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   2003年5月13日 火曜日

 溝口鳥獣店にてシルバー文鳥の中ビナを購入。インターネットでこのお店のことを知り、前の週の金曜日に来店してみたところ、僕が描いていた小鳥屋さんのイメージどおりだった店である。文鳥も成鳥のツガイが多数、中ビナが4匹、生後4週間くらい、3週間くらい、2週間くらいの3パターンがそれぞれ4匹ずつくらいいた。そのなかで、今回購入したのは、生後8週以上。すっかりひとり餌になっていた。2月5日にダイエーで購入したニコは7週前後だったが、すっかりべたべたな手乗り文鳥なので今回もノープロブレムと思っていた。
 しかし、店主の話では、すでに人間を怖がり、逃げるようになりはじめているとのこと。でも、まだひとり餌になって1週間くらいじゃないの?と、半信半疑だった。実際に銀ちゃんを指名して、カゴに移してもらった。かごの中で逃げる逃げる。店主は嘘をつかないのであった。店主曰く、しばらくは手に握るなどして強制的に人間にならせば、まだ大丈夫。そうそう、まだひとり餌になって1週間から2週間といったところ。2週間のハンディを取り戻せば、ほかの手乗りと変わらない。そんな軽い気持ちで購入してきました。1万円でした。もちろん、鳥かごも新たに買いました。
 家に帰ってきて、厚紙製の箱から出したとたん、逃げるは逃げる。ぶつかる逃げる。飛び回る。あまりに危険なため、追いかけて捕獲しなければとムキになって追う。余計に逃げる。タンスの上に乗ったかと思ったら、裏に落っこちた。これはヤバい。必死になって、タンスを動かして救出。でも、そのとたん手からすり抜けてまた逃げる。疲れ果てて、銀ちゃんは適当に飛び回らせておくことにした。息抜きに、ニコと遊ぼうと思い、ニコを出した。これが駄目だった。ニコが銀ちゃんを追いかけている。ニコも怖がっているようで、直接つついたりはしない。でも、銀ちゃんが飛ぶとニコも飛ぶ。5分くらい逃げ回った挙げ句タンスの上に。また、裏に落っこちる。ニコは、かごに戻す。今度は、先ほどのタンスより奥においてあるタンス。タンス2本を動かしてやっとの思いで救出。畳がぼろぼろになってしまった。絶対に逃げないようにきっちり握っていたら、あきらめたのか大人しくなった。それがこの写真。
観念した銀ちゃん 色は薄いけど、シルバー文鳥です

 その後、少し落ち着いて手の上に乗ったままじっとするようになった。このままじっとしていれば、手に慣れてくれるかもしれない。あっという間に銀ちゃんはうとうとし始めた。やはりまだ子供である。2時間以上そうしていた。その後、欲を出して、手からえさを食べるようになれば、さらに親密度がアップすると期待して、指でえさを与えてみた。食べる。手のひらにえさをおいたら、ちょこちょこと食べている。
背に腹はかえられない ビクビクしながらえさ食べてます

 なんだ、楽勝じゃんと思っていたら、しばらくしてまた飛んでいった。逃げ回った。やっぱりまだ駄目だった。一度かごに戻し、もう一度、溝口鳥獣店に。外付けの水浴び容器とふた付きのえさ容器を購入。ついでに店主に銀ちゃんの誕生日を改めて聞いてみる。正確なところは分からないとのこと。でも、生後60日くらいのはず、と。
 家に帰って、もう一度かごから出そうとすると、かごの中で逃げる逃げる。でも、無理矢理出した、部屋の中を逃げ回る。捕まえて、手に乗せて、しばらくじっとしていたら、またうとうとしていた。銀ちゃんはかごに戻して、ニコを出してやる。今日は、一日家にいたのに、ほとんどニコをかまってやらなかった。かわいそうなことをした。すねてしまったのか、いつもよりちょっとよそよそしい。


   5月14日(水)

 今日は、朝から銀ちゃんのお相手。昨日よりは順調に手に乗ってくれた。手のひらにえさをおいて、ゆっくり手を近付けた。手からえさをつまむ、その後、手に乗ってくれた。そのまま1時間以上手の上でえさを食べさせたり、水を飲ませたりした。でも、一旦手から離れるともう一度手に乗せることは容易ではなかった。あまりに逃げまわり、かごに戻すこともできなかったので、そのまま放置してニコを出してやった。最初の数分はニコが銀ちゃんの存在に気付いていないので問題はなかったが、気付いたとたん飛んでいって攻撃を始めた。銀ちゃんの方は、防戦というよりはヒナが親鳥からえさをもらうようなポーズ。危なかったので、ニコを一旦かごに戻してから、銀ちゃんを無理矢理捕まえて、かごに戻す。それからあらためてニコを出してやる。銀ちゃんのかごに近付くと、また喧嘩になった。
やばいけんかだ ニコが銀ちゃんを襲撃中

 しばらくして、今度はニコをかごに入れて、銀ちゃんを外に出してやった。そしたら、銀ちゃんの逆襲で、銀ちゃんがニコのかごの上に自ら飛んでいった。けんかを挑んでいる様子はないが、ニコは興奮ぎみである。結局、乱闘になる。
やっぱりけんか 銀ちゃんがニコを襲撃中

 そんなこんなで、一日中ニコと銀ちゃんとを交互に出してやっていた。銀ちゃんも大分慣れてきて、自分から人間に近付いてくるようになった。逃げ回って、捕まえられないということは少なくなった。でも、かごから出るときは手には乗らないで直接外に飛び出していく。銀ちゃんの方から、肩や足に飛んできてくれただけでも、大きな前進である。それに、手を近付けても飛んで逃げることが減った。明日以降もがんばります。
 銀ちゃんの体調のことで気になる点がいくつか。まずは、くちばしを半開きにしてじっとしていることが時々あること。もう一つは、鼻の周りがはげていること。単に毛が生えそろっていないだけか、それともカビのようなものの影響で生えていないのか。さらに一つ、上のくちばしの根元の方が滑らかでないこと。微妙に波打つような感じ。あるいは、少しただれた感じとでもいうのか、ただれというにはちょっと大げさか。文鳥の本を数冊見てみると、ますます病気なのではと不安でしょうがない。じっとしているのは、慣れない手の上で緊張しているのか。慣れない環境で疲れているのか。えさはちゃんと食べているようだし、糞も特に異常な感じはしない。
 そして、最後にニコがちょっとすねている感じである。やっぱり焼きもちを焼いているのか。一日中銀ちゃんに係っきりだったからね。


   5月15日(木)

 今日も、朝から銀ちゃんを出してあげる。かごから出るときは、人間から逃げるように一目散に飛び出して逃げていく。そして、ニコのかごに着地。また、ニコと喧嘩になる。でも、追いかけて手を差し出すと嫌々乗ってくれる。しばくすると、居心地は悪くないのか手の中でじっとしている。ニコと違って写真は撮りやすい。ニコはひとときもじっとしていないので、まともな写真はほとんどない。
手にとまってあげる よく見るとシルバー文鳥

 そして、好きな場所も決まってきているようでニコのかごの上、テレビラックの上、右後ろのスピーカーの上とパターンが決まってきた。しばらく飛び回ると、人間のそばにも飛んでくるようになった。でも、肩とか足とか微妙な距離感を保っている。直接手のひらにとまることはほとんどない。
ここが好き テレビラックの上のビデオの上のヘッドホン(赤い袋)の上にいます
ここも好き 右後ろのサラウンドスピーカの上

 かごに戻そうとするといやがって肩に乗って逃れたり、押し入れのふすまの上に逃げたりする。このあたりは、ニコと同じ動き。ただし、人間と一緒にいたいからというよりは、かごの中がまだ好きでないということだろう。


   5月16日 (金)

 今朝、銀ちゃんを動物病院につれていく決心をする。見た感じ症状はひどくなく、元気そうではある。でも、一度動物病院というところを体験してみてもいいだろう。インターネットで調べた川崎市にある馬場動物病院にしようと思う。昼頃、電話してみる。開口呼吸することを伝えると、「うちは鳥専門ではないので、期待に添える治療を行えない場合もあり得るので、それを了解した上で来院してほしい。」と言われた。そう言われると、たじろいでしまって、考え直すと言って電話を切った。ネット上では、鳥の診察の経験も多いという情報である。しかし、確かに鳥専門病院ではない。良心的な発言かもしれない。もう一件の候補であった豪徳寺のリトル・バードに電話したら、問題なく夕方の予約が取れた。18時からにした。2匹連れていくと伝える。
 キャリーケースが一つしかなかったので、ダイエーでもう一つ購入する。ケースの床にキッチンペーパーを敷いた。キャリーケースにそれぞれの文鳥を入れて、暗幕で覆いをして、トートバックに入れて、車に積み込む。妻と駅で待ち合わせて、リトル・バードへ。思ったより渋滞もなく、時間前に到着した。ブックオフの裏手に回り、古いエレベータをのぼると病院があった。外観からは想像もつかない、きれいな内装である。3枚ばかり紙に記入して、呼ばれるのを待つ。患者は我々だけであった。
 数分後、呼ばれて診察室に入る。まずは、銀ちゃんから。先生は器用に銀ちゃんをつかみ、そのうやお腹、お尻、翼などを観察する。そのうに注射器のようなものを入れて、何かを抜き取っている。そして、ケースの中の糞とそのうから取り出した液をプレパラートにのせて、顕微鏡で観察している。
 糞からコクシジウムが見つかった。それに起因する下腹部のモッタリした膨らみ、腸の不調があるとのこと。また、翼の羽などに過去の栄養不良またはストレスによる痕跡があるという。それは、今後順調に育てば問題ないようだ。体重は24g。筋肉があまりない華奢な体だという。開口呼吸、のどのプチプチ音については、気道炎が疑われるが経過観察ということになった。鼻の回りに出血の痕があるとのこと、またくちばしの付け根に関しても、疥癬虫かもしれないが、これに関しても経過観察ということに。コクシジウムの薬でこのあたりの問題も解決する見込みありとのこと。
 続いて、ニコ。見た瞬間に貧血ですねと言われる。そして、一通り検査をする。糞からカンジタが悪い状態で見つかった。甲状腺障害にも気をつけろとのご意見。トヤによる体力低下で免疫力が落ちているらしい。水浴びはやめるべきらしい。体重は27g。意外と筋肉質のいい体らしい。
 銀ちゃんニコにそれぞれ、飲み水に入れる粉薬とビタミンの液体の薬をもらう。この薬水以外を飲ませないようにしてほしいとのこと。あすから、毎朝薬水つくりの仕事が増えた。また、毎日かごを掃除するように指導された。薬で治りはじめても、かごの底に落ちている糞から再感染するのを防ぐためである。大変なことになってきた。
 診察を終えて、待合室に出ると若い夫婦のらしき人が待っている。銀ちゃんはともかく、ニコに病気が見つかってショック。しばらくして落ち着いてきたら、この病院は入り口でスリッパに履き替えることになっていることに気がついた。今さら遅いか。来院時には、気付きませんでした。今日の治療費は8085円でした。
お薬 鳥飼ニコ、鳥飼銀(仮名)ってなってる

 ちなみに、ニコは夜中にゴソゴソよく動く。もしかして、ワクモにやられているのでは。それなら、貧血も納得がいく。帰宅してから気付いた。


   5月17日 (土)

 朝起きて、文鳥たちの薬水を作る。ニコとちょこっと遊んで、そのあと、銀ちゃんをかごから出して妻に任せて、仕事に出かける。任せられた妻は、銀ちゃんの微妙ななつかなさ具合に疲れたらしい。薬を飲んでいたかどうかは不明。
 夜帰宅して、銀ちゃんのかごをのぞくと、えさの容器の上で、片足をかごの金網にかけた状態で寝ている。なんでだろう。


   5月18日 (日)

 今日も、朝から鳥かごの掃除。まずは、ニコのかごから。薬水を作って。10分くらいニコと遊ぶ。その後、銀ちゃんのかごの掃除。銀ちゃんを出したはいいけど、また逃げ回って大変な騒ぎ。そんなことをしているうちに、仕事に行く時間になる。後は、妻に任せて出勤。後ほど電話があって、なんとか別の部屋に移動させたと。手に乗らなくはないけど、安心していない様子で、すぐ飛び立ってしまうらしい。銀ちゃんは、まだ小松菜を食べ物だと知らない様子。教育が必要かな。


   5月19日 (月)

 今日は休みだったが、眠くて眠くて昼まで寝てしまった。薬水を作って、かご掃除をする。ニコのくちばしは赤くなっている。でも、顔がハゲハゲである。そのかゆみのためか、片目を閉じることが多い。ちょっとだけ大人しい。お気に入りの場所の洗面所で、蛇口などについている水を飲もうとしている。かごには、薬水しかないため、味のしない水が欲しいのだろう。でも、普通の水を飲ませてしまったら、薬を飲まなくなるので、洗面の水気を拭き取った。
5/19のニコ ニコは、かごの中でないと写真が撮れない

 その後、銀ちゃんを出してやる。今日はこれまでにもまして、逃げる。1時間して、やっとソファーやテーブルなど人間に近いところにやってきた。さらに1時間してやっと、手を差し出しても逃げなくなった。その後、足に乗るようになった。そして、手に乗るようになった。ここまで、2時間半。うーーん、つらい。手に乗った後は、穏やかで手を差し出せば、それほどちゅうちょすることなく乗ってくれる。はじめから、乗ってよ。
5/19の銀 銀ちゃん、ちょっとオドオド


   5月20日 (火)

 今日も、昼前に起きる。ニコは、薬水が好きではなく(当然か)、口を付けては、まずそうに首を振っている。水を満足に飲めないため、喉が渇いているらしく、湿気を求めて、口や鼻や目を必要に攻めてくる。テーブルにおいてあったコップの底にわずかに水が入っていた。すかさず、水を飲もうとチャレンジ。垂直になって水を飲んでいる。すごい技。あまり水を飲ませてはいけないと思い、このコップを撤収。
コップにダイブ コップの底にあるわずかな水を求めて

 すると、別のコップでチャレンジ。でも、水は入っていません。結局、がんばり過ぎて失敗です。自力で脱出できなくなってしまいました。写真撮ってから、すぐに救助しました。
ダイブ失敗 別のコップでチャレンジするも失敗

 あんまりかわいそうだったので、少しだけ水を飲ませてあげた。そして、足が糞でよごれていたので、1回だけ水浴びをさせた。うれしそうだった。その後の、毛繕いはすごく入念だった。入念すぎて、部屋中フケだらけである。

 今日の銀ちゃんはちょっとご機嫌良く、1時間くらいで手に乗ってくれました。その30分後、逃げ出してからは、まるで寄り付きもしなくなりました。銀行に行きたかったので、かごに戻そうと、15分くらい真剣に格闘してしまいました。おかげで、ますます人間嫌いになったようで、その後は、まるっきり近付いてこなくなってしまいました。大失敗、これまでの努力が水の泡。もう、なつくことはないのだろうか。
5月20日の機嫌がいいときの銀ちゃん このときはまだ機嫌が良かった

 銀行に行ったついでに、銀ちゃんのかごを覆うための段ボール箱を買ってきた。銀ちゃんは、えさを食べるのがめちゃめちゃ下手で、半分以上はくちばしから跳ねて飛んでいってしまう。かごの周りはすごい量のえさが散乱している。このままでは、部屋中えさだらけになってしまうので、かごを段ボール箱で覆った。かなり、効果的である。でも、完全にえさの飛び散りを防げるわけではない。
 銀ちゃんは、エアコンの上がお気に入り。長時間いるということは、当然糞もしていることでしょう。フィルターの掃除をしてみたら、案の定糞害がありました。エアコンの上に、糞よけの板を作りました。そしたら、そこが快適らしく全く降りてこなくなりました。今日は、22時までは我慢してましたが、結局追いかけまわして、電気を暗くして捕まえてかごに戻しました。ほかっておいたら、そのまま朝まで寝ていそうでした。


   5月21日 (水)

 今日も相変わらず、ニコは喉が渇いている。我々の朝食のヨーグルトや牛乳に口を突っ込む。文鳥にとっておいしいとは思えないが、飲んでいる。程々にしてね。銀は、ニコのかごに乗っては攻撃されている。銀を出している時に、ニコも出してやったら、やっぱりニコが追いかけまわす。でも、ニコは求愛ダンス。そして、あぜんとして見ている銀を攻撃。誘ったのに無視されたのを逆恨みしたのか。
5/21のニコ ニコのクローズアップ。「かごから出して」
今日の銀 ニコのかごの上がお気に入りです。「でも、ニコお兄さんって、恐いの」

 今日は、銀を追い回して捕まえるということをしなかった。寄ってこなくてもほっておいた。3時間くらいしたら、お腹が空いたのか、そばに寄ってくるようになった。手には乗らないけど。そこで、えさを手に乗せておびき寄せる。作戦成功。えさに満足したら、また離れていった。ヤバい、あらためてえさを手に乗せて再度誘う。乗ってきた。すかさず、両手でホールド。かごに戻した。乱闘なしの一日だった。


   5月22日 (木)

 今日は、ついにやってしまった。後悔の日。
 ニコは相変わらず。ピチクリピチクリよく鳴きます。そして、じゃれて遊んでかわいいもんです。
ニコ キーボードの上に糞しないでね

 今日の仕事は、13時に集合ということになっていた。最悪12時過ぎに出ればいい。午前9時前、3時間以上もあるので、銀を出してやろうと思った。相変わらず人間嫌いなので、あまり干渉しないで、好きにさせていた。やっぱりエアコンの上が好きなようで、ずっとじっとしている。11時過ぎになって、そろそろ銀の捕獲作戦に入った。最初は、口笛吹いたり、名前を呼んだりして銀の気を引こうとがんばった。あまり効果はなく、30分が過ぎた。次は、餌でつる作戦。少し興味を示し、ソファやテーブルなど低いところにおりてくるようになった。でも、なかなか手には乗らない。やっと乗ったと思っても、10秒程度。これでは、捕獲できない。12時を回って、いよいよタイムリミットになった。結局、追いかけまわして捕まえることに。5分経っても、10分経っても捕まえられない。高いところを飛び回るのだ。手が届かない。しまいには、新聞紙ではたいて追いかけまわすことに。実際、飛行中に新聞にぶつかったことが2回ほど。エアコンの上や食器棚の上などにとまると、新聞であおったりはたいたりした。必死に逃げている。20分ほど経って、やっと捕獲した。飛行中の銀を手でわしづかみだった。めちゃめちゃにおびえている。かごに戻しても、あまりの恐怖と披露のためかじっとしてしまった。
 大失敗である。きっと、銀はこの恐怖体験を忘れることはないだろう。ますます人間嫌いになったことだろう。
銀 悲劇の前の銀

 結局、13時には間に合わなかったし、食事もとれなかった。幸い、同じ部署の身内だけの集合時間だったので、問題はなかった。教訓としては、銀は、時間の制限がない時、それも夜に放鳥すべきだということ。夜なら、電気を暗くして銀が動きを止めたすきに、捕獲できる。焦って追いかけまわさなくて済む。ごめんね、銀ちゃん。


   5月23日 (金)

   5月24日 (土)

 出張のため不在。


   5月25日 (日)

 今日は、朝からニコを放鳥。しかし、一目散に逃げていく。出してもらえるうれしさで、飛び回りたいのか。2日不在だったので、忘れられたか。手を差し出しても、一瞬だけ乗るが、すぐに飛んでいってしまう。しばらくして、妻が部屋に来ると喜んで妻にまとわりついている。どうなってるの? 銀に続きニコにまで嫌われてしまったのか? 服を着替えようと横しまのボーダー柄の長そでTシャツを脱いだら、ニコが飛んできて肩にとまった。手にもとまる。薄ピンク色の半そでTシャツに着替えてもベタベタになついている。試しに、ボーダーTシャツをニコに近付けてみると、怖がって逃げていってしまった。なんと、ボーダー柄は苦手らしい。服装の好みまでは知らなかった。
 銀は、夜にしか放鳥しないことにしたので昼間はかごの掃除だけ。
 夕方、2匹を動物病院に。カンジダとコクシジウムの治療の成果は。病院では、予約外の客が割り込んだためずいぶん待たされた。1時間弱待った気がする。診察結果は、ニコは健康、銀は改善せずでした。薬の種類を変えてみるとのこと。2週間後に再度診察を受けることに。残念。今回の薬は、用量が厳密みたいで、30mlの水に1mlの液体の薬と粉薬という構成である。1ml用のシリンジ(針のない注射器)までついてきた。なんだか大事のようだ。その割に、銀は元気。体重も25gであった。
お薬 物々しいお薬

 ニコがOKになったのはうれしい。体重も26gと少しだけスリムになった。ビタミン剤は続けるように指導された。これで、安心して水浴びをさせてあげられる。でも、水浴び器を常時付けっ放しにするのはやめて、僕がいるときだけにしようと思う。
 帰宅したら、20時半過ぎていて2匹ともすぐ寝てしまったので、銀の放鳥はできなかった。


   5月26日 (月)

 ニコは、元気です。でも、またまたカミ癖が強力に復活。唇や耳を噛んでくる。痛い。そして、いつも手の上で餌を食べるような探すような動き。えさを満足に食べてないのか。
もうすぐ換羽完了 ずいぶんきれいに羽がそろってきたニコ

 溝口鳥獣店に行って、銀のかごのえさ入れにしているふた付きのグリーンのえさ入れをもう一個買おうと思ったけど、なかった。しょうがないのでワンサイズ小さいのを買ってきた。鳥かごに取り付けてみたが、アンバランス。全く同じのじゃなくてもいいからノーマルサイズのやつを買い直そう。
 ペットエコ横浜に行って、ネクトンSとネクトンBIOを買ってきた。1800円と2400円、意外と高いのよ。
 自由が丘の鈴木鳥獣店に行った。もしかして、えさ入れがあるかも。でも、なかった。
 ニコに水浴びをさせた。水浴び器を入れた30秒後には水浴びしていた。でも、終わった後ブルブル震えていたので、ドライヤーで乾かした。もちろん、1mくらいは離れた距離からです。あまり近いところから温風を当てると文鳥によくなさそうなので。ニコは、気持ちよさそうに温風を浴びていました。
水浴び 水浴び中のニコ

 銀ちゃんは、かごの出入り口を全開にして、放置しておいても出てこようとしない。30分くらいして、しょうがないので手でつかんで出した。とにかく人間嫌い。最後は、エアコンの上でじっとして、このまま寝てしまおうという様子だった。電気を暗くして、捕まえて、かごに戻しました。今日は、一度も人間に心を許しませんでした。
銀 珍しく高度の低いところにおりてきた銀


   5月27日 (火)

 朝は、ニコと遊んで楽しむ。会社から帰って、18時半。ニコは起きていた。銀は、うとうと。でも、かごの掃除をしたかったので、電気をつけて起きてもらう。ニコのかご掃除と遊びの相手は難なく終了。銀の番。まず、かごから出てこない。かごに手を近付けるだけで、パニックになって暴れる。じっくりやれば落ち着くかと思い、30分ほどかけて、ゆっくり手を近付けて、粘ったが駄目。結局、つかんでかごから出す。その後も、近付いてこない。エアコンの上で目を開けたまま寝ている?
毛繕いをするニコ 羽繕いに余念がないニコ
エアコンの上の銀 エアコンの上で目を開けたまま寝ている?銀


   5月28日 (水)

 今朝も朝からニコと遊ぶ。最近、朝ニコと遊ぶのが日課になっている。朝っぱらから水浴びさせた。東側の窓際にかごがあるので、朝は日が当たる。そんなに寒くなさそう。
今日の水浴び 今日も水浴び

 銀は、やっぱりびくびくしている。
今朝の銀 今朝の銀

 明日から、4日間帰省するのでペットシッターを頼んである。その打ち合わせで夕方シッターさんが来た。ニコは出しっ放し。シッターさんにも馴れ馴れしくとまる。糞をしてはいけないと気が気でない。かごの掃除の説明のために、銀をかごからつかみ出して、キャリーケージに入れる。ペットシッターSOS自由が丘店というところ、打ち合わせ+期間中1回のえさ水交換かご掃除+鍵の返却で1050円。安い。通ってくるための時間も含めたら、いったい時給いくらなのか。ちなみに今日来たのは、自由が丘店代表という人。
 その後、せっかく銀もニコもかごから出ているので、かご掃除。またまた興味本位で、ニコが放鳥されている部屋に銀を放鳥。ニコが追いかける。基本的には、ニコが追いかけて銀が逃げるという体制だが、銀の方からもニコによってくる。でも、近付き過ぎるとニコがおこる。一方ニコも、銀のことが気になって寄っていく。意外と仲良しなのかもと期待していると、すぐにけんかをする。微妙なのね。でも、銀って本当にメスなのか? そうやって、ニコと銀の追いかけっこが1時間以上続く。ニコが基本的に、我々の手や頭を拠点にしているので必然的に銀も近付いてくる。1時間半くらい経った頃、銀が頭や足にとまるようになった。もちろん、人間にとまるというよりは、ニコのそばの止まり木にとまっているというだけのことだが。でも、収穫である。あまり、喧嘩するので、ニコをかごに入れた。その後も、銀はエアコンの上ではなくソファなど低いところにいた。見込みあり。9時に部屋を暗くして銀を捕まえてかごに戻す。せっかく慣れてきたけど、明日から不在。残念。


   5月29日 (木)

 朝、ニコと遊ぶ。銀は、出してあげられない。今日から、帰省。



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