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迷狂私酔の日々


3月1日(月)

自宅のMacのモデムポートはMIDIインタフェースにつなげて分岐はTAとDX7、音源のKORG 05R/Wへ。プリンタポートからは3つ分岐していて、プリンター、Palm3とのHotSync、デジタルカメラDSC-X100からの画像吸い上げ。SCSIはスキャナだけだったかな。MOドライブは内蔵。というわけで、デジカメから画像を入力するたびに、HotSyncを止めないといけない。逆も同様。

なんで、こんなことを書くかというと、これを忘れていてクラッシュしてしまい、再起動をかけたら保存しそこねたファイルはもちろん消えてしまったからなのであった。

それでもめげずに、MACWORLD Expo/Tokyo '99の個人的レポートに、写真15点を加えました。ゆえに、ちょっと重い(309.3K)ので気を付けてね。

さらに、久松史奈の新情報、movie「メリーに首ったけ」も。また、このdiaryに観戦記を3つ(鹿島対清水東芝府中対神戸製鋼パルマ対ペルージャ)、約束通り書きました。なお、2月20日(土)以前の「迷狂私酔の日々」は、「過去の迷狂私酔の日々」に引っ越しています。よろしく。それから、トップの写真も2か月ぶりに変えました。あと、いろいろ手直ししています。わあ、またもや午前4時だよ〜ん。

3月2日(火)

こんないい天気なのに、仕事である。ま、フツーそうか。

Palm MacPac v2のβ版がついに正式版に! versionが2.1になっているので、けっこうバグとりしたのかな? とにかく、さっそくPalm Desktop v2.1 for Macintosh(9.4MB)をダウンロードにかかる。転送速度が「164バイト/秒」である。しかも、その数字が動かない。計算したら16時間近くかかってしまう。まあ、そのうち速度が1キロバイト/秒くらいになれば外出のあいだには終わっているだろう。

さて、オフィスに帰ってきたのは4時間後。どれどれ。え? まだ「ファイルを保存します」だと? しかも転送状況は

0%

なにぃ? いくらなんだってそりゃないだろう? もともと、うちの会社が契約している専用回線はこのところ満杯で、増強しても追いつかない状況ではあったのだが。あるいは3COMのサイトが超混雑しているのだろうか?よく考えたら、日本語のパッチがないと手も足も出ないのではある。それにしてもPalmDesktop Extrasっていったいなんだ?

上司から古いオーブンレンジをもらえることになった。なんでも、トーストを焼いてからすぐにレンジでミルクを温めようとすると、ものすごい騒音を立てるそうだ。30秒くらい待つとなんでもないらしい。しかし、イラチな彼女はそれが待てずに新規購入したんだって。しかも、「なじみの店から買うたけん、下取りとかでけへんのんよ」とのことであった。よくわかんないでしょ? 実は、そのお店は岡山なので、なんと岡山から延々と配達してもらったのだ! 次は冷蔵庫を買い換えるらしい。それも岡山→東京と運ぶのだろうか? お古の冷蔵庫はどうやって搬出するのだろう? ああ、悪い予感がしてきた

臓器移植のことを考えると、自分の肝臓をきれいにしとかなきゃ、と思ったりする。これがダイエットに踏み切る理由としてはもっとも気に入った。だって、肝臓が脂肪まみれだったり、肺がヤニで真っ黒だったりしたら恥ずかしいじゃん。わては、肺はきれいでっせ。けどなあ、腹は黒いかもしれん。まあ、引っ越しのときに、かつて住んでいた部屋をきれいに掃除したりする心理と同じかも。どうせ大家さんが専門家にクリーニングをお願いするらしいので、あんまり意味ないらしいが。

3月3日(水)

今日は、PalmCentral.comからのダウンロードを試みる。今度はうまく行きそうである。転送レートが昨日よりも50倍くらい速い。MacPac v2がようやく見られるか? 約30分でダウンロード終了。ちゃんと解凍もできて、「Palm MacPac v2 installer」が出現した。しかし、これをクリックすると文字化けの嵐が待っている。ああ、待つ身は辛い。でも、Palm/Pilotコミュニティはすごいぞ。日本語化するパッチをあっというまに作ってしまうエライ人がいるんだい!(MIGUさま、よろしくお願いします)

UEFAチャンピオンズ・リーグの8強の激突が始まる。幸か不幸か、WOWOWの生中継はない。寝不足にならないかわり、明日の録画放送を見る前に結果を知ることのないように気をつけなければならない。MANU対インテルなんて、まるで決勝のようなカードではないか。

某所から、なぜかカラオケへ。226の出来事の真相が明らかになる。そうか、でも読者というのはありがたいものだ。

3月4日(木)

やっぱり、というか。Aquazoneの魚たちは全滅した。合掌。だいたい、2〜3か月に1度しか水槽を見ないんだから、当然の末路といえよう。どうせなら、ヴァーチャル葬儀とかもできるようにすればいいのに。今度は吉日を定めて新しい水槽を始めて、iMacinfishを育てるかな。

チャンピオンズリーグである。それにしても、いくらなんでも4試合をいっぺんに放送することはないんじゃないか?>WOWOW。午後6時から午後10時、午後11時30分から午前3時30分の計8時間。ほえええい。なんか修行みたいだ。

レアル・マドリッド対ディナモ・キエフ。去年のキエフはGKのショフコフスキーが一躍名を挙げたが、今度はFWのシェフチェンコとレヴロフの評価が高い。で、ゴールキックをせりあってヘッドで流したレヴロフから、うまくDFの間をすり抜けたシェフチェンコがここしかないという集中力でゴールを決めて先制。レアルは、圧倒的に押しながらゴールを割れない。モリエンテス、ラウル、ミヤトヴィッチが先発し、さらにサビオやスーケルを投入。そのうしろには、シードルフ、ロベルト・カルロス、イエロがいる。このアタッカー陣でありながら、結局ミヤトヴィッチのフリーキックの1点のみ。まあ、監督が更迭されたばっかりということもあるのだろう。攻めまくるサッカーなのに、あまり魅力を感じないのはなぜなのだろう?

マンチェスター・ユナイテッド対インテル。ワールドカップでのベッカム退場は挑発したものだと言明したシメオネに大ブーイング。しかし、最初の数プレーだけでブーイングをやめるあたりがオールドトラフォードに集う人々の見識というものだ。MANUが運んでいくボールの流れが美しい。対するインテルのどこか窮屈でぎごちないパス回しが、すでに勝負の行く末を暗示していた。ベッカムの完璧なクロスから、ヨークが2発。どうしてこんなわかりきった攻撃パターンなのに、防げないのだろう? こんな単純なプレーが世界最高峰のゲームを決めるのだろうか? たぶん、あまりにもシンプルな戦術だからこそ、完成度の高い技術がミスのほとんどない展開を可能にしているのだろう。ムリのない理詰めのプレス、パスカット。つねに2つ、3つとあるパスの選択肢。2タッチ以内でのパス交換、少しタメをつくれば必ずどこかからノーマークの選手がスペースに走り込む。決してファンタジックではないが、ひとつのサッカーの完成した形がここにある。前半で2-0。しかし、点差以上に差があった。

しかし、インテルも逆襲するのではある。コーナーキックからのシメオネのヘッドがネットを揺らすが、コロンネーゼのファウルでノーゴール。前半のサモラーノのダイビングヘッドはシュマイケルに防がれた。シュマイケルが前に出た直後にコロンネーゼが無人のゴールに打ったはずのシュートは戻ったDFベルグにはね返された。2点差をミラノで逆転できるのか? MANUが敵地で1点でも取れば、インテルは4点取らないと準決勝に進めない。来週が楽しみだ。

バイエルン・ミュンヘンはカイザースラウテルンに2-0で快勝。マテウス対スフォルツァというベテランのリベロ対決はマテウスの勝ち。それにしても、よう頑張るわ。私とほとんど同じ年だというのに。

ユベントスはオリンピアコスに2-1で勝ったそうだ。さすがに、私は寝ましたよ。ああ、しんど。

3月5日(金)

帰り道、久松史奈の新譜を予約する。インフォメーションボードに、史奈の新譜情報が書いていないのが業腹である。ここは場末か?

何はともあれ、週末である。明日のために16MBスマートメディアを空にし、ニッケル電池を充電する。ところが、間の悪いことにPalmの単4電池が危ない。こういうときに、備蓄がなかったりする。

いろいろ修正する。あまりに細かくて覚えきれない。book『よそ者たちの荒野』、movie「スモール・ソルジャー」に後日の注を付記。diaryを一挙見直し。などなど。

Macworld Expo/Tokyo '99を少し直して撮影データを加えました。DSC-X100の使い心地を知りたい方はどうぞ。なお、2月21〜28日の「迷狂私酔の日々」は、「過去の迷狂私酔の日々」2月下旬に引っ越していますので、よろしく。

3月6日(土)

なぜか早起きして、SNOW2.3というフリーウェアをダウンロードして遊ぶ。単にデスクトップに雪が降って、音楽が流れるだけなのだが。基本的にクリスマス向け。デスクトップピクチュアを香港の夜景にしてみると、けっこう雰囲気がある。図に乗って、いろいろ試す。で、デスクトップを最終的にはもちろん、久松史奈の「PLEASURE」その1ヴァージョンにする。だって、今日は史奈の誕生日なんだもん。

いそいそとお出かけ。駅のみどりの窓口で、Palm3の電池を交換する。なにしろ、1分以内に交換しないと、データはもちろん、インストールしたソフトもユーザー辞書も全部消えてしまうので、いちおう緊張してやる。ウルトラマンに残された時間の1/3だかんね。

TOWER RECORDSで、ケルト音楽/TOM☆CAT/シュガーベイブなどなどを買い込む。そして、いよいよ午後2時、新宿三越本館裏、<LION>前へ。そうなんです。今日は久松史奈誕生日&新譜発売記念のオフ会だったりするのである。果たして、その内容は? → 後日公開予定。

3月7日(日)

自宅で1本ビデオを見てから、久しぶりに駅までバスで出る。なぜかというと、昨日、駅前に自転車を忘れてしまったので。あまりにうれしくって興奮していたために、自転車で家に帰るところを歩いて帰ってしまったのである。ははは、大バカだ。決して酔っていたわけではない。嘘ではないぞ。

テアトル西友銀座で「ガッジョ・ディーロ」を観た。それはともかく、京橋には警察博物館があって、例の謎のキャラクターのでっかい像があったりする。小雨をついて銀座山野楽器へ。「リヴァーダンス」NYライブのビデオを売っているが、既刊の3本は探してもない。来日公演はとっくに完売。悔しい。イエナにてD. Kunz"INTENSITY"、地図"LONDON A Z"を買って帰る。で、またビデオを見る。

フィオレンティーナ対パルマ。ついにWOWOWはペルージャ戦をあとにもってきた。2位と3位の対戦だけに真剣そのもの。パルマのカンナヴァーロ、センシーニ、テュラムのDFは強力。フィオのバティとエジムンドが欠場で2トップはオリヴェイラとエスポジト。このへんのせめぎあいがなかなか。逆の場面ではパルマのキエーザとクレスポがフィオレンティーナのトリチェッリ、レプケらとマッチアップ。司令塔対決はパルマのルイ・コスタ対フィオのベーロン。このメンバーがそれぞれの能力を出せばすごい。

いやあ、楽しいぜ。キエーザのシュートがバーに当たって真下に跳ねかえったり、ルイ・コスタの早く低いセンタリングをエスポジトがどんぴしゃのシュート、それをブッフォンがナイスセーブ。

こぼれ球でもめあったあとエスポジトとブッフォンが笑いあっているのがよかった。「おれたち、いい試合してるよな」って感じでさ。

オリヴェイラがフリーキックを直接狙った。ボールは激しく落ちてバウンドし、横に跳んだブッフォンの上をこえていった。フィオレンティーナ先制!

後半はすばらしいパスがエスポジトへ。たまらずカンナヴァーロ、ブッフォンが抑えにかかってPKをとられた。ルイ・コスタが決めて2-0。バティがいなくなって得点力激減のフィオ、ここで奮起か?

パルマも反撃。上がってきたテュラムが、ゴールラインぎりぎりからニアに送ったボールを交代出場のスタニッチがDFとGKのわずかなすきまにねじこんだ。2-1。

もはやパルマは3トップに近い。しかもテュラムがいいところで攻撃参加。鮮やかなボール回しで攻めつづける。フィオは薄くなったパルマのDFラインのうしろを突いて速い逆襲で対抗する。3対2、あるいは3対1! という決定的なチャンスなんだけど、わずかにパスのタイミングが遅かったり、コントロールを乱して得点できない。みんなゼイゼイいっている。消耗戦。結局パルマは追いつけず、2-1で決着

ペルージャ対エンポリ。ペルージャはブッキとカヴィエデスの2トップに。そのあおりでペトラッキがはずれたもよう。で、さっそくエンポリの未完の大器サライエタに今シーズン初ゴールを献上。個人技で抜かれてシュートがはじかれて高く上がったボールへの反応の速さでやられた。最下位のエンポリ相手に、しかもホームで負けたらもはやB落ちゾーンだ。

どこかおかしいペルージャはクロスをフリーであげられるケースが多く、盛大なブーイングを浴びる。ようやく中田がいいキープ、パスカット、クロスと反撃開始。しかし、いいプレーがつづかない。ついに中田のクロスをブッキがゴール! と思ったらオフサイドの判定。画面からではよくわからん。しかし、その前のコーナーキックからの流れからのオリーヴェのオーバーヘッドやカヴィエデスのシュートなど、攻めてはいるのだが。そして前半もロスタイム。押している時間帯に点がとれないのは痛い、と思っていたところへ、あと1分ない時点で中田が左から大きなアーリークロス。GKパンチングのこぼれをテデスコがうまく右へ流れながらすばやいシュートで同点に。いやあ、気持ちいい起死回生の一撃。

そしてなんと、ペトちゃん、セリエA初ゴール! カヴィエデスと交代で入ってすぐ。中田からのパスを受けて左足でゴール前へパス。GKのクリアをラパイッチがシュート、DFに当たって転がってきたところをペトラッキがすばらしいミートでゴールにたたきこんだ。なんか、嬉しいよね、こういう不運の人がついにやってくれた時って。あの喜びようったらないぜ。その直後も中田のクロスからラパイッチがいい切り返しでキーパーを抜いたが少し流れて防がれた。押せ押せのペルージャ。中田からゴール前のブッキへ、ヘディングはわずかに左にそれた。エンポリはサライエタが持つと危険な香りがする程度。もう全然恐くない。

あ、ペトラッキが倒れた。交代のサイン。急遽テントーニがイン。ケガがたいしたことがなければいいのだが。右膝? あ〜あ、禍福はあざなえる縄のごとし。初ゴールの日にケガとは。今度はイラーリオが足をつってペッレグリーニに交代。

そして中田がうまいトラップで抜いて長いドリブル。最後のDFもかわして中田のシュートをGKがかろうじてはじいたボールをブッキが入れて3-1。これで勝利を確信したような雰囲気。中田はゴールこそなかったものの、よいです。3点目は、右にいるブッキをダミーに使って、GKとの1対1に持ち込んでいくあたり、やればできるんだぜ、っていうアピールだよなあ。

さらに攻める。中田から右のブッキにいったんボールを預けていい角度でリターンをもらってナイスシュート。惜しくもGKに阻まれたがいい流れだ。エンポリのディフェンスがもはや機能していない。それから、マッザンティーニのファインセーブ連発もすごかった。結局3-1で勝った。昇格チームにとってはセリエA残留はスクデットにも等しい。と、思うんだけど。まあ、よかった、よかった。よくないのはもう午前3時だってことだ。

3月8日(月)

見口さん制作によるMacPac2.1の日本語化パッチをダウンロード。いつもありがとうございます。

しかし、実は最近は会社のMacではずっとHotSyncが途中でハングするのであった。でも、ちゃんとバックアップは取れてるんだけど。え〜と、これってinstallフォルダにあるwish.prcが一度インストールに失敗して、それからずっとあるせいかな。そういえば、SimpleInstがMacPac2.1だと使えないんだよな。ということで、結局今日もインストールせず。

3月9日(火)

movie「ガッジョ・ディーロ」、wineの第35、36、37回。fuminaにもニュース。ちょいとデザインも変えた。

3月10日(水)

書くのを忘れていたが、Palm3と会社のMacとのHotSyncは、installフォルダの中身を捨てたら無事に完了した。そういえば、こういう症状と対処法をどこかで読んだような気がする。先輩のみなさま、ありがとうございます。

というわけで、いよいよMacPac2.1のインストールに入る。事前にGeneva2Osakaというアプリをダウンロードして、入れるべきところに入れておく。インストールして、再起動。そして、日本語パッチを当てる。ダブルクリックして起動し、該当するファイルにパッチを当てていくのだが、そのナビゲーションが実に素晴らしい。しかも古いCnduit Fileは自動的にゴミ箱へ。最後におまけのDecorを入れて、晴れてPalm Desktop2.0を立ち上げる。この時点では年月日表示に文字化けがあるのだが、Decorを選べば完全な日本語表示に。このDecorというのは、要するに画面の壁紙なんだが、いや、きれいだね。気に入った。

会社につづいて、自宅でもMacPac V2のインストールにとりかかる。すでに本体はダウンロードしてあるので、Geneva2Osakaと、見口さんの日本語化キットを改めてダウンロードする。なんか、また新しいヴァージョンになっているな? とは思ったのだ。すると、それは、なんとインストーラーになっていた! アイコンといい、最初の画面といい、これがボランティアの仕事のレベルだろうか? これで、フリーウェアなのか? いやはや、すごい。これで、Conduitごとにパッチを当てることなく、ダブルクリックして待つだけでよくなった。β版へのパッチに比べたら、ダンチである。ああ、感動した。

なお、自宅のStuffitExpanderでは、解凍がうまくいかず、アドバイスにしたがって、「イメージをマウントする」のチェックをはずしてやり直した。

久松史奈のニュー・アルバム発売までの日数をカウントダウンするJavaScriptを埋め込む。よくあるスクリプトなので、既成のものをアレンジしただけではあるが、それでもけっこう、気を使う。いったんサーバーにアップロードしないと動作確認できないので、ダミーを作ってテストする。2回目に成功。しかし、あと2週間の命である。fuminaだけ更新。


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