Vine Librettoではじまる2003年12月の日々


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■ 2003/12/01 (月)
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[Comp]Libretto:Vine Linux - setss起動せず

本日Librettoをつけたらなぜかキー入力を受け付けない。リブポイントからの操作(Mozillaを起動したり)は可能なのに。再起動したら直ったが、また改めて再起動したおりに現象が再現した。これまたわからぬ。

あと、再起動したら無線LANカードのeth0が停止中のままだった。再起動してカードを認識したらアクティブにしてくれるようにってできないのかな?そもそも無線LANに関する諸設定ってVine Linux上ではまだやっていないんだが、どこでやるんだろう(^^;

閑話休題。Libretto SS1000をVine Linuxで使用しているとき、画面の明るさをかえたいとか、蓋をとじたときにサスペンドするようにしたいとかの変更を行うためには、非常に面倒なことをせねばならぬらしい(画面の明るさを変えるだけなら[Fn] + [Function key]でもできるみたい。Linux Zaurusの様にあまり大きく変わる感じじゃないが。)。具体的には

  1. esc押しながら起動
  2. F1
  3. BIOS設定

といった作業を必要とする。再起動を必要とするだけに非常に面倒だ。

このBIOS設定を再起動無しでできるツールがあるらしい。それがLIBAPM and SETSSにあるsetss10である。早速ダウンロード。lzhファイルなので何かツールを、と思いググって見ると、lhaというコマンド(なつかしー。DOS時代以来)がVine Linux中に既に入っているらしい。というわけで、lha e setss10.lzhでファイルを展開。/linuxというディレクトリの下に、Linux用のsetssが出来ている。このままでは実行できぬようなので、まずchmod 755 setssとやってみる。これを/setssのパス/setssと入力して実行してみるが…そんなファイルもしくはディレクトリはない、といわれる。何のことなんだろう(^^;。とりあえずまたまた保留。setssは実行可能な様に/home/sbinにmvしておく。

そうそう、Linux上でLibretto SS1000のハイバネーションはやはり無理なようだ。ただ上記にあるようにサスペンドは可能。今回BIOS設定から蓋をとじたらサスペンドするように設定しておいたが、他にもrootでapm -sとやってもサスペンドできるようだ。

本日は他にもWindow Makerの設定メニューに気付いて、デスクトップの画像を変えたり、画面のテーマを変えたりして遊んでみた。アプリの起動とかはとにかく遅くてかったるくはあるのだが、だんだん愛着が湧いてきて、ついLibrettoを愛でて時間を過ごしてしまう最近の日々であった。


[Comp]Keyboard

それにつけてもどうしてLibrettoで入力していると落ち着くのだろうと考えてみた。今メインに使っているiBookと比べると、とろくて、画面も小さくて、キーボードも小さいのに…

そして気付く。そうだ、キーボードだ、と。確かに小さいのだが、iBookに比べるとずっとしっかりとしたキーボードである。というか、iBookのキーボードがペコペコして酷すぎ。その辺りのキーボードの操作感が、マシンを使用しているときの快感の差につながっているところが大きいな。

Think PadのようなiBookが欲しいなあ。

(Macintoshマシンは一台は欲しいんだよな、まだ。)


その他-1

差別続報。元ハンセン病患者側、アイスターの謝罪を受け入れる。この期に及んで、県が説明しなかったのが悪い(国が不当な差別だったと謝罪して、隔離をようやく解かれた人たちの何をどう説明しろと?)などと反省のかけらも見えないアイスターもふざけているが、元ハンセン病患者に脅しをかけた連中がいるらしい。卑劣。

ふざけていて卑劣といえば、総責任者の元社長、11月に理由を付けて社長から降りちゃっていて、この場にはこなかったとか。過去の経歴もいわば「面白い」のだから、なんでマスコミはもっと追求しないのか。棒竹不二のように金で縛られているわけでもあるまいに。


その他-2

9月以降の誤字や訂正、いくつかのidタグのclassタグへの変更など(12/2付)。



■ 2003/12/03 (水)
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[Comp]Libretto:Vine Linux - 再インストールとapt-get

私が今使っているコンピュータ環境を考えてみれば、MacOS9とMacOSXとLinuxZaurus。これにLibrettoをLinuxで加えようって時に、わざわざこの中に含まれてもいないWin系のものであるSambaを使ってやり取りすることもあるまい、と考えた。また、友人よりWeb-DAVというものについて情報をもらった。Apache(WWW)-DAVサーバ構築によれば、

DAVのメリットはその実現に通常のHTTPパケットを使っているので、ファイヤーウォール越しのファイル共有が実現しやすく、またRFCで規定されているので特定のOSに依存しない設計になっていることでしょう。

とある。これはなかなかいーんじゃないの?ということでSambaのアンインストールとApacheのインストールを行いたく思ったが、今の私はまだ自分でパッケージを自由に選んでどうこうとかできない。また、前回のインストールのとき、最後にパッケージの依存関係を解消せずにインストールしてしまったため、使えないことがいくつかある。いっそその辺りをまとめて解消しようと、再インストールを行うことにした。

これまでこの「日々」にメモってきたことを参照しながら、LibrettoにKXL-808ANを接続してCDブートでインストール

例によってGnomeのチェックを外してNoteだけにチェックを入れた上で個々のパッケージを選択。Sambaはインストールせず、Apacheとその関係っぽいのはインストールし、さらにGnome系を外しまくる。ここで良く見ると、webminはチェックが入っていなかった。おそらく前回も入れなかったんだな。使えなかったはずだ(^^;。最後に今回は依存関係を解決させる。おかげでインストールする量は増えたが。画面解像度は640×480で。ログインはグラフィカルを。かくてインストールは終了。

再起動後、設定を行う。11月29日11月30日にメモった記述に従い、改めてPCMCIAおよびネットワークを設定(netcfgよりnetconfigでゲートウエイとネームサーバをきちんと指定したら外に出ていけるようになった)。改めて無事にwebで外部に出れるようになったことを確認した。

ここまでやって、再インストール前にw3mのブックマークを保存し忘れたことを思い出した(^^;。いくつかの項目を登録。

おっと、今日の課題はそれではなかった。というわけで、webminを試みる。前回とは違い、Mozilla起動後、Webminにログインという画面になる。が、ログインができない。何度rootとrootのパスワードを入れてもやり直せといわれてしまう。なにか症例はないかと、またまたwebで調べてみたら…

Linux のタコつぼ - webminとapt-get -というページに行き着いた。ここではパスワードを入れても蹴られちゃって入れない。。。(泣という症状に悩まされていた方が、apt-getというのを使ってアップデートしたら入れるようになったという記事が書かれていた。早速

# apt-get -u upgrade

とやってみるが、なんだかだめだー。

改めてまたもwebで、今度はaptについて調べると、Debianの話だけど、apt-getの使い方らしきものが。

なるほど納得。改めて、順にやっていく。まず、

# apt-get update

を行うと、12のサイトから585kbを取得。ファイル依存を処理し、パッケージリストを読み込み、依存情報ツリーを作成。とのメッセージが出た。ここで改めて、

# apt-get upgrade

により、今度はアップグレード対象のリストが出た。CannnaやXFree86関係やmozillaなどがずらずらと並ぶ中に、確かにwebminとの文字も。具体的には、85個のアップグレードパッケージ、3個の保留パッケージがあり、179MBのアーカイブを取得して、インストール後は62.1MBが使用されるとのこと。うーむ。HDDの残り容量からして、はっきり言ってHDDを消費されるのはきつい。けど、この際やってみるか。(しまった。事前の空き容量を確認しておかなかった(^^;)

前700MBをダウンロードしたときは24時間かかった。今回は180MB。どうせすごく時間がかかるんだろうから(6時間とか7時間とか言っているよ(^^;)あとはお任せして、寝よ。


[Misc]坂本九

作業をしながら、フジの2003FNS歌謡祭をかけっぱなしにしていた。平井堅が「見上げてごらん夜の星を」を坂本九とデュエットで歌うという。まず歌い出しは平井堅。平井堅は結構好きな歌手だし、「見上げてごらん」は好きな曲。よいBGMとして聞き流していた。

坂本九のパートに入ったとたん、手が止まって目が画面に向いた。

平井堅は決して下手な歌手ではなく、うまい歌手だと思っている。しかし坂本九の歌声には、それだけの魅力があったのだなあ。



■ 2003/12/04 (木)
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[Comp]Libretto:Vine Linux - Webmin起動

さて、無事upgradeが完了した。改めてWebminを起動。何ごともなかったかの様にWebminの画面が出てきたのであった。

ところで。HDDの残り容量は大丈夫なのであろうか。dfを行ってみると…95%使用、残り100Mちょっと(^^;。いくらHDDが2Gしかないとは言えこりゃあんまりだー(^^;。せめてアップグレードのパッケージファイルだけでも捨てられないかと、検索。/var/cache/apt/archivesに85個のファイルが入っている様子。全部消す(いーのか?(^^;)。それでもその結果は85%使用、残り270Mほど。少ないなー。でもりなざうと同程度以上はある(本体:64M + SD:128M + CF:48Mで運用中)。メインマシンというわけでもないとはいえ、一応ファイルサーバを試そうと思っていたのに、これでいいのかなー。


[Misc]テロ

イラクで外交官2名が殺害された。二次被害がこわいから原因を調べにも行かない、などと政府サイドからすでに思いっきり腰がひけているし、マスコミも派兵見直し論など慎重側の議論が勢いを増してきた。でも逆じゃないかな。ことこうなってしまったからには、ここでひいては日本はテロをすれば屈する国だとなってしまうのでは。テロ側を勢いづかせちゃうよ。よっぽどうまく対処しないことには、ますます引くに引けなくなっているんではないかと思うのだが。

それにしても二次被害が恐いから云々ってのはちょっとどうかね。そこに断固として自衛隊を送り込まねばならなくなった以上、何からどう守りどう落としどころがつけられるのかの調査が、より重要になっているんじゃないの?そんな腰の引けた姿勢でどこまで調査できるのかな?

一日付の記事のコメント文中に埋めてあった草稿を元に。



■ 2003/12/05 (金)
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[Comp]Libretto:Vine Linux - WebDAVに挑戦

とりあえず教えてもらったサイトである、Apache(WWW)-DAVサーバ構築を見ながら、まずその通りなぞってみることにした。最初にWebDAV Resources JPに行き、mod_encoding 20021209.tar.gz (2002/12/9) をLibretto上でダウンロードして、インストール。途中で、

make[1]: 'install-data-am'に対して行うべき事はありません。

と出るのだが、これって何か問題があるのだろうか。

とりあえずそこはわからぬまま放置し、上記サイトの記述通りにディレクトリ作成およびhttpd.confに記述を追加。パスワードも設定。さあ、いざApacheを再起動…しかし、/etc/httpd/libexec/mod_enconding.soがないぞといわれて再起動失敗。うーむ。やはり何も理解しないでなぞるだけではダメか(^^;。

しかし、ここでないといわれたmod_encoding.soは、ちょうど今インストール作業を行なったはずじゃなかったのか?と、HDDの中を検索してみると、確かにたった今作業をしていたmod_encodingディレクトリ中にしかmod_encoding.soはないようだ。要は適切にインストールできなかったらしい。mod_encodingのREADMEを見てみると、失敗しても自分で適切な場所に移しておけばOKという。では適切なところとはどこか、と改めてwebでの検索を開始した。

いくつかWebDAVの設定について書かれたページが引っ掛かってきた中で、上の問題とは直接は関係ないのだが、Turbo LinuxのサイトのWebDAV によるファイル共有 のところで、まず冒頭にapache と mod_dav パッケージがインストールされている事を確認します。とあったのでこれを確認してみることにした。

# rpm -q mod_dav

すると、パッケージmod_davがインストールされていないといわれた。こりゃだめだったはずだ(^^;

ということで今度は泥縄でmod_davのインストールのための情報を探し、mod_dav のインストールと設定を見ながら作業を開始した。まずWebDAV Resourcesからmod_davの1.0.3_1.3.6をダウンロード。展開した後で、mod_dav のインストールと設定のダイナミックリンクモジュールの場合を参考に、

# ./configure --with-apxs=/usr/local/apache/bin/apxs

とやった。すると、途中で/usr/local/apache/bin/apxsなんてそんなファイルやディレクトリはないといわれる。ディレクトリを作っておかねばならぬのかと勘違いして、そのディレクトリを作るがダメ。よくよくメッセージをみてみると、文句をいわれているのはどうやらapxsを呼び出すところらしい。ってことは上記コマンドの意味はapxsをフルパスで指定しているってだけか(^^;。ということでapxsの所在を探すと、/usr/sbin/apxsだった。改めてこのパスを指定して

# ./configure --with-apxs=/usr/sbin/apxs

とやってみる。今度はOK!さて次はmakeとmake install。これもOK!

展開されたファイル群を見ると、mod_encoding.soは入っている。これは自分でインストールする必要はなかったということか?ついでにmod_dav のインストールと設定にあるhttpd.confの定義と比較してみる。このサイトに書かれている必要な記述としては

[/etc/httpd/conf/httpd.conf]
-------------------------------------------------------------------
LoadModule dav_module /usr/libexec/apache/libdav.so
LoadModule encoding_module /usr/libexec/apache/mod_encoding.so
...(省略)
AddModule mod_dav.c
AddModule mod_encoding.c
-------------------------------------------------------------------

とある。この記述が現在の/etc/httpd/conf/httpd.confにあるかどうか見てみると…おや。dav_moduleの定義はあるけど、encoding_moduleの定義はないな。あと現在のhttpd.conf中では、パスが単にmodule/libdav.soとかなっているんだけど、これもきちんと現在そのモジュールが置かれているパスを指定してあげるように書き換えるのかな?ところで今

# rpm -q mod_dav

とやってもmod_davがインストールされてないって出るんだけど。rpmのパッケージからじゃないから?今日の作業する前からそうだったりして実はmod_davは入ってたんだったりしたら、今日の作業って無駄だったのかなあ(^^;。

ということころで本日は時間切れ。課題の持ち越しである。


[Comp]Libretto:Vine Linux - Emacs

そういえば復活編冒頭ではテキストエディタとしてgeditを使っているようなことを書いた。geditは他のスクリーンエディタと同等の操作性で使用出来るため、これまでの習慣通りに直感的に作業が出来てなかなか快適であった。しかし、その後GNOME系のものをとことん排除しているうちに、geditは使用できなくなってしまったのだった。そうなるとパッと使えるエディタの選択肢はEmacsviか。しかしいまさらviは使いたくないし使えない。同じ苦労するなら高機能でなるEmacsを、とEmacsを立ち上げてみた。Emacsについては過去もトライしては撃退されてきたものだった(^^;。が、今回は他に選択肢がないというためもあって気合いでも違ったか思ったよりも楽しい。

まだ覚えたコマンドとしては、ファイルを開くのと保存するの、最近インクリメント検索を覚えたばかりという程度。ただ幸い本棚の奥に秀和システムの「Emacs&Mule Manual&Reference」が眠っていたのを発見したおかげで、なんとか使えている。

(この項もオチはない)



■ 2003/12/06 ()
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[Comp]Libretto:Vine Linux - ひとまずお先にftp

どうも先日来lilo.confを書き換えたはずなのに、反映されていないと思っていたら、# liloをするのを忘れていた。これでちゃんとデフォルトでカーネル2.2で立ち上がるようになった。

さて、WebDAVの設定がまだ途中であるが、せっかくWebminが使えるようになったことだし、これを使ってまずftpを使えるようにしてみた。やったことはFTP サーバ(ProFTPD)に書かれているまんま。

管理者グループadminとそれに属するユーザuserを設定。ホスト名とホストアドレスを追加。ここで再起動した後で、proftpd.confを設定。といってもデフォルトからanonymouseを削った以外は、

# admin グループに属するユーザ意外(原文ママ)は、
# 自分のホームディレクトリより上位層には行けなくしています。
DefaultRoot ~ !admin

くらいかな。

さて、設定書き換え後、「Apply Changes」をクリック。proftpdが再起動したのかどうかよくわかんないので念の為ターミナルからproftpdをrestartしてみて、iBookから接続。

% ncftp -u 192.168.xxx.xxx

無事接続出来たのであった。/home/userにしかputはできないけど、getは一部入れないディレクトリを除き(/rootなど)可能。設定ファイルなどをMacなどに移して参照することは現状で可能となったわけだし、今後VineLibでものを書いたり遊んだりするときにuserでログインして/home/userにファイルをプールするようにしておけば、実用上何も問題がないということかな。

このftpについては、今後はセキュリティ関係をいじくって遊んでみることにいたしますか。


[Misc]屑

差別続報の続報。「黒川温泉観光旅館協同組合」が正式に差別ホテルを除名したところ、抗議電話が相次いでいる(以下引用元「Yahoo!ニュース - 社会ニュース - 12月5日(金)15時12分 」)とか。それまでは組合の措置を支持する電話もあったが、(中略)「支持の電話はなくなり、ほとんどすべて抗議になった」とのこと。差別ホテルの母体に関する情報としてはwebで知ったものだけであるが、こういう話が。前回の脅しをかけた連中については、哀しいことにかなり一般的に伝統的な差別感情が残っている(上に外見的差異はそういった感情を引き起こしやすい。偉そうに言っているが私自身の中にもそのような衝動があることは分かっている。でもそれに対して作用するのが理性でしょうに)ことが背景にある以上、そのようなことを思う連中も多数あるのだろうと思って、特段絞り込んで考えることはしなかったが、今回の抗議に関しては話が違う。背景が透けて見えて非常に不愉快。

ネタ元の勝谷誠彦の××な日々。(2003/12/06)さんと同じ結論になってしまうが、頑張れ黒川温泉観光旅館協同組合!



■ 2003/12/07 ()
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[Comp]Libretto:Vine Linux - mewとcanna

昔はコンピュータ、ソフトなければただの箱と言ったものだが、最近ではネット接続環境なければただの箱といいたくなるような状況である。実際今回VineLibで遊ぶようになったのは無線LANが使えるようになってからである。その中でも特に実用娯楽両面で一番起動しているものといえばw3mであろう。

さて、世間的に「インターネット」と言った場合には、主に「webブラウザ」と「e-mail」を指すのではなかろうか。ということで、今日は残りの一つである「e-mail」もVine Libretto上で使えるようにしてみよう。Vine LinuxにはGUIメールクライアントのSylpheedが入っているが、Librettoの640×480の画面でははみだしていて使えない。そこで、mewを使ってみることにした。

mewとはemacsで電子メールを読み書きするためのものである。というわけで、emacs上から.emacs.elを開き、加工。基本的に日本語でコメントがたくさん入っているため、それを見ながら修正して行くだけ。行ったのは、

程度。思った以上に敷居が低い。しかも設定がテキストファイルで眺められて、簡単にコピーしたり保存したりできるってのはうれしいものだ。

さて起動。emacsからM-x mewで起動(以下M-xはメタキー(Altキーなど)とxを同時に押すことを、C-xはコントロールキーとxを同時に押すことを意味する)。一応メニューバーが出るので、それを選んでみたり、そこに書かれているショートカットを参照したり、webで見たりしながら遊んでみる。キーバインドがわからないので困ることも多いが、意外に使い易い。当面必要なショートカットを覚えながら試してみる。楽しい。Librettoの狭い画面で、3分割でリストと受け取りメールと送信メール作成やっていると、さすがに狭苦しいが、適当に全画面使用に切り替えながらやっていけば十分使える。

ざっと流れをいうと、

だいたいこの辺りまでで一通り最低限の操作ができたかな。

せっかくなので.signatureファイルを作ってシグニチャも設定してみた。これはC-c C-iC-c [Tab]で.sigunatureファイルの中身が挿入される。

日本語入力はかんなで。このかんなのキー入力、個人的にこうあって欲しいと思う操作方法である。具体的にはローマ字入力のキーストロークひとつづつ戻せるというあたり。もっと具体的にいうと、ローマ字入力で「asate」と打っていくと、画面には入力につれて「あさて」と出てくる。ここで「あさって」と入力したかったことに気付いて修正しようと思うときの反応である。たとえばMacOS 10.1のことえりでは、「あさて」の状態で[delete]キー(Back Spaceとして機能)を一回押すと「あさ」となる。表示されている平仮名の文字単位で修正がなされている。このあとに「tte」と入れて「あさって」にすることになる。Linuz Zaurusでも同様の挙動。これがかんなでは「あさt」の状態に戻るのだ。あとは「te」で「あさって」となる。どちらが良いか、ということについては正直状況により別れるかとは思う。アルファベット単位で戻っていく場合、Back Spaceのストローク数が増えがちだろうからだ。また、現状平仮名単位で戻る操作性の方が一般的であり、そちらになれているためアルファベット単位で戻られると戸惑うことも多い。が、この方がなんだかうれしいのだった。

といった違いもあるが、基本的な入力、変換、文節の切り分け等については、ことえりなどを操作するつもりで直感的に操作していて、ほぼその通りに動いてくれる。以下に、直感的には分からなかった部分をCanna リファレンスより抜き書き。

入力モード
C-o 日本語入力モードとアルファベット入力モードのトグルスイッチ
文字種の変換
C-p 英字、全角英字、半角カタカナ、カタカナの順に変更
C-n カタカナ、半角カタカナ、全角英字、英字の順に変更
辞書登録
M-x canna-touroku-region (マークした部分を)辞書登録
記号
@@ 全角スペース(0x2121)
@2
@3
@~
@/
{
}


■ 2003/12/10 (水)
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[Comp]Libretto:Vine Linux - 起動順 未だ何が何やら

以前に「ネットワークより PCMCIA のほうが後に起動していたので、順序を入れ替える。」ために、 何も分からぬままに/etc/rc.d/init.d/pcmcia の中の、 chkconfig: 2345 45 96 → chkconfig: 2345 09 96とした上で、

最後の/etc/rc.d/init.d/pcmciaについてはその周りのコメントアウトされてた部分も一緒にコメントアウトを外した。

と、行頭の#を外しまくっていたのだった。

今日になってその意味を調べ、ついでに/etc/rc.d/init.d/のファイルの中を覗いてみると、chkconfigは皆行頭に#がついている。おや?

webで見てみると、chkconfig: 2345 ss kk2345というのはrun level、ssがstart時のpriority、kkがstop時のpriorityということだ。確かにnetworkでは10だから、09にしたことによりそれよりpriorityが上がったはず。ではやはり「コメントアウト」外したのが間違ってた?

というわけで、rootでログインし直して、/etc/rc.d/init.d/pcmciaの行頭の#を元に戻す。その後shutdown -r now。

起動順かわらないような(^^;。この項も未完のままとりあえず放置である(^^;。



■ 2003/12/11 (木)
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[Comp]Libretto:Vine Linux - マイクロドライブ認識せず

Libretto SS1000のHDDは2.1GB(ついでに言えば6.4mm厚ということで、内蔵可能なそれ以上の容量のHDDは存在せず(^^;)。Vine Linuxインストール後の、現在の残り容量は300MB弱。ここに1Gが追加されるということはとても大きい意味を持つ。ということでIBMの1GB MicroDriveをLibrettoに挿せないか調べてみたのだが、Googleしてみてもなんだかはっきりした情報が入手できない。

最近は挿すだけでどうにかなるかも、と思って実際に挿してみても、ピッと言う音の後、ブッという音がするだけ。dmesgしてみても、何も記述が追加されていない気がする。ということは認識はされていないのかなあ。残念。ついでにCFでもためしてみたが同様だ。これができれば結構違うんだがなあ。

さらについでにインストールに使用したCD-ROMドライブのPanasonic KXL-808ANもためしてみたが、これもダメだ。インストールには使えるのになあ。

きっとどうにかする方法はあるのだろうが、とりあえず今の私のスキルではどこをどうしたものやら想像がつかぬ(^^;。


[Comp]Libretto:Vine Linux - calendar/diary on emacs

mewを覚えて以来、emacs上でいろいろやってみるのが楽しくなっている今日この頃(^^;。今日も今日とてemacsのcalecdarとdiaryをためしてみた。いずれもM-x calendarおよびM-x diaryで起動。calendarは画面の下の方に今月を中心に前後一月を表示してくれる。これはよいのだが、diaryは予定表見たく使えると言う話だったのだが、いまひとつわかんない。webで検索して見つけた例を参考に~/diaryファイルを作ってみたが、それでどうなるのかよくわかんなかったし、予定の記入もしづらそうだし。まあcalendarにしてもLinux Zaurusのdatabook2とかに慣れた身には意味が無さそうだし、常用するほどのものでもないかなと思い、止めた。


[Misc]職業

馬鹿か。自分の「交際相手」の職業が何だと思っているんだ。どんなに仕事にも職業倫理ってもんがあろうが。



■ 2003/12/12 (金)
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[Misc]仮名遣い

大昔に福田恒存「私の国語教室」を読んで感銘を受けた記憶がある。

と言ってもそれっきりで、特段内容を覚えているわけでもなし、その内容を実行に移したわけでもなければ、仮名遣いに関心を持ち続けてもいない。とはいえ、感銘を受けたのは、読む以前から、現代仮名遣いに関して不合理だと感ずるところがあったからではある。例えば、同じ「ち」という単語が、音が連なることによってタ行からサ行に変わったりするのは、非常に気持ちが悪くて嫌いだ(念のため例として:「ちしお(血潮)」と「はなじ(鼻血)」、「だいち(大地)」と「じしん(地震)」など)

12/15修正:
「鼻血」は、文化庁の国語施策情報システム→国語表記の基準→内閣告示・内閣訓令→現代仮名遣い→第2(表記の慣習による特例)において5-(2) 二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」で、「ぢ」「づ」を用いて書く例の筆頭に明記されている例であった。何ごとも調べずに書いてはいけない(^^;。ただし、
次のような語については,現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として,それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし,「せかいぢゅう」「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。
としたなかにせかいじゅう(世界中) いなずま(稲妻) つまずくといったあからさまに「ち」「つ」の濁音を「じ」「ず」とする例も含まれている。
「地」の扱いに至っては、わざわざ
[注意] 次のような語の中の「じ」「ず」は漢字の音読みでもともと濁っているものであって
として、「じ」「ず」を用いて書くとしてじめん(地面) ぬのじ(布地) ずが(図画) りゃくず(略図)があがっている。「図」は清音の一般的な用法はないかもしれないが、「地」に関しては「地球」「大地」「地質」など明らかに清音の例が日本語として豊富にあるにもかかわらずこのような扱いにするのは納得できない。
 ハ行ワ行の扱いにおいて一貫性と表音性(前書き第一項に語を現代語の音韻に従つて書き表わすことを原則としとある)の折り合いを付けるのが難しいのは分かるけど(個人的にはある程度復活させても良いんではないかと思う)、「ぢ」「づ」くらいはお上が現代語の意識なんぞを勝手に規定せずとも単語の一貫性を第一に見ていいと思うんだが。

ついでに前書きに
この仮名遣いは,点字,ローマ字などを用いて国語を書き表わす場合のきまりとは必ずしも対応するものではない。
とあるが、対応させろよ。今時国内に置ける各種案内における表記に必要だったり、日本からの情報発信として日本の事物の紹介に必要だったり、日本語教育における便宜的表記とかでアルファベット表記だって日本語のうちになりつつあるのだから、各種の表記法をひっくるめて合理的な表記法にしたところで「正書法」にして欲しいものなのだが。

私の感覚ではこの程度の非常に単純なところどまりであるが、歴史的仮名遣いに堪能な人にとってみれば、現代仮名遣いの不合理さが気持ち悪く感じられるであろうということは十分想像できる。また、歴史的仮名遣いが日本語の表記として文法的に一貫していて合理的であるという説明に納得していた記憶もかすかに残っている。

ただ、これを持って「正」仮名遣いと称するのは正直どうかと考えている。現代日本語の表記であるなら、促音や拗音くらいは明示的に表記できる正書法にしてはどうかと思うのだ。その昔は濁音や撥音だって表記には反映させなかった(「いろはにほへと」=「色は匂えど」)。表記の一貫性の点では、濁点など付けぬ方が、表記上の変化もなくよほど一貫しているとは思うが、私は濁点半濁点を明示的に付けたい。同様に促音や拗音も明示的に書きたいし、その上でさらに現代の国語を表記するための合理的な方向性を模索するのなら歓迎したいと思う。でもそれって最早「歴史的仮名遣い」ではないよね?

そのあたりを酌めば語としての一貫性等の点でズレが生じてくるケースも出て来るであろうとも思う。が、ある程度の妥協の上で、いかに現代の国語を合理的に表記するかという議論の結果として出てきたものであるならば、それを「正書法」として、「正」仮名遣いと認めるに吝かではない。

ついでにいえばアルファベット表記もふくめて、国語をきちんと表すための「正書法」ってものがもっとあるべきだと思うんだがな。少なくとも外務省と文部省とで異なる「ローマ字」の体系ってのは国としてどうかと思う。

さらについでに少々蛇足。自らが立脚するものに「正」の字を予め冠しておくというのは、議論に臨む姿勢とは思えない。自らを先に正統とした上で他者に対するというのは、むしろ信仰としての姿勢のほうが似合うのではないかな。



■ 2003/12/13 ()
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[Misc]ローマ字

日本語として合理性のある表音文字表記体系と言うのは正直難しいとは思う。なんとなれば清音濁音の関係を文字の上に反映するのが困難だろうと思われるからだ。

完全に自前の文字を作るのならばまだ可能だろうが、そんな日本語のためだけの表音文字体系を作るくらいなら仮名文字だけで十分だ。

そしてアルファベットを使った「ローマ字」ならば、例えばタ行とダ行を「t」と「d」であらわすのが、文字体系と結びついた音韻体系からは合理的かもしれないが、「t」と「d」は特に関連付けられている文字と言うわけではない。そのような文字を使用することで、清濁の関係を反映させられないものなってしまう。ヒゲをかませたりとかの修飾を加えることで表記可能となるかもしれないが、また文字体系を追加することとなり、コストとしては高いものとなってしまう。または、訓令式の長音の様に、実際にはあまり使用されないものとなってしまうだろう。(はじめから既存の特殊記号("&<>~_など)を使用すると言うのもありかもしれないが、正規表現検索等が面倒くさくなるだろうねー(^^;)

お隣さんで言語の仕組みが良く似ていると言う点でハングルと言うのも表音文字体系としては興味深いが、ハングルでも清音濁音の区別はないと聞いているから、アルファベット以外の既存の表音文字体系としてハングルを採用しても問題は解決しないだろう。

結局清音濁音の問題については妥協が必要となる可能性が高く、仮名文字における表記をあらかじめ知らなければ正確に把握できないと言う点において、歴史的仮名遣いを知らねば「おお」と「おう」の区別が付かない現代仮名遣いと同じような意味で、他者に依存しない独立した合理性を持たない表記法とならざるを得ないのかもしれない。

従属的な表記法であるから正書法は不要だとか合理性は要らないとか言う意見ではないので念の為。



■ 2003/12/14 ()
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[Comp]Libretto:バッテリー

Libretto SS1000はもともとそんなにバッテリーのもつマシンではなかった。Win95環境下の購入間もない頃で2時間程度しかもたなかったのではなかったか。故に出先では、基本的には購入した小型ACアダプターを用いて紐付きで使用し、バッテリーバックアップ付きの、いざと言うときにちょっとしたフットワークも効くマシンという扱いをしていた。そのためもあり、バッテリーは特に追加で購入をしていなかった。

さて、その後にキーボード付きモバイルマシンとして使用したJornada710は、無線LAN無しだとに特段バックライトを落としもせずに延々半日作業し続けてやっと1/6に、無線LANありでも3時間で1/3になった程度であった。というわけで原則紐無しで運用することを前提としていたために、外部充電器と大容量バッテリーを購入していた。

しかしその後Jornadaはヒンジの故障のため据え置き紐付きマシンとしての使用法に堕し、iBook + Linux Zaurus体制が確立してからはほとんど使用されない状況に至った。バッテリーも充電器も宝の持ち腐れである。一方、Librettoは長いモスボール期間を経た後、先月にまさかの復活を遂げたのであった。

さて、以上長々と書いてきたが、全て前置きである(^^;。今日たまたまVine Librettoを紐無しで使う機会があった。このVine Libretto、紐付き無線LANカード付きの時にapmをすると、約1時間程度しかもたないよ、という表示が出ていた。もともと2時間程度のもちだったところに無線LAN付き。Jornadaも無線LAN付きでは半分程度(以下)のもちだったからこのようなものかと思っていた。そして、そのつもりで無線LANはそのままで紐無しで遊んでいたら…

15分後いきなりBEEP音が。慌てて画面を見ればバッテリー残量がほとんどないぞとの警告。目が点。1時間じゃなかったの?まあ1時間まではいかないだろうとは正直思ってはいたけど、それでもいくらなんでも少なすぎないか?

まあバッテリー自体もいいかげんへたってはいたのだろうが、現状ではいざ停電のときに安全にシャットダウンするためのUPS程度のもちである。「いざと言うときのちょっとしたフットワーク程度」の「モバイル」ですら夢のまた夢。ま、お外ではiBook + Linux Zaurus以上に持ち歩けるわけでもないから良いと言えば良いのだけれどね。何か残念。宝の持ち腐れとなったJornadaのバッテリーと交換したい(^^;。



■ 2003/12/17 (水)
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[Misc]ローマ字 -2-/他

つい本業の方の書き物からの逃避行動で余分な調べものばかりしてしまう(^^;。というわけでまたローマ字表記の話。

まずはじめに再度となる部分もあるが私の現在の考えを明記しておくと、ローマ字表記について、英語を気にしてもしょうがないと思う。ローマ字を使用しているどこの国であれ、文字表記と発音との間には固有の法則を持つ。そしてそれは必ずしも共通なものばかりではない。その中でも英語の発音と表記法は癖がある方だ。英語にしても、そもそも整理されたときには母音字とその発音はローマ字と同様の原則に則っていたのに、その後変化が生じて今の様になったと聞く(最近買った本にあったのだが、出典見当たらず(^^;)。ならばローマ字の元のルールに近い形で、日本語として合理的な形での、明確な法則を持ったルールを定めるべきである。

さて、今日具体的に対象とするのは、ことばの散歩道の日本語のローマ字表記を考えているページ。ここでは、仮名から出発してどうローマ字に置き換えるかというのを基本的な姿勢としている。これは日本語の正書法に対応した表記(=日本語として合理性を持つ表記)と言う意味で、総論としてはおおむね同意できる。が、いくつか納得できないことがある。

まずは促音の表記として「q」の使用を提案している部分。促音は、実体としてはいろいろな音だったりするが、「q」の音は必ずしもふさわしくないと思う。むしろこのような具体的な音を表す文字の使用を避ければ良いのではないか。例えば、アラビア語のローマ字表記(アラビア文字のアルファベットではなくて、という意味ね)では声門閉鎖音を「'」で表す。促音にも声門閉鎖音のケースがあるのだから、なかなかふさわしい表記なのではないかと思うのだが如何。まあJIS規格のキーボードによるローマ字入力の点では効率を落とす方向の提案であることは否めないが、この際ASCII配列(なんと呼ぶのが正しいのかはわからないが)キーボードにしちゃえば解決しないか(^^)。あと、便利だからと促音以外にも「ン」の音などで「q」を無闇に使うのもどうかと思うな。

ワ行を「v」で(これ自体は別に悪くはない)、「ウィ」と言った表記を「w」で(これも悪いとは言わない)表そうとする一方で、「ヴ」音の表記を切り捨てるのは感心しない。部分的に表音主義を取り入れて、音の区別がないからと、通用している仮名文字表記を切り捨てるのは本末転倒ではないかな。

さて、今度はこのサイトから離れて、その他の思ったことについて。

「正」仮名遣いを唱えている一方で、日本人名のローマ字表記として「名姓」順を容認するってのはなんかおかしくないかなあ。日本語の中での合理性を表記に求めるっていう総論部分を当てはめれば、日本人の固有の名前としては表記によらず「姓名」順であるべきだと思う。ローマ字表記は「日本語」じゃないってんなら何も論理的には問題はないけどね。

あとついでに仮名文字の表記について。平仮名における日本語の基本的な表記法としては歴史的仮名遣いのままでもいいのかなという気もしてきた。一方で片仮名を現代仮名遣いに近い、促音や撥音なんかも明示的に書ける表記にしておくのだ。もともと片仮名は音を移す言葉として扱われてきた歴史を持つのだから(文献的にも室町時代の神仏に捧げる文章=読まれるものを写したものとしての文章が片仮名で書かれているといった例があるとか)。この場合ローマ字表記は片仮名に準じるか平仮名に準じるかで話が違ってきそうだが。また、発音の流れを追わねばならないと言う点で表音的であるカラオケの表示が全部片仮名になっちゃって読みづらくなると言う弊害があるかもしれない(笑)。

まあ実際のところ正直を言えば、『旧』仮名世代がどんどん減少している今になって『旧』仮名を復活させようとする議論が通用するとは思わないが。少なくとも『新』仮名世代が権力を完全に把握しちゃったら手後れなんじゃないの?もしくは何らかの『革命』(中国式の意味でね)でもあって、国字を一新する機会でもないと。



■ 2003/12/19 (金)
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[Misc]「『ラスト サムライ』を見た」を読んだ

JANJAN NPO型インターネット新聞『ラスト サムライ』を見たという小池正春という人の記名記事。ちなみに私はこの映画の内容についてはTVコマーシャルの映像レベル以上にはほとんど知らないでいたが、結構評判が良いと聞いて関心を持っていたに留まる。ちょっと長いがまず映画の舞台を説明している部分の引用を。

(略)1872(明治5)年、新橋−横浜間に鉄道開通、1873(明治6)年、徴兵令公布となっている。

 映画の中で確か鉄道が襲撃されたという台詞があるから、映画の舞台はこれよりかなりたってのことである。

 映画では、勝元(渡辺謙)が率いる集団は、勝元の生まれ故郷の田舎で独自のコンミューンを形成し、昔ながらの伝統的な武士の生活を守っている。

(中略)

 もう1つ、御前会議に勝元も出席しているのである。新政府軍にも属さず、旧幕府軍にも属さず、独自のイデオロギーでコンミューンを形成するような指導者が明治天皇のお気に入りで、かつ御前会議の一員とは。

という紹介を読むだけで、「普通の日本人」は西郷隆盛と西南戦争(明治10年)をモデルにしていると思うんではないかと思うんですが。

普通の日本人は、明治維新後も武士の精神や風習を維持しようとする集団は、旧幕府軍に違いないと考える。

そおかあ?

レベル低すぎ。

荒れててごめん



■ 2003/12/31 (水)
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[Misc]大晦日

ふと過去の記録を眺めてみると、一年間通して書き続けたのは(実際の更新のタイミングはどうあれ(^^;)今年が初めてでした。一年間駄文におつきあい頂きありがとうございました。来年もよろしくね(^^)。



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[Page Design] Written(Ver.3): 2003/09/19; Modified(Ver.3.1): 2003/09/25; Minor-modified(Ver.3.1.2): 2003/11/09