インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞 2000
Japan Mystery Award on Internet 2000

夜想曲（ノクターン） 依井貴裕著 出版社 角川書店 本体価格 1800円 ISBN 4-04-873175-0

松本楽志 +2点 どこを切っても本格ミステリで、好感は持てるのですが、面白いのかと言われるとどうも違う。なにかが足りない。でもこの端正さは埋もれさせておくのはもったいないです。

トモ +2点 これまた久しぶりの作品です。この作家はどうも考えすぎのところがあってそこが今一つ・・・。もう少し、ストーリーを重視すればきっといいものが書けると思います。

清田　南 +4点 読者を選ぶでしょうし、キズも多いでしょうが、こういったことを考える作家は、今時貴重だと思います。

中島景行 +3点 コメントの難しい作品。読んでいる途中は、なんとなく不自然なところがあって落ちつかないんだけども、解決を読むとそういうことだったのかと納得するが、でも読みづらい。

森高　有紀 +5点 いろいろ難点はあるものの、このトリックを実行した気力と、いつながらの本格の姿勢が素晴らしい！！　とはいえ、多根井くんは出番が少ないし、とんびが出ないのは、さみしいなぁ。 新本格の作家陣が、本格から遠のいている現在ですが、出版社の皆さん！！　依井のさんの作品、もしくは本格を読みたい人がいるんだぞ〜〜ってこと、把握しておいて下さいね。

東風 +3点 プロットのねらい所がすばらしく、素直に「おおー」と思いました。もっと知られていい作品でしょう、これは。といいつつ点を押さえ気味なのは、やっぱり多根井くんの出番と使われかたがいまいちだからか。

篠山　高良 +5点

広沢吉泰 +3点