東京蜘蛛談話会  Tokyo Spider Study Group
2010-2011年記録

 


   現在のウェブページは別ファイルです。

最終更新日 2012年2月15日まで
(This Home Page is made by H.IKEDA.)

 このウェブサイトは東京蜘蛛談話会運営委員のひとり,
池田がボランティアで作っているものです.

 

   説明: line


  「東京」と付いていますが,会員は全国にいます.
 日本で最大規模の蜘蛛の同好会です.

         東京蜘蛛談話会規約 (別掲)

  「クモ生理生態事典」も日本蜘蛛学会会誌と東京蜘蛛談話会会誌から
  記事を拾いました.

  この同好会はクモに興味を持つすべての人のために開かれています.
  会員は老若男女を問いません.現在、全国に200名ほどの会員がいます.

  入会の際,資格審査はありません.
  事務局に連絡するか、または、下記の口座に会費を振り込んでください.

  


事務局:初芝伸吾 HATSUSHIBA, shingo
〒186-0002 東京都国立市東3-11-18 203
Tel:042***** Fax:042*****
*****


郵便振替口座 00170-8-74885 東京蜘蛛談話会 
   会費は年間 3800円
 (学生は2000円です)

会計:安田明雄
〒231-0861 横浜市中区*****


会長
:新海栄一

本部:小野展嗣
 〒305-0005 茨木県つくば市天久保4-1-1
国立科学博物館 動物研究部

運営委員:池田博明、小野展嗣、木村知之、甲野 涼、
新海 明、谷川明男、萩本房枝、初芝伸吾、仲條竜太
安田明雄、八幡明彦

会計監査;梅林 力、加藤輝代子

 熊田理恵『クモ入門講座』パンフレット【PDFファイル】
 初心者用 道具・採集法などの解説

 このウェブの内容(項目)
Ⅰ 2011年 談話会TOPICS 
ⅡA 2012年 活動計画
ⅡB (2011年 活動計画)
Ⅲ 談話会活動履歴 
Ⅳ 会誌および通信
Ⅴ 東京クモゼミ
Ⅵ バックナンバー
   談話会規約 

P R : LINKS

東京蜘蛛談話会通信  オンライン版 
 ここをクリックしていただけば誰でも
 談話会通信を見ることができます

■新海栄一著の文一総合出版
 『日本のクモ』初版2006年・写真の間違い
 気づいた点を別ページに指摘してあります。
 索引も一部抜けています。上記htmlファイル
 には,2006年版と2010年版の変更箇所を
 拾い出したファイル【pdf】もあります。
■写真付き図鑑及び解説CD『日本のクモ』案内
■安藤昭久氏の「サラグモ屋敷」を見て下さい。
 微小なサラグモの写真が見事に撮影されています。
■荘司康治郎氏の「クモ画像集」:珍しい種も写真で
■池田博明・桑田隆生・新海明編 
  クモ生理生態事典(2010年版)
 クモの種ごとに生態情報が記述されています
■日本蜘蛛学会「資料室」 学会ウェブ試用版の一部
動物行動の映像データベース
■池田博明 SPIDER  DATAクモの情報を集積
  池田博明 日本ハエトリグモ研究センター
■児童書絶版を怒る---「怒りをこめてふり返れ」 
 池田のfavorite booksfavorite songs」(映像にリンク)
■加藤康子手づくり絵本公開 クモが主人公
 (1)クモの『ウィビーちゃんとおともだち』
 (2)絵本 『おにんぎょうをたすけよう

ⅠA. 2011年 クモ TOPICS  (日付逆順。編集・池田)

◆NEWS OF JAPANESE SPIDERS◆TOPICS◆
 Akihisa ANDO discovered that the Trachelas spider (Trachelas japonicus) deposited the glue on the cocoon, then she stuck the sand grains on it. What is the mysterious glue?

 Shigeru ASAMA took the photograph of pollen eaten the theridid spider (Anelosiumus crassipes) and the subadult male of the species was eating the pollen directly. A few pollen feeding by spiders was reported.
 
●新聞記事から拾う。2012年1月28日読売新聞「ピンぼけ度で距離を正確に計るハエトリグモ」(新海明氏提供)、2月3日=クモの巣がじょうぶな秘密解明」(谷川明男氏提供)。この二つの新聞内容をpdfで。前者について西野真由子さんから新聞より詳しい情報があるウェブを教えていただきました。
●2月1日に関口晃一先生(もと日本蜘蛛学会会長)が逝去されました。通夜は2月6日(月)18時より,銀杏ホール(埼玉県久喜市下清久360)。告別式は2月7日(火)10時より銀杏ホール。Kishidaia 101号では関口先生の追悼文を特集します。会誌編集者へお寄せ下さい。
●2月2日,歌舞伎俳優の中村勘太郎改め六代目中村勘九郎の襲名披露公演となる「二月大歌舞伎」が2日、東京・新橋演舞場で幕を開けた。襲名披露公演の演目は『土蜘』だった。
●洋書ですが昆虫生理学の進歩シリーズの41巻『Spider Physiology and Behaviour』(Academic Press)が届きました。内容は別記の通りです。重要な総説が載っています。
●第55回日本学生科学賞にクモ研究が二題あった。ひとつは旭化成賞の千葉県松戸市立第六中学校クモ研究グループ『クモに会いたい?!Ⅵ』,もうひとつは高校の部一等賞の和歌山県立海南高等学校科学部クモ班の『キシノウエトタテグモの研究』である。松戸第六中学校のほうはナガコガネグモの卵のうの構造の二重の袋の役割を調べた研究だそうである(読売新聞2012年1月23日版)。
●サイエンス・ライターのフォーブズが書いた『ヤモリの指』(早川書房,2007)の第3章「自然のナイロン」には,蜘蛛の糸を産業化しようとする試みが紹介されていました。図をpdfで紹介しました。
●「NEWTON」2012年2月号に「こんなにちがう雌雄の姿」とジョロウグモが取り上げられているが,写真で写っているのはジョロウグモ Nephila clavata ではなくアメリカジョロウグモ Nephia clavipes
●『自然保護』1・2月号にジョロウグモに福島県飯舘村で「放射性銀が蓄積」という情報が掲載されていた。pdfにて加工。
●ナショナル・ジオグラフィック・ニュースより、「小さなクモに大きな脳が」は別記の本の第4論文と関連します。また,「クモの遺伝子を紡ぐ遺伝子組み換えカイコ」というニュースもありました。pdfファイルで読めるように加工しました。
●2012年1月4日オペラ『月の刀』公演がありました。オペレッタではなく,オペラでした。第二幕の村人が花を捧げるところでモーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』を想い出した私としては、『月の刀』はモーツァルトのオペラ『魔笛』に対するリスペクトのように見えました。『月の刀』の悪魔たちは、<夜の女王><三人の侍女><モノスタトス>に見立てられます。そして<王子タミーノ>も<王女パミーナ>も<パパゲーノ>も<パパゲーナ>もそれに相当する感のある人物が登場してきます。母親と祖母の二重唱は私が大好きなオペラ『コシ・ファン・トゥッテ』の姉妹の二重唱のように美しく響きました。
●2011年末に日本蜘蛛学会誌, Acta arachnologica, vol.60, No.2 が出ました。クモ関係では谷川明男氏のツシマトリノフンダマシの雄の初記載、加村隆英氏の奄美大島産のアマミヨリメケムリグモおよびアマミトンビグモの2新種、吉田哉氏のブルネイ産のヒメグモ(ツクネグモに近縁の種やヒシガタグモに近縁の種など)の記載・再記載、中国のGuoらの海南島産のハエトリグモの2新種・ミジングモ属の5新種が掲載されています。他には青木淳一・島野智之氏の北海道大黒島のササラダニ相の論文。和文では今年2011年の鳥取大会の報告があります。ザトウムシやクモの染色体研究の第一人者、鈴木正将博士の追悼文が鶴崎展巨氏によって書かれており、必読。千葉県博の萩野康則さんによるクモ展示の苦労話も談話会会員のみなさんの活動報告の感があります。
●逗子市の田中和徳さんより,2008年の観察記録が寄せられました(12月31日)。ツシマトリノフンダマシ雌,横須賀市光の丘の光の丘水辺公園の北東尾根にて,2008年7月12日,別府史朗・信子による。
●瀬名秀明の書評集『科学の栞』(朝日新書)に錦三郎『飛行蜘蛛』(笹間書院)が紹介されています(p.182)。
●朝日新聞出版より ,『ダーウィンが来た!生き物新伝説』DVDブック/第37号/2012年1月10日号「一発必中ナゲナワグモ」が 「ケープ・ペンギン」 と一緒になって発売されました(12月24日発売)。今後のクモ企画を成功させるためにも皆さん,購入しましょう。一冊1490円です。 Amazonでも注文できます。
 新井さんからの追加連絡によれば,“東京蜘蛛談話会員の皆様は二割引で注文出来るそうです。ただし送料がかかる(1冊160円)ため安くなるのは一冊当り130円程度です。 その場合の注文先は新井浩司さんです。振込手数料の関係でゆうちょ銀行に口座を持っていない方は安くなりません。電話でも(042-552-5820,090-9233-8713もメール1またはメール2[送信の際に,+at+を@に変えて下さい]でもよいそうです。 受け取り住所・郵便番号・氏名・電話番号・冊数を銘記して新井さん宛てにお知らせ下さい。 新井さんへの申し込み受付は1月いっぱいとさせていただきます。新井さんから送られますので,現品到着後に新井さんの銀行口座へ振り込んで下さい。”ゆうちょ銀行に口座を持っていない方は振込手数料がかなりかかりますので1冊買うならば、送料無料のアマゾンで買ったほうが良いです。
●学術専門の洋書ですが昆虫生理学の進歩シリーズの40巻・41巻として『Spider Physiology and Behaviour』がAcademic Pressから発刊されています。41巻はこの12月27日に発売です。内容は見ていませんが,290ページ近い論文集ですので,この分野に関心のある学生さんには必読かと思われます。価格はそれぞれ12,000円ほど。40巻の内容は英語なので別記しました。また、ニュージーランドのクモのモノグラフも出ておりました。既に1999年初版でしたが2005年にハードバックで再刊されていました。ハエトリに関してはオーストラリアのモノグラフが出ていませんので貴重な一冊です。値段は6000円ほど。こちらも英語なので別記しました
●LEVIのポケット図鑑『Spiders and Their Kin』が2001年に改訂されていました。改訂に伴い,図も内容もかなり充実していて,値段はAmazonで,400円から700円程度。みなさんにお薦めできます。お買い得です。
●南オーストラリアのクジャクハエトリの求愛行動がYou Tubeに投稿されました。撮影・投稿者はユルゲン・オットーです(12月13日)。
 音楽入りの未記載種の 「Peacock spider 2」と、解説付きの既知種の「Peacock spider」があります。 後者にはオットーが解説を付けています。解説は英語ですが、たいへんやさしい英語です。両者とも6分半ほどです。
●談話会12月例会が終了しました。2012年度の観察会・採集会(5月・7月・10月・2月)は神奈川県小田原市の「わんぱくランド、いこいの森」で予定します。東海道線(または小田急線)の小田原駅西口より午前10時20分発のバスで15分、終点下車。バス料金は280円です。
●新海栄一さんの書かれた絵本『しぜんのくに 10月号 くも』(2010年10月,すずき出版。390円)がありました。保育園・幼稚園で年間購読する毎月出版される絵本です。一般書店では販売していません。ネット上にすずき出版のページがあります。
●キシダイア100号の発行が遅れております。原稿が多く整理に時間がかかりました。12月中に著者校正の予定で編集作業を進めております(仲條より)。
●宮下直さん(東京大学教授)の講演会があります。12月16日(金)、14時「高校で生物多様性をどう教えるか」神奈川県立小田原高等学校にて。申し込みは神奈川県教科研究会理科部会へ。
●次年度の夏の合宿は2012年7月27-29日(金・土・日)の予定です。東京蜘蛛・中部蜘蛛・三重蜘蛛との三会合同合宿が計画されており、場所は岐阜県高山市、奥飛騨です。いまから、ご予定下さい。
●一般向けの蜘蛛の紹介本で、洋書『Silk and Venom』(2011年)は写真中心でレイアウトが美しい本です。ドクイトグモを探す研究者に添ってクモの生態を紹介しています。Amazonで送料とも1500円弱で購入できます。やさしい英語でつづられています。
 洋書のお薦め本では、ブルネッタとクレイグの『Spider Silk』(Yale University)のペーパーバック本が発売予定で、予約受付中です(発売は来年2月、1700円程度。ちなみにハードカバーは2500円くらい)。ただし英語はやや難しいです。
 他にクモ概説書としてStella Dawkins(編)『A Guide to Spiders : An Overview, Anatomy, Silk Production, Spider Web, Toxins, Spiders in Culture,ETC.』が出版されています(1800円程度)。Wikipediaを選択してまとめた本で(121頁)、簡便に全体を見渡すことが出来ます。
●談話会12月例会のプログラムができました(11月19日現在)
●新機器のお知らせをします。(1)投影機能のついたデジタルカメラが発売されています。ニコンのクールピクス製品です。オープン価格で2万円弱。(2)低温恒温器(中国製)が9000円ほどで市販されています。詳しい情報を探索中。
●宮下直さんよりお知らせ。11月7日(月)20:00~20:57 NHK BSプレミアム <ワイルドライフ 世界の動物カメラマン 韓国の里山 昆虫の驚異! 誘惑の技に迫る >で韓国のナゲナワグモが紹介されます。再放送もあります。<20:35〜20:41にムツトゲイセキグモの投げ縄作成、蛾の捕獲映像が放映されました。>
●千葉県立中央博物館で土壌動物入門講座が開かれます。講師は萩野康則さん。申し込みは11月18日まで。
●メディアファクトリー新書『恋するオスが進化する』(宮竹貴久著)に「腹上死するオスグモ」ナガコガネグモ(p.33)、擬死してアダンソンハエトリの捕食を免れるコクヌストモドキ(p.73)が紹介されています。ちなみに「性的対立」の一般向け解説本です。
●10月29日(土)、藤沢市の川名自然フォーラムでクモの観察会が行われました(場所は藤沢市の新林公園)。講師は池田(クモ担当)と岸一宏さん(昆虫担当)。藤沢駅の近くにこんな森林が残っているのかと仰天するような規模の大きい自然公園でした。約43種を観察記録(xlsファイル)。藤沢市は神奈川県内では未調査地域です。
●中島はるさん作曲のお正月の新作オペレッタの案内が出来ました。
●10月9日(日)の談話会採集観察会では、集合地点でキジロオヒキグモが発見されました。
●ティム・バートン監督の映画『ビートルジュース』(1986)の冒頭に徘徊性のクモが登場します。家の屋根に巨大グモが登って来ると思いきや、 模型の家だったという種あかし映像が続きます。映画はカルト・ムービーの一本。 バートン監督ではフリークス趣味の『バットマン・リターンズ』 が大傑作です。ミステリ作家の故・都筑道夫が褒めていた 『スリーピー・ホロウ』もいいです。
●9月23日、男声合唱・羅漢第二回演奏会は素晴らしい経験でした。中島はるさんは『中也 最晩年の3つの詩』と『山に祈る』で、 ピアノ伴奏されました。伴奏が凄演!中原中也の絶望的な「暗さ」に慄然としました。なお、1月4日に調布市で新作オペラが公演される予定です。
●シュウブンソウの花に「木漏れ日がさすとハラナガツチアブやハナアブなどが飛んできて蜜を探し始め、 それを狙ってスジブトハシリグモが花のそばで待ち受けていた」(吉田文雄「四季のたより 足柄ふれあいの村から 118」神奈川新聞2011年9月21日より)
●メーリングリスト(ハエトリグモ)でゲノム・サイズの話題が出ています。この分野の第一人者ウェイン・マディソンは 「ハエトリグモはかなりゲノム・サイズが大きい。Habronattus属は特に大きく、5ギガベース以上もある。ヒトが3.5ギガベース、キイロショウジョウバエが0.18ギガベースだ。ゲノム・サイズのウェブ(http://genomesize.com)に行き、「Chelicerata, Arachnida, Araneae, Salticidae」を選ぶ。C値を見ればゲノムサイズがわかる」と教えてくれています。(9月20日)
●ネントウィッヒがEcophysiology of Spiders(1987)に書いた「The Prey of Spiders」の翻訳 「クモの餌」(池田訳)をPDFで提供します。20年以上前に東京クモゼミで翻訳紹介した論文ですが、誤訳がありましたので改訳しました(9月17日)。
●日本蜘蛛学会誌Acta arachnologica, vol.60, No.1が発行されました(9月30日付)。クモ関係では池田により、ノジマネオンハエトリ Neon nojimai とアマミクチバハエトリ Spartaeus bani の雌が初記載されています。概要はウェブ上にあります。また、奥村賢一氏により対馬のオオアナヤチグモ Alloclubionoides grandivulva の雄が初記載、奥村・小野展嗣・西川喜朗氏によりシナノヤマヤチグモ Tegecoelotes chikunii 、ヒバヤマヤチグモT.hibaensis が新種記載されました。吉田哉氏により、ツクネグモ Ulesanis pilula とリュウキュウツクネグモ Ulesanis ryukyuensisPhoroncidia属からUlesanis属へ転属され、日本(沖縄島)及び台湾新記録のハナナガツクネグモUlesanis nasutus (O.P.-CAMBRIDGE, 1873)もUlesanis属へ転属されました。リュウキュウツクネグモとハナナガツクネグモはよく似ているので注意が必要です。ドイツのイェーガーとラオスのPraxaysombathがラオス初記録のクモを43種報告、日本と共通種を拾い出してみました。次の19種があります。イトグモ、ミナミノアカイソウロウグモ、オナガグモ、サヤヒメグモ、ヒメグモ、キヨヒメグモ、オオシロカネグモ、トガリシロカネグモ、キヌアシナガグモ、オオアシナガグモ、アシナガグモ、キイロハラダカグモ、オオハラダカグモ、ジョロウグモ、オオジョロウグモ、ナガマルコガネグモ、ハラビロスズミグモ、トゲグモ、アシダカグモ。また、マラバルジョロウグモやケハイグモは日本産ではありませんが注目種です。他に安倍弘氏によるミズダニの新種記載、ロシアのマルシックらによるメキリグモの一種の南限記録があります。
●9月8日、宮城県多賀城市でセアカゴケグモ(雌)1頭が発見されました。河北新報の記事【削除されました】による(清水裕行さんの情報)。
●9月5日、動きの遅い台風12号による集中豪雨で紀伊半島に被害が・・・。三重県・和歌山県の方々は無事でしょうか。和歌山県は平時から道路状況が悪い。それが土砂崩れでなおさらヒドイことになっています。スギやヒノキなどの植林地が多く、根が浅く崩落が大きい。1959年(昭和34年)9月26日からの伊勢湾台風の被害が愛知県・三重県や紀伊半島の地域に甚大な被害を出したことはもはや忘れられているのだろうか。
●会員の赤羽尚夫さん(もと神奈川県立自然保護センター長)が亡くなられました(8月1日)。葬儀は8月4日に行われました。御香料はご遺族の方が故人の遺志で御辞退なさっておられます。
●ハナグモやアズチグモなどの生態に関心のあるかたにお知らせ。ずっとその方面を研究していたダグラス・モース(Morse)が2007年に本を出していました。 「Predator upon a Flower: Life History and Fitness in a Crab Spider」です。ハードカバーで¥5,500ほどです。Amazonで購入できます。ヒメハナグモ中心のモノグラフで、全12章、「はじめに、基本的な知識、捕食戦略、ペイオフ適応度、制約、経験・学習と生得的行動、場所選択と感覚、形態的変異、雌雄間相互作用、群集のなかのヒメハナグモ、ヤミイロカニグモ、結論と研究の将来」といった内容です。全378頁。
●日本蜘蛛学会の公式ホームページが9月6日に開設されました。まだ入会案内や投稿案内ほどの内容ですが、今後の充実は会員の活動次第です。 今後の内容に関しては、英国蜘蛛学会のホームページが参考になると思います。 また、日本蜘蛛学会公式ホームページでは、ぜひヤパニッシュ・シュピーネンをPDFにして欲しい。 意見や希望の申し出は蜘蛛学会将来委員会の中田兼介委員へ(メルアドは+を@へ変えて下さい)。なお、池田が作成・管理していたこれまでの試用版は閉鎖しました。試用版コンテンツの一部は一時的に資料室に置いています。
●古い資料ですが、Kewの「オウギグモの網と造網の論文(英文)」をPDFで提供しました。貴重なものです(9月5日)。
●「ダーウィンが来た 一発必中ナゲナワグモ」の回がDVDブック第37号として市販される準備が進められているようです。監修は東京蜘蛛談話会となっていますが、中心は新井浩司さん。発売されたら、案内しますので、みなさん買いましょう。
●中澤均さん、2011年8月12日に東京都八王子市裏高尾・木下沢(こげさわ)林道脇の草地でワクドツキジグモを発見。
●池田千洋さんから、中国製(骨と加工)の蜘蛛扇(扇と扇入れ袋)を贈ってもらいました。上の項目のところに掲載。新宿伊勢丹の扇売り場(在庫処分)で購入したそうです。取扱いは宮井(株)の「風流四季」の一品(コード383、No.1531)。扇面は日本製です。
●池田と谷川明男さんは、ボルネオ島のマリアウ・ベィシン保全地域とタンブナン村に調査に行って来ました(8月上旬)。日本のほうが猛暑でした。取り急ぎ写真を並べて「ボルネオのハエトリグモ(HTML)」を紹介します。また、熱帯のユウレイグモの網の多様性(PDF)が面白く、PDFで紹介しました。
●7月27日、鳥取大学で行われる日本蜘蛛学会大会(8月27-28日,26日プレシンポ)のプログラムが公開されました。プログラム(PDFファイル)でご覧下さい。参加はまだ受け付けているそうです。公開のシンポジウムの案内も出ました。
●Acta編集委員長の田中一裕さんがフランスのレンヌ大学で壁面を徘徊しているハエトリグモの写真を送って下さいました。Salticus scenicusのメスです。英語名はzebra spiderです。
●逗子市の田中和徳さん、葉山にてマメイタイセキグモ(メス成体)を発見。7月23-24日は投げ縄を作らず。25日の23時05分に粘球を振り回し始めたそうです。写真撮影にも成功。
●合宿が無事終了しました。三日目19日は台風と低気圧の影響で大雨になってしまい、観察は中止しました。
 ゴミグモがガードする卵のうがゴミリボンの上にあり、それがいちばん新しいことを確認しました。つまりゴミグモは卵のうリボンのいちばん上にいるということです。技報堂出版の『クモのはなしI』に「ゴミグモの卵のうは下の方の卵嚢ほど早く産卵されたもので」という記述があります(宮下直「クモの卵の数」)。添えられた写真では母グモはいちばん下にいます(188頁)。どちらが普通の状態でしょうか。吉倉真『クモの不思議』(岩波新書)では卵嚢リボンの上方にいます(103頁)。
 [談話会茂木合宿中に女子サッカーなでしこジャパン世界一の偉業がありました。その後、熊谷選手の飲み会での発言をツイートしたH大学生の軽率な行為などがありましたが、中学・高校と運動部だった私の経験では選手に憎まれる監督ほどそのチームは強いという事実があります。つまり悪いのはお前だと決めつける監督は憎まれ役を買って出ているのです。もし監督が優しいと選手同志が批判し合ってしまい、チームプレーは崩壊してしまいます。その辺の機微が運動部を経験していない人間にはまったく理解されていない。なでしこジャパンの試合に関する論評で印象的なものをひとつpdfで紹介。]
●神奈川県平塚市博物館の夏期特別展(7月16日~9月14日)「いつもとちがう散歩道 まちかどの自然観察」が始まりました。パンフレットは64ページで350円です(クモは4頁)。冊子代金と送料を現金書留か郵便小為替で送ると発送してもらえます。案内はこちらを参照して下さい。
●福音館書店「たくさんのふしぎ」の2011年8月号は遠藤知二さんの『まちぼうけの生態学 アカオニグモと草むらの虫たち』です。価格は700円。この本の内容は傑作です。噂には聞いていましたが、ほとんど何もしないアカオニグモのそばでただひたすら観察する遠藤さんの姿を想像して下さい。虫が来てもアカオニの網にはかかりません。やっとかかったと思ったら逃げられます。延々とそんなことが繰り返され、時間はゆっくり過ぎていきます。いやはや。センショウグモの狩りを動画に収録した新井浩司さんが遠藤さんの後継者でしょうか。
 ところで遠藤さんは『クモのはなしII』(技報堂出版,1989)に「ふるえる世界」「円網をめぐる虫たち」「クモとベッコウバチの攻防戦」を、『クモのはなしⅠ』に「<かくれおび>のなぞ」を書いておられます。
●時期を失してしまいましたが、2010年の11月、新妻昭夫さん(恵泉女学園大学教授)が亡くなられました。享年61歳。進化論の研究者で特にウォーレスの業績を再評価なさいました。北海道大学の探検部の先輩でした。新妻さんは函館の水産学部の学生だったのですが、よく札幌に来てヒグマ研究会の活動などをされておられ、大学生の2年のときに既にロシア語のヒグマの本を翻訳されておられました。私・池田は探検部の部室で会ったのは一度だけですが、そのとき、アニマル・トラッキング(雪の上の動物の足跡の追跡)を普及したいと言っておられました。ナチュラリスト志願として、新妻さんの背中を追っていたような気が致します。
男声合唱団“羅漢”演奏会が、9月23日(祝日)19:00より渋谷・大和田伝承ホールで開かれます。“羅漢”は中島はるさんの作品演奏のための合唱団です。この日のプログラムは中島はる「中原中也の晩年の詩三曲」「旅ー山頭火」、多田武彦「柳川風俗詩」、清水脩「山に祈る」という垂涎のものです。蜘蛛は登場しませんが、男声合唱にはまること請合いです。
●7月10日(日)観察会は猛暑日でした。70種ほどを記録。カグヤヒメグモを同定する際に、千国図鑑のメスの外雌器が別種の写真であることに気づきました(千国の図鑑のカグヤヒメグモ外雌器は別種のものです。

▲千国図鑑(間違いです)

▲吉田(2003)よりカグヤヒメ
千国氏は生殖器を撮影した個体の全形図を撮影するのが常だったのでメスの全形図もたぶん別種。オスも近似の別種かもしれません)。正しい外雌器は吉田哉『日本産ヒメグモ科総説』か『日本産クモ類』を参考にして下さい。カグヤヒメグモはほかの種とまったく異なる外雌器ですので、千国の図鑑の写真を参考に同定しない限り、カグヤヒメグモ雌を誤同定する気遣いはなさそうです。また、類似種との違いでは、糸疣の周囲に黒環があるのはカグヤヒメグモです。一緒に採れるオスにも注意が必要です。この属のヒメグモ近縁種の触肢はなかなか識別が困難ですから。
 観察終了後、貞元さんの案内でバス停のすぐ近くの南多摩霊園の萱島泉・満喜夫妻のお墓参りをしました。日野台教会の合同のお墓でした。
●7月9日(土)、関東甲信越地方の梅雨明けが宣言されました。昨年より8日早いそうです。10日の観察会や17日からの合宿は雨の心配がなさそうです。
●小野展嗣監修『危ない生き物大図鑑』(PHP研究所、2011年)が7月6日付で発行されました。クモは2ページ、カバキコマチグモとセアカゴケグモが取り挙げられています。2800円。執筆者は神保了子ほかです。
●ジョスリン・クレインのヴェネズエラのハエトリグモの誇示行動の古典的大論文をpdfファイルでダウンロードできるようにしました(四分割で40MBほどあります。英語です)。クレインの論文はPeckhamiaではダウンロード資料になっていないため、なかなか読むことができないものです。ただし大学関係者は容易に資料にアクセスできます。出典がZoologicaですから。翻訳はまだ出来ていません。一年ぐらいはかかる見こみです(7月3日)。
●吉田嗣郎さん(ネイチャー・シネプロ)の撮影による「スズメバチ 巨大マンション建設中!」が『ダーウィンが来た』で放送されます。以前NHK「地球不思議大自然」で放送したキイロスズメバチの生態映像を30分に再編集し、 さらに「生き物地球紀行、雑木林の最強軍団オオスズメバチ」の映像も加えて映像化したものです。放送日は、2011年6月19日(日)19:30~の予定です。再放送は6月21日(火)16:20~NHK総合TV。吉田談「添付写真は伊奈市の農家の庇に作らせたキイロスズメバチの大きく成長した巣(高さ83cm直径62cm最大級)を足場櫓を組み、小型クレーンHDカメラで撮影する完全防具服着用のスタッフ。右端は私です。 こんな危険な撮影は二度とできないと思っています」。
●中島はるさんの作曲(峯陽作詞)による川本伸子さんの『ひとり歌芝居』が7月5日に開催されます。案内は下記。「里におりて来た山姥」は新作です。他の作品は2007年に作曲されたものです。2008年に川本さんの『一人歌芝居』で中島さん作曲の三作が既に歌唱されています。7月5日、公演は成功でした。
●6月8日,クモは脚が欠けても造網や捕食には影響を与えないという実験結果が発表(pdf)されたという。ナショナル・ジオグラフィックによる。
●フェーリクスの『クモの生物学』第3版の表紙につかわれているクジャクハエトリ(ppt)を紹介したパワーポイントファイルを公開します。こちらも一時的な公開なので関心のあるかたは早めにダウンロードして下さい。東京クモゼミで3月に発表したものです。
●「クモの色彩と色素」(池田翻訳)を pdfファイルで紹介します。シュプリンガーに翻訳許可を要請したのですが、応答がありませんでした。ただし、科学論文はもともと著作権が制限されるのが正当な在り方ですので、非商業的な誌面での許可申請は儀礼的なものです。そう考えない人もいますが私から言わせていただければいまどき愚か者ですね。stupidと言ってもよい。ちなみに、この言葉は英語圏ではたいへんひどい蔑称でひとを傷つけます。故意にひどい言葉を使って、関心を喚起しようとしています。クリスティーの創始したミス・マープルも犯人の自尊心を傷つけ怒らせるのに使っています(英国グラナダTV版「ゼロ時間へ」「蒼ざめた馬」)。他人を非難すると自分に返ってきますので、あまり使えない言葉ですが十分に意図的です。図や写真も含めて考えると知的財産権問題は難題ではあります。関心のある方はクレームがつく前にダウンロードしてしまって下さい。 また「キハダエビグモの瞬間的色彩変化」英語版をpdfで提供します。ただし、Discussionの英訳が半端です。
●神奈川県平塚市博物館の夏期特別展(7月16日~9月14日)「いつもとちがう散歩道 まちかどの自然観察」で、クモが大きく取り上げられます。学芸員は松本さん。ミズダニの専門家で、蜘蛛には思い入れがあるそうです。入館料は無料です。特別展展示図録は有料です。クモの部分は全60ページ中4ページです(構成は池田です)。身近な鳥・昆虫・草・コケ・虫こぶ・雲なども取り上げられています。クモの部分は谷川明男さんの多くの写真でユニークな図録が出来ました。ぜひ購入して下さい。なお、和名ヒメグモをニホンヒメグモとするのは不適当だというのは新海栄一さんの見解(『日本のクモ』)で,池田も賛同していますので、この図録も「ヒメグモ」と記述しています。間違いではありません。小野展嗣さんもヒメグモの和名をニホンヒメグモに改称する案にはやんわりと疑問を呈していました(2005年,Orthobula`s Box 第19号)。ちなみに、ウズグモもヤマウズグモと呼称するのは不適当です。和名を替えてはいけません。和名は一般のひとのためにあるものだからです。
 なお図録では、垣根のクモ(下草)にキクヅキコモリグモを取り上げていますが、これは同定が容易なコモリグモなので、わざとそうしています。本来、キクヅキコモリグモは垣根の下にはいません。
●6月25日(土),神奈川県秦野市蓑毛の秦野ネイチャー・ウォッチング・クラブ主催でクモ観察会(上級)を行います(講師は池田)。秦野市東公民館に10時集合で,象ケ谷戸を経て東電コースを歩きます。解散は午後3時ころ。昼食持参。(雨も振らずに無事済みました。)
●5月21日(土)神奈川県平塚市土屋にて子供向けのクモ観察会(初級)を行います(講師は池田)。案内はこちら。びわ青少年の家に12:50集合。午後1時から3時まで。(無事終了しました。「こどもクモ博士」が2名誕生しました)。
●5月15日(日)八王子城址にて第1回観察会が開かれました。晴天に恵まれ多くの参加者でにぎわいました。
●5月8日(日)加藤康子さんの手作り絵本ウェブ版『おにんぎょうをたすけよう』を公開しました。前作でおなじみのクモが活躍するお話です。pdfでも用意しています。萩野さんに作成していただきました。
●5月8日(日)談話会例会・総会が開かれました。プログラムは下記。
●4月28日、群馬県の林俊夫さんが『赤城のクモ』という本を出版されました。林さんの線画原図が満載の本です。フクログモを中心に記載されてきた林さんが校務を退職なさるに当ってクモ研究を集成された著作です。非売品のようです。林さんに直接申し込まれると頒布して下さるようです。無くなったら修了とか。
●朝倉書店より『知られざる動物の世界7 クモ・ダニ・サソリのなかま』(青木淳一監訳.小野展嗣・藤巻玲路訳)が出版されました。価格は3400円です。Preston-Mafhamの写真と記述でほとんど(78頁)クモに関する内容です。ダニは4頁しかありません。それほど新しい記述はありませんが、美麗な写真で楽しめます。外国産の種の多くに和名が付されています。
●3月16日,一昨年夏に日本蜘蛛学会大会でお世話になった宮城教育大学の島野さんはご無事でした。山形県の吉田さんもご無事です。宮城学院女子大学の田中さんは連絡が取れませんでしたが3月29日,田中さんの大学の研究室が再開されました。ご無事でした。
●3月11日(金)、14時46分、地震が起きた。神奈川県大井町では弱い横揺れが1分くらい続き、その後震度4から5くらいの揺れが2分以上。少しずつ引いていった。最初は東海地震が来たと思ったが、震度はそれほどでもなく、余震も自分がめまいを起したのかなと勘違いする程度。初期微動が長かったので震源は遠いと思った。
 ところが、震源地に近い地域では状況はまったく異なった。マグニチュードは最初は7.4と報道された。1時間後には8.4、夜には8.8となった。マグニチュードが1ランク上がると力は32倍上がる。マグニチュード8.8は観測史上最大である(その後、3月13日昼の気象庁発表で9.0と修正された)。1時間半後、国道255号線は小田原市成田付近で水道管が断裂、道路に水があふれた。渋滞が始まる。
 ラジオでは震源は三陸沖、岩手県・宮城県・福島県の被害情報が出始め、東北の太平洋岸に大きな津波が繰り返し襲ってくる危険を報じていた。しかし、このとき既に大津波が来ていた。神奈川県西部は停電しなかったので情報はテレビでも見られた。津波が市街地を飲み込んでいく映像が繰り返し報道された。
 首都圏も鉄道が11日じゅう運転中止となった。
 枝野官房長官が気象庁が「東北地方太平洋沖を震源とする地震」と命名したと言う。翌12日の報道では「東北地方太平洋沖地震」となり、読売新聞紙上では「東日本巨大地震」と名付けられていたが、その後13日にはNHKでは「東北関東地方巨大地震」と呼称。死者・行方不明者多数。
 山形の実家に電話しても東北地方への電話は回線が混んでいてつながらないし、そのうち施設が故障となり通信不能となった。実家の親類は無事だったが。 
 停電でもっとも情報が必要な地域のひとびとのところに情報が伝わらない。停電はいわば「情報難民」を産んでしまうのだ(池田記)。

           地震・原発関連記事は別ページに。

●朝日新聞出版社、洪在徹(著) 李泰虎(イラスト) 『昆虫世界のサバイバル1』(2008年発行)にジョロウグモが登場します(絵はジョロウグモですが、写真による解説部分に使用されているクモはコガネグモの一種。ただしジョロウグモと誤記してあります。翻訳ミスかも)。小学生用学習漫画のひそかなベストセラーのようです。昆虫世界のサバイバル・シリーズは3巻まで出版されています。
●長野県の藤沢庸助さんから『千曲市レッドデータブック』を送っていただきました。クモ関連ページを【千曲市クモデータpdf】としてpdf化しました。
●2月27日(日)紀尾井ホールで「中島はるの世界」が開かれました。中島さんは最初、副題を「蜘蛛と昆虫と人間のためのコンサート」とするつもりだったと語っておられました。最後に斎藤慎一郎さんの「クモはすばらしい」を中島さんのピアノ伴奏と間奏でみんなで歌うというアトラクションがありました。斎藤さんの作詞・作曲の歌「クモはすばらしい」は談話会テーマソングでもいいのではないかと思われます。中島さんの素晴らしい編曲(同声合唱用)のpdfで紹介しておきます。中島編曲(変ホ長調)では原曲4番だけ第三連をもう一度Codaとして繰り返しております。また合唱ではメロディーが隠れていて厚みを増しております。斎藤さん自筆の原譜(ト長調、ビオラ譜)も中島さんが紹介して下さいました(原譜は談話会通信125号に紹介されていました)。「音楽之友」四月号・「日本山岳会会報」に公演評(PDF)が出ました。
●2月20日(日)NHK総合TV7:45「自然百景」鳥取砂丘にて,カワラハンミョウの後にイソコモリグモが紹介されました。夜間,イソコモリが蛾を捕獲する映像がありました。
●伊丹市昆虫館の企画展「クモ」関連行事で3月20日(日)10:00~12:00観察会「春の昆陽池公園でクモ観察」(講師:加村隆英,定員20名),13:30~15:00講演会「クモ~華麗なる狩りの技~」(講師:加村隆英,定員:80名)が開催されます。予約申し込みが必要です。加村さんがクモネットで【展示の様子】(570kB)をpdfで紹介しています。
●神奈川県茅ケ崎市香川公民館で行われた「変わりゆく湘南の自然」講演シリーズの第2講は池田博明「クモの環境適応と進化」でした。2011年2月5日(土)13時30分から2時間の講話は、終了しました。企画者は岸一弘さんです。毎週土曜日で1月29日植物から始まり、クモ(2月5日)、2月12日は休みで野鳥(2月19日、森要さん)、昆虫(2月26日、岸一弘さん)と続きます。『クモの環境適応と進化(ppt)』はPPTファイルを参照できます。ただし14MBと重いです。
●2011年1月19日、宮下直さんからクモの行動に関する洋書の紹介がありました。Amazonで購入できます。Amazonではなかみ検索もできます。ペーパーバックは4800円くらい。ハードカバーは1万2千円。表紙にはポルティア・ハエトリとギンイソウロウグモが出ています。注文後,一ヶ月後に発送されました。
●2011年度の採集観察会の場所は八王子城址です。
●2011年度の総会は5月8日で決まりました。
●伊丹市昆虫館で1月26日から企画展「クモ」が行われます。企画書【pdf】もカラーで公開されています。
●神奈川県内の池田関係のクモリストをpdfファイル化しました。まだ一部が未掲載です。
●2011年1月14日、熊田理恵さんの作成なさったクモ入門ガイド【PDFファイル】をPDFで提供しました。たいへん優れたもので、未だにこれ以上のものはありません。
●2011年1月8日、新潟大学にて「にいがた科学フェスタ2010コメッセ探偵団研究発表会」が行われ、田中一樹さん(中学生)の「稲を守る8本足の益虫」が新潟大学学長賞を受賞しました。「コメッセニュース」第6号よりpdfファイル参照。
●福島県の佐川さんがムツトゲイセキグモ探しのコツとして明かしたのは,冬、落葉期に卵のうを見つけること、卵のうを糸で固定しているためその傍では葉が落ちないそうです(2011年1月2日「ダーウィンが来た 特集」(始まって50分くらいから数分間)。
 日本蜘蛛学会の第43回大会が,来週末8月27日(土)・28日(金)(26日にも プレシンポ)に鳥取大学地域学部(会場:5階 5160講義)で開催されます。
 公開のシンポジウムが2つありますのでご案内します。多くの方のご来聴を歓迎いたします。
 なお,大会のプログラムは,下記からダウンロードいただけます。
 https://sites.google.com/site/asj43tottori/home
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【公開プレシンポ】8月26日(金) 「クモガタ類研究におけるDNA利用」16:30-18:10
 世話人:宮下 直(東大・ 農・生物多様性)
 PS-1 クモ類におけるDNAバーコード化の取り組みとその展望
 ○馬場友希1・須黒達巳2・吉武 啓1(1農環研,2筑波大・生物)
 PS-2 今そこにいるイソコモリを大切にしよう
 ○谷川明男1・新海 明2 (1東大・農・生物多様性,2日能研)
 PS-3 国大名誉教授) 日本産サソリモドキ類の分子系統地理
 ○唐沢重考1・長田諭実1・本多正尚2・八畑謙介2・青木淳一3(1福教大院,2筑波大,3横浜国大名誉教授
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【公開シンポジウム】8月27日(土) 「糸をあやつる動物の行動・習性とその進化」15:30-17:05 
 世話人 鶴崎展 巨(鳥取大・地域)
 S-1 ササ・タケに寄生するハダニの適応放散 伊藤 桂(高知大・農)
 S-2 垂直円網の上下非対称性とその調節行動 中田兼介(京都女子大)
 要旨は以下です: ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ● 公開プレシンポ クモガタ類研究におけるDNA利用  世話人:宮下 直 (東大・農) 趣旨
 DNAは人間のアイデンティティーを表す用語として一般にも定着している。 自己複製機能をもったこの不思議な物質には,単なるアイデンティティーだけ でなく,膨大な過去の情報が盛り込まれている。外部形態に比べて環境の影響を受けにくく,しかも情報がデジタル的なので、統計解析によりさまざまな客観推定を行うことができる。DNAに限らないが,使えるものは何でも使おう,という柔軟な発想が,新たな問題解決につながることは科学史が語るところである。このシンポジウムでは,クモガタ類研究におけるDNAの使い道をさまざまな角度から紹介することを目的としている。

 PS-1 クモ類におけるDNAバーコード化の取り組みとその展望
  ○馬場友希1,須黒達巳2,吉武 啓1 (1農環研,2筑波大・生物)
 DNAバーコーディングとは,標準化された遺伝子領域の配列を読み,既存の生物の配列情報と照合することで生物の同定を可能にするテクニックである。基礎研究において,この手法は同定の補助ツールとして非常に有用であるだけでなく,他の情報と組み合わせることによって新種の発見や食性・寄主利用の解明にもつながる。また,自然環境の保全,農業害虫の管理,生物資源の管理など応用分野でも幅広い活用が期待される。DNAバーコーディングを普及させる取組みは国内外で活発に行われており,農環研においても節足動物類のDNA情報と分類群情報とを統合したデータベースを作成している。本データベースの特徴はメジャーな昆虫類だけでなくクモ類も網羅している点である。ク モ類は幼体の形態的特徴から種同定が難しく,さらに片方の性のみでは近縁種との識別が困難な種群も存在するため,一般的に同定が難しいグループとされる。DNAバーコーディングは幼体―成体対応さらに雌雄の対応付けを可能にするため,こうした基盤情報の整備はクモ類の多様性の解明に大いに役立つはずである。本講演では,我々が行っているクモ類のDNAバーコード化へ向けた取 り組みを紹介すると共に,それがクモ類の研究の進展にどのように貢献しうるかについて議論する。
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  PS-2  今そこにいるイソコモリを大切にしよう
 ○谷川明男1・新海 明2 (1東大・農・生物多様性,2日能研)
 イソコモリグモの生息環境である砂浜海岸は,陸地からの土砂の供給量減少や,波浪による侵食とそれを防ぐための護岸工事になどよって減少の一途をたどっている。砂浜海岸の環境改変によって局所絶滅が起きたとしても,イソコ モリグモに大きな分散能力が備わっていれば,環境条件を回復させさえすれば,他の生息地からの移入による個体群の復活が可能であろうが,そうでなければ良好な生息地が隣接して存在していない限り個体群の復活は望めないであろう。本研究では,イソコモリグモの移動分散能力の大小を推定するために, ミトコンドリアCOI遺伝子をマーカーとして,系統地理的構造の解明を試みた。イソコモリグモに大きな移動分散能力があれば,集団は一様な構造を示 し,そうでなければ,地方ごとに集団の分化が見られるものと思われる。解析の結果,イソコモリグモにははっきりとした系統地理構造が存在することが明らかになったことから,大きな移動分散能力は備わっていないと結論づ けた。
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 PS-3 日本産サソリモドキ類(サソリモドキ目:クモ綱)の分子系統地理学的研究
  ○唐沢重考1・長田諭実1・本多正尚2・八畑謙介2・青木淳一3(1福岡教育大学 大学院・2筑波大学・3横浜国大名誉教授)
 サソリモドキ類は日本からは2種,タイワンサソリモドキとアマミサソリモ ドキが報告され,下謝名(1999)によると,多良間島~台湾にタイワンサソリモ ドキ,伊是名島(沖縄諸島)以北にアマミサソリモドキが分布することが分かっている。しかし,サソリモドキ類の分布については,一筋縄ではいかない疑問 が,未だに数多く残っている。例えば,1)アマミサソリモドキが神戸,和歌山,愛媛,高知,東京などから点在して見つかり,それらは人為分布と考えられているが,九州に点在して分布する牛深や上甑島の集団を自然分布考えるのは妥当なのだろうか?また,2)与那国島のタイワンサソリモドキは体サイズが小さい傾向にあるが,独自の進化が起こっているのだろうか?など。これらを踏まえて,演者らは,34地点から採集したサソリモドキ類を用いて分子系統地理学的研究を行った。その結果,1)牛深や上甑島を含む各地で発見されるアマミサソリモドキは,遺伝的分化がほとんど生じておらず,比較的最近に分散したこと,および,2)与那国島のタイワンサソリモドキは,石垣島・西表島の集団とは遺伝的に大きく異なること,が分かった。

  公開シンポジウム 「糸をあやつる動物の行動・習性とその進化」
 世話人:鶴崎展巨(鳥取大・地域) 趣旨
 絹糸(シルク)を紡ぎ出す能力は,甲殻類以外の節足動物では何度も進化しており,昆虫(広義)では15目,クモガタ綱では3目(クモ目,ダニ目,カニ ムシ目),多足類ではヤスデ(とくにツムギヤスデ目)とコムカデでそれが知 られています(Craig 2003)。これらの中でも糸利用の達人として突出している のはクモと,英語でSpider mites (クモダニ)と呼ばれるハダニ科のダニで しょう。ふだんの生活の中で糸を命綱として利用する動物はこの2群だけかもしれません。このシンポではこれら2群の動物の糸を介した表現型としての, クモの円網やハダニの住居にみられる適応や進化について先導的な研究をされているお二人にその研究内容をお話いただきます。行動・習性研究におけるこれらの仲間の研究材料としての面白さを再認識する機会となることでしょう。
Craig, C. L. (2003) Spiderwebs and Silk. Tracing Evolution from Molecules to Genes to Phenotypes. Oxford University Press, New York, 230 pp.
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 S-1 ササ・タケに寄生するハダニの適応放散 伊藤 桂(高知大・農)
 ハダニは植食性のダニの一群であり,肉食性のクモ類とは生活史が異なる。 体は通常のクモ類に比べて小さく,最大のメス成虫でも体長は0.5 mm程度しかないため,大型の捕食者はハダニを餌として利用することができない。ハダニ の主要天敵は主にカブリダニであり,その他,ハダニに特殊化した小型のアザミウマ・タマバエの幼虫・ハネカクシ・テントウムシなどがいる。とくにカブ リダニは,局所個体群の絶滅を引き起こすほどの強い捕食圧を生み出している。これらの捕食圧に対抗して,ハダニはさまざまな方法で捕食回避を行っている。ハダニの特徴のひとつに多様な形状の巣網が挙げられるが,この形状は対捕食者戦略として進化してきたと考えられている。また,巣網の形成には寄主植物の形状・葉毛などが密接に関係しているため,寄主植物の選定も防衛効果を決定する間接要因であると考えられる。本シンポジウムでは,ササやタケの葉に生息する属を主にとりあげ,ハダニの巣網および寄主植物が持つ多面的な役割について紹介する。
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 S-2 垂直円網の上下非対称性とその調節行動 中田兼介(京都女子大学)
 垂直円網は一般に,下半分が上半分より大きいと言う上下非対称性を示す。一方,ゴミグモ属の中には頭を上に向けて網にとまるものがおり,上半分が下半分より大きい逆さまの網を張る。またこれらのクモでは,網上を移動する速度に上下方向で大きな違いは見られない。このことは,上下非対称性が餌捕獲効率を高める機能を持つ事を示唆している。上下非対称性には同種個体間または同一個体内で変異が見られる。このような変異を説明する要因として,1)個体の体重,2)網内における餌衝突場所の偏り,3)捕食者の存在,が示唆されている。1)では体重が増えると網の下半分が大きくなる事,2)では実験的に網の一部で餌を与えることにより,その方向の網面積比が高くなる事が報告されている。これらは,1)では網上の移動速度を通じて,2)は直接に,採餌場所としての網の上下部分の価値が影響を受けるためと考えられる。3)では,クモが捕食者を認識すると,より対象な網を張る事が観察される。これは,造網時間の短縮を通じた対捕食者防御のためであると解釈できる。これらの事から,垂直円網性クモは,状況に応じて網の形を細かく調整していると考えられる。

-- 鶴崎展巨(Nobuo Tsurusaki)
〒680-8551 鳥取市湖山町南4-101 鳥取大学地域学部地域環境学科生物学研究室
Tel & Fax: 0857-31-5110 E-mail: ntsuru+at+rstu.jp

    土壌動物入門 -生きた土の中の生き物を見る-

日 時: 2010年11月23日(水祝) 午前10時から午後4時まで
    参加申し込み受付は11月18日まで萩野へ(+at+を@に変更)。
場 所: 千葉県立中央博物館 1階 研修室
    ◆アクセス等詳細は当館HPをご覧下さい

講 師: 萩野康則 (当館環境科学研究科)
対 象: 中学生以上
定 員: 20名(申込が定員を超えた場合は抽選とさせて頂 きます)
参加費: 無料
持ち物: 筆記具・ノート
その他: 昼食は各自用意して下さい
  (館内に軽食喫 茶室もあります。
  また館周辺にコンビニエンスストアや
  ファミリーレストランもあります)

予定内容: ・土壌動物全般に関する簡単な講義
        ・ツルグレン装置で抽出した生きた土壌動物  (ダニ・トビムシなど)の観察
        ・ベールマン装置で抽出した生きた土壌動物  (クマムシなど)の観察
        ・スライドによる代表的土壌動物各群の紹介
        ・アルコール漬け標本の観察と名前調べ
        ・プレパラート標本の観察と名前調べ
Casas,J., 2011.Advances in Insect Physiology, vol.40. Spider Physiology and Behaviour: Physiology. Academic Press. 223p+4pl.,

Venom Composition and Strategies in Spiders: Is Everything Possible?
  86p. (図をpdfで紹介しました
Spider Nutriton : An Integrative Perspective.
  50p.
Endosymbiont Infections in Spiders
  18p.
Grade Changes in Brain-Body Allometry: Morphological and Behavioural Correlates of Brain Size in MiniatureSpiders, Insects and Other Invertebrates.
   60p.

Forster and Forster, 1999. Spiders of New Zealand and Their World-wide Kin. University of Otago Press.Reprinted in hardback 2005.

 Introducing Spiders,
(1) Structure and behaviour of spiders, (2) The life of spider, (3) Spider Relatives, (4) Trapdoor spiders and their kin, (5) Living fossils: Araneomorphae, (6) Free-living spiders, (7) Crab spiders, (8) Hunting spiders, (9) Jumping spiders, (10) Six-eyed spiders, (11) Orbweb spiders, (12) Spaceweb spiders, (13) Midget spiders, (14) Seashore spiders, (15) Hackled-silk spiders, (16) Four families, (17) Harmful spiders, (18) How to find and study spiders.
 
Casas,J., 2011.Advances in Insect Physiology, vol.41. Spider Physiology and Behaviour: Physiology. Academic Press. 271p+3pl.,

 The Sensory and Behavioural Biology of Whip Spiders(Arachnida, Amblypygi). 64p.
 Dynamic Population Structure and the Evolution of Spider Mating Systems. 50p.
 Spider Cognition. 60p.
 The Form and Function of Spider Orb Webs: Evplution from Silk to Ecosystem. 88p.
  (第四論文の図をpdfで紹介しました

 中島はる作曲 渡辺里仁台本 ふぁんたじっくオペレッタ
 「月の刀」
  あらすじはpdfファイルにて紹介

 公演日 2012年1月4日 午後3時半開場 4時 開演

 調布市「たづくり」くすのきホール

 入場料 DoOpera2000会員 1000円

  創作オペラ上演企画団体ドペラ 入会金 1000円
  (切符購入の際、または会場でも入会を受付ます)
  小学生以下のお子様は500円で入場できます
  (会員同伴の場合)

  連絡 メールアドレス (+at+を@に変更して下さい)

  ドペラURL http://kodaira-opera.ddo.jp/~doopera2000/


羅漢」第二回演奏会

  
  9月23日(金)
  19:00開演
  (18:30 開場)

  渋谷区文化総合センター
  大和田伝承ホール
  済みました 
  お問い合わせ
  工藤 045-334-4435
 
  1000円


  「柳川風俗詩」は
  北原白秋の詩に
  多田武彦が作曲した
  男声合唱曲です。日本語の響きが面白い。

  「山に祈る」は実際に遭難した若者の手帳をもとに
  清水脩が山での遭難を防ごうと祈りをこめた作品です。
  山行の楽しさ、星空の美しさとともに吹雪の怖さも
  男声合唱で歌われます。

  「旅  山頭火」「中也 最晩年の3つの詩」は羅漢の定番です。  
    
   (池田記) 
 中島はる作品(峯陽作詞、中島はる作曲)演奏会
 川本伸子『ひとり歌芝居』

   「鳥取のふとん」
   「里におりて来た山姥」
   「くらげのおつかい」
   「蜘蛛の糸」
 
   川本伸子(ソプラノ)
   花岡千春(ピアノ)
   青木美咲(フルート)
   済みました
  2011年7月5日(火) 午後6時30分 開演
   津田ホール JR千駄ヶ谷駅前 TEL.03-3402-1851
   後援・マネジメント 東京二期会 TEL.03-3796-1818
  <チケット扱>二期会チケットセンター (TEL.03-3796-1831)
           東京文化会館チケットサービス (TEL.03-5685-0650)
           チケット ¥4,000     

ⅡA2012年度 東京蜘蛛談話会 活動計画    (計画や世話人などの立候補は事務局まで)

★観察会
採集会

神奈川県
小田原市いこいの森 及び わんぱくランド

集合は JR小田原駅(西口)に10時15分。
     (新幹線側です。駅前がすぐバス停です)
     10:20発「いこいの森」行きに乗車し
     終点まで15分。280円かかります。

   東口ではありません

開催日時

第1回  2012年5月13日(日)
第2回  2012年7月8日(日) 
第3回  2012年10月14日(日)
第4回  2013年2月10日(日)


世話人:池田博明 090*****

★合宿

2012年  夏の合宿  中部・三重・東京蜘蛛談話会合同合宿

 岐阜県高山市
 宿舎は 山久(やまきゅう)
 高山市天性寺町58 0577*****

 宿泊費(2日間の昼食も含む)は8000円程度ですが、傭車費(燃料費)等も考えて1泊1万円程度になってしまうと思います。


  合宿日時
   2012年7月27日(金)午後2時~29日(日)午前12時

  参加申し込み
    5月末までに申し込んで下さい。
    ****MAIL  

★総会および例会

例会・総会

2012年4月29日(日)   10時より(開場は9時30分) 
 


世話人:初芝伸吾 講演発表を希望する会員は
****MAIL
または、下記(有)エコシスへ連絡をください。
TEL.042*****
FAX.042*****

会場世話人:加藤輝代子 090*****
***MAIL

例会
2012年  11月末か12月初め  日程未定

東京環境工科専門学校
   JR渋谷駅東口より
    「学3 日赤医療センター行」バスにて約5分
    170円 「国学院大学前」下車 徒歩1分

東京環境工科専門学校への
地図は右図。
ただし明治通りの 曲がり角は
「交番前交差点」 という名称では
ありません。

正しくは「東交番前」です。

談話会通信

135号(5月)・136号(10月)・137号(2月)

編集者:谷川明男
****MAIL

会誌


 101号(投稿受付中)関口先生の追悼文をお寄せ下さい

 102号(投稿受付中)
 103号(投稿受付中)

原稿送付先
〒194-0041 町田市*****
仲條竜太氏
*****MAIL
または
〒258-0018
大井町***** 池田博明
****MAIL

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ⅡB2011年度 東京蜘蛛談話会 活動計画    (計画や世話人などの立候補は事務局まで)

★観察会
採集会

東京都
八王子城跡

集合は JR高尾駅(北口)に10時。

  JR高尾駅です。
  高尾駅はほかにもありますから
  お間違いの無いようにご注意。
  南口ではありません

開催日時

第1回  2011年5月15日(日)  済みました

第2回  2011年7月10日(日) 済みました

第3回  2011年10月9日(日)  済みました

第4回  2011年2月12日(日)  済みました

世話人:初芝伸吾・甲野涼 090*****


高尾駅北口 
駅前の1番のバス停から
京王バスで、「霊園前」下車、
20~30分程度で
現地「城跡入口」に着きます
2009年度の横沢入までの
駅からの徒歩と
同じくらいの距離です。

歩くのが面倒な方は、
タクシー(相乗り)で行く
ことも可能です。

城跡入口前の駐車場跡
から御所殿までで昼食。
再び戻ってきて解散
(16:00)。
 (山へ登っていません

★合宿

2011年  夏の合宿
 栃木県 ツインリンクもてぎハローウッズ
  ツインリンクもてぎ内ホテル
  〒321-3597
 栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1 
  集金額予定(朝食つき) 
 一泊二日 1万円  二泊三日 2万円
  (保険料・事務費・車代を含む。
 昼食代・夕食代は含まれていません)
 一室2~3名の相部屋になります。
 観察はツインリンクもてぎ内のハローウッズ施設周辺となります。
 ホテルからは車に分乗して移動します。
 合宿の調査結果はハローウッズに報告します。 


  合宿日時
   2011年7月17日(日)午後2時~19日(火)午前12時
   済みました
  参加申し込み
  
  6月15日(水)までに申し込んで下さい。
  申し込み用紙はこちらからpdfファイルで
  ダウンロードできます。 

★総会および例会


例会・総会
   5月の例会は済みました。12月にもあります。
2011年5月8日(日) 選挙などの関係で
       例年より遅いのでご注意下さい。
10時より(開場は9時30分) 
 

世話人:初芝伸吾 講演発表を希望する会員は
*****MAIL

または、下記(有)エコシスへ連絡をください。
TEL.042*****
FAX.042*****

会場世話人:加藤輝代子 090******
****MAIL

例会
2011年12月4日(日)  10時より  (開場は9時30分) プログラム
東京環境工科専門学校
   JR渋谷駅東口より
    「学3 日赤医療センター行」バスにて約5分
    170円 「国学院大学前」下車 徒歩1分

東京環境工科専門学校への
地図は右図。
ただし明治通りの 曲がり角は
「交番前交差点」 という名称では
ありません。

正しくは「東交番前」です。

談話会通信

132号(5月)・133号(10月)・134号(2月)

編集者:谷川明男
*****MAIL

会誌


 100号(発行準備中)
 101号(投稿受付中)

 101号の受け付けは、2011年8月から2012年12月末日です。

原稿送付先
〒194-0041 町田市*******
仲條竜太氏
*****MAIL
または
〒258-0018
大井町***** 池田博明
*****MAIL


     2011年5月8日(日)  談話会例会・総会 プログラム

 1.開  式     10:10~
 2.自己紹介(近況)とクモについて疑問など四方山話  ~11:30
 3.講  演 ※講演時間 20分(1鈴15分、2鈴17分、3鈴20分) 質問時間 10分
    (1) ヤギヌマミジングモのアリ捕食行動  安藤昭久 11:10~11:35
    (2) クモの生活史双書 書評    池田博明 11:35~12:00 パワーポイントファイル(1.5MB)で参照できます
 昼    食 12:00~13:00
 総    会 13:10~13:30
    (3) さいとうしんいちろう作詞作曲・中島はる編曲「クモはすばらしい」紹介  吉田 嗣郎・池田博明 13:50~14:20
    (4) 電子顕微鏡でみたクモの微細構造(10)  梅林力 14:30~15:00
    (5) 南西諸島におけるEvarcha属ハエトリグモの分類学的研究  須黒達巳 15:00~15:30
 休    憩 15:30~15:40
    (6) 今そこにいるイソコモリを大切にしよう       谷川明男・新海 明 15:40~16:10
    (7) イソコモリの足跡(そくせき)10万年史       谷川明男・新海 明 16:10~16:40
    (8) 三宅島2000年噴火が地上系および土壌系無脊椎動物に与えた影響と
                   その回復過程        柊 雅実       16:40~17:10

 4.閉 式 (写真撮影) 16:40~
 5.懇親会 (東京環境工科専門学校) 17:00~

    総会

  議長選出
  昨年の活動報告  事務局から  観察会  合宿  通信  会誌  決算  監査
  今年の活動計画  事務局から  観察会  合宿  通信  会誌  予算  
  その他の議案

     2011年12月4日    談話会例会プログラム 

1.開 式      10:00~
2.自己紹介とクモ類について疑問など四方山話     ~11:00
3.講  演 ※講演時間 25分(1鈴15分、2鈴20分、3鈴25分) 質問時間5分
   (1)熱帯のハエトリとユウレイグモ    池田博明 11:00~11:30 パワーポイントをPDFファイルで参照(6.28MB)できます。
   (2)ネコグモの産卵行動。オシリから??? 安藤昭久 11:30~12:00
   昼  食 12:00~13:00
   (3)大津波とイソコモリグモ 谷川明男・新海 明 13:00~13:30
   (4) アシブトヒメグモの花粉食  浅間 茂 13:30~14:00
   (5) 赤城山のジョロウグモ    林 俊夫 14:00~14:30
      休  憩 14:30~15:00
   (6)電子顕微鏡でみたクモの微細構造(11) 梅林 力 15:00~15:30
   (7)御蔵島紀行    笹岡文雄 15:30~16:00
   (8)小田原わんぱくランドのムツトゲイセキグモ  吉田嗣郎 16:00~16:30
4.閉 式 16:30~
5.懇親会 (東京環境工科専門学校 2F) 16:50~

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ⅠB. 2010年 クモ TOPICS  (日付逆順。編集・池田)

●長野県の藤沢庸助さんから『千曲市版レッドデータブック』を送っていただきました。クモの関係ページをpdf化しました。【千曲市クモデータpdf】にpdfがあります。
●Rainer Foelix'のBiology of Spiders,3rd editionが、12月31日発売されます。図が刷新されており、内容もかなり新しくなっています。Amazonで注文出来ます。お値段はペーパーバック版で4000円~4500円くらいです。Amazonでは「なか見検索」ができます。 表紙のハエトリグモについては2011年3月の東京クモゼミでしています。
●船曳和代さんより、“12月10日(金)に放送される「金曜スーパープライム『たけしとひとし』」に出演することになりました。この中で私は〝パラグアイとその周辺国にいる集団で網を張るクモ、ニャンドゥティの網を採集に行きたい!″という夢を語ります。その夢が「たけしとひとし」に認められれば資金支援のサイトが開かれます。ご覧になって、もし〝支援してやろう”という気持ちになりましたら、支援をお願いします。 番組は10チャンネル(読売テレビ)で時間は19時から20時54分です。よろしくお願いします。 ”
 残念ながら目標額に達しなかったそうです(2011年1月初旬)。
●宮下直さんより番組ディレクターからのお知らせがアナウンスされました。
 12月16日(木) 15:15~ (NHK総合)で「一発必中!ナゲナワグモ」再放送の予定です。また、1月2日(日)19時30分より放送予定の「ダーウィンが来た!お正月 スペシャル」では番組のナレーションを担当する松本和也アナが福島の撮影現場へ。福島でムツトゲイセキグモを観察していらっしゃる佐川さんも登場します。
●12月5日、東京蜘蛛談話会例会の講演プログラムです。
●平凡社刊『日本の生物多様性』(2010年10月18日,3500円)のテーマ63は「小さな狩人、クモの多様性」、見開き2ページで、32種のクモまたはその網が掲載されています。写真は谷川氏、解説文に「ヤマシログモ類のようにクモを食べるクモも」という誤った表現があります。属でクモ食いを記述するならば「センショウグモのように」でしょうか。環境省自然環境局生物多様性センター発行。COP10で各国の代表に配布されました。市販もされていますが部数はそれほど多くはないと思います。政府の刊行物なので。この本の前身は平凡社刊『日本の自然』(湊正雄監修)ですね。スタイルが同じです。
●千国安之輔氏の観察の本クモ版が一時的にpdf化されました(期間限定)。コーナー「怒りをこめてふり返れ」です。本を持っていないかたはファイル保存をお薦めします。ちなみに、ほとんどが絶版で入手困難です。
●来年の2月の「中島はるの世界」を案内します。亡き斎藤慎一郎さんの詩が歌や音楽になりました。パンフもできています【pdfファイル】
●10月31日、神奈川県逗子市池子の理科ハウスでサイエンス・レクチャー「クモの足はなぜ8本なのか」が 開かれました。PPTファイル『クモの足はなぜ8本足なのか(ppt)』を参照できます。ただし、58MBと容量が大きいです。
●2010年10月25日、Kishidaia,98号が発行されました。
説明: 加藤康子さんの手づくり絵本●2010年10月23日、加藤康子さんの手づくり絵本、クモの『ウィビーちゃんとおともだち』のウェブ版およびpdfファイル版を公開しました。
●談話会例会が12月5日(日)に予定されています。
●日本蜘蛛学会会誌 Acta arachnologica,vol.59,No.1が9月30日付で発行されました。分類関係の論文10篇掲載されています。
 日本産の新種としてエゾガケジグモにそっくりのヤクシマガケジグモ Callobius yakushimensis Okumura, 2010、新記録種としてカラオビハエトリ Siler collingwoodi (O.P.-Cambridge, 1871)、チョウセンヤチグモ Draconarius coreanus (Paik & Yaginuma, 1969が記載されました。また、オスの初記載がウエノヤチグモとサカグチトリノフンダマシでなされました。
 スズミグモに関しては、形態および分子生物学的研究により、これまでスズミグモの学名として使用されてきたCyrtophora moluccensis (Doleschall, 1857)に相当する種は、台湾、東南アジアからオーストラリアまで広く分布していますが、日本では西表島でしか発見されておらず、これまで本土でスズミグモとされていた種の学名としてはイコモサン Cyrtophora ikomosanensis (Bosenberg & Strand, 1906)が復活しました。イコモサンは奈良県の生駒山のミスプリントだろうと推定されています。台湾にはこれら赤色型のスズミグモも緑色型のホシスズミグモの他に、黄色型のツツスズミグモ  C. cylindroides (Walckenaer, 1842)も生息しています。これら三種は生殖器の構造でも識別できます。
●2010年11月2日から12月12日まで、神奈川県逗子市の理科ハウスで船曳和代さんの「クモの網展」が予定されています(月・金は休館日,開館時刻は13~17時。その展示の直前10月31日(日)14時から16時に 「サイエンス・レクチャー」で、池田がクモの話「クモはなぜ8本足なのか」をします。理科ハウスは森裕美子さんの「なるほどの森」から始まった理科を楽しむ科学館です。
●2010年9月5日(日)、昨年10月に第1版が出来た加藤康子さんの手づくり絵本が、クモの『ウィビーちゃんとおともだち』と題して新装完成しました。加藤さんの許可を得て、談話会のみなさんにもご紹介します。目下pdfファイルで準備中です。 10月上旬に公開します。
●2010年9月4日(土)は、故・浜口哲一さんから頼まれた平塚市土屋の休耕田の生き物調べクモ篇で小学生を指導してきました。 小学3年生までの低学年の子供たちでしたが、たいそう熱心にクモ採りを楽しみました。猛暑のため予定を変更して休耕田での採集は30分、日陰での採集90分、昼食の後、室内での観察1時間という日程。 土屋昌利さんが応援に駆けつけて下さいました。
●必要に迫られて、クモ幼体図鑑を作成開始しました。写真などをお寄せ下さい。(池田より)
●日本蜘蛛学会第42回大会が東京環境工科専門学校で行なわれました(2010年8月21-22日)。
●神奈川県足柄上郡大井町にて池田の自宅玄関前でクモの網にひっかかる。クモを見るとゲホウグモの雌だった。 大井町新記録(池田記、2010年8月4日、22時30分)。
●夏の角川文庫『オー・ヘンリー傑作選(1) 最後の一葉』のカバーにクモと円網が描かれていました。画家は不明(記述なし)。円網は不正確ですが。 説明:最後の一葉
●2010年7月19日、飯豊山麓合宿が終わりました。梅雨明けとなり好天続きでした。
●NHK『ダーウィンが来た』2010年7月4日放送の「ダーウィンNews」はムツトゲイセキグモの予告編でした。本放送の予定は7月25日(日)です。 午後7時30分~8時00分 「一発必中!ナゲナワグモ」視聴率は12.2%と結構高かった由)。
●6月14日東京新聞8面「暮らし」の欄に≪雨の日の顔 探しに≫と題して梅雨季に自然観察や建築観察を楽しみましょうという趣旨の 記事が出ました。池田と谷川明男氏が協力しています。
説明: 飯豊山かいらぎ荘 ●夏の合宿は22名で行われます。6月6日(日)好天の日に下見をしてきました。飯豊連峰はところどころに雪を残し、新緑に映えてダイナミックな景色でした。手前は梅花皮荘(かいらぎそう)です。 飯豊山荘近くで登山客も二十人くらい見かけました。飯豊山荘まで車で来て日帰り登山のようです。山荘へ宿泊する人はいないとのことでした。 梅雨明けから登山客が増え、客のピークは例年はお盆のころだそうです(昨年はシルバーウィークのころだったとか)。
●理窓公園観察会(5月16日)は好天に恵まれました。
●東京蜘蛛談話会会誌バックナンバーをpdf化、開始しました。作業になれないせいでスキャンし、画像を修復し、pdf加工したら、45ページに2時間もかかってしまいました。 しかも,サイズを小さくしたら汚いため(読めなくはない)、スキャン画像精度でそのままpdf化。18MBになってしまいました。画像は綺麗ですが・・・。なにかコツはあるのでしょうか。 72号以降は谷川明男氏のサイトに置いてあるため,71号から逆順にpdf化します(池田)。とりあえず,71号pdf【18MB】,やや画質を落として70号pdf【16MB】
●≪クモ生理生態事典 2010年版≫を入力中です。まだ途中です(池田)。
●5月10日、「雨の日の後、クモの網糸に水玉が並ぶのはなぜですか」という質問を受けて、ミニ実験してみました(池田)。
●5月8日、『ハエトリグモの威嚇誇示・求愛誇示行動』動画映像をアップしました。 昨年度の千葉県博のクモ展のために編集したものですが,装置の関係で使用されませんでした。29MBとファイルが重いのでご注意下さい。Real player等で見ることができます。
●5月3日、浜口哲一さんがお亡くなりになりました。既にご家族で密葬をすまされており、弔問等はご遠慮くださいとのことです。
●梅林さんから小澤実樹さんが4月に突然の出血で倒れられリハビリ中、池田から浜口哲一さんが4月に肺ガンの影響で緊急入院、加藤輝代子さんのお母さんの体調悪化など、 会員あるいは会員の家族のご病気の連絡が多くなって参りました(5月1日)。
●総会・例会が4月25日(日)に行なわれました。演題数は8題。NHK「ダーウィンが来た」の7月放送で、ムツトゲイセキグモが取り上げられます。 タイトル予定は「一発必中ナゲナワグモ」。新海栄一『日本のクモ』(文一総合出版)改訂版が5月下旬に出版されます。 追加種が8種あります。写真の誤りや索引は修正されます。
●白石拓『ここまでわかった「科学のふしぎ」』(講談社α文庫、2010年3月発行)に“新発見!肉食のはずのクモに「草食系」がいた”という題で、 コスタリカの森のアカシアアリの運ぶ栄養ベルティアン体を横取りするハエトリグモ、バギーラ・キップリンギが紹介されている。140匹中の136匹がベルティアン体を食べる草食系で、 残りの4匹がアリの幼虫を食べていた、炭素/窒素比率を調べると、草食系は間違いないそうである(本の要旨)。
 このバギーラに関してはSalticidaeというメーリング・リストでも2009年10月に、話題になっていた。その時点ではディヴィッド・ヒルは、カウント数で80%であって 餌の重量割合ではない、条件的な植物食者であるとコメントしていた。原報では著者はこのハエトリが植物食だなどとは主張していないという。植物食と大きく報道したのはBBCのニュース(池田記)。
●2010年4月14日、KISHIDAIA 97号が郵送され到着しました。引き続き次号に原稿を募集中です。
説明: メタル製タランチュラ●2010年3月15日、新宿の紀伊国屋書店理科フロアにて学習研究社「科学と学習」提供のメタルキットのひとつにタランチュラがあるのを見つけました。 さっそくゲット!興味のあるかたはどうぞ。体長10cmくらいの金属製タランチュラ模型ができます。26個のパーツを18個の部品で組み立てて作ります。 1個1000円です。足を動かしたりできます。メタルキットは他にもいろいろ出ています。
●2010年2月14日(日)、冬の観察会が横沢入で行なわれました。前日まで雪が降るほどの寒い日が続きましたが、当日は比較的温かい陽気で参加者一同ホっとしました。 参加者は15名くらい、初めての方もいらっしゃいました。60種くらいを記録。八幡さんの娘さん手づくりのチョコがみなさんに贈られました。 ヤマアカガエルが産卵のピークで、昼間からあちこちで大合唱が聞かれました。例年2月の中旬がピークですが、昨年、一昨年と一月と早く、 今年もやや早いそうです。池にあった卵はほとんど原腸胚後期、これは4日くらい前の受精だそうです(東京農業大学学生・吉田氏より)。 シメやシロハラなど野鳥を観察する人、ルリビタキなどの鳴き声を聴く人など、この東京都で唯一の里山保全地域をいろいろな方が訪れていました。
中島はるの世界ポスター 
中島はるの世界
 虫の詩人斉藤慎一郎と最晩年の中原中也をめぐって
  「歌う昆虫記」「ささがにの」「クモの糸のはしご」
  「タランテラ」「黒髪幻想曲」「中原中也の三つの詩」
  朗読 「イキガイヤ」  「ゆきんこ」ほか

 2011年2月27日(日)  14時開演 紀尾井ホール
全席指定 S席 4000円   A席 3500円
    小学生から高校生     2000円
  チケットの問い合わせ  音楽空間 武宮
  
 主催  音楽空間 武宮
 後援  全音楽譜出版社・東京インターアーツ
      日本蜘蛛学会・東京蜘蛛談話会 
  チラシ【pdfファイル】   プログラム【pdfファイル】 歌詞
  
「音楽之友」四月号・「日本山岳会会報」に公演評(PDF)

説明: CD日本のクモ 「県別クモ類分布図2008」
 改訂しました(2010年8月)>

  「CD 日本のクモ ver.2010」

 新海明・安藤昭久・谷川明男・池田博明・桑田隆生(編)

 2008年版を改訂し,谷川撮影のクモの種毎の写真が満載されています
 その後の文献を追加し、分類群を更新しました.


   クモ生理生態事典(2010年版)
 を収録しています。
    初めての方は価格 8140円(送料とも),前バージョンをお求めになった
    方は2140円(送料とも)です。
    申込は谷川明男氏へ(+を@に変えて下さい)

 ★マックではOSX以降でないと見ることができません




ⅡA2010年度 東京蜘蛛談話会 活動計画  済みました

★観察会
採集会

千葉県野田市 東京理科大学
 野田キャンパス近く 理窓会記念自然公園
(通称 理窓公園)
 
 東武野田線「運河」駅より徒歩15分ほどの自然公園。
 橋を渡ってすぐを右に折れ、
 運河土手沿いの遊歩道を進む。
 駅から約1kmで入り口に到着。

 利根運河に面した谷津地形です。
 説明板によれば、
 「理想会記念自然公園(通称理窓公園)は、江戸川と利根川を結ぶ利根運河の江戸川から4km付近の左岸、昔の大字『北海道』(地元の人はキタケイドと呼んでいました)に本学同窓会『理窓会』が、大学創立100周年を記念して
1980年6月に開園した面積13万㎡の自然豊かな公園です。

 公園ができる前のこのあたりは、通称東深井谷津と呼ばれる長谷津に小さな谷津がいくつも入り込む複雑な谷津地形をなし、台地にはアカマツを主体にコナラやクヌギなどが茂り、谷津だでは稲作が行われていました。
 東葛の里山の原風景を残したこの公園は今でも山あり谷ありで、斜面林、雑木林、ヨシ原、池、湧水、水路、開けた草地、日陰の草地、明るい湿地、暗い湿地、乾燥地など、これほど多様な環境が配置され豊かな生態系をなす地域は珍しいものです。
 春の梅林と桜、ハス池、ひょうたん池の睡蓮、秋の紅葉は特に見所です。

開催日時

第1回  2010年5月16日(日)
第2回  2010年7月11日(日)
第3回  2010年10月10日(日)
第4回  2011年2月13日(日)

東武野田線「運河」駅 改札出口に集合 午前10時
東武野田線「運河」駅は、 JR常磐線「柏」から乗り換えて5つめで、 駅前にコンビニ(大学生が利用)と 小さな弁当屋(11時開店)がありますが、 持参したほうが無難。
(1)日暮里からJR利用の場合(640円)
 日暮里 9:08発 常磐線・勝田行
 「柏」で9:39発 東武野田線七光台行
 に乗り換え
(2)秋葉原から、つくばエクスプレス利用の場合(760円)
 秋葉原 9:19 つくばエクスプレス
  「流山おおたかの森」で東武野田線大宮
  行きに乗り換え
(3)JR武蔵野線から乗り換えの場合(360円)
  「南流山」から9:42発つくばエクスプレス
  「流山おおたかの森」で東武野田線大宮
  行きに乗り換え
(4)大宮から東武野田線(450円) 9:06柏行
(5)船橋から東武野田線(400円) 9:15柏行
 「柏」で大宮行きに乗り継ぐ

世話人:八幡 明彦

★合宿

2010年  夏の合宿「飯豊山麓ブナ林合宿
▲別ページに詳しく案内しています。
 新潟と福島の県境に近いところです

宿舎 飯豊 梅花皮(かいらぎ)荘
    (飯豊温泉 国民宿舎)
 〒999-1522 山形県西置賜郡小国町大字小玉川 564-1
  TEL 0238-64-2111  

2010年7月17日(土)夕~19日(月・祝日)昼

   17日 宿付近にて夜間観察
   18日 飯豊山荘付近、
       付近で夜間観察
   19日 帰途、途中で観察
       昼ごろ小国駅で解散 

★総会および例会

例会・総会
2010年4月25日(日)
10時より(開場は9時30分)
 
東京環境工科専門学校
JR渋谷駅東口より
「学3 日赤医療センター行」バスにて約5分
170円 「国学院大学前」下車 徒歩1分


例会
2010年12月5日(日)
10時より  (開場は9時30分)

講演プログラム(予定)
東京環境工科専門学校


同上

世話人:加藤輝代子 090-7012-6458

または
〒186-0002
国立市東3-11-18-203
(有)エコシス  初芝伸吾
090-6156-8378

世話人:初芝伸吾 講演発表を希望する会員は
事務局の初芝までEメール
hatsushiba-ecosys+h8.dion.ne.jp 
(+を@に変えて下さい)
または、下記(有)エコシスへ連絡をください。  TEL.042-501-2651
FAX.042-501-2652

東京環境工科専門学校への
地図は右図。
ただし明治通りの 曲がり角は
「交番前交差点」 という名称では
ありません。

正しくは「東交番前」

東京蜘蛛談話会 12月例会 講演プログラム 
 開会、自己紹介・クモ談義の後
 午前の講演
 (0) 稲を守る8本足の益虫  田中一樹 11:00~11:10 【「コメッセニュース」第6号よりpdfファイル.2010年10月14日発行】
 (1) 新「クモ基本50」  池田博明 11:10~11:35 
 (2) 南西諸島におけるEvarcha属の分類学的研究(中間報告)  須黒達巳 11:35~12:00
  昼  食 12:00~13:00
 午後の講演
 (3) 追いかけてイソコモリグモ  谷川明男・新海明  13:00~13:30
 (4) 顕微鏡で見たクサグモの初回脱皮の映像  本多佳子 13:30~14:00
 (5) アリグモの恐怖     荘司康治郎 14:00~14:30
   休  憩 14:30~15:00
 (6) 久米島日記2010  谷川明男  15:00~15:30
 (7) サカグチの飼育続報とワクワクドキドキグモの飼育   張替智行 15:30~16:00
 (8) 飼育下のワクドツキジグモの映像   張替智行   16:00~16:30
 閉 式 16:30~
 懇親会 (東京環境工科専門学校 
  日本蜘蛛学会   第42回大会 東京   
  平成21年(2010年)  以下の日程で東京環境工科専門学校(東京都)で開かれました.

  ・8月20日(金)編集委員会、評議員会、自然保護委員会
  ・8月21日(土)一般講演、シンポジウム  
  ・8月22日(日)一般講演
 〔問合先〕〒150-0011 東京都渋谷区東2-5-3 東京環境工科専門学校内
    日本蜘蛛学会第42回大会 大会事務局
     加藤輝代子・吉尾政信  

談話会通信

129号・130号・131号

編集者:谷川明男
****MAIL

会誌


98号・99号

原稿送付先
〒194-0041 町田市*****
****MAIL
または
〒258-0018
大井町******

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東京蜘蛛談話会2010年4月25日   総会・例会

 1 開式
 2 自己紹介
 3 講演
   (1) 電子顕微鏡で見たクモの微細構造   梅林力
   (2) クモの進化学    池田博明
   4 総会  
 5 講演
   (3) キシノウエトタテグモの個体群存続可能性  中西亜耶
   (4) 三宅島噴火9年後のジョロウグモの分布   柊 雅実
   (5) 紫外線で見たクモ   浅間茂
   (6) イコモサン復活     谷川明男・張永浩・卓逸民
   (7) 本州産イソコモリグモの集団構成  谷川明男・新海明
   (8) ムツトゲイセキグモの発生地、新発見  吉田嗣郎  
 6 写真撮影 
   閉式  
 7 懇親会   

  出席者 20余人

活動履歴

(1)1998年度1999年度 東京蜘蛛談話会 活動報告 98年度99年度別ファイルになっています
(2)2000年度2001年度 東京蜘蛛談話会 活動報告 00年度01年度別ファイルになっています
(3)2002年度2003年度 東京蜘蛛談話会 活動報告 02年度03年度別ファイルになっています
(4)2004年度2005年度 東京蜘蛛談話会 活動報告 04年度05年度別ファイルになっています
(5)2006年度2007年度 東京蜘蛛談話会 活動報告 06年度07年度別ファイルになっています
(6)2008年度2009年度 東京蜘蛛談話会 活動報告 08年度09年度別ファイルになっています
(7)2010年度2011年度 東京蜘蛛談話会 活動報告 10年度11年度別ファイルになっています

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.東京蜘蛛談話会会誌
および談話会通信
について

 (1)東京蜘蛛談話会通信   編集者:谷川明男
     原稿送付先は〒247-0007 横浜市*************** 
      *****MAIL    

 (2)東京蜘蛛談話会誌  

    → 原稿送付先:〒194-0041 町田市*****  仲條

               〒258-0018 大井町***** 池田
           
    e-mailでテキストファイル(またはワードファイル)で送ってくださっても結構です

 (3)会誌 「Kishidaia 総目次

       目次作成者:谷川明男 /池田博明
   『クモ生理生態事典』では小さな観察記事もひろって掲載しています。目次と併せて
   使えばREFERENCEができます。事典には主に次のふたつの会誌から掲載しています。

    * 日本蜘蛛学会会誌 Acta arachnologica  「Acta 総目次 
      (1936年から現在まで発行中)   目次作成者:谷川明男 /池田博明

    * 日本蜘蛛学会誌 Atypus  総目次 「Atypus 総目次
      (1952年から1992年まで100号発行されました)  目次作成者:谷川明男 

    *『クモ生理生態事典(改訂版.2010年.編著 池田博明・桑田隆生・新海明) 
     クモの種毎にこれまで調べられた内容を引けます。
     ただしファイル・サイズが1MB以上あるため,ファイル転送には30秒以上かかります。
      
 (4)会誌バックナンバー pdf (72号以降は谷川のサイトで) 
   先は長い・・・逆順で気長にやります。
   正順でpdf化なさりたい方は遠慮なくお申し出下さい。

71号pdf【18MB】 70号pdf【16MB】 69号 68号pdf【3.4MB】
10~7号【4.0MB】 6~3号【3.2MB】 2~1号【2.6MB】 1~10号は新装

Ⅴ. 東京クモゼミ報告(それぞれテキストファイルです.池田博明作成)
 
              BACK TO HOMEの設定はしていません

池田博明, クモゼミにて発表した内容の紹介(一部). ファイルを提供頂ければ他の方のも掲載します
クモの色彩と色素pdf クジャクハエトリppt クモの足はなぜ8本足なのかppt クモの環境適応と進化ppt
ボルネオのハエリトリppt 熱帯ユウレイグモの網ppt ボルネオの野菜と果実ppt Nentwig,1987クモの餌pdf
『生物基礎』指導書の朱註pdf クモの毒の進化pdf 「ヤモリの指」クモ糸活用pdf 円網の進化pdf
蝿取のサイズと食いわけpdf 円網単系統:分子的証拠

★東京クモゼミは誰でも参加できるゼミです。
 年齢や参加資格は問われません。
 千葉県市川市の加藤輝代子さんのお宅で行われています.
 集合は午前11時にJR市川駅の改札を出て右のチラシスタンドの前辺り。(右図参照)
 その後,バスで移動しています。
 松戸車庫行きのバスに乗り、5分後,「栗山」で降ります。
2012年3月のクモゼミは土曜日に加藤さんのお宅で予定しています. 2012年3月は3日()です。 
 ★たいていは、毎月第一曜日ですが前日にも
  このページで確認して下さい。
 (なんらかの都合で中止になる場合もありますので)
 2012年度より参加者の都合で土曜になりました。 


バックナンバーは,谷川明男クモホームページ
     (谷川氏のデータベース、遊絲、Kishidaia談話会通信など)
   → http://www.asahi-net.or.jp/~dp7a-tnkw/

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説明: 澤田和久作


●立体しかけ絵本  『タランチュラ』

説明: http://homepage3.nifty.com/~hispider/seminar/unocovertarantula.JPG
Uncover
 TARANTULA
傑作です。200512月,
講談社より日本語版が
出版されました。

説明: http://homepage3.nifty.com/~hispider/tokyoss/tarantulabody.JPG
『立体モデル大図鑑 タラン
チュラのからだ』訳・八幡明彦
2800
円 講談社より



新井浩司 記録・製作映画 『Spider World』 内容紹介
クモの好きな方々に楽しんでいただくとともに、一般の方へクモに関心を持っていただくために記録・編集しました。詳細内容は別記しています。

    National Geographic タイトル 「サムライ・スパイダーズ」(字幕)    2005814()夜9時~10時放映  。詳細内容は別記しています。


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