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ホームページ訪問者を逃さないでつなぎ留めれるかサーファー

ホームページ訪問者のとる行動

ホームページを制作し公開するにあたって、訪問者はどのような行動をとるかを知っておかなければならないでしょう。それにはあなた自身がどのような行動をとるかを思い出してみればわかりやすいでしょう。

検索して閲覧する人は一か所に留まらない

自分の知りたいもの、欲しいものを求めてホームページを検索し、ヒットした中から選んで詳細を閲覧します。

検索エンジンでヒットした何千何万というホームページの中から最初の結果リストのページないし2ページ目の10から20ぐらいの検索結果リストをさっと眺め、求める情報がありそうなホームページを選んで開いて詳細を閲覧します。

そのページを開き表示しようとしたときに、開かれなかったり、時間がかかったり、一部が表示されなかったり、レイアウトが崩れたりしていると良い印象は持ちません。スタイリッシュなホームページでも、印象は残るかもしれませんが内容が伴わないと離れてしまうでしょう。

ホームページ内のサブページをリンクで移動し元に戻ろうとしてもそのリンクの場所が明確でなかったり、ページ毎に左側、右側、上、下など別の場所にあったりすると、次に訪れてみようという気持ちにはなれません。

ページ毎のレイアウトや色の使い方などが違っていると、知らない間に別のホームページに移ってしまったかと不安になってしまいます。

インターネット上には同じようなホームページがたくさんあるので、少しでも評価が良くないと、即、別のホームページに移動します。

内容的に求める情報がありそうなホームページにたどり着いたとしても、その一部しか掲載されてなく、さらに問い合わせようとしてもその先どのようにするかの情報が無い場合も不満の種となってしまいます。

お気に入りやフィードから閲覧する人も気まぐれ

閲覧するホームページを登録して、必要に応じて閲覧する場合や、新着情報があれば閲覧するように登録されたホームページであったとしても、そのページの評価次第で閲覧者はその登録を削除することになります。

訪問者の視点で制作しよう

ホームページをデザインし制作するにあたって心がけることは、訪問者の視点で行うことでしょう。訪問者が求めるもの、訪問者が感じること、訪問者が評価するものを忘れずにいたいものです。

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訪問者を逃さないページの作り方

そこで訪問者を逃さないようにするにはどうすれば良いか、ということで Web を検索していたら、キャサリーン・クリーリ氏(Kathleen_Cleary) の次の記事があったので和訳して紹介します。

ベビー ブーマー (Baby Boomer) 世代の訪問者というタイトルになっているが、一般にも通用する説です。

原典:

訪問者が求めていたものがそこに有ると気づかせることのできる7つのステップ

この状況を想像してみてください。 あなたのサイトに入ってきた人がいます。 ホームページをさっと流して見たけれど、何を言いたいのか分かりません。 いち・・・に・・・さん・・・し・・・ご・・・ゴーン(出て行ってしまいました)! 多分、永遠に。

訪問者がサイトにたどり着いたとき、3つの基本的な質問を自分にします。

 ー ここはどこか?
 ー ここで何ができるのか?
 ー それをやらないといけないの?

かんたんなステップで、訪問者がすぐにあなたが言いたいことを理解し、うたい文句(宣伝)から取り込む(購入)までの行動をとれるようにできます。

あなただって、Web サイトの訪問者にいらいらしながら行動してもらうよりも、何をおいても簡単にしかも楽しい経験をしてもらう方を望むでしょう?

1) キャッチフレーズを持とう (Tagline)

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タグラインとは

タグライン (Tagline) とは、企業や学校などのコンセプトや主張を簡潔に示したメッセージのことをいいます。”あしたのもと”、”Smarter Planet”、”Just Do It!” など。

HTMLでの記述は、特に決まりがないようだ。

あなたが何をしているかを言い表すタグラインを持ちましょう。

ドメイン名は、明確でしかもお客様のことを考慮して付けられているものばかりではありません。 ’businessname.com’ というのもあります。 Sears.com や Ford.com などのように、あなたが有名で、誰もが認めるのであればそれでもいいでしょう。

しかし、ドメインはより賢明であろうとする創造的努力で選ばれています。 例えば、http://www.plaidonline.com というのがあるとします。 「手芸の素材を販売しています」 というタグラインが無ければ、訪問者は何が提供されているのかわからず頭を抱えてしまうでしょう。

別の例です。企業の名前で、「はじめから終わりまで」 というのがあって、どのような商売なのかをまったく告げていません。 しかしタグラインの 「プロフェッショナルな イベント コーディネーター (Professional Event Coordinator)」 はたった英語3文字でそれを完全に説明しています。

明瞭なタグラインで、訪問者にあなたのしていることを分かってもらえるだけでなく、検索エンジンの [スパイダーとクローラー (spiders and crawlers)] があなたのことを理解するうえで役立つのです。

タグラインは Web サイトで使われているキーフレーズを含んでいること。 そうすれば検索エンジンは容易にあなたのサイトを見つけてくれます。

2) 読者中心で読者の言葉で記述され、読者に恩恵のある見出しを記述しよう (Headline)

あなたの Web サイトにたどり着く前に読者はどのようなことを考えていたのかを想いながら、読者が抱えている問題の完全な解決となる見出しを工夫します。 これが訪問者が探していたものを見つけたと、最速で分かってもらえる方法の一つです。

3) 使いやすい形式の Web ページをデザインしよう (familiar format)

成功している Web ページは全て、使いやすい同じフォーマットになっています。 

 - ナビメニューは左側かページの上側に配置すること。 ナビ項目は訪問者が求めるところへ明確にガイドするべきです。

 - 最重要な語句を含む宣伝文句はトップページの中央に配置すること。

 ー 空白が十分とられ、素早く見渡しできるよう強力なサブ見出しがリストされていること。 たくさんの文章を人は読みません。

 - ロゴ マークは左側上部に配置すること。

 - 左から右へ流れる目線に沿って配置されていること。

 - 電話番号と問い合わせ先を、各ページに明瞭に記述すること。

 - 画像は右側の、メッセージと重ならないところに配置すること。

 - 派手な動きのある画像は使わないこと。 多くの人を悩ませ、逃げてしまいます。

 - サイトマップを常に配置すること。

4) 明瞭で読みやすいフォントを使う (font)

どのような年齢層にも、読みやすく十分の大きさのフォントを選択することは重要なことです。

 - 暗い背景に白色文字は読みづらいので避けること。

 - ページを移っても同じフォント色にすること。

 - たくさんの色は使わないこと。 ページが乱雑に見え、読みづらいです。

訪問者が速やかにサイトを理解するうえで、明瞭と簡潔は最も重要です。 苦労させないようにすること。 そうでなければ、逃げてしまいます。

5) ハイパーリンクを駆使するあまり独創的にならないように

ある Web デザイナーはページで使う色をコーディネートするのが好きで、ハイパーリンク (下線付きのテキストでクリックすると別ページに飛ぶようになっているもの) の色も調整しました。 一般は、ハイパーリンクは下線付きの青色文字であるということに慣れています。 これを変更しないように。

 - リンク先に何があるかが十分にわかるようなリンク文字にすること。

 - ハイパーリンクはキーフレーズの中から選んで使用すること。 読者を喜ばせると同時に、検索エンジン(spider や bots など) にも効果があります。

6) クリックは ”2のルール” にこだわること (rule-of-two)

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コンバージョン率とは

コンバージョン率 (Conversion Rate)、顧客転換率とも言う。

インターネットにおいて、ウェブサイトの訪問者のうち、何パーセントがそのサイトで商品を購入したかを示す指標。

計算式は、購入者数÷訪問者数×100。

【略】CVR

訪問者が希望の場所にたどり着くのに、クリックする数が多くなればなるほどコンバージョン率が低くなるとの調査結果があります。 

求める情報あるいはショッピングカートのページにたどり着くのに2クリック以上を要しないようにする。

7) 明快にユーザーを指示すること

動作動詞を使って明快な指示で、あなたが望む動作を訪問者にとってもらいます。

”デモを見る”、”ニュースレターを申し込む”、”xyz製品を知る”、”無料レポートをダウンロードする”、”申し込んだのを購入する” など全て読者に何をするかを告げています。

これで7つのステップです。7つの簡潔で明瞭、やさしいステップで、Web 訪問者はうなずきながらあなたが望む行動に移ってくれるでしょう。

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