花の慶次キャラクター紹介−いくさ人−
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前田慶次郎利益 | この作品の主役。武勇に優れていただけでなく、当代きっての風流人でもあった。 普段の格好及び行動は常人とはかけ離れたため、傾奇者と呼ばれる。 戦は、勝ち戦よりも負け戦が大好きで、勝ち戦とわかりきっている合戦では、 手柄首はいらないという面も。 |
全巻 | |
滝川一益 | 慶次の叔父。織田家においては、関東方面の軍勢を率いていたが、 本能寺の変の後は、伊勢に戻り秀吉と対立。 元々は、甲賀の出身で、鉄砲の名手でもある |
一巻・六巻 | |
滝川益氏 | 慶次の父親。常に滝川軍団の先鋒を勤める荒武者。 慶次は益氏の次男であったために、前田利久の養子になる。 |
一巻 | |
前田利家 | 槍の又左と呼ばれ、信長の赤母衣衆を勤めていた。 本能寺の変の直後は勝家側についていたが、やがて秀吉の傘下に。 豊臣政権では、家康と並ぶ権力者であった。 この作品では、とにかく慶次に翻弄される立場に…。 |
一〜三巻 六巻・十巻 |
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豊臣秀吉 | 戦国時代を終焉させた天下人。早くから慶次に関心を持ち、聚楽第に招く。 そして、傾奇御免状と馬を慶次に与えることに…。 晩年は、老醜ばかりをさらしていた。 |
一〜七巻 十巻 |
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村井若水 | 前田家に仕える老将。慶次とともに信長公の鎧を警護する任務を与えられるが、 自分で着てしまったところを利家に発見され、転倒してしまい破損する。 そのため、切腹を申し付けられるが、慶次が鎧をぶった切ったために、 切腹はとりやめ。そして、末森城に援軍として向かうことに。 |
一巻 | |
村井陽水 | 若水の息子。最初は、負け戦が初陣はイヤだとかわがままばかり言っていて、 何度も戦場から抜け出そうと考えていたが、 慶次にいくさ人の精神を叩き込まれてそれなりの漢に。 |
一巻 | |
佐々成政 | 信長の黒母衣衆として活躍し、柴田勝家らと共に北陸方面の部隊を指揮していた。 越中を治めていた成政は、ウマのあわない秀吉を倒すために 前田家に戦争をしかけるも、末森城の戦いで破れ、そののちに帰順。 最後は、肥後任されたものの一揆が起きたことによって、切腹。 |
一巻 | |
織田信長 | 説明不要な方。この作品では、甲斐の蝙蝠が首を狙いに忍び込んだシーンと、 利家が、前田家の正当な後継者であることを決める場面 佐々成政の回想シーンぐらいか? |
一〜三巻 | |
奥村助右衛門 | 慶次の朋友ともいうべき存在。奥村永福という別名もある。 18歳のころは、前田利久の居城である荒子城の城代家老をつとめていた。 そして、話では末森城の城主として登場し、 その後は利家の供として京都にも来たりしていた。 1度だけ慶次に刃を向けたことがあったが、それは妹が「まつ」の名前で 慶次宛の恋文を書いてしまったために、前田家の威信を守るためにやむを得ず やったことである(結局、刀がのびたということにしてうやむやにしたが)。 |
一〜三 五・七巻 |
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氷室信成 | 武田家の武将で、蛍の許婚者であった。 武田信玄から『雲一ッ富士』の家紋を許された豪勇の若武者であったが、 慶次との壮絶な一騎討ちの果てに討ち死に。 |
一巻 | |
前田利久 | 慶次の義父であり、利家の長兄である。元来から身体が弱かったことと、 利家の工作により、前田家の家督はつがなかった。 慶次の義父となったのは、滝川益氏の側室であったお春と結婚した際に、 お春が慶次を身ごもっていたためである。 慶次が出奔しないのは、この義父への義理のためでもあったために、 利久が死んでしまうと、思い残したことがないように加賀を出奔するのであった…。 |
二巻 | |
徳川家康 | この作品では、隆先生の希望から勝新そっくりに描かれている説明不要な方。 慶次と始めて会ったのは、利休に「慶次の目利きをして欲しい」と頼まれたから。 作品中では、ほぼ慶次のサポート役となっていたが、 最後は慶次が上杉軍の和平の使いとして登場したため、立場が今までとは異なっていた。 |
二〜四 六・十巻 |
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千利休 | 信長・秀吉に仕えた茶頭であり、堺の豪商。茶の湯については当代一と評価された。 この作品では巨大化したり、若い頃は海で暴れたりとかなりいじられている |
二〜四 七巻 |
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今川義元 | 駿河・遠江・三河の3国を治めていた大名。 桶狭間の合戦で信長に殺される。世間的には、貴族趣味にかぶれた大名として 知られるが、兄の時代より国は発展していることから、無能ではない。 |
二巻 | |
前田玄以 | 前田姓であるが、利家・慶次とは無関係。京都所司代を務め、後に五奉行に。 この作品では、傾奇者に慶次・家康を殺させようと企むも失敗し、 終いには抜刀して慶次に襲いかかったため、咎めることもできず。 |
二・三巻 | |
氏家監物 | 水沢家の家老。岩熊ともめて切腹しようとするも、慶次に止められる。 | 三巻 | |
水沢隆広 | 肥後の国人城主の一人。国人一揆の際に父親が病死したため、 秀吉より打ち首を命じられる。 慶次にあこがれる所があって、そのために岩熊の店の反物を所望した。 |
三巻 | |
徳川信康 | 家康の長男。名君の噂が高いがために、嫁の千姫と築山殿との確執を利用されて 自害を命じられることに。 |
三巻 | |
池田輝政 | 清洲会議で秀吉に従った池田恒興の息子。 | 三巻 | |
石田三成 | この作品では、影武者などにおけるさわやかな感じはまったく感じさせず、 ただの小役人的感じが強調されているきらいがある。 しかし、ことごとく慶次に翻弄されていることに、かわいげを感じてしまう。 |
四・七 十巻 |
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後藤又兵衛 | 黒田家に仕える武将。史実ではその後黒田家を出奔し大阪冬・夏の陣で 真田幸村とともに奮戦することになる、 この作品では、野生馬狩りをしていたところ、部下が松風に襲われたために慶次の元に 現われた。 |
七巻 | |
結城秀康 | 家康の次男であったが、家康には好かれていなかった。 この作品では最初は悪人ツラであったが、利沙の曲を聞いてからは良いツラに。 性格は純粋そのもので、どうしても慶次と戦いたかったがために無謀にも景勝の軍勢と 戦おうとした(それが原因で景勝は兵を引いたが) |
十巻 | |
戸沢政盛 | 出羽角館城主。上杉に叛意ありと家康に密告した。 | 十巻 | |
堀秀治 | 上杉の旧領越後を治めている大名。 越後に入って以来上杉による一揆攻勢でかなりいらついていたらしい。 |
十巻 | |
藤田信吉 | 家康と戦わないように景勝に進言したが聞き入れてもらえなかったため、出奔 | 十巻 | |
最上義光 | 政宗の最大のライバル。勢力を拡大するためならば、血の粛清も行なうという 非常の面が強い大名。この作品では上杉軍と戦う敵として登場 |
十巻 | |
前田利長 | 利家の長男。家康に警戒されていたが、おまつを江戸へ人質に送ることで 加賀百万石を任されることに。 |
十巻 |