日本風にいえば瓜実顔美人のイギリスの女優さんです。しかしながら、彼女の大きな特徴は、何と言っても顔に似合わない低い声であり、その低さはまわりの小道具が低音共鳴を引き起こしそうなほどです。以下の出演作品の一覧からも伺えるように、残念ながら日本では彼女の代表作というべき作品のほとんどが紹介されていない状況にありますが、「Whisky
Galore」(1949)、「The Man in the White Suit」(1950)、「The Importance Being Earnest」(1952)、「The Detective」(1954)などは、本国では極めて評価の高い作品です。作品自体が素晴らしいこととも相俟って、オスカー・ワイルドの忠実な映画化「The Importance
Being Earnest」での彼女は、殊に必見です。どちらかといえば、コメディ系統の作品が合っていたようで、上に挙げた作品は、すべてイギリス産のコメディ映画です。 |
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1947
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卑怯者
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1958
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女優志願
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1948
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死せる恋人に捧ぐる悲歌
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1960
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巨大生物の島
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1949
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Whisky Galore
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1962
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桃色株式会社
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1949
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The Kind Hearts and Coronets
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1963
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トム・ジョーンズの華麗な冒険
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1950
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The Man in the White Suit
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1964
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クレタの風車
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1952
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The Importance of Being Earnest
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1978
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The Hound of the Baskervilles
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1954
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しのび逢い
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1979
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The Water Babies
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1954
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The Detective
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1987
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Little Dorrit
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1955
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ムーンフリート
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