約 束 1 2 3 おまけ |
||
〜 堅パパと甘寧が激しいことになってるとき〜 薄ぼんやりと光る月を見て、孫策はずるずると地べたに座り込んで膝を抱えた。 「なー公瑾。明日雨降んじゃねぇ?」 「そんな月だな」 二人はそれだけ言うと、何度吐いたのかも分からない溜息をついた。 「なー、なんかオヤジ達、またもう一ラウンド始めやがったんじゃねぇ?」 「……絶倫すぎる……。つきあう甘寧も甘寧だ……」 「あいつの体、どうなってんだよ。お前の見立てじゃ一ヶ月は安静だったんじゃないのかよ」 「誰が見立てたって一ヶ月は安静だったろう?」 「……あれに付きあってんだぜ? もうさぁ、甘寧のこと戦に出しちまえよ。なんか心配してんのもバカバカしくなってきた」 「……そうだな……」 兵士達が万が一にも幕舎に近づかないように、二人は不寝番を替わってずっとここに座り込んでいた。甘寧がここにいることを悟られないように、というよりは、君主が戦の最中に自分の幕舎でこんな事やらあんな事やらをしまくっていることが広まらないように、誰も近づける訳にはいかないのだ。宛城の曹操の話はあまりにも有名だが、あれは防御の隙をつかれたというより、士気の低下に問題があった。総大将があんな事をしていれば当然だ。まさか我が軍で二の舞を演じる訳にはいかない。 「……今夜はちゃんと寝てくれるんだろうなぁ」 「明日も戦だぞ。殿だってそこの所はさすがに……」 幕舎の声が一段と高くなったような気がする。二人はそっと中の気配を伺うと、頭を抱えてうずくまった。 「……いっそ、夜襲が来てくれば良いのだが……」 「あぁ、そりゃ名案だな。そうすりゃいくらオヤジでも飛び出して…って、裸のまま剣担いで飛び出してくるかもしれねぇぞ……!」 孫策の台詞に、確かにそうだと同意すると、周瑜は更に嫌そうに眉をしかめた。 「……君の父親なのだ。何とかしてきてくれ」 「俺に死ねって言ってるのかよ!」 「この際少しの犠牲はやむを得ないだろう!」 「ならお前が行ってこい!」 息子とその親友の苦悩などよそに、幕舎の中の饗宴はやむことを知らなかった……。 取り扱い上のご注意)この敵は仮想敵で、特定の国はイメージしてません。あしからずです。 つっこみその1)甘寧がはめられるような罠って何だよ! まさか許チョが典韋にやられた奴か!? いやあぁぁカッコ悪ィ!!!(すいません、そこまで考えてません) つっこみその2)っていうかちっとも戦長引いてないだろ!何か無双やってると戦の長さの感覚が分からなくなって困ります……。 言い訳その1)堅パパと策兄が生きてたら、権坊ちゃんが世間知らずなお坊ちゃんになってるんじゃないかと思うのは私だけですか……。すいません>権坊ちゃんファンの方々。なんか、パパも策兄ちゃんも権坊ちゃんの事めっちゃ可愛がって過保護にしまくってるイメージがあるもんで……。(尚香もしかり) 言い訳その2)甘寧ちゃん、5日も拷問にあったら普通死にますので、多分往復に1日ずつかかってて、正味3日の拷問の内、最初の内は椅子に座らされて普通に尋問受けたりせいぜい殴られたりしてるようなぬるい拷問だったと思って下さい。本格的な拷問は最後の日だけで。っていうか、敵の方にも最初のうちは「あわよくば味方に」みたいな気持ちがあったというこで。どんな丈夫さだよ、甘寧……。あ!エッチな拷問はされてませんから!!(お約束) 言い訳その3)っていうか、拷問好きですいません……。本当の拷問と堅パパの拷問がありますが、どっちの種類の拷問にも萌える奴ですいません……。 言い訳その4)っていうか、こんな言い訳だらけの小説アップしてすいません……。
|
「小説部屋」 トップへ戻る |
![]() 「無双部屋」 トップへ戻る |
![]() 「新月の遠吠え」 メニューへ戻る |