News >「仕事日記」2008年7月


7月1日(火) TRUST
ヒダノ修一(和太鼓)
土井啓介(尺八)
ユニット名が決まって目出度し。海外向けバンドかも知れぬ。
7月2日(水) 国立音楽大学講義
アートブレイキーとジャズメッセンジャーズを俯瞰することで歴代ジャズジャイアントの若手時代をたどる。
Donald Byrd Hank Mobley Horace Silver Doug Watkins
Clifford Brown Lou Donaldson Horace Silver Doug Watkins
Bill Hardman Jacky McLean ??? ???
Lee Morgan Benny Golson Bobby Timmons Jymie Merritt
Freddy Hubburd Wayne Shorter Curtis Fuller Cedar Walton Jymie Merritt
Chuck Mangione Frank Mitchell Keith Jarret Reggie Workman
Winton Marsalis Branford Marsalis Bill Pierce Donald Brown Charles Fambrough
Freddy Hubburd Benny Golson Curtis Fuller Cedar Walton Buster Williams
7月4日(金) Z-Funk 西脇アピカホール
清水興(B)
東原力也(Dr)
たなかりか(Vo)
音響にちと苦労しながらも上々のスタート。清水興の人格が光る。姫路チームも多数来てくれて嬉。
7月5日(土) Z-Funk 大阪・ロイヤルホース
りかちゃんの声帯に不安あるも盛り上がって乗り切る。
7月6日(日) ローランド講師 大阪編
今年は実践むけ基本に焦点をあてたところ好評。
〈1〉 4度サークルをどこからでも言えること。掛け算の九九のように。
〈2〉UXとオルタードの典型フレーズをエ二―キーで弾けるようにすること。
〈3〉コードの押さえ方3種
鷲掴み・メロディノートとルートの間を過不足なく埋める・差音を信じてルートを抜く
〈4〉耳の特性3種
記憶・周期・中心
Z-Funk 姫路・ライラ
汗臭い盛り上がりが良。西脇チームも応援に来てくれて嬉。
7月7日(月) 堀井勝美 おかあさんといっしょ 収録
久しぶりのNHK録音。堀井さん右手薬指根元が痛い、と。心配である。
7月9日(水) 国立音楽大学講義
U―Xの宿題件前期テストのチェック。教え方に反省点多し。講義内容はおおむねよしと思える。
ハンコック・ドルフィンダンスにてコードとモードの辿り着いたところまで前期のうちに来たかったが持ち越し。
7月10日(木)
高橋徹にお願いしてドラムの初歩レッスンを受ける。下半身で常にベーシックビートを感じるだけでコペルニクス的転回を感じる。1時間にわたりレイブラウン、ジュニアマンス(CDリピート)と共演は愉。
7月12日(土) ミューザ オルガンレクチャー受講
小さい会場でポジティブオルガンを使ってのシリーズ講義。今日は南フランスとバッハ。他人のモティーフを展開したり、グレゴリオチャントとのつながりなども面白く聞いた。
それにしてもセバスチャン・バッハだけがどうしてこんなにも飛びぬけているのだろう。
7月13日(日) ローランド講師 東京編
 
7月15日(火) 月猫えほん音楽会リハーサル
早朝の血液検査後一時間で診断してくれるスピード診療。
血糖値もコレステロールも正常値(の範囲内の高い方ではあるが)に戻り、糖尿脱出。
7月16日(水) デュオ w/林家正蔵 ブルースアレイ
落語は西行。とてもよかったし興趣のある噺だった。“お菊さん”にピアノをつけた。この“ピアノで鳴り物”は相当面白い。夏のソロピアノということで、Summer Knows、Things We Did Last Summer、 Matador。共演はサマータイム。シュウヘイししょうもアンコールに参加して、“菫の花咲く頃”。僕はバースを知らなかったので、急遽レミさんに習って間に合わせた。

和田さんと飲むと楽しくてつい遅くなってしまう。僕の方はいいが、和田さんの方もいいとは思うが、健康を気遣うレミさんと同席の場合は多少遠慮しなくては、と思いはするのだが、、、
7月17日(木) 月猫えほん音楽会リハーサル
 
7月18日(金) 月猫えほん音楽会リハーサル
 
7月19日(土) 月猫えほん音楽会リハーサル
 
7月20日(日) 松田昌 豊明文化会館
月猫で鍛えている期間の成果か、どの曲も思い入れて弾くことができた。来年の長久手デュオコンサートの打ち合わせも順調。CD第二弾とライブハウスツアーまではなしが広がる。
7月21日(月) 古野光昭 所沢・ミューズ
ここんとこ随分調子はいいのに、この日のピアノは冴えなかった。大坂昌彦・古野光昭両巨匠との久々の共演なのに勿体ない。二人の叩き出すビートにうまく乗り切れないのだ。

ジャズというのはジャズで日常を過ごしている人のものではあるが、僕のとらえ方はこうだ。
全ての音楽はジャズであって、ジャズのジャズはそのなかの一小ジャンル。
このスタンスはアリだし、有効でもあるはず。ただしクラッシックや歌モノを勉強するように、あるいはそれ以上に“ジャズのジャズ”ない関して、こちらは直接的な、フィジカルな積み重ねを必要としているのだろう。
7月22日(火) 月猫えほん音楽会リハーサル
 
7月23日(水) 月猫えほん音楽会リハーサル
 
7月24日(木) 月猫えほん音楽会 青山円形劇場
桃太郎、人選ミスにて苦労す。本番後のビールはいつにもましておいしい。木曜の夕方のこととて何軒かに断られるが、明治通り沿いの“千”だけはやりくり融通をつけてくれて、ありがたし。
7月25日(金) 月猫えほん音楽会 青山円形劇場
 
7月26日(土) 月猫えほん音楽会 青山円形劇場
 
7月27日(日) 月猫えほん音楽会 青山円形劇場
この日の後の方、桃太郎のおばあさん役の小学二年生が秀逸。
他の配役も含めてベストキャスト。盛岡から来てくれた小原女史などは“仕込みでしょ?”と当分信じられなかった様子。なにせ巻き戻しのシーンになると(当然事前には知らせていない)マイム猫と一緒に巻き戻っているのだ。その他、長いシーンもずっとおばあさんになりきって、演劇の天才というのはあるものかも知れない、と思ったことであった。
7月28日(月) 生徒録音指導
 
7月29日(火) 前乗り
ダーツにはまる。北九州芸術劇場のミツキちゃん、とってもかわいい、ばかりでなくバリバリと働く。そしていつも明るいので現場がとても楽しくなる。こういう人は一緒に遊んでも楽しくなるナ、と思っていたらなんと、ダーツの名手であったことだ。いろいろ教えてもらいながら漸く矢が刺さるようになったところで“私のマイダーツで投げてみて下さい。”
手触りと云い重さと云いなんだかいい感じ。そして“スポッ”真中(Bullという)命中。いや、これは気分がいい。その後も20投に1回は入るほどの好成績。これは買うしかない、と一つ上の階のプロショップへ。“これと同じものを下さい。”全く同じものはなく(相当上等なものらしい)重さ・サイズ・重心など似た物3種を試し投げ。そのうちの一つがBull!。即買って下へ。そのあと3ゲームほど(36投)ひとつも命中しなかった。

スタッフを交えての二次会が愉しい。こういうのんびりした交流はやはり旅に出ないと実現しないので有難い。河岸朱美ちゃん(戸畑でのM'sコンサート開いてくれた人。フグ仲間)も合流。北九州在住人として能祖氏と熱く語る。
7月30日(水) 月猫えほん音楽会 北九州芸術劇場
 
7月31日(木) スイングシティセッション
堤千恵子(As)
市原ひかり(Tp)
岡田治朗(B)
木村万作(Dr)

なんと佐山雅弘を含む新旧プリズムリズムセクション。この日に店に着くまで知らずにいたのは迂闊だが、さっそくトリオのコーナーで“スバトット”。これは気持ち良かった。なんのストレスもなく自由にアドリブが展開する。それもアグレッシブに。しばらく忘れていた感覚だった。堤の曲もこの面子なら確実に曲想を表現しながらいくらでも発展できる。願わくばフロントの二人も壊れるくらい知らない場所に出かけてくれるといいのだが、それは高望というものか。兎も角も自分の歩みに安心と自信の持てた一夜ではあった。

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2008年