読書録

シリアル番号 764

書名

西国巡礼

著者

白洲正子

出版社

講談社

ジャンル

紀行文

発行日

1999/6/10第1刷
2006/3/24第9刷

購入日

2006/4/14

評価

文芸文庫

白洲正子の作品は「風姿抄」等しか知らなく、白洲次郎の夫人で能や書画骨董の評論家位にしか考えていなかった。我が友人、卒都婆小町(そとわごまち)ないし「韋駄天お節」たるS.K.が10日間で西国巡礼を満願したのち本書を教えてくれた。 彼女はこれを白洲正子と親しかった今日出海のお嬢さんから教わったという。白洲正子55才の時に車を使いはしたが、歩くべきところはちゃんとあるいて書き上げた気合の入った紀行文である。S.Kによれば正子の自伝も面白いらしい。

巡礼に憧れがあるし、近々予定している能登半島、若狭湾周遊ドライブと年内に予定している紀伊半島ドライブにもいくつかもぐりこませようと書店に注文した。これを受け取りに書店に出向いた店頭で「ウェブ進化論」を立ち読みして気に入り一緒に購入してそちらを先に読んでしまった。

ROCA号で読もうと持って出かけたのだが、読み始める引き込まれ夢中になって新杉田を乗り越してしまった。とりあえず1番青岸渡寺(せいがんとじ)最後を拾い読みした。 いずれ通読しよう。

高校の修学旅行で16番清水寺と9番興福寺を訪れ、2004年にも9番興福寺と11番醍醐寺を訪れたが、9番興福寺では五重塔に目がいってしまい、南円堂も訪れたがそれと意識していなかった。醍醐寺でも五重塔より少し山道をのぼっただけで観音堂まではゆかなかった。

旅の計画をするには車でどこまでアクセス出来、どこにパークし、どのくらい歩かねばならないかを知らねばならない。そのためにはくわしい地図が必要である。秩父巡礼計画でしたようにカシミール3Dのデジタル地図 やグーグルのデジタル地図でも可能であるが 本を読みながらでは使いにくい。やむを得ず昭文社の県別マップル道路地図を購入した。近畿地方で8冊にもなり散財である。

能登半島、若狭湾周遊ドライブに西国巡礼の札所をいくつか加えると28番成相寺、29番松尾寺、33番谷汲山華厳寺となる。

年内に予定している紀伊半島ドライブで1青岸渡寺2番 紀三井寺(きみいでら)に立ち寄れば残りは関西方面旅行のときボチボチ訪問できるだろう。


トップ ページヘ