    昨日、今日とびっしりスケジュールが詰まっていますが、さすがにビ ジネススクールの名物教授は話が上手ですね。1時間半ぐらいは一気 に熱弁を振るって聴衆を引きつけています。大体エグゼクティブ・プ ログラムと同じような話し振りなのでしょうが、今回のようなカンフ ァレンスは事前のリーリング・アサインメントがないのが楽ですね。

    それに比べて、コンサル会社のトップなり欧州の責任者の話は中身が 透けて見えるのは、同業者たるゆえんか。すぐ狙いが分かるので、 何とも味気ないですね。欧州で高成長中のコンサル会社の責任者の 話など、あまりにも誘導的だったので、asktakaをはじめ何人かが質問 攻めにして立ち往生でした。

    とはいえ、約20数カ国から百数十人が集まっていますから、米国で 開催するよりはインターナショナルですね。日本人は私を入れて2人 のはずですが、もう一人とはまだ話していません。昨晩声をかけたと ころ、韓国から来た2人のうちの一人でした。

    というわけで、ぼちぼち会場に戻る時間なので、これにて失礼。

    <2001年5月4日 アムステルダムにて>

    16時から本日最後のセッションが始まります。今、会場でキーを打 っています。つかの間のカキコです。

    で、つい先ほど今日の日程がすべて終わりました。何せ空港のそばな ので、まだアムスの街を歩いていません。これから夕食を兼ねて散歩 に出かけます。

    <2001年5月4日 アムステルダムにて>

    今アムスは午後11時10分前でもうすぐ5月5日になるところで す。日本時間では5日の朝6時になるところです。

    はじめてアムスの街に出ましたが、明るい間は汚らしい感じのする街 です。ドイツ、ベルギーと回って一番民度が低いと実感します。街行 く人々もなんだかみすぼらしく感じます。しかし、スキポール空港だ けは立派で、空港の中のSheratonホテルにいる限りは一応アメニティ は保たれています。

    ところで、欧州滞在中に皆さんへの御返事を書こう思っていました が、ままならないですね。相変わらずOne wayな発信だけになっている 点が気になっています。

    <2001年5月5日 アムステルダムにて>

    現在アムスは5月5日の午前4時26分です。今日の午後ルフトハン ザ航空でベルリンに向かいます。CNNでルフトのスト騒ぎが放映さ れていたのでWSJ Europeを見ると、

    "The first stoppage was set to take place for 12 hours until noon Friday. The strikes will continue weekly for the next four weeks・・・・・"

    となっています。TVを聞き流していたら"continue"に反応して、 慌てて新聞をチェックしたのですが、ストの混乱は今日土曜日には 解消していそうなので安心しました。これから4週間ばかりは金曜日 の欧州でのルフトハンザによる移動は要注意ですね。

    ところで、昨日の4時に過ぎにカンファレンスが終了し、すぐゴッホ 美術館に向かいました。入館受付が5時半までで6時閉館ですから、 1階フロアーと3階の一部にあるゴッホの絵を中心に駆け足で周りま した。中でもゴッホが浮世絵をまねた3枚の絵をまとめて見たのは初 めてだし、日本の近代美術館かブリジストンで観た記憶があるブラマ ンクが描いた(と思っていた)「青いドレスの女」の絵があるのには 驚きました。

    昨晩は、この後ホテルオークラの山里で11日ぶりに日本食を食べま した。久しぶりにサッポロの黒ラベル(といっても英国製なので味は 少々違います)と大吟醸をいただきながら、酒の肴をつまみ、お鮨で 締めました。周りは7、8割は日本人でしたが、昨日ばかりは食べる 方に忙しくて気になりませんでした。

    フランクフルト、ミュンヘン、ブリュッセル(発音はブラッセルなん ですが)、ブルージュなどを周ってアムステルダムに入りましたが、 以前にも書いた通り、ここアムスの街が一番薄汚れて見えます。旅の 本などには「美しい街」アムステルダムなどと書いてありますが、 昼間は汚さが目に付くし、街行く人々も不気味に感じます。確かに夜 はライトアップされていたり、あらが見えないのできれいではありま すが。

    それと1月のパリではそうでもなかったですが、今回の欧州巡りで、 スモーカーが多いのには驚きました。日本も顔負けで、どこの国も 喫煙者のマナーは悪いですね。特に列車の中など常磐線のグリーン車 のように一等車の一つの車両が禁煙と喫煙に分かれているのには閉口 します(ブラッセルとアムス間の特急タイリス号、アムスのスキポー ル空港からアムス中央駅までの一等車など)。禁煙車といえども煙草 の煙が流れてきますからね。その点米国の方が、徹底したノンスモカ ー向きの国ですね。


    [お知らせ]:近々第三弾、ドイツ編その2をアップする予定です。

    (2002年2月9日(土))

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    第59回:欧州3ヶ国の旅(ドイツ編その2)

    「欧州3カ国の旅」も今回で完了します。次は、昨年8月の米国旅行の 際のBBSへのカキコを「独り言」として切り出しますので、たまには覗いていただければ幸いです。

    <2001年5月5日 ベルリンにて>

    アムスから1時間ちょっとのフライトでベルリンに着きました。驚く ほど簡単に空港から出てタクシーで、Kempinskiというホテルにチェッ クインしたところです。

    通常の電話線から引いてネット接続が出来なかったので、念のためサ ービスの手引きのようなものを見ると、インターネットはビジネスセ ンターでやるか、部屋で接続する場合は係りに電話しろと書いてあり ます。早速電話して、開通です。

    ということで、雨のベルリンの現在時間は午後5時。これからソニー センターの方へ出かけます。

    ではまた。

    <2001年5月6日 ベルリンにて>

    ベルリンではKempinski Hotel Bristolに宿泊していますが、かって の西ベルリンのクーダムにあります。クーダムはNYでいえば5番街、 東京でいえば銀座のような街だそうです。

    実はkempinskiについては、ケネディ大統領やヒッチコックが定宿とし た程度しか知りませんでした。ベルリンにはお気に入りのThe Ritz- Carltonもあるので、どちらにしようか迷ったのですが、結局こちら にしたわけです。一抹の不安はありましたが、さすが定評のあるホテ ルだけに落ち着いた雰囲気とサービスに、先ずは合格点です。それに しても、Sheratonからこちらのホテルに移ってほっとした気分です。 もうSheratonには泊まることはないでしょうね。

    ところで、先ほどソニー・センターに行ったところ、何とNSさんが 喜びそうな、その名もソニー・スタイルというショップがありまし た。早速デジカメに収めました。そして周りをうろついて、回転すし の店をみつけ、一人で17皿、ワイフの分をいれて22皿平らげまし た。ほとんどがドイツ人でしたが、さすがにこんなに食べている人は いなかったですね。まだasktakaの胃袋は健全であることの証明でも あります。

    明日はasktakaにとってやっとホリデーですが、変身中のベルリンを 肌で感じたいと思っています。

    <2001年5月7日 ベルリンにて>

    現在ベルリンは午後10時10分前です。今日は朝から小雨模様で肌 寒い天気でしたが、10時半頃遅めの朝食を終えて、ピカソ美術館と か離宮を見に行きました。その後、目をつけていた広東料理の店で2 時ごろ昼食をとりましたが、予想以上の美味しさでした。五目そばと チャーハンを二人でシェアして食べましたが、なかなかでした。もっ ともasktakaはもともと日本でも広東料理は好きで、香港に夕食を食べ るためだけでも足を伸ばしたいくらいです。汁物に飢えていたのです から、いっそう美味に感じても不思議ではありませんね。

    と、食べ物の話になりましたが、今日のメーン・イベントは「壁」の その後を観察することでした。ここはミーハーといわれようが、壁ミ ュージアムで壁マップを買って、ブランデンブルグ門まで歩いてみま した。普段は歩きたがらないasktakaが、嬉々として歩いている姿を 見て、ワイフは驚いていたくらいですから、よほど感動しているよう に見えたことでしょう。実際、89年11月10日の壁の崩壊とその 後の東西ベルリンの融合、開発ラッシュを思うと何だか胸が熱くなり ます。この10年はベルリンのポテンシャルから目を離せませんね。

    今、日本は5月7日(月)の午前5時前ですが、皆さんはGW明けで 今日からフル稼働ということになるのでしょうか。asktakaは現地時間 で7日の午後2時40分頃のICE(Inter City Express:ドイツの新幹 線)の乗ってフランクフルトの手前、カッセルに向かいます。そこで 一泊して8日の夜にフランクフルトから成田に向けて飛び立ちます。

    実はカッセルはグリム童話の発祥の地だそうですが、それほど都会で はないのでネット環境が不安です。もし接続が不可であれば、日本時 間の7日午後6時以降9日の夕方までカキコできませんので、念のた めお知らせしておきます。

    ではまた。

    <2001年5月8日 カッセルにて>

    現在現地時間は午後8時を少し回ったところです。ベルリンという 都会からグリム童話の街、お城のある(カッセルという)田舎町に 来て、大分環境の変化を感じます。今、ネット接続にトライして、 なかなか上手くいかなかったのですが、モデムの設定を「トーンを 待ってから〜」のチェックをはずしてやっとつながりました。先ずは めでたたしということで、第一報です。

    ホテルはSchlossHotel Wilhelmshohe(ヴィルヘルムスヘーエと読みま すが、"o"の上にはドイツ語の点が二つついて「エ」の発音に近くなる そうです)といってお城の中にあります。でもベルボーイもいないホ テルでスーツケース三つにガーメントバックなどの荷物を自分で運ぶ のはちょっと骨でした。

    これから、ホテルで夕食を食べて今日は早く寝て明日に備えようと思 います。

    <2001年5月8日 カッセルにて>

    現在、カッセルは天気は曇り、午前7時40分です。東京は昨日から 雨のようですが、ベルリンから雨に降られっぱなしだったのですが、 今日は何とか持ちそうな気がします。

    今日は午後からカッセルの中心部へ出て、午後3時40分のICE(ドイ ツの新幹線)でフランクフルトに向かい、午後8時半のフライトで帰 路につきます。日本時間5月9日の午後3時ごろには成田着ですが、 14泊16日の欧州の旅もいよいよ最後の日となりました。asktakaの 頭はすでに3日前から日本モード、オンビジネスモードに切り替わっ ていますが、身体の方は欧州に馴染んできているようです。

    ということで、これが欧州からの最後のカキコになります。帰りの飛 行機の中で、途中まで書いた「ビジネスの話題」を仕上げて、日本到 着後アップするつもりです。

    では皆さん、約半月の間asktakaの勝手な欧州発信にお付き合いいただ き有難うございました。


    (2002年2月10日(日))

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