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日記

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2004.10.1
fredag
昼少なめで空腹を感じている時間が長かった24日目
天候:霧のち晴

朝起きて窓の外を見たら霧で視界が悪い。

地面が濡れていたので、昨晩遅くに雨が降ったのかな?
朝は昨日に引き続き、かなり冷え込んでいる。

職場のトイレでふと、暖房が入っているのに気付く。
もう10月か。

昼はとにかく全種類食べることを目標にしているのだが、今日は料理が6種類もあって、ついに断念。
ここで主だったスウェーデン代表料理はだいたい食べたと思うのだが、解説が無いので本当のところはよく判らないのがちょっと残念。

ちなみに、味はこってり系が多いものの、日本で食べる料理と比べても普通。
魚と哺乳類の肉との比率はやや魚が多いかな。
全体的に緑黄色野菜が少ないのは仕方ないのかな。

夕方、元同僚Iから連絡があり、先週行ったパブへ行くことに。

8時にいつものように Slussen 駅前で待ち合わせ。
駅前はこれまでより遅いし暗いので、怪しげな人も増えている。
5分遅れていったら、元同僚10分遅れ。

行く途中、笑いながらも、彼女と前日にトラブったようなことを話す。
呑んでいる最中も愚痴られるも、こっちの色恋問題はよく判らないから、女性なんて困ったもんだよ、なんて適当にかわしてしまう。

毎週末、日本人や他の留学生と呑んでちゃ彼女怒るのも時間の問題とちょうど思っていたところだけど。
こっちに来て4回目の金曜日だけど、全てこの元同僚Iと夜呑んでるもんなー。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
昼:大学のレストラン
夜:Skanstull 近くのパブでチキンカレー

2004.10.2
lo:rdag
日本での土曜日の過ごし方と変わらなかった25日目
天候:晴時々曇

まずはクリーニング屋へ。

先週行ったから手順が判るので、おばちゃんの早い英会話にもついていけた。
でもおばちゃん、先週来たこと覚えてないよ。
(洗濯中は居なくなるので、少なくとも1時間は顔を覚えていてくれる)

続いて散髪。
日本でも苦手なのに、こんな異国でどうしたものやら。

まずは床屋のスウェーデン語を覚え(男性+理容=Herrfriso:r)、ホテル近くの美容院は予約制っぽいので、以前看板見かけた様な気がする Drottninggatan へ。

Ho:torget で降りて、そのまま安いバナナを買い、さらに買い物をしたい誘惑をなんとか振り切って、Drottninggatan を直角に通る通りを歩くと、いくつか見つける。
いずれも、看板が Drop-In なので判りやすいし入りやすい。

料金はまちまちで、高いのに並んでたり、安いのに客が1人しか居なかったり。
並んでいるのは日本の大衆理容と同じ感じだけど、若い女性も中年の男性も一緒に椅子に座って待っているのはなんだかカルチャーショック。

結局、Ho:torget 北側裏の Olof Palmes Gata の途中にあるところへ入ってみる。
角にあって店の中が見やすいことと、料金が安い方だったことと、客が1人でちょうど終わる頃だったので。

入ってスウェーデン語が話せないことを言うと、あとは日本よりスムーズかも(^^;
「横、短くするけど機械で良い?」「前は長いままで良い?」「もみあげはこの位?」「ワックスか何か付けとく?」
と、最後以外は「Yes」とうなずいていれば済んだ。

椅子は普通のパイプ椅子(上下は手動というか足動で動く)でくるくる回り、足が短いから踏ん張るのがちょっと大変だった。
そんな椅子で刈ってるので、もちろん洗髪は無く、顔そりも無かった。

無事済んだので昼食を摂ろうと隣のタイ料理屋 Sawadee を物色するも、昨晩カレーだったので、さらにその隣のケバブ屋に入る。
ハラペーニョが付いていてそれなりに美味いが、毎日は食べたくない味だな。

夜は Aohlens 地下のスーパーで出来合いのチキンカレーが安売りしていたので、結局食べる。
美味い。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
昼:ケバブ盛り
夜:チキンカレー

[買い物]
散髪:160 SEK = 2,560 JPY (16JPY/SEKとして換算、税込)
ケバブ盛り:49 SEK = 785 JPY

2004.10.3
So:ndag
足が棒の26日目
天候:曇のち雨

評判の良いヴァーサ号博物館へ行くことに。

折角なので途中にある歴史博物館に寄ってみる
でも、この辺りはバスを使わないと、地下鉄駅からはかなり歩くことに。
今回は、来た電車の影響も受け、O:stermaimstorg 駅で降りて、Storgatan を下った。

歴史博物館では、Vikingatid が意外と面白く、2時間くらい時間を費やしてしまう。
Guldrummet は今一つかな、と思ったが、Barockhallen には圧倒された。

次にヴァーサ号博物館へ。
評判通り凄い。
日本語の案内や解説が所々にあるのがかなり嬉しい。
構造的に良くできた作りの博物館だった。

続いて北方民族博物館へ。
無料の英語音声ガイドを貸してくれる。
中上級階層の生活様式をいくつかの面から順を追って(音声ガイドでは順を遡って)見ていく型式で、特別興味があるものが有ったらはまったと思う。
最後、閉館時間に追われてしまう。
昔の白鳥料理なんて展示してあって、かなり興味を引かれた。

もう一つ回ろうと思っていたけど、疲れたし、暗くなったので帰ることに。
帰りは途中で来たバス(47番線)に乗って、T-Centralen へ出た。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
夕:鶏サラダ、バナナ、ブルーベリードリンク

2004.10.4
Maontag
週初めから呑んでしまう27日目
天候:曇のち雨

朝ホテルを出たときは気付かなかったが、職場近くは霧が出ていて冷え込んでいた。

ヒートアイランド現象かな?
夜もぐっと冷え込んだ。

昼前に突然、元同僚Iから連絡があり、夕方職場に自転車を取りに来るとのこと。
言われてみれば、彼の所有する4台のうち、3台しか見たことがなかったが、残りの1台はここの倉庫に眠っていたのか...

流れで、夜パブへ行くことに。
Medborgarplatsen 近くのチェコのパブへ。

彼はここに来たらこれしか頼まないという料理を、じゃあ同じものをと頼んだら、ビーフストロガノフみたいなものだった。
スパイシーでビールには良く合う、美味い味だった。

金曜日に話題になっていた彼女の話をしたら、不機嫌になり、こりゃどうも駄目っぽいな。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
昼:大学のレストラン
夜:Medborgarplatsen 近くのチェコのパブでビーフストロガノフみたいの

2004.10.5
Tisdag
連日呑んだくれる28日目
天候:晴時々雨

先週末から連日、職場で政治の議論が起こる。
選挙が近いのか、はたまた政変が起こっているのか?
ニュースではそれらしいのは見あたらないが...

日本での女性党の活躍ぶりについて聞かれても、日本で今有るのかどうかすら知らないし、政治用語の英語がなにしろ乏しくてなかなかに辛い。
かなりホットなトピックのようで、スウェーデン語で頻繁に議論しているが、却ってスウェーデン語でしてくれた方が、変に飛び火することが少なくて幸いと思ったり。

夕方、昔職場にいた人と、同僚達と飲み会。

場所は、昨日と同じ駅だった。
駅名覚えてないから、着いて初めて気付いた...

何か日本のジョークは無いのと言われても、特に思い浮かばないよ。
とほほ。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
昼:大学のレストラン
夜:Medborgarplatsen 近くのパブでニシン料理

2004.10.6
onsdag
自信のない29日目
天候:霧のち曇

朝ホテルを出たときは何ともなかったのに、職場に着いたら深い霧になっていた。

同僚Mに聞いたら、この時期はヒートアイランド現象?のため、morning fog が多いんだよ、との事。

ここのところ毎週行っている採石場に向かう途中、霧から雲の中に入った状態になったりしたが、現地に着いたらすっかり霧ははれていた。

次回は途中まで一人で運転してね、みたいな話に前回なったので、昨日、自信ないよと言ったら、なんとか違う方法を取ってくれるみたい。

何しろ、

1. 右側通行で走ったことが無く、自信がない。

2. MT車は免許取った時以来、数えるくらいしか運転してないから、自信がない。
 ましてや、シフトレバーは右側、確認しながらシフトチェンジしたくない。

3. 何より、道が全然判らないから、たどり着ける自信がない。

まあ、事故起こして、たどたどしい英語で処理できるとは到底思えないし、運転しないで済むならそれに超したことは無いことは同僚達も判ってもらえた。
やれやれ。

高速道路だけなら、おそらく問題はあまり無いんだろうけど、ストックホルム市内の道路って、やけに車幅が狭い気がするし。

万一を考え、今回、道を覚えておくことにするも、結局、職場近くと Alvik 駅前のロータリーが自信なし。

途中のドライブインで休憩がてら、昼食を買う。
最近はまっている、乾燥パンのサンドイッチが4種類売っていたので、早速持っていなかったのを買う。

採石場からの帰り、ノーベルの最初のダイナマイト工場跡地へ。
工場はもう無く広場になっていたが、ノーベルの住んでいたところや事務所、倉庫等は残っており、住居として使われていた。
同僚Mは普段はあまり私見を述べないのだが、このときは、ノーベルを誇りに思うなら、ノーベル財団の基金の一部でここを整備してちゃんと保存すべきだと思うと珍しく熱弁をふるっていた。

職場に戻ると、普段使っている画像処理ソフトの会社(アメリカ合衆国製)のカナダ人が来ていて、アドバイスを貰うことに。
すごく人なつっこい青年で、後から話を聞くと、彼女がスウェーデンに来たので、彼もスウェーデンに来たとか。
元同僚Iの代わりに雇うのかなあ?

普段の同僚達との会話もそうなのだが、このスウェーデン語の話せないカナダ人との会話でも、非常に貧弱なボキャブラリで、かつ考えながらなので日本的な順序になって文法的に非常におかしい(可笑しい)英語をしばしば話してしまい、話していながら自分で絶対に通じないだろうな、と思う文章でも、頑張って理解してくれるのが有り難いし、申し訳ない。

却って、一回自分の中で反芻してから話す、非常に単純な会話でも通じなかったり。
抑揚の無いのが問題だったりする。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
昼:乾燥パンのサンドイッチ
夜:乾燥パンのサンドイッチ、インドネシアチキンカレー、バナナ、リンゴ

2004.10.7
torsdag
夜になると職場が寒い30日目
天候:晴のち曇一時雨:

今日も昼休みに同僚達は政治議論。

これで、5日連続政治の話題をしている。
スウェーデン語なので、内容の詳細は判らないのだが、たまーに話を振られることもあるので、要注意。

それに平行して、最近、同僚MがTV好きであることが判明。
前夜の番組について話すことがここ数日多いのだが、見た?って振られても、部屋のTVのチャンネル数が少ないし、そもそも番組名把握して見てないし、たとえたまたま見ていたとしてもスウェーデン語理解できませんから、残念。

でも、Bingolotto だけは好んで見ちゃってるんだよなー。
内容が単純だし、不思議と魅力があるんだよなー。

職場近くの coop に行ったら、ライスクラッカーがどさっと2種類もあって、しかも安いので衝動買い。
結構好きなのだが、日本ではスーパーであまり見かけないのに、こんな遠く離れた場所で簡単に入手できるとは。

買う場所によって、品揃えが全然違うのが面白い。
でも、ここの coop は、ちょっと高いような気がする。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
昼:大学のレストラン
夜:乾燥パン、ハム、低脂肪乳、バナナ

2004.10.8
fredag
めっきり寒さも夕暮れの早さも秋深くなってきた31日目
天候:曇

今日で30日定期券が切れるので、朝職場に行きがけに T-Centralen の SL Centre に買いに行く。

1ヶ月定期だとばかり思っていたら、30日定期だったので、10月9日から11月7日までの有効期限だった。

再度地下鉄に乗ったら、間違えて逆方面に行ってしまう。
T-Centralen はまだまだ判りにくいよ。

職場の近くは、市中心に比べて明らかに寒い。
朝のコーヒータイムに同僚達にそう言ったら、家が少ないからかな、と言っていた。

職場内も建物の中なのにかなり寒い。
昔は工場だった建物らしく、そのためインフラが整ってないらしい。
10年位したら快適になるから、その時が楽しみだよって、同居している隣の職場の所長Tが言うが、彼はもうかなりの歳なので、冗談半分だと思う。

今朝も政治談義だったので、選挙が近いのかどうか聞いてみたら、4年おきのちょうど中間らしい。
2週間位前にTV番組でやっていた内容が衝撃的だったらしく、それで最近、政治の議論がブームだそうだ。

夕方、買い置きしていたカップ麺を食べる。
スーパーで売っていたカップ麺の中で一番美味しそうだった韓国製。

食べてみたら、カップヌードル(オリジナル)にそっくりの麺、具、香りで味は唐辛子がかなり効いてて、非常に美味い!
これは日本でもそこそこ受けるんではないか、と思う。
また買おっと。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
昼:大学のレストラン
夜:三養ラーメン辛口

2004.10.9
lo:rdag
足が棒の割にはやはり3カ所しかまわれなかった32日目
天候:晴

日本は大型台風が上陸とスウェーデンでも新聞で記事になっていたが、スウェーデンは良い天気。

午前中は1週間分の洗濯をしに、クリーニング屋へ。
さすがにおばちゃんは顔を覚えていた感じ。

待っている間に、クリーニング屋のそばのスーパー VIVO に寄ってみる。
いつも "METRO"誌に広告が出ているので、気になっていたのだ。

ものによっては、他のスーパーより安いものもあるが、品揃えは今一つかな、という感想。
面積が狭い店舗だからかも。
安いのは本当に安いので、そういうのだけ買う。

洗濯が終わって、まだ11時半前なので、ほんの少し遠出として、先週の日曜日の続きで、Ladugaordsga:rdet あるいは Djurgaorden にある博物館に行くことにする。

今回はバスでないと遠いので、とりあえず T-Centralen へ出る。

適当に地上に出て、少し歩くと、地図専門店 Kart Centrum があり、面白そうなので入ってみる。
歴史年表とそれに対応した国土の変遷が載っている地図?を衝動買い。

その後、完全に道に迷う。
バス停の場所もよく判らない状態だったので、路上に建っている地図を見て軌道修正。
人の流れが極端に多い道を見つけたので、行ってみると、Drottninggatan だよ、びっくり。

そこで、こっちだと思った方向と敢えて逆方向に歩くと、Gallerian、さらには NK が見えてきて、ようやく乗りたいバス路線に。
土日は特に一歩中にはいると極端に人通りが無くなるので、方向感覚がつかみにくい。

47番バスが上下とも異様に混んでいて、ちょっとまって69番バスに乗り、時間もあるので折角なので、終点近くにある Thielska Galleriet へ。
ガイドブックにも地図が出ておらず、乗客もどんどん減っていき、かなり狭い山道っぽいところを通っていくも、Djurgaorden の先は雰囲気が凄く良いということから、たどり着けなくても良いやと思っていると、Thielska Galleriet に辿り着く。
同じバスで来た訪問客は自分一人で、他の客は自家用車が多いみたい。

Thielska Galleriet は受付はおばちゃん一人で、キャッシャー代わりに手提げ金庫をいちいち開けて使っているし、テーブルも簡易テーブルっぽいし、荷物はおばちゃんの足下に預けるという、かなり小規模で、家一軒のちっぽけなものかな、と思ったら、細かく沢山の部屋に分かれてはいるものの、部屋数が多く、さらには至る所、廊下とか階段の回りの壁とかにもびっしり飾ってあって、作品数は凄く多かった。
また、各作品とも、ガラスで防御しておらず、また無粋な柵ではなくソファーや机といった調度品を絵の下に置くことで近付けなくするようになっており、絵が非常に身近に感じられ、筆遣いもしっかり見ることが出来、非常に良かった。

絵心は全くないので、作家をよく知らないのだが、それでもムンクくらいは知っているわけで、これまであまり見る機会がなかったけれども、今回ムンクを沢山一気に見て、描かれている人物の暗いオーラが身体に入り込んでくる感じがして、他の作家とは違うなということが判る。
しかも客が少ないので、ほとんどの時間を一人で部屋を占有という、非常に贅沢な時間を過ごせた。

バス停に着くと、落ち葉に付いた霜が昼過ぎなのに解けてない。
この辺りはもう霜が降りているのか。

帰りのバスがちょうど来たので乗ったら、行きと同じバスの運転手だった。
ということは、この運転手とバスは見ている間にちょうど1往復したということか。

途中下車して、海洋博物館 Sjo:historiska Museum に行く。
外に飾られている一部木の錨や灯台などを見つつ、閉まっていてちょっと不安な扉を開けると、中では子供が走り回ってた。

船は現物だと大きすぎるので、本物はいくつかの一部分だけが展示してあるだけで、模型がほとんどだった。
それでも軍艦の変遷や、1/200 に統一した部屋では商用船がいかに大きいかなどがよく判り、結構面白かった。

説明を詳しく読むとそれだけで時間がかかるのでなるべく避けるようにはしたが、それでも結構な時間がかかってしまい、もう他の博物館には寄れない事に。

そこで散歩がてら建物の裏に回ると、ごそっと大砲がまとめておいてあって壮観。
ライフルはかなりの本数が切られていることが判る。

唯一遅くまでやっているカクネスタワー Kakna:stornet へ、歩いていく。
途中、左手は非常に広大な公園になっているが、散歩している人も多く、近くに家は無いので、みな長距離の散歩をするんだなと思う。

Kakna:stornet はこちらという看板の先は山道で不安になりながらも登ると、無機質な塔の下に出る。

上までのエレベータは予想以上に速い。
5m/s らしいが、ここで、パンフレットを貰い損ねたことに気付く。
折角日本語版が有るらしいのに。

展望台からの眺めは、さすがに北欧2番目なだけあって非常に良く、遠景の説明もしっかりしていた。
市内方面がちょうど西になり、太陽が重なって見難かったのが残念だった。

ここのレストランに入るには、入場料を取られるのだろうか、まあそうだろうなぁ。

さらに一つ上に階段で登れるので登ってみると、吹き抜けだった。
風が非常に強く、ぐるっと一周している間にすっかり身体が冷えてしまった。

再度山道を降りて、バス停から今日3回目の69番バスに乗り、T-Centralen に出て帰ってきた。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
昼:乾燥パン、ハム
夜:チキンサラダ、乾燥パン、ハム、バナナ

2004.10.10
So:ndag
足が止まってしまった33日目
天候:雨のち曇時々雨

当初は Gamla Stan (来て33日経つのにまだ足を踏み入れてない!)にしようと思っていたのだが、天気が良くなかったので、屋外を歩き回るのを避け、昨日の続きで Ladugaordsga:rdet の博物館巡り。

Gamla Stan は通勤時の乗換駅の一つなので、ほぼ毎日ホームには立っているんだけど。

まずは郵便局に寄りたいのだが、普通のところは土日はどうやら休みみたいなので、中央郵便局に行ってみるも、入り口がよく判らないし、かつ営業時間もこれまた判らない。
開いている時間に行けばどちらも判るのだが。

その後、昨日同様、Gallerian 前のバス停から 69番バスに乗る。
相変わらず 47番のバスは上下ともに満員だが、69番も結構乗っている人が多い。

初めてバスに吊革が有るのに気付くが、あまりにも高くて、全然届かないので、柱の有るところに何とか辿り着く。

バス停 Raon Sergels Torg で降り、まず民族博物館 Etnorgrafiska Museet へ。

説明の書かれたファイルを見ながら展示物を眺めていると、非常に時間がかかる。
何だかあまりまとまってないな、と思いつつ回っているうち、ここはスウェーデン人から見た、有色人種の文化風習のうち興味深そうなものを並べただけではないか、という非常に穿った考えに捕らわれ、ずっと立ちっぱなしだったこともあって、どっと疲れが押し寄せてくる。

時々、ベンチで休息しながら、一通り見て(日本の茶室を見損ねた)、向かいにある技術博物館 Tekniska Museet へ。

展示物の大きさの違いで、こちらの博物館は一部屋ごとが非常に大きく、また天井も高いので広く感じられる。
展示内容は多岐に渡るものの、説明が少ないのでサクサク回る。

地下の模擬鉱山が非常にリアルでなかなか良く出来ており、楽しかった。

帰りも行き同様、昨日と同じように帰ってきた。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
夕:チキンシチューがけライス、バナナ、リンゴ、低脂肪乳

2004.10.11
Maontag
霜が降りてもまだ木の葉は青い34日目
天候:晴

やはり職場周辺は寒い。

道ばたに霜が降りていた。

秘書Eの家では、今朝-5℃だと言っていた。
市内から20kmくらいしか離れてないのに、本当だという。
本当かなぁ?

でも、天気予報では今晩は2℃とか書いてあるし、街を離れたら氷点下なのかも知れない。

同僚U は Uppsala では水溜まりに氷が張ってたとか言ってるし。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
昼:大学のレストラン
夜:乾燥パン、低脂肪乳、バナナ、リンゴ

2004.10.12
Tisdag
ちょっとカルチャーショックな35日目
天候:晴

ストックホルムでは携帯ハンズフリー装置を使って電話している人を結構な頻度で見かける。

日本では5年位前に常磐線内で1回だけ見かけただけだけど、ここに来てもう数回使っている人を見た。

一見、イヤホンに似ているから気付きにくいけど、一人で会話しているから何か変なのでそれで気付く。

今朝、自転車に乗っている人が使っていた。
で、会話の時に欧米人は手振りを使う頻度が多いけど、その人は自転車に乗りながら片手で大きな手振りをしていた。

受話器を持ってお辞儀をするどころではないね。

帰り、電車の到着案内を見たら、あと4分の表示が出ていた。
1分経ったら、あと3分になった。

もう1分経ったら、あと6分になった!

もう4分経ったら、あと2分になったけど、いきなり電車が来た。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
昼:大学のレストラン
夜:日清カップヌードル海老味、乾燥パン、トマト、リンゴ、低脂肪乳

2004.10.13
Onsdag
ちょっと暖かな36日目
天候:晴

郵便局へ Kartong med porto utrikes (直訳:海外送料込みの段ボール / Carton with postage out-country) を買いに行く。

昔の名前 Sverige Packet なら覚えられるが、上の名称じゃ覚えられないよ。
意味は分かりやすいけど。

だいたい職場近くの郵便局の場所も判らないので、秘書Eに連れていって貰う。
で、ついでに買う交渉もして貰う。

郵便局は職場から歩いて10分くらいのところで、無駄に広いし殺風景。
民間委託になったという話も聞いていたのだが、専用の郵便局にしか見えないし、普通に記念切手(プレスリーのだった)とかも売ってるし、民間委託はやめたのかな?

入り口の自動ドアが、やや離れたところのスイッチを押さないと出入りとも開かないという変わった仕組みだった。
センサーの変わり?
でもこのスイッチは判りにくかった。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
昼:大学のレストラン
夜:ジャンバラヤ、乾燥パン、低脂肪乳

2004.10.14
torsdag
違う職場だからと結局判らないままにしてしまった37日目
天候:晴

同居している隣の組織は今2.5人しか在籍していない(0.5は秘書を共有しているため)。

その所長Tは来た当初こそなかなか会えず、しばらくはあまり会話しなかったのだが、今では積極的に英語で話しかけてくれたり、スウェーデン語での会話を解説してくれたりしてくれ、非常に親切にしてくれている。

ところが、最後の一人は9/15に見かけただけ(会話は「君最終退出者だけど鍵持ってる?」のみ)で、後は一度も見ていなかった。

今日は上司と同僚U、隣の所長Tが出張なので、同僚Mと人が少なくて静かだよと言い合ってるところに、突然その女性Iが出勤。

1ヶ月ぶりって、一体どういう出勤形態なんだ??

初めてほんの少しだけど会話したよ。
名前からロシア系かな?と思っていたら、ポーランド人(国籍も)だった。

でも、明日から帰省するって言ってるので、次に会うの、また一ヶ月後か?!

さらに、あまりにも少ない隣の職場に、昨日からコンサルに所属しているヘルプの人が今日もやってきたので、最終的には結構な人数になってた。

しかも、いつのまにか隣の所長Tが出勤してるし。
いつ来たんだ?

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
昼:大学のレストラン
夜:ハンバーグ、乾燥パン、トマト

2004.10.15
fredag
突然夜更かし38日目
天候:曇時々雨

出勤時の暗さが異様。

日出がかなり遅くなってきたことと、雲が厚かったためか。

職場の車の車検日だったので、同僚Mについて行ってみる。

内容はスウェーデン生活の手引き(デジタル佐藤メモ)に書いてある通りで、電光掲示で番号が表示されるまでずっと案内を見続けているとか、排ガス検査の吸気パイプが車検場の天井を走り回っているとか、なかなか面白かった。
日本に比べたらかなり簡易。

夕方、元同僚Iから電話で呑みに誘われる。

いつもの Skanstull のパブで呑んでいると、元同僚Iの携帯に、先週知り合ったばかりだという女の子からメッセージが。
彼は今かなり気になっている女性らしく、すぐに返事書くよう言うと、へへへと照れながら書いている。

からかっているうちに、その女性の呑んでいるナイトクラブへ急遽行くことに。
元彼女のことを言うなよとか、彼女凄くキュートなんだーとか、はしゃいでる。

Kungstra:dgaorden で降りたものの、肝心のそのクラブの場所が判らない。

事前に聞いていた方向と違う方へ連れ回され、色々聞きまくって、なんとか30分遅れで辿り着く。

彼女とその友達たちがたくさん居た。

たまたま遊びに来ていたカナダ人の女性の隣に座るも、会話のネタ全然無くて、申し訳ない。
でも元同僚Iとの会話を、スウェーデン語で話してるの?日本語?なんて言われても、英語なんですが...

バンドの演奏も終わり、ビュッフェ形式の食事(サービスらしい)を取って、解散、でももう1時過ぎ。

地下鉄駅に行く途中では、こんな深夜なのに入場待ちの行列が出来ていたりして、まだまだ活気で溢れていた。
でも電車は終電2〜3本前だった。

[食事]
朝:ホテルのコンチネンタル
昼:大学のレストラン
夕:スウェーデン製激安カップラーメン
夜:ナイトクラブ VICTRIA のビュッフェ

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