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7月1日(金)移動日
橿原神宮駅東口へまわるのに3本ほどの線路(レールが6本)が集まる地べたを乗り越える。勿論遮断機はついているが今時は見ることの少ない懐かしい光景。
耳成山、畝傍山、香具山の大和三山が一望できるのがウリのロイヤルホテルもしとしと雨で残念なようでいて、けぶる向こうに霞む山々が情緒あり。しばし頭をひねるも句にならず。
7月2日(土)ジョイピ ゲスト 大和高田さざんかホール
いい企画である。地元の応募者60人が素晴らしく響きのよい大ホールで一曲ずつ弾く。小学生には忘れられない体験だろうし、音大生には良い修行、オトナには楽しいひととき。高校生が主体のアカペラグループがおそろしくうまかった。スキャットで16ビートのバッキングまでする。

明日のソロが楽しみだというと、今日の大ホールとちがって小ホールのほうだって。でも千住真理子さんが絶賛してレコーディングにも使ったというから改めて楽しみ。
7月3日(日)ソロコンサート 大和高田さざんかホール
Tough
Dream A While
MC
Summer Afternoon
P-Bop
MC
In The Velvet (w/瀬木貴将 as Guest)
瀬木MC
風の吹く街(w/瀬木貴将 as Guest)
無我夢中(w/瀬木貴将 as Guest)
MC
Pooh Song
Matador
Hymn To Freedom

いや、気分良かった!ホールの響きもいいし、調律はバッチリだし、なにより自作ばかり、というのが快挙。
米子に前乗りして温泉でゆっくりするはずが手配ミスで宿無し。ここからは瀬木仕切りなので気楽に為されるがままモード。よって急遽姫路泊となるもまた楽し。
7月4日(月)瀬木・佐山・かおりん コンサート 米子・東光園
立派な温泉旅館の宴会場でのコンサート。お客様もやさしくてよいのだが、ピアノがなんじゃこれ!?

ED.Seiler と鍵盤蓋にでかでかと書いてあるのも下品だが、なんとまんまるの半円形。88鍵を直径とする真円を真っ二つに切った形なのだ。ピアノのあの形というのはバイオリンと同様さまざまな試行錯誤の末に辿り着いた最終形なのだ。まんまるでは音の乱反射の出先がないだろうことくらい素人でも想像がつく。弦の交錯する様子はそれなりに幾何学模様の楽しさはあるが、とてもナマの弦から出ている音とは思えぬ。瀬木などは本番直前までミディピアノだと思ってたくらい。音源が良くないですね、などと言ってた。
7月5日(火)瀬木デュオ 岡山市立オリエント美術館
3回目にして始めてグランドピアノを入れてもらった。嬉しい。といってていいのかどうかはともかく、天井が高くよく響いてきもちがいい。クラッシックには響きすぎてよくないんだろうが、このデュオにはばっちり。そういやここんとこ美術館が疎遠になっている。瀬木のソロも朗々と美しい。ピアノソロはDream A Whileにしてイントロとエンディングの“高音たたき伸び音揺らぎ”が気持ちよかった、、、けれどセミグランドの悲しさ倍音のよじれが出る前に音が消える。

楽屋は4畳半の畳部屋。腰の悪い瀬木はたたみに椅子を置いて腰掛ける。出島のオランダ屋敷みたい。それにしちゃ狭すぎる。なんとその奥の部屋が美術館のスタッフ休憩所。可哀想。少なくとも文化的な環境じゃないだろう。
7月6日(水)瀬木デュオ
三次の近くとは知っていたが、上下町と隣同士というのを初めて知った。到着前に目が覚めるのも時にはいいものである。

山をバックに野外は気持ちよい。ここのところの大雨が嘘のようにからりと晴れる。身障者達のこころがけのよさよ、というのは悪い冗談になってしまうだろうか。

打ち上げで、なにはさておき豆腐が半丁。施設のこととてビールやお茶は紙コップながら、わざわざ用意してくれた、瀬木のためのボンベイサファイヤと僕のためのマイヤーズは綺麗なガラスに注いでくれる細やかさ。副館長ふじわら女史の気配りに一同感動。モテモテの果ては、瀬木が結婚して佐山と浮気、山村さんと再婚する、というストーリーに落ち着いた。

ピポロンという篠笛とピアノのデュオが演奏してくれて心洗われる思い。山村さんがDulceを吹くのに僕がピアノ、瀬木がギター。昨日の打ち上げでは同じメンバーで瀬木はドラムだった。
7月7日(木)瀬木貴将デュオ 白馬・八方館
なおちゃんが用意してくれたのはヤマハのセミグランド。アップライトだとばかり思っていたので嬉しい驚き。階段をみんなで運んだというからすごい。調律の傾向が一音一音立ち上げるよりも、全体のアンサンブルに重点を置くように変わってきているかもしれない。
会場いっぱいに写真と瀬木レポートが張り巡らされて雰囲気はすっかりボリビア。岡野夫妻も東京から来てくれてすっかり同窓会。翌朝も早くから“だべりんぐ”で話は尽きない。

オケスコアにとりかかる。
7月8日(金)瀬木デュオ 新潟大四ホール
11月26日のゴールドベルクコンサート決定出る。楽屋でひたすらスコア書き。
7月9日(土)瀬木デュオ 山形オビハチ
風の吹く街、下書完成。落ち着いて飲むために打ち上げを遅らせても楽屋で仕上げる。畳部屋でのスコア書きは不自由でもあるが滑稽な感じ。筆で書いたら、と瀬木のからかいも笑えるが、バッハの頃の日本は筆だったのだなぁ、と妙な感心。
7月10日(日)瀬木デュオ 蔵王ライザ
遠藤君にオケスコアを打ち込んでもらう。池田や枝本とやっていたように、音色を指示して手弾きを繰り返すこと30チャンネルほど。プロの仕事に比べてもなんら遜色のない能率のよさ。仕上がった音は上々で、安心して写譜に出せる。ただしレコーディングと違って本番で指揮者が見る譜面にしなくてはならず、丁寧な清書が待っている。
7月11日(月)瀬木デュオ 新庄レキシントンホール
担当の高橋さんが本当によくしてくれる。この日は宿題も一旦お休みでビリヤードに燃える。高橋氏とても上手。伝兵衛と戦わせて見たい。
7月12日(火)瀬木デュオ 会津若松
歴史好きとしてはたまらない町なのだが今日は余裕なく会場の出入りのみで郡山にて宿泊。ラブラブツアー第三クール終了。
7月13日(水)松田昌デュオ 津山
懐かしい。K2の木代芳典君が担当。川辺社長もお元気だとのことで嬉。
7月14日(木)松田昌デュオ 西大寺
いつも瀬木を主催してくれるモリヤさんが、僕のために3〜4人に声をかけておいてくれて飲み会を開いてくれた。今日の主催者は別のチーム(親子劇場という名の団体だそうだ)なので多少気遣いつつもありがたく、双方よく知った仲だというので安心してお受けする。山村さんも参加。電車がなくなって岡山まで送っていただいたのには恐縮。
7月15日(金)松田昌デュオ 岡山
 
7月16日(土)成世昌平 大阪・サンケイホール
秦(かな)カナミと再会嬉。コンサート上々。盛りだくさんの上に、ゲストそれぞれ一流の芸達者で感激。和モノのよさ再発見。

サンケイホールは翌日の米朝一門会を最後に取り壊す(ただし再建)という。戦後のジャズの殿堂でもあったこのホールで最後にピアノを弾く栄誉に与ったわけだ。演歌だったけど、、、。
7月17日(日)岡幸二郎リハ 早稲田ユーザススタジオ
 
7月18日(月)月猫リハ
7月20日(水)月猫リハ
7月21日(木)月猫リハ
 
7月22日(金)月猫えほん音楽会 青山円形劇場
いい初日。子供も元気でよく受けてくれる。
7月23日(土)月猫えほん音楽会ダブル 青山円形劇場
7月24日(日)月猫えほん音楽会ダブル 青山円形劇場
 
7月25日(月)ヒダノ修一レコーディング
土井啓輔さんと5曲。ハードだが意義深いセッションだったと思う。レコ発まわりが楽しみ。
7月26日(火)月猫前乗り
ぬか煮というのをいただいた。鯖が恐ろしいほど旨かった。いまや全国どこの名物でもそれなりに出回っているのに、見るのも聞くのも初めて、というものは珍しいんじゃないだろうか。
7月27日(水)月猫えほん音楽会 北九州芸術劇場
 
7月28日(木)M's ミューザ川崎
昼の部、子供さんメインの時にある少年の質問。なぜ3人なんですか、と。
これはいい着眼点だ、ピアノトリオが一般的になった経緯を簡潔に説明してもらおう、僕も聴きたいし、と大坂に振ると、、、“ベースを積んで車移動のツアーをするのに3人が限界なんです。それも、ぼく(大坂)も小井さんも小柄だからなおさらM'sは好都合”と応えた。ナイスユーモアだったが、アンケートのなかに“いつか大きい車を買って大人数でも聞かせて下さい。”というのがあって、大受けした。なんだか感激もしてしまった。

夜の部はがっぷりとコンサート。ホール・生音・真剣勝負、というのも慣れてきたのと、同じ所で前回はオーケストラとだったこともあって、今日は実に鳴りがよく思えた。が、後半ばてていたのは否めない。
7月30日(土)ヤマハ千葉店
 
7月31日(火)岡幸二郎 池袋・芸術劇場中ホール
タッパもあってマスクもよくて、岡幸サマはスターさま。シークレットギグに近い突然の公演で、ポスターも貼られてないのに満員。この集客力は強い。ミュージカルを打つ土地、名古屋・大阪・博多くらいを回れたら楽しいだろう。

何の役もついてなくて“岡幸二郎”として歌うのは初めてで、独特の緊張感とどうしていいかわからなさがある、とは正直な感想かもしれない。

歌がうまい。アイラブユーというのがいい曲だと初めて思った。ウイルが面白かった。よくもまぁ凝りに凝った曲作り。これがポップスとしてヒットしたのだからメジャーの世界も多少期待できる部分はあるかも知れぬ。オリジナルの方の歌い方はやっぱり今風で馴染めないけれど。
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