幼い頃から子役として映画に出演していた実績があるとはいえ、おかっぱ頭がいかにも似合いそうな彼女を有名にしたのは、「理由なき反抗」(1955)と「ウエスト・サイド物語」(1961)であることは敢えて指摘するまでもないでしょう。実際に、相当に気の強い人だったようです。作品自体はまったくのイマイチであったとはいえ、芸能界を描いた作品「サンセット物語」(1966)での彼女は、イメージとして、俳優としての彼女に近いところがあったのかもしれません。それらの作品に加えて「草原の輝き」(1961)などのシリアスなドラマ作品ではシリアスな役を演じていた一方で、彼女はコメディセンスも持ち合わせていて、コメディ系の作品に出演すると、小気味のよいスタッカートのきいたテンポが作品に加えられ、決して暴走はしないながらもパンチの効いたほどよいスピード感が醸し出されました。ロバート・ワグナーとの繰り返された離婚、結婚劇が、週刊誌ネタとして有名になったことは、広く知られているところです。様々な噂があるようですが、ボート事故により40過ぎで亡くなったのはなんとも残念なところです。 |
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1955
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理由なき反抗
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1965
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グレート・レース
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1956
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捜索者
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1966
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サンセット物語
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1961
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草原の輝き
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1966
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雨のニューオリンズ
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1961
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ウエスト・サイド物語
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1969
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ボブ&キャロル&テッド&アリス
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1963
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マンハッタン物語
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1978
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メテオ
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1964
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求婚専科
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1983
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ブレインストーム
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