イギリス出身の女優さんといえば、たとえばデボラ・カーから始まって、バネッサ・レッドグレーブ、グレンダ・ジャクソン、ジャクリーン・ビセットなどと、どちらかというとスレンダータイプの知性派が多いように思われますが、少なくともジョーン・コリンズに関しては、そのようなコメントはまったく当て嵌まりません。何しろ、50才になってからプレイボーイ誌で自信満々のセミヌードを披露したほどであり、ハリウッドデビュー当時からその肉体的なド迫力を惜しげもなく見せていました。また、彼女は、研ナオコやミシェル・ファイファーが裸足で逃げるほど、目と目の間隔が離れていて、それがまた変わった印象を与えます。こう言うとファンにぶっ飛ばされるかもしれませんが、角度によっては「だぼハゼちゃん」のように見えることがあります。50年代にハリウッドデビューしますが、60年代には一時忘れ去られてしまいます。けれども、70年代を過ぎると、再びB級ホラー映画やテレビ番組に出演するようになります。たとえば、「若妻・恐怖の体験学習」(1972)がそれです。まるで日活ロマンポルノのような怪しげな邦題が付けられていますが、れっきとしたハマー映画です。この作品には、同じくイギリス出身の女優さんであるジュディ・ギースンが主演しており、キュートなキュートな彼女と比べると、ジョーン・コリンズにはいかにも迫力があります。 |
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1952
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デカメロン夜話
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1962
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ミサイル珍道中
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1954
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善人は若死する
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1967
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消えた拳銃 |
1955
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ピラミッド
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1970
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華麗なる暗殺
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1955
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夢去りぬ
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1972
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魔界からの招待状
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1957
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わかれ
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1972
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若妻・恐怖の体験学習
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1957
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日のあたる島
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1973
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異界への扉
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1958
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無頼の群
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1977
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巨大蟻の帝国
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1960
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賭場荒らし
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1978
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大いなる眠り
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1960
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ペルシャ大王
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1979
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サンバーン
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