Web ページを公開する目的は何？
Web ページを作成し公開する目的を明確にしよう
目的を明確にしないで Web ページを公開していないだろうか？
インターネットというメディアの登場で誰でも簡単に自分の意見や気持ちを発信できる環境が整いました。制作ソフトの登場で情報公開に対する敷居は低くなり、専門家だけでなくだれでも Web ページやブログとして公開できる時代となりました。
Web ページを作って公開する時、それは何をめざした Web ページなのか 「目的」 、その結果としての 「目標」 を明確にしておく必要があります。当たり前のようで，簡単に聞こえる事かもしれないが，実はこのステップが無視されてしまうことが多いのが実情ではないでしょうか。
「目的」 が無視され 「なんとなく Web ページを作ってみた」。が、その後の更新がなく、インターネット上のゴミとして扱われることのないようにしなければなりません。せっかく作るのであれば、閲覧者に役に立ち長続きするものでなくてはなりません。ましてやビジネス目的で制作するのであれば、ビジネス発展に継続的に結びつくものでなくてはなりません。
目的にはどのようなのがあるのだろうか？
Web ページを制作する目的を整理してみるに、いろいろな切り口がありますが、以下に示したものが代表的なものでしょう。
ビジネス目的： 企業・法人などが広報、広告、PR、販売、顧客対応を目的として公開する
- 商品・サービスの販売
- 直接、商品やサービスの注文を受け付け、契約や決済などの商取引 （eコマース） をするために制作する Web ページ。
- 無料、あるいは割引価格でのサンプル商品の申込み、商品パンフや小冊子等の各種資料の請求用 Web ページ。
- 「お問い合わせはこちらまで」 という形で、アクセス者からの電話やメールでの質問や問合せを受ける Web ページ。
- 自社の商品説明やブランドイメージの普及を目的として制作する Web ページ。
- 人材募集や会社概要・企業理念の説明を目的として制作する Web ページ。
情報提供・意見発信・交流目的とするもの
- 団体の浸透と活動の推進
- 概要、役割、施設案内、催し案内、作品紹介、報告書、参加募集、電子掲示板、FAQ、問い合わせ、関連リンクなどを提供する Web ページ
- 客観的事実に基づいた報道を行うマスコミサイトのような Web ページ
- 商品、人物、集団 （企業・機関）、サービス他、物事に関する評判や噂など、口コミサイトの Web ページ
- 私的な体験や日記、特定のトピックに関する見かた・考え方、写真画像、ビデオコンテンツ、自作小説、趣味作品発表などの発信を行う Web ページ
関係者の合意で目的を明確にしよう
企業・法人や団体が Web ページを公開する場合には関係者が議論してその 「目的」 と 「目標」 を明確にするべきでしょう。その Web ページのデザイナー、制作者、管理者・責任者、運用者などが合意したものにすべきです。
個人が公開する場合でも目的は明確に！
個人が制作・公開する Web ページはおのずとその目的は限られてくると思います。それにしても、制作前にその目的をハッキリとさせておくことは必要です。
☞ 目的が決まったらその次に、どんな情報を、どのように掲載するか、ということで Web サイトをデザインする ことを見てみよう。