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DOF(Depth Of Field)はカメラの用語で日本語では被写界深度と訳されます。

今のカメラはほとんどオートフォーカスなので、気にする事は少ないと思いますが写真を撮る場合にはピント合わせを考えます。
3DCGもオートフォーカスのようなもので何もしなくてもピントは合うのですが・・・合いすぎる事が逆に問題になります。

3DCGの場合には何も指定しないと手前から遥か向こうまで
完璧にピントが合った絵ができてしまいます。
本物のカメラの場合には、被写体に焦点を合わせるとハッキリ見えるのは被写体だけで
その周囲はボケて見えます。
このボケが遠近感、距離感を表現する大きな要素になります。
ハッキリ見える範囲を被写界深度と言います。



被写体だけをシャープに写したい場合は、被写界深度を小さく、画面全体をシャープにしたい時には、被写界深度を大きくします。

この被写体にだけピントが合っている状態を3DCGで表現する場合、多くのソフトでは実際のカメラに倣って焦点距離と絞りで被写界深度を調整するようになっています。

被写界深度はレンズの焦点距離と入光量(絞り)によって変わります。
絞りはレンズの焦点距離と絞りの直径(3DCGの場合には開放絞り値で表し、絞りの直径=レンズの直径 になります。)
F値=焦点距離(f)/絞りの直径(l)

この時、レンズを通る光の量は、絞りの面積に比例(F値の2乗に反比例)します。

F値が2から4になると光の量は半分になり、F値が4から2なると光の量は倍になります。
被写体までの距離が同じ場合、F値が大きいほど被写界深度は深く、F値が小さくいほど被写界深度は浅くなります。

ちょっと分かりにくいので、整理してみましょう。
F値2:絞りが大きい:被写体のみにピントが合って、背景をぼかします。
F値16:絞りが小さい:画面全体にピントが合って、全体的にシャープになる。

絞りが小さく全体にピントが合っている場合
ありがちな絵ですが主張が無くて主役が何なのか分かり難い。
絞りが大きく被写体のみにピントが合っている場合
見せたい対象を強調した表現になる。
写真では絞りはこういう表現に使うものらしいです。
3DCGでも同様の表現は可能ですが、どんな効果が出るのか感覚的に分かっていないと中々応用が難しいです。
※写真はカメラ好きな知人に提供して頂きました。
 
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はじめての3DCG (http://www.asahi-net.or.jp/~qb3k-kwsk/)
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