新海栄一『日本のクモ』初版の間違い

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新海栄一　『日本のクモ』　初版　　写真の入れ間違い　
2010年発行の第２版では
ハリゲコモリグモ♀のみ修正されています　
　　

更新日　2015年7月15日 (This Home Page is made by H. IKEDA.)

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2006年版にしか記述されていない新科の記載など

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『日本のクモ』写真のまちがい　　　　気づいた人＝池田博明・　　　　　　　　　　谷川明男・　　　　　　　　　　新井浩司　　　識別が難しいところのある種です。
2010年発行の第２版ではハリゲコモリグモ♀のみ修正されています。
2006年版と2010年版の変更箇所【pdfファイル】を提供します。　これはまだ第１稿で「たたき台」に相当します。萩野康則作成。　追加・間違いなどお気づきの点は萩野までメールでお知らせ下さい。　(+at+は@マークに変更して送信）。
▲このページは間違っていません。上段のスジブトハシリグモと下段のスジアカハシリグモの違いに注目！	▲下段のイオウイロハシリグモ♀はスジアカハシリグモです。（谷川による）つまり、左の写真と同種です。第２版でも修正されていません。　頭胸部辺縁の白幅の太さと脚の黒さからイオウイロハシリと同定か？
▲下段のムラクモヒシガタグモ♀は正しくはヒシガタグモです。よく見ると上と同種（新井）。この属はシモフリヒシガタグモもいます。第２版でも修正されていません。　腹部後端の尖りが弱いことからムラクモと同定か？通常ムラクモの頭胸部は黒褐色。	▲最上段が正しくはハリゲコモリグモ（♀）で下から２枚目がウヅキコモリグモ（♀）です。写真が入れ違っています。（ALL）第2版では下から２枚目がハリゲの♀ に修正されています。『天敵大事典』（農文協，2004）にも新海氏は最上段の＜ウヅキコモリグモ＞を使用。なぜ？
←新潟県で採集されたこのクモは何？幼体です。キクメハシリグモ？いいえ、スジアカハシリグモです！（谷川による）。この班紋は珍しいとか。	これはヒシガタグモの腹部腹面です。　逆Y字型の網を張っています。　ムラクモと違って腹部の側面が白いことが分ります。
シモフリヒシガタグモの♂ です。新海栄一『フィールド図鑑クモ』より	こちらがムラクモヒシガタグモの腹部腹面です。　網はH字型です。　腹部の側面が黒褐色であることが分ります。　腹面では、　幼体でも識別できます。　なお写真はムラクモが大きく写っていますが実際にはヒシガタグモの方が大きい。

　　　『日本のクモ』の和名索引からは　
　　　42ページから58ページに出ている
　　　次のクモがごっそり抜けています。
　　　たぶんパソコンで原稿を作ったかた
　　　がうっかりある行を消去してしまった
　　　結果です。　
　　　2010年発行の第２版では
　　　修正されています

　　アズマヤチグモ　　52
　　イソタナグモ　　　55
　　イナズマクサグモ　　57
　　ウズグモ　　　47
　　エゾウズグモ　47
　　オウギグモ　　44
　　カタハリウズグモ　　46
　　カチドキナミハグモ　　48
　　カミガタヤチグモ　　52
　　クサグモ　　　56
　　クロガケジグモ　　　42
　　クロヤチグモ　　51
　　コクサグモ　　57
　　コタナグモ　　51
　　シモフリヤチグモ　　　54
　　シンカイナミハグモ　　49　
　　タイリクウズグモ　　45
　　チリグモ　　　43
　　トウキョウウズグモ　　46
　　ナミハガケジグモ　　42
　　ナミハグモ　　49
　　ハタケグモ　　58
　　ホラズミヤチグモ　　53
　　マネキグモ　　　44
　　ミズグモ　　　50
　　ミドリマネキグモ　45
　　ミナミウズグモ　　48
　　メガネヤチグモ　　54
　　ヤチグモ　　　51
　　ヤマトウシオグモ　　55
　　ヤマトガケジグモ　　43
　　ヤマハタケグモ　　58
　　ヤマヤチグモ　　　53

　ワード文書A5版で抜けたクモ一覧を作成

『日本のクモ』写真のまちがい　　　　気づいた人＝池田博明・　　　　　　　　　　谷川明男・　　　　　　　　　　新井浩司　　　識別が難しいところのある種です。
2010年発行の第２版ではハリゲコモリグモ♀のみ修正されています。
2006年版と2010年版の変更箇所【pdfファイル】を提供します。　これはまだ第１稿で「たたき台」に相当します。萩野康則作成。　追加・間違いなどお気づきの点は萩野までメールでお知らせ下さい。　(+at+は@マークに変更して送信）。
▲このページは間違っていません。上段のスジブトハシリグモと下段のスジアカハシリグモの違いに注目！	▲下段のイオウイロハシリグモ♀はスジアカハシリグモです。（谷川による）つまり、左の写真と同種です。第２版でも修正されていません。　頭胸部辺縁の白幅の太さと脚の黒さからイオウイロハシリと同定か？
▲下段のムラクモヒシガタグモ♀は正しくはヒシガタグモです。よく見ると上と同種（新井）。この属はシモフリヒシガタグモもいます。第２版でも修正されていません。　腹部後端の尖りが弱いことからムラクモと同定か？通常ムラクモの頭胸部は黒褐色。	▲最上段が正しくはハリゲコモリグモ（♀）で下から２枚目がウヅキコモリグモ（♀）です。写真が入れ違っています。（ALL）第2版では下から２枚目がハリゲの♀ に修正されています。『天敵大事典』（農文協，2004）にも新海氏は最上段の＜ウヅキコモリグモ＞を使用。なぜ？
←新潟県で採集されたこのクモは何？幼体です。キクメハシリグモ？いいえ、スジアカハシリグモです！（谷川による）。この班紋は珍しいとか。	これはヒシガタグモの腹部腹面です。　逆Y字型の網を張っています。　ムラクモと違って腹部の側面が白いことが分ります。
シモフリヒシガタグモの♂ です。新海栄一『フィールド図鑑クモ』より	こちらがムラクモヒシガタグモの腹部腹面です。　網はH字型です。　腹部の側面が黒褐色であることが分ります。　腹面では、　幼体でも識別できます。　なお写真はムラクモが大きく写っていますが実際にはヒシガタグモの方が大きい。