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------> 制作日記はこちら。歌の予告編もあります。
今回の公演は、これまでの3回のうち一番歌が多かったです。また、義太夫唄いもあるので、公演時間2時間15分のうち1時間くらいが役者さんの歌が流れたわけです。ミュージカル的側面がかなり出ています。また、踊りも多く、花組をどり97パート2か。その一方で、ストーリー展開や個々の演出にいわゆる前衛的な手法が取り込まれていて、前衛的音楽劇という感じでしょうか。よくわかりませんが、従来の典型的花組的芝居とは少し違っているかもしれません。
様式としての前衛的という言葉は何か矛盾しているような気がしますが、前衛様式の音楽劇というのがより正しいのかな。
歌舞伎でミエを切る所作は時に芝居とは関係なくお客さんにアピールしているわけで、花組芝居でのミエは歌や踊りの時だと考えれば、手拍子やかけ声が飛び交っても良いのではないでしょうか。
曲全般には、クレオパトラと言うこともありエジプト中近東系の雰囲気を意識して作りましたが、無論それだけと言うことはなく従来のように和風な音、それから花組をどりのようなダンス系の音など、種々多様な曲を使っています。これは義太夫三味線(太棹)の田中悠美子さんと分担して曲を作ったことも影響しているでしょう。
田中さんとの作業は、義太夫部分と加納さんの指示した部分の曲について田中さんが太棹で曲を用意してきて、それに私がアレンジを加えるパターンでした。それ以外の曲や歌は私が作り、場合によって田中さんに太棹や胡弓を入れてもらった。私は邦楽系の方と一緒にやったことがなかったので、とても新鮮でかつ色々と勉強になりました。
*** サウンドファイル *** |
Title | Comment |
Real Audio |
濡れ場 |
アフリカのある部族の声をモチーフに構成されています。現代舞踊系の曲かな。胡弓と太棹は田中さんです。
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昇天 |
スカです。そして蝶の道行きです。太棹は田中さん。はじめはサンプリングして曲を構成しようとしたのですが、チューニングが甘かったので、田中さんに太棹を弾いてもらいました。原曲の途中で終わってしまうので、弾いてて違和感があったようですね。
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愛人 |
長い手の人々が怪しげに踊るシーンは中央アジアの踊りのようでおかしいです。実は下座音楽の上方騒ぎのリズムと、タブラのリズムを組み合わせたもので、和風な雰囲気とエスニックな雰囲気を合わせ持ったものです。
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習作01 |
前もって特にこのシーンにというイメージではなく、田中さんとのコンビでどう言ったものが出来るのかとのスタンスで作った曲です。これまでになく、こういった雰囲気の曲が多かったのも芝居のもう一つの面を引き出していると思います。化粧まえの並ぶ楽屋シーンで流れています。
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Disco管弦合方 |
この曲は幾つかのバージョンを作りました。これはエンディングバージョンですが、ゆっくりとした振りで挨拶するところが印象的。このストリングスパートを抜いたバージョンがカエサル暗殺のシーンにも使われています。暗殺の部分がなかなか決まらず、他のシーンに用意したこの曲が使われることになり、当初意外な感じがしました。(曲制作日記参照)
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