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2019年の総括

2019.12.27. 掲載
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目次
 1.重点をおいたこと
 2.止めたこと
 3.続けていること
 4.変わったこと
 5.サイトに載せた記事
  ●言葉 ●映像 ●旅行
 6.交流
 7.健康
 8.まとめ


2003年から、年末にその年の総括を載せてきたので、今回で16回目となる。

1.重点をおいたこと

●結婚50年のまとめ

私の人生で一番良かったことは、経子という伴侶に出会い、共に過ごした日々である。一昨年11月に結婚50周年を迎え、それに因んで、金婚という節目までの、生きてきた時系列的記録を残すことにした。

この構想は昨年始めから持っていたが、1月の終わりに大腸がんが見つかり、2月に切除術を受けた。手術を受ける際に、せめて4ヶ月の命が欲しいと願い、そのことを口外した。それまでの経験から、必死で取り組めば、その期間で完成させることができると考えたのである。

しかし、完成したのは今年の6月で、4ヶ月の4倍 16ヶ月の時間を要する結果となった。個人差はあるにしても、これが老いた者の標準的な経過であろう。

昨年、今年と2年にまたがったが、この1年間に重点をおいたことも、「結婚50年のまとめ」である。

●私が死亡した後、妻のしなければならない手続が少ないように対処する

2018年の日本人の平均寿命は、女性が87・32歳、男性が81・25歳、妻は今年77歳、私83歳、人がいつ死ぬかは分からないとはいえ、妻の方が長生きすると考えるのが普通だろう。

この1年で重点をおいたことのもう一つが、私の亡き後、妻がしなければならない手続が少なくなるように対処しておくことだった。これが予想以上に面倒で、聴力知力が急速に劣化しいく私には荷が重かった。それでも何とか完了できたことを嬉しく思っている。


2.止めたこと

2009年の総括から2018年の総括までは、2.新しく始めたことというカテゴリの項目を使ってきたが、これを、2.止めたことに変更した。新しく何かを始めるようなことは、これから考えられないからだ。

●廃車し車の運転を止めた

結婚した年に中古車を購入し、大学を止めた年に初めて新車を購入した。2000年に購入したジャガーXK8 Coupe を本年9月に廃車し、車の運転から離れた。運転免許証は来年の免許更新時に返納する予定。


3.続けていること

●毎日7000歩程度のウォーキング

北ドイツ旅行のツアーは、落伍せず何とか参加できて良かったが、帰ってから疲れが出たのか、体調不良で9月半ばまでウォーキングの歩数を減らした。

現在は1日ほぼ7000歩の歩行を続けている。夕方から梅田の阪急、阪神、大丸百貨店の地下へ夕食の惣菜を買うためと言う理由をつけ、半ば喜んで往きは妻と二人、帰りは妻はメトロで、私は歩いてマンションへ帰る。

この毎夕のウォーキングを楽しく続けている一番大きな理由は、来秋カナダ旅行ができる体力をつけたいと願うからである。今年の北ドイツ旅行になんとか参加できたことから、人生最後の海外旅行としてカナダに行きたいと願っている。

●文書作成・サイト作成にはMifesというテキストエディタを使っている

ワープロソフトやサイト作成ソフトは使っていない

●メーラーは2001年1月より、Becky!2を使っている

1996年より使っていたWindows添付のいくつかの無料メーラーのデータは、このBecky!2に移行させてあるので、インターネットをはじめてからの、すべてのメール・データを調べることができる。

●午後7時から9時頃までスーパードライを飲みながら夕食を摂る

ビールの量は350ml2缶〜3缶。

●年賀状のスタイルは、2008年から変わっていない

長年同じスタイルで年賀状を作ってきたが、今回はその手順を思い出せず困惑することがしばしば起きた。知力は確かに急速に劣化しつつあることを認めざるを得ない。それを「年寄りの知恵」を働かして、何とか解決している状態である。

●2014年から使用している補聴器は、1日8時間程度の装着を続けている

音量調節可能な機種に変え、調節をしてもらい、少し話が理解できるようになったように思える程度。
補聴器を外すと静寂にホットし、やすらぐ。


4.変わったこと

●朝食がまったく変わった

結婚以来50年間、朝食は毎日うどんか蕎麦を、一味唐辛子を思いっきりかけて食べてきたが、昨年の大腸がんの手術後、パン食、野菜サラダ、牛乳、ヨーグルトに変わり、もう1年9ヶ月続いている。

私は気に入ったライフスタイルは変えないという習性のある頑固者で、頑固な私の総括に詳しく書いている。

しかし、拒否することが難しい状況であることを利用して、自分の身体がこの病院食どのように反応するかを知る人体実験にしようと考えたのだから面白い。

実験を始めて1年9ヶ月後の現在、未だこの朝食を好んで食べたい気持ちになっていない。2年間続けた時点で実験を終了しようと思っている。


5.サイトに載せた記事

今年サイトに載せた記事は、この「2019年の総括」を含めて昨年より1件多い6件であった。

●言葉

本と私 (19/01/31) Google検索: ?位/約 821,000,000 件
私の年賀状の作り方 (19/12/26) Google検索: 1位/ 約 11,100,000 件
2019年の総括 (18/12/29) Google検索: ?位/ 23,200,000件

●映像

アルバム「結婚50周年」の制作 (19/06/06) Google検索: ?位/約 95 件

●旅行

北ドイツ旅行 (19/08/10) Google検索: ?位/約 17,600,000 件
海外旅行総括表 (19/08/15) Google検索: 17位/ 約 457,000 件


6.交流

今年はクラス会、同期会の類の全てに欠席した。


7.健康

昨年大腸がんの手術を受けたが、経過はほぼ良好で、年齢相応の老化の途を歩いている。知力、体力、気力の面から振り返ると、知力の低下が最も著しく、気力の低下が最も少ないと自己判断している。

この傾向が、生きている間でどのように変わるのか、興味がある。


8.まとめ

昨年大腸がんの手術を受けてから始めた動画「望と経子の結婚50年」の制作を完了したが、その間1年4ヶ月(16ヶ月)の時間を費やした。

老年期に入ってから、自分の知的能力が低下していく現実を自覚してきたが、この動画制作はそのことを明確に教えてくれた。

それよりもっと痛烈に教えてくれたのは、10年以上に亘って同じスタイルで作ってきた年賀状が、今回作れなくなったことだった。

私の知力がこんなにまで落ちたてしまったことに衝撃を受けたが、老人の知恵をしぼって、知力の低下をカバーする方法を考えついた。

断片的に残っている記憶、年賀状制作の中心となるアプリケーションソフト「筆まめ」の解説書、プリンタの解説書などを活用して、「ハガキ用写真用紙」が「印刷された年賀ハガキ」になるまでの全行程を自分で実行し、同時にそれを記録に残すという方法である。

記録は、後で読んだ自分が理解できるように書かなければ意味がない。これはあくまでも「自分のための年賀ハガキの作り方」である。

老化を知力、体力、気力の面から振り返ると、知力の低下が最も著しく、気力の低下は最も少ないと自分について判断したが、それが一般的に当てはまるか否かは分からない。

老化による知力(知的能力)の低下を補う方法の一つとして、再制作に役立つように全工程を記録に残すことを思いついた。工夫するということは、いくら年をとっても楽しいことだ。

今年、多くの旧友がこの世を去った。生あるもののさだめとは受けとめているが、寂しい。


<2019.12.27.>

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