Bon Voyage! HOME > PRIVATE DIARY > 1998年11月上旬

迷狂私酔の日々


11月1日(日)

土曜日のうちにサイトをリニューアルオープンして、日曜日には天皇賞を買って、映画を観て・・・という夢は破れてマックとにらめっこである。それにしてもいい天気だ。

おばかなことに、「雷波少年」なんてのも見てしまった。室井滋がモンゴルで親切にされて泣いていた。夜の「電波少年」も見た。なすびがビデオデッキを当てた。8万円以上もしていた。私も早く買わねば。セリエAはエンポリ対ペルージャだが、中田は欠場。サブにも入っていないのでは見る気はしない。

「travel」のディレクトリなどのタイトルを全部photoshopで書き直す。ファイルを見直したら、<IMG>タグの画像サイズ指定がなぜか50×50になっている個所を大量に発見。ついでにJPEGの圧縮度を上げて軽量化。これに伴ってメニューページの容量記述を変更。entranceページを新設して、http://fly.to/voyageからのリンク先に指定し直す。よかったら一度のぞいてみてね。ちょっとがんばってみたので。indexはフレームをついに採用。いろいろいじくった末に、とにかく幅600pixel以内でなんとか収める。というわけで、本来の新コンテンツにはまだ取りかかれないまま。

さて、天皇賞。大本命サイレンススズカはため逃げではなくて記録的な大逃げを敢行。しかし、おおけやきを前に左前脚に故障発生。おそらく、私なら本命を買わなかったとは思うが、たとえ万馬券が当たったとしても、やりきれない思いが残っただろう。ジャパンカップでも君の快速を見たかった。キーストンにしろ、マティリアルにしろ、絶対的スピード能力の高い馬にとってはもっと深い、力のいる馬場の方がいいのではないのか? 海外で勝てる馬づくりのためにも。

11月2日(月)

飛び石連休の谷間なのに、いつもより少し早く出社。実はオフィスレイアウト変更(つまり、席替え)で、パソコン移動のお手伝いなのだ。情報システム関連は子会社化しているのだが、そこへの外注費をケチった人がいて、「同じフロアで動かすだけなら社員でできる」と思ったらしい。まあ、ほとんどノートブックだから運ぶことそのものは大したことはない。だが、LANでつながっている接続は、端末ごとに微妙なのだ。自分のマックはEthernetとルータ間のケーブルが他と違うので、延々引っ張った。このビルが2〜3年前に新築だったら、床下にネットワーク配線をほどこしたのだろうが、93年竣工なので、机の下を電話線、電源、LAN回線がはいずり回っている。できるだけ見ないようにしているのだが、これって来客のたびに押入にモノを突っ込む家そのものだよなあ。

書くのを忘れていたが、Xリーグ(アメリカンフットボール日本社会人リーグが改称したのね、Jリーグの名前だけ真似て)西地区でアサヒ飲料チャレンジャーズ(昔のワイルドジョーの方がカッコイイ)が全勝で優勝。藤田コーチは京大から移って最初の年で結果を出した。しかも、序盤から強豪とつづけて当たる苦しい日程で競り勝ったのは素晴らしい。QBは田中重光だし、RBの吉田(昌)とか、懐かしい名前がいっぱいで、東京スーパーボウルでシルバースターと対戦なんかしたら京大OB対決! って夢みたいだな。

それから、ラグビーのワールドカップ(来年、ウェールズで)への出場権を日本代表が獲得していた。心配した割には台湾、韓国、香港に圧勝したようだ(点数では)。しかし、どこか録画でいいから放送してくれないだろうか? いつのまにか、もっとも放送の少ないフットボールになっていないか?>ラグビー。

11月3日(火・祝)その1

今日はバドミントンの日である。出かける前に、なんとかアップロードを。

book, movie, wine, diary(これね)に新作
travel(全面改訂)、Road to FRANCE PART1 &PART2(サイト構成変更)
index(HOME)の全面リニューアル

ただし、これからfumina, travelの【極私的旅行術】、link, production, FRANCE98, guest bookなど、やらなければいけないことが山積みである。それに、各ページにナビゲーションバーもつけたいし、MIDIもそろそろ鳴らしたいし、Java Scriptであそんでみたいし、あ〜そういえばEnglish versionなんてのもあった。いやはや、自業自得ではあるが。

11月3日(火・祝)その2

というわけで、午後0時25分にあわててアップロードした。面倒だったので、「Add All」したら転送に14分かかった。自転車で15分、1時には<モーツァルト>には着いた。3人で1時間バドミントンをやると、けっこうな運動である。今回は人数も少ないので、新しくできたイタリア料理の<Grotta di LEO>に行く。オープンエアのカジュアルなところではある。店の人も感じよいのだが、アンティパスト(前菜)、ピザ、パスタ、デザートがあるのに、メインがない。プリモ・ピアットだけでセコンドがないのは不思議だ。あれはランチメニューだったのだろうか?

まだ5時なので、ぶらぶら歩いて次の店を検討する。<五鉄>はまだ開いていない。<一瓢家>にはもっと気合いを入れてお腹を空かせて行きたい。<青菜>も閉まっているし、最近できた串焼きの店はどうか? という意見もあったが、祝日なのにたくちゃんがやっていたので、 南口の<戎>本店で飲む。さらにブルース刑事の店(本当は何という名前なんだろうあ?)で飲む。もう9時になっていた。

鹿島対磐田の試合を見られなかったのでスポーツニュースをはしごするつもりだったのに、ベッドに倒れ込んで目が覚めたのは午前4時だった。

11月4日(水)

4時に目が覚めてみたらテレビもマックもつけっぱなしだったので、とにかくメールのチェックだけやる。また寝て出勤。

今日はASAHIネットの「みんなで新聞」No.27「旅」にこの「Bon Voyage!」が掲載されるというので、さっそく読ませていただく。ちゃんとアンケートにお答えした内容も取り上げていただいて、ちょっと嬉しい。でも、少し訂正

(1)「カラカラ場」ではなくて「カラカラ場」

正確にはカラカラ帝の浴場の遺跡で、その遺構を利用してオペラをやるわけですね。一時、遺跡保護および安全確保の面からオペラ上演が中止されていましたが、また復活したようです。ここでやる夏の「アイーダ」はローマの風物詩です。

(2)「深夜バスに乗り損ね」ではなくて「深夜バスを降り損ね」

その夜、カラカラ浴場から各方面への深夜バスがあり、「ヴェネツィア広場に行くか?」と確認して乗り込んだが、真っ暗な上に、誰も降りない。テヴェレ川の近くでようやく2人が降りた。やがてサン・ピエトロ聖堂が見えた。その時点ですでに乗り越していたわけですが、「きっと循環するんだ」と思いこんでいたので、まだ乗っていたらどんどん郊外へと連れていかれ、やっと降りたら流しのタクシーも公衆電話ももちろん交番もコンビニもなく、延々歩く羽目になったのです。

なお、サン・ピエトロのクーポラは実は正面からはほとんど見えません。それが、真夜中に裏側からきれいに見えたので感動したわけなのです。

せっかく書いたので、アンケートへの回答メールも載せちゃおう。

まあしかし、「哀愁のヨーロッパ」では8回の旅行のうち2回分しか書いていないので、エピソードとしてはまだまだたくさんあるのですな。ま、そのうち書きますので、お楽しみに。

ようやく改装したサイトのチェックにかかる。やっぱり、いろいろミスがある。「哀愁のヨーロッパ」のメニューページでは、各篇に短いコピーをつけかけてそのままになっていた。赤面。

とにかくできるところから修正。もうすぐ午前3時である。

11月5日(木)

午前4時過ぎまでかかって修正とdiaryをアップロード。実は、まだナビゲーションについては手つかずなのだが。いくらやってもきりがないのではあるが、とにかく少しずつ。

会社から帰る途中に<戎>でエチオピア帰りのカメラマンK田さんを発見。昨日帰国したそうである。相変わらず予測しやすい行動パターンなので実に見つけやすい。

なんやかんやで、昨晩につづいて帰宅が2時過ぎ。そう、飲むのが忙しいのである。ASAHIネット「みんなで新聞」ではメールに応えて2個所とも訂正していただいた。素早い対応、ありがとうございます。ところで、久しぶりにIE4.0を立ち上げたら、カウンターの数字がNetscapeで見るのと違うので驚いてしまった。カウンターの数字は当てにならないとは聞いていたが、ブラウザによっても違うとは知らなかった。

11月6日(金)

寒い朝ではあるが、私は綿麻の生成りに近いジャケットで、すご〜く場違いである。「アフリカかどっかと間違えてないか?」と言われてしまった。だが私は暑がりなので、つい最近まで半袖だった。とくに不便はないし、耐寒訓練もどきと思えばたいしたことはない。迷惑かけるでもなし、ほうっておいてくれないもんか。

社員食堂での昼食に、昨日は排骨麺(パーコーメン)390円、今日はデミカツ重480円となかなか乙なものを食す。味も量もアベレージではあるが、そのチャレンジ精神は見上げたものだ。これにレタスたっぷりのツナサラダ140円をつけて小確幸を味わう。このあいだレタス半玉で198円という値段を見て以来、こういう小皿は見逃さない。

日曜はいよいよ関西遠征へ行く。西宮スタジアムは2年ぶりになるのか。

11月7日(土)

今朝はもっと寒い。いまだに毛布なし。アホだ。

少しずつ直してます。今日は「気まぐれ読書録」でナビゲーションのアイコンをテキストベースに変え、背景色も変更。「久松史奈の現在」、がんばります。

フレームなし対応版もあります。重いという人はお試しを。

やっぱり気になるジュビロ磐田対柏レイソルと、ヴェルディ川崎対鹿島アントラーズをつづけて観た。ジュビロのように人間が湧き出るようにピッチを駆け回るサッカーは観ていて楽しい。若い奥や服部だけでなく、中山の動きの質がよい。ドゥンガのディフェンスも凄い。トラップしたボールをスッと奪うところなんか、あまりに何気ないのだが、これはボールの先を読む察知能力の高さだろう。鹿島は、圧倒してしまうサッカーではなくて、耐えて勝つサッカーという感じ。ディフェンスがマンマークベースなので、カウンター速攻は中盤を省略するし、華麗なパス回しよりもチャンスメイクでシュートまで持っていくあたりはどこか韓国の勝負強さを思わせる。去年の鹿島と磐田ではゲーム支配力で6:4で鹿島が上だったが、今年は磐田の勢いの方が上回っている。

しかし、いちばん笑ったのは中山の幻の5点目だ。オフサイドだったのに、気づかずにゴール裏の観衆にパフォーマンスしていて、振り返ってみたらゲームが再開されていて口をあんぐり。ドゥンガまで笑わせた中山の芸(?)であった。

というわけで、菊花賞の見送り決定。明日の関西日帰りでは余裕がない。もう新幹線の切符も買ったし。前日入りで祇園の場外で買うのも風情があるのだが。いよいよ、久しぶりの京大対関学戦へ。

bookに『幽霊たち』アップロード。

11月8日(日)

行った。 勝った。 疲れた。

しかしまあ、朝の7時45分に家を出て、夜の10時20分に帰って、やったことといえばスタジアムで2試合観ただけである。しかも昼食抜き、ビールすら飲まなかった。掛かった新幹線代は約2万7千円。こんなことを毎年やるアホが私以外にもいるらしい。

とにかく、21-7で京大が関学に勝った。しかし、2週間後に京大が同志社に勝ち、なおかつ関学が立命館に勝たないと、三つ巴にならない。それから3校プレーオフで勝ち上がってはじめて甲子園である。ああ、遠い。しかし、プレーオフまで観に行けるだろうか?

それにしても、久しぶりに気迫で圧倒するプレーが観られただけでも行った甲斐があるというものだ。選手では泣いてる奴がいたもんな。なんやかんやいいながら、最終学年4回生の意地だよなあ。精神力だけでスポーツができるとはまったく思わないが、コンタクトスポーツでは、体をぶち当てる気合というか、気持ちの強い方が勝つことは往々にしてある。最後のタッチダウンのドライブは、とにかく中央付近を力任せにぶっこ抜いていく、きれいでもスマートでもない泥臭いスタイルが「原点に返る」そのものだった。プレーとしてはフレックスボーンの原型のウィッシュボーン本来のFBダイブとHBカウンターのアレンジだと思うが、戦術云々ではなくて、目の前の敵を倒す、というインテリジェンスとは対極の野獣のような戦いであった。

ここだけの話だが、LBの名倉祐輔君は私の知人のご子息で、彼が小学6年生のときに国立であったライスボウルに一緒に行ったことがある。父も私も京大がインターセプトしてはハイタッチし、ロングパスが決まれば絶叫し、タッチダウンしたら踊り出すという周囲のスタンドから見事に浮いていたあのときに、2人のアホの間でにこにこ笑っていた彼が、もう4回生である。1987年1月3日、京大が1点差でレナウンの猛追を振り切って二度目の日本一に輝いたあのゲームを彼は覚えているだろうか? 

帰りの新幹線の指定を早い時間に切り替えて間に合った。目当てのひとつはセリエA、ペルージャ対ヴィチェンツァ。3-1でペルージャが快勝。中田も含めてようやくチームとしてのコンビネーションができてきたようだ。1点目が中田から右サイドバックのゼ・マリアへのパスから正確なクロスにラパイッチとブッキが飛び込んでニアのラパイッチがキーパーが触る寸前に頭をねじ込んで先制。同点にはされたが、2点目は中田。ラパイッチがエリア内にうまく入ったところをバックチャージで倒されてPK。「PKは中田に蹴らせろ」がガウチ会長の指令だそうで、中田が蹴って勝ち越し。蹴り直しにも臆せず、いいキックであった。やればできるじゃん。3点目はゴールエリア内で中田がうまくパスを受けてドリブル、シュート。キーパーがはじいたところをメッリがゴール。

この他にも中田はシュート2本、ペトラッキへの見事なキラーパスもあり、それに加えて守備でもいいプレッシャーをかけていて、これだけやればもうチームの大黒柱といっていい。まあ、上を見ればキリがないが、ペルージャとしてもゼ・マリアのクロスとか、中田のスルーパスといった得点パターンが見えてきたのは明るい材料。しかし、相変わらずディフェンスがボロボロ。前半の不用意なバックパスで得点されなかったのが不思議。

意地で早く帰った目的のもうひとつが「進ぬ! 電波少年」。こういうアホ番組はクセになる。だいたい、くじ引きで選ばれたにしては「なすび」のキャラクターがハマリ過ぎ。ロッコツマニアになぜ、漁師さんたちはあんなに優しいのだ? 伊藤くんはあのパンクなジーンズのままで北極圏に行って寒くないのか? 

しかしまあ、びっくりすることにこの14日には朋友(パンヤオ)緊急ゴール特番である。日本テレビはきっと年末年始にぶつけたかったはすだろうに、1か月半も早いぞ。そしてきっと、「ヒッチハイク三部作完結」といいながら、4番目の犠牲者が・・・

予想その1 シルクロード(北京〜イスタンブール)
これは、ちょっと面白くない。だって、短いもん。しかも、政治的にむずかしい地域がある。とくにアフガニスタン近辺をどう迂回するか。あ、どうせなら東京からロンドンまでにするか。

予想その2 2002日本・韓国・中国徒歩無銭旅行(東京〜下関・釜山〜香港)
これで猿岩石の出発地まで線がつながるというだけだ。なんかつまらん。

予想その3 本当にヒッチハイクは三部作で終わる
この場合、次の企画はもっと過酷になるだろう。室井滋が、演歌のテープを完売するまでアジアをさすらうような。

しかしまあ、二番煎じ、三番煎じでありながらこれだけの視聴者を引きつける番組になっているところはオバケである。だからといって、こういう旅こそ本物の旅だ! とは毛頭思わない。だいたい、テレビ局がバックについているから危ないこともやれるのだ。これはあくまで「番組」であって、「旅」ではない。だから無責任に見ながら笑えるし、感情移入もできるのだから。

あ、菊花賞。セイウンスカイが逃げ切ってスペシャルウィークが2着に食い込んで万馬券どころか3ケタ配当。やらなくってよかった。

11月9日(月)

声が嗄れている(この漢字でいいのか? 自信ないぞ)。やっぱり昨日は絶叫していたらしい。スタンドのとなりのおばさまから2度もアメをすすめられたのはそういうことだったのか? 侮るなかれ、おばさんの人生の知恵。

夜の8時からWOWOWではACミラン対インテル。同じ時間にはGAORAで昨日の京大対関学。ああ、ハムレット。しかもビデオは壊れたまま。

というわけで、スタティスティクス(統計)つけてGAORAを観た。ページをつくる前についMIDIのサイトで遊んでしまった。今日はこのdiaryだけで勘弁してね。まだ背中が痛いのよん。

11月10日(火)

書くのを忘れていましたが、8日の朝、新幹線に乗る前に「Road to FRANCE」の旧ディレクトリ"soccer"のコンテンツを削除しました。すでに中身はそれぞれ"road1""road2"に移っていますが、もしも昔のページにブックマークしていた人には、"FILE NOT FOUND"になってしまいますので、いちおう../soccer/soccertop.htmlに引っ越しの告知を載せました。ちゃんとつくったので暇な人は見てね

最近、会社で「社内環境も地球環境の一部です。」というポスターが貼られて「ええっ、机の上をきれいにしろということか!」とあせったが、実は紙を無駄遣いしないようにしようとかいうたぐいの自然保護キャンペーンであるそうだ。まぎらわしいぞ。しかし、あせったのは私だけではなかったらしい。

「偽シェフヨネのワイン漫談」第21回をアップロード。ついでに少しナビゲーションを変更。


最新の「迷狂私酔の日々」へ
1998年10月下旬の「迷狂私酔の日々」へ戻る

1998年11月中旬の「迷狂私酔の日々」へ進む
過去の「What's New」という名の日記へ

All Rights reserved by (C) Takashi Kaneyama 1997-1998