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2月1日(火)伝兵衛DUO 長崎・水辺の公園レストラン
長崎空港雪で着陸危うし。急上昇の後旋回すること20分。

はればれと見下ろす 雲の下は雪


素晴らしい双子歌手発見。打ち上げで歌ってくれた。ユニゾンもハモリもすばらしくトーンが揃っていて、ピアノも歌もとても上手い。それだけならそこまでだったのだが、今時にもいい歌があるんだねと尋ねるとオリジナルだと言う。思わず見交わした伝兵衛の目には“ゼニになるかも”と書いてある。多分僕の目もそうだったんだろう。お互いに“やめなさいよ!”不純な大人たち。しかしこの才能は多くの人に見て聴いてもらいたいという純な気持ちは本物。
2月3日(木)セッション 銀座スィングシティ
Wabash
Everything Happen To Me
Softly As In A Morning Sunrise
I Loves You Porgy
Moment Notice
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Peri’s Scope
Cantalope Island
Joshua
Goodbye Pork-Pie-Hat
Black Nile
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Daddy Blue
So What
The Girl From Ipanema
Yesterdays
Spain

tenorsax三木俊雄
アルトsax太田剣……勢いあり。譜面も強いがどんな曲でも自分なりにアドリブをぐいぐいと持って行く力強さが頼もしい。リーダー作がまだないというのが不思議な気もする。
bass小井政都志
drums広瀬潤次……譜面強し。確実なプレイ。最後の3曲は特に独自の解釈をぶつけてくれてよかった。
総じて部活っぽい選曲を楽しめた。コンピング(バッキング)をもっと追求したいのだが、ソリストがこちらに要求というよりは気遣いをしてくれちゃうので、そのほうの勉強にはなりづらい。
2月4日(金)八戸前乗り
上久保くんのお迎えでホテルのチェックインをすませた18時半、そのまま居酒屋へ。背の高いさっちゃんと3人で飲むうち、やがてスグルも来てタマチャールズのロス話、石沢さんの近況など聞いてるうちに今夜のバンマス、ピアノの蛇口(へびぐち)ユミちゃんとギタリスト(お名前失念御無礼)登場。楽しい飲み会だが彼らは本番前。焼酎を一本空にしかけたところで8時の開演時間寸前となりAセブンへ。
ペトルチアーニフリークだと言うだけあってユミさまのピアノはタッチ強く美しく、弾き語る歌も独特の説得力。ベースの清吾さんがみっけもの。オーソドックスなラインと厭味のない音色は今時めずらしい。
2月5日(土)
生涯最高記録間違いなし。31曲一気アレンジ演奏!カラオケも作ったので62トラック録音!初日22曲(=44トラック)喜んでいいのかどうか?

01 豊年のうた 丸谷吉晴 5人
02 地球の歌 奥平純代(佐山編曲) 5人
03 ゆき 田中雅明 りょうた(中2)
04 秋が好き 平岡均三 りょうた/みき(中2)
05 おててをたたいて 野口善太郎 みおと(小1)すみよ(先生)
06 おみみのおそうじ 新井千音美 みおと
07 ご用もないのに呼んだから 矢田部宏 みおと
08 スリッパ 久保山武(佐山編曲) みおと
09 すずめのあしあと 山本芳樹 みおと
10 森のお医者さん 桜井とみお(佐山編曲) みおと
11 さむい朝(輪唱) 矢田部宏 すみよ/りょうた/みき
12 雲がすきなんです 矢田部宏 すみよ/みき
13 秋がちらちら 矢田部宏 すみよ/みき
14 秋なんだ 矢田部宏 すみよ/みき
15 蛙のひとりごと 村尾義晴 まさひろ(小5)
16 蛙とかげろう 寺西敏雄 まさひろ
17 みのむし坊主 平岡均三 まさひろ
18 ちっとも知らなかったよ 渡辺茂(佐山編曲) みおと/すみよ
19 チューリップのふうせん 山本芳樹

みおと/すみよ

20 ぼうやととうさんのにらめっこ 高梨忠雄 すみよ
21 子犬のワルツ 月岡弘一 すみよ
22 秋のおわりの赤とんぼ 小島茂輝 すみよ

2曲目、地球の歌の録音時にトラブル。電源の不安定でハードディスクレコーダーに不調。出鼻をくじかれた格好。その後持ち直して順調にいったとはいえ、因縁のある曲なのだ。

いい山さんという作詞家の作品のうち音楽のついた物をCDにしようと言う企画。その譜面集30曲収録が送られてきたので、その中の何曲をやるのかと聞いたら全部だと言うので驚いていたら、詩集の最後の一遍にすみよ先生が曲を作ったのでアレンジせよとの事で手書きのメロディ譜が送られてきた。
ファ・ファ・シ・ソ、とか、ファ・ソ・ファ・ミ・ド、とか聞きなれぬ進行が多い。歌いにくくもあるだろうと推察したが、それ以上に発注の“サンバ調”にするにはコードの割り当てがどうもうまくいかぬ。ピアノ一本だからベースラインやリズムパターンが小節ごとに変化してもいいだろうと何とかアレンジした。実に楽しい曲に仕上がった。のはいいが、それまでの(僕がピアノを弾くまでの)歌合せは“なんか変な曲”“いいから音程をとりなさい”“こんなのやだ”“わかった!もういい!”と譜面を作曲者がびりびりと破くような事態もあったとか。でも、僕に言わせれば、やれば、歌えばいいんである。その音が作っている時に彼女の耳に聞こえたのだから躊躇せず書き留めて歌えばよい。直感は間違わない。判断が過ちを犯すのである。

仕上がってみると前述の歌いにくい、耳馴染みのない箇所が逆に“オヤ”とみみをそばだててしまう効果的なフックになり、オリジナリティ溢れる、それでいて妙に親しみ易い、耳に残る曲になったのではある。めでたしめでたし。
しかしその時点であと29曲残っている。

健康増進法の関係で館内禁煙。休憩は外。雪と風の中たばこ。健康増進法で風邪っぴき。

光る雲照りかえす雪世は白し
白く
白き
真白き世

21時になったので残り9曲は翌日に残して八食センターへ寿司を食べに行く。光音はざるそば。なんとここんちのざるそばには鶏卵がついてくるのである。おだしに卵を入れて黄身をとろりといただくのが好きなんだそうだから、こちらの土地では一般的にざるそばにはウズラではなくニワトリの卵をつけるのだろうか。取材し損ねたが興味深い。でもちょっと気持ち悪い。

スグルと露天風呂。世間話をしながら何時間でも入っていられる心地。ぬる目のお湯から出ている顔だけが涼しい、、、のはよその土地のことで当地八戸では出ている顔は凍てつくかと思うほどにぴりぴりと寒いんである。この我が身のうちの落差がなんともリラックス。車をとばしてウッドカンパニーへ飲みにいく。大柄の正人が飛ばしている。一曲目のエンディングでさっそく星条旗を弾いてしまうサービスぶり。3曲ほど飛び入りした。高い声の良く出る、若いのにBBずきがもろに出ているギタリストの勇人は息子だというから頼もしい。
もう一人の若いギタリスト根岸悟も凄くて、スローブルースを24小節ソロ取っただけでぞくぞくと納得させられてしまった。楽器の出来るものがやがて自分にあったジャンルなりスタイルに辿りつく(僕などもそのタイプだろう)のではなくて、身中、心中からやむにやまれず外界へと表出せざるを得ない、説明のできぬ何物かが彼にギターを取らせて一音ずつ奔流のように、それでいて恐ろしいまでに丁寧に発音されていく。人種を超えたブルースというものの原点がそこにはある。大げさに言えばゴッホがその長くもない生涯の後半にやっと絵に辿り着いたように。 
ドラマーのサムは除隊した黒人さん。まだ若いが勉強熱心で、ある種のファンクしか叩けなかったのがウッドカンパニーに通ってブルースの基本から勉強しているという。近々上京してプロを目指すそうだ。僕も参加した正人のCDで弾いていた鳴海真太郎も今は結婚して落ち着いて暮らしていると言うし、マサトは世の中の、いろんな人の役に立っている。 
2月6日(日)
23 海が呼んでいる 矢田部宏  すみよ/みき
24 春呼ぶ水車 矢田部宏 みき
25 秋の匂い 平岡均三 すみよ/みき
26 ちょっぴりさみしい秋がいる(秀逸曲!) 丸谷吉晴 みき
27 うすむらさきの夕べ 欠塚勉 すみよ
28 秋がさようならしないのに 平岡均三 すみよ
29 村の秋 福島淳 すみよ
30 ころころ坂の秋 寺西敏雄 すみよ
31 ぼくらは山の子 北原雄一 すみよ

18時半終了。新聞社のインタビューなど受ける。録音会場はさる新聞社の所有するホールなのであった。チェックインを済ませて夜の八戸歓楽街を散策しつつスグルのおすすめの魚料理屋へと辿り着くも休店日。手近な居酒屋に落ち着く。それでもイカの刺身は甘くて旨いし、焼き鯖は30cmはあろうかというくらいの半身に脂が良くのっている。お通しに出たツブ貝のお吸い物も上品なお味で満足。
おとといのAセブンへ再び。清吾さんが来てくれてスグルとトリオで4曲。
Wabash
Stars Fell On Arabama
この2曲、キャノンボール・イン・シカゴの冒頭の2曲。国立の一軒家で山川達とコピーや練習に明け暮れた日々を思い出す。
Cute……ものすごくスイングした。それもこの3人独自のグルーブというのが演奏しながら実感できる。こういう時間は本当に幸せ。
So Nice
このあと Say It を予定してはいたがオカマっぽい客の話し声が高くなってきたので休憩にした。

テナーの松橋さんは60有余才。若い音でメロディアスに歌い上げる、とても好感度の高いスタイル。ピアノのコウヘイは土建屋っぽい体格から重くて太い音でがんがん弾いてたのもし。All The Things You Are をやってもらった後に我登場し、
On Green Dolphin Street
Milestone
あと2曲ほど。コウヘイの連れ合いが来た。出会って3日で結婚したそうだ。すごい。歌手だというのでかけつけ一曲とお願いしたら夫婦デュオで NY State Of Mind が始まった。清吾さんコード知らぬというので僕がベースを弾いた。久しぶりのウッドベースは弾きやすい楽器だったこともあって楽しかった。

ピアノに戻ってジョージアをデュオ。曲は良く覚えてないけれど、とにかく何をやっていてもコウヘイが何かやるのでおかしい。トランペットだったりスペリオパイプだったり。
大きいさっちゃんと一緒にバンドをやっているドラムの藤丸君も、最初は出渋っていたのがブルースのボーカルチューンで参加してくれてこれまた嬉。なんだかかんだか一緒にやらないとね。
2月7日(月)Four Hands Groove 目黒ブルースアレイジャパン
Blues Everywhere
Sayamambo
Dog
Bluesette
Cantalope……ちょっと遅めにしてソロをワンコードにしてみたら面白かった。小島のグルーブが凄いだけに、彼のソロ即ち僕がバッキングに回った時が弱くなる。もとより勝ち負けではないのだが、お役に立てなくて申し訳ない感じ。
攻守ところを変えて、という展開はそろそろ卒業してそれぞれのエキスパーションを活かす方向にいこうかと話す。
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You Hide Something……一拍の中に潜在する16分、3連符、はねた8分などが空間にひろがるすばらしいコラボレーションだった。こういう演奏ができると“オレのリズムもそんなに悪かない”と思えるのだが。 
Bud Powel
Soft Shoe……これもYou Hide と同じく、スピード感と緊張感を保ったゆったりとしたテンポという状況が生まれて、いい演奏だった。
On Fire……川崎の6連弾で思いついて演奏したファンクグルーブソロをここでも使ってみたら小島も同じ手法で来た。とんでもなく凄かった。Cantalope とは似て非。こういうのは楽しい。
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Aroma, Aroma,Aroma

4時半に現れた小島、ちょっと風邪っぽいかな,と言っていたのがみるみるうちに、本当に一分ごとといっていいほどにみるみる具合が悪くなっていく。インフルエンザ!?
2月8日(火)Masumi レコーディング ビクター青山スタジオ 302st
久々高田名人(ポンタボックスの初期エンジニア、今はスタジオで一番偉い人)とのコラボレーションが素晴らしかった。Masumiさんは初対面だったが、跳躍する高音もしゃくりなしでヒットする素晴らしく上手い歌手。早起きして資料を聴いた時にはピンとこなかったのだが案ずるより生むが安し。
共演すると好きになる、というか相手の良さを発見するというのは僕の昔からのクセ。才能が足りないのか、アンテナが低いのかと悩んだこともあったが今となってはもうよろしい。腰が引けることなく何にでも積極的に取り組めばいいことなのだから。今日はその意味でも勇気をもらった出会いだった。夕べ滝本とひさびさにじっくり話せたのも精神的によかったんだろう。
2月9日(水)
俳句に季語はつきものというが

常夏の国で 俳句は如何にせん
         どう作る

常夏の国で 季語をば如何にせん
2月10日(木)M's 名古屋・スターアイズ
Cheek To Cheek
You And The Night And The Music
Blue In Green
Extended Play
The Girl From Ipanema
Creopatra's Dream〜Anthony's Scream
------------------------------------------------
Peri's Scope
My Favorite Things
Joy Spring
The Song Is Ended
Yesterdays
All Blues
------------------------------------------------
Spain
2月11日(金)M's 名古屋・スターアイズ
昼過ぎまで煙草を我慢してみた。意外に平気である。内装やオーディオ、かかるレコードなどは昔ながらのジャズ喫茶の雰囲気を残しつつ、サラリーマンや女性連れの話し声もうららかな“YURI”にてコーヒーとビルエバンスと文庫本。となるとどうしてもセブンスターになりますね。

 酒たばこ 豆腐しろめし ジャズ コーヒー

これさえあれば、というのが並んだいい句だが、コーヒーを入れるくらいならもっと大事なものは思いつくので

 酒たばこ 豆腐しろめし モダンジャズ

モダンジャズとしてしまうと面白くない。そうだ日々欠かせないものがもう一つあった。

 酒たばこ 豆腐しろめし ジャズ 活字


Cheek To Cheek
You And The Night And The Music
It Might As Well Be Spring
Don't Let Me Down
The Girl From Ipanema
All Blues
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Peri's Scope
Floatin' Time
Softly As In A Morning Sunrise
The Song Is Ended
Yesterdays
Spain
---------------------------------------------------
Wish You

大坂昌彦体調悪し。演奏にまったく出ないところは相変わらずさすが。
得蔵に行く。栗コーダークァルテットと遭遇。こういうことがあるから飲み屋は楽しい。
2月12日(土)M's 大阪・ロイヤルホース
Cheek To Cheek
You And The Night And The Music
Blue In Green
Extended Play
The Girl From Ipanema
Creopatra's Dream〜Anthony's Scream
---------------------------------------------------
Peri's Scope
My Favorite Things
Joy Spring
The Song Is Ended
Yesterdays
All Blues
---------------------------------------------------
Spain
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Take Five A-Trains………選曲ミス

成谷君が来てくれてとても嬉。今度行くよ、は僕自身もよく口にするが、嘘ではなくてもなかなかミュージシャンというもの思うに任せぬ。席をとっておくとか予約を入れるとか、何時に始まるかとか、聞く人も多い。
当日気が付くと客席にいて“いやぁ素晴らしい音楽をありがとう”なんて言われちゃうとホント嬉しくなっちゃう。5時まで飲んでしまった。
2月13日(日)M's 神戸・ジャストインタイム
パラゴンが素晴らしい音に調整されている。自分のゴールドベルク変奏曲をプレゼントしてかけてもらう。い〜い音。自由への讃歌、インザベルベット、それぞれ音色がくっきりと違うのがよくわかる。ぜひ訪ねてリクエストして欲しいものである。

Cheek To Cheek
You And The Night And The Music
Blue In Green
Extended Play
The Girl From Ipanema
Creopatra's Dream〜Anthony's Scream
---------------------------------------------------
Peri's Scope
My Favorite Things
Joy Spring
The Song Is Ended
Yesterdays
All Blues
---------------------------------------------------
Spain
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Cantalope Island
2月14日(月)M's 博多・バックステージ
Cheek To Cheek
The Boy Next Door
You And The Night And The Music
Extended Play
The Girl From Ipanema
Creopatra's Dream〜Anthony's Scream
---------------------------------------------------
Peri's Scope
Floatin' Time
My Favorite Things
The Song Is Ended
Yesterdays
All Blues
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Spain

白熱。博多のお客様はいい。自分なりに楽しみながら声がけ、拍手もいい感じでステージの者をその気にさせる。大阪も似てはいるが、客のペースが勝ってしまう嫌いがある。
2月15日(火)M's 都城・千日ホール
Cheek To Cheek
The Boy Next Door
You And The Night And The Music
Extended Play
The Girl From Ipanema
Creopatra's Dream〜Anthony's Scream
---------------------------------------------------
Peri's Scope
Floatin' Time
My Favorite Things
The Song Is Ended
Yesterdays
All Blues
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Spain

1〜2曲、アドリブが湧きにくくて困った。いや困らないのだ。湧かない時は湧かないままにしていてもバンドの音楽は進む。それがバンド、パーマネントバンドというものだろう。セッションで湧かない時はしょうがないから回路を変えて、引き出しからフレーズを出したり、客に見合った何かをする。それはそれでプロの道。しかしあえて言う。真のエンターテインメントは自分を突き詰めるほどに客席に近くなる回路が成立しているところにあるのだ。
2月16日(水)M's 大分・ブリックブロック
Cheek To Cheek
The Boy Next Door
You And The Night And The Music
Extended Play
The Girl From Ipanema
Creopatra's Dream〜Anthony's Scream
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Peri's Scope
Floatin' Time
My Favorite Things
The Song Is Ended
Yesterdays
All Blues
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Spain

マーサーさんのFM生番組に出演。居合わせたお客様のリクエストに答えるなどたのしいサロン。番組テーマが素晴らしかった。ポップスからジャズまでスタンダードのコラージュ。ナットキングコールの次がジョンコルトレーン。あれまいいのかね、と思っているとロックンロールから何から出続けて最後のほうに“夕日は赤く”のイントロ。これにはしびれた。いい趣味である。
2月17日(木)M's 岡山・Mo-Gra
Cheek To Cheek
The Boy Next Door
You And The Night And The Music
Extended Play
The Girl From Ipanema
Creopatra's Dream〜Anthony's Scream
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Peri's Scope
Floatin' Time
My Favorite Things
The Song Is Ended 小井ソロ秀逸
Yesterdays
All Blues
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Spain
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Cantalope Island

長距離移動でふらふら。風邪もひいたみたい。1部はリズムの芯が見えなかった。
小井がなぜか絶好調で助かった。
今回唯一のアップライトピアノ。Mo-Graのアップライトは調整もよく好きなのだが(アップライトにしか出せないサウンドというものは確かにあるのだ)ピアニッシモの調整が最後まで出来なかった。ピアノが落ちてきてるのか、僕の技術力や精神力がそうなのか。ここんとこ恵まれているだけに(Mo-Graへの悪口ではない。為念)攻撃力が弱っているのかもしれない。
2月18日(金)M's 米子・いまづや
Cheek To Cheek
The Boy Next Door
You And The Night And The Music
Extended Play
The Girl From Ipanema
Creopatra's Dream〜Anthony's Scream
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Peri's Scope
Floatin' Time
My Favorite Things
The Song Is Ended
Yesterdays
All Blues
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Spain

全曲納得しながら弾けた。個人的に納得できてしまった時は、往々にしてアンサンブルは傍目にイマイチの場合が多いがどうだっただろうか。

町健さんと久々に飲んで愉。Hymn For Nobody は今でも聴いている、佐山の等身大があそこにはある、とのこと。嬉。ポンタボックス全盛期にしてあのアルバムあり。同じく町健曰く、あのアルバムで初の顔ジャケットは必然なりと。成行きの中でベストを尽くしているだけのことだが、振り返れば何かしら然るべくものごとが成り立っていっている様子がをかし。
注:“をかし”は可笑しいの意にあらず。興味深い、納得してしまう、(時に)切なさを意味することもあり、それらのないまぜになった妙味を言う也。

このところ急激に右目視力の低下を意識せり。米子にて夕刻の空き時間に眼科に行く。白内障の由。網膜剥離の再発にあらずして幸いなれども手術の要あり。

年とればどこかここか悪くなるは必定のところ、耳にも指にもあらず目の片方に来たりしは幸いというべし。不幸中の幸いならず。幸いというべし。一病息災の一病が命に別状のないという意味で幸いである、とは7年前の剥離の時、山下君の述べるところ。
2月19日(土)M's 京都ラグ
米子道に入ると大山連峰の雄大さに息を呑んだ

大山の裾を賑わす雲の群れ
ジャズ流す車の外は冬の雨


Cheek To Cheek
The Boy Next Door
You And The Night And The Music
Extended Play
The Girl From Ipanema
Creopatra's Dream〜Anthony's Scream
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Peri's Scope
Floatin' Time
My Favorite Things
The Song Is Ended
Yesterdays
All Blues
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Spain
2月20日(日)佐山雅弘クァルテット 久米南町
Blue In Green
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The Girl From Ipanema
Softly As In A Morning Sunrise
Yesterdays
Time Flies (三木俊雄)
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Daddy Blue
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ゴールドベルク変奏曲抜粋(Pf ソロ)
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Hymn To Freedom(Pfトリオ)
Canteloupe Island
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When ??? ??? (三木俊雄)
Cheek To Cheek
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Spain
2月21日(月)和田好正さんパーティ 京王プラザ
何度目かのトライで成功した南極大滑降のお祝いパーティ。瀬木もプンタアレナスでコーディネイトなど協力したらしい。あいさつで見詰め合う二人ともなにやらうるうるしていた。元ちゃんも入って冒険の旅路とドライバレーをお祝い演奏。アンコールでなんと福岡豊、エンちゃんが入ってデュルセ。懐かしさやなんやかやで僕もうるうるした。
2月22日(火)南佳孝 博多・ブルーノート
バカボン鈴木
鶴谷智生
高草木さん、野口君、前田さんなど来てくれて嬉。なんと美人双子を連れて伝兵衛まで現る。入れ替え制が恨めしい。せめてとばかり隣の居酒屋で休憩時間を打ち上げ代わり。
2月23日(水)南佳孝 博多・ブルーノート
今日は二部のほうにしんすけや典子。すこしはゆっくり話せた。アジア女性の会会長も久しぶりに会えて嬉。

キーボードセッティングを逆にした。エレピを左手に、生ピを右手にしたらとても弾き易い。きのうは右手で白玉、左手でソロだから面白かったが、今日はメンバーとの距離も縮まって良。昨日の不自由さくらいが音数が減って丁度良いという意見も有之とは如何。

打ち上げは新原さんのお引き回しで超おいしいサカナ屋さん。正方形の木の台に3・3が9もしくは4・4=16の直径4cmの白小皿。種類の異なったひときれずつの博多のさかな。おおとろもあったが、炙り有り、〆あり、これは豪華。と思う間に差し渡し40cmはあろうかという兜焼き。食べ切れません。
新原さんは南さんの大学(学校は別)サークル仲間だったそうである。良く続いているものである。タイプはまるで違う。ドクター柔道世界選手権(そんなものがあるのだ)3年連続チャンピオンの偉業達成記録を持つ。55〜6歳には違いないはずだがボタンダウンが良く似合う。アイビー大学生しかもスポーツ系とくればさぞかしモテタだろう。多分今も。

2月25日(金)村上??? ピアノコンサート鑑賞 代々木公園・ハクジュホール

面白かった。悲愴と月光をまっとうにコンサートホールで聴くというのもいいもんだ。
メインの田園交響楽ピアノ版が圧巻。アンコール一曲目の左手だけで弾く曲に感動した。先日もラジオで舘野泉さんの左手だけの演奏に感動していたものだ。縁と言うか流れというのはあるものである。

7階から階段で降りているとスタッフの一人が声をかけてくれて、我が家に調律に来ているヤマテピアノの人だという。取材をしたらアンコール曲はリパッティという人の曲ではないかとのこと。僕のサインを求めるので承ると、彼の車に乗っているM's1、2を出してきた。常備しているということであるな。うれしかった。
2月26日(土)DUST 四日市・サラーム
師匠本田竹広にそういうアルバムがあったわいと思いながらたどりついてみると、はたしてそれこそが由来だと言うので驚き。マスターの熊倉さんは大の本田ファンで去年のクリスマス+一周年ライブは御大にお越し願ったらしい。丁度いいので師匠の最新作の童謡アルバムを聴かせてもらった。複雑な思い。

複雑な思い(1)魂の音を確かに感じるが、そこにずっと憧れてきた人への同情や励ましがはいっていないのか?
参考資料:中村紘子談(と聞いた)今のクラッシック界は大丈夫なの?カワイ子ちゃんと身障者ばかりじゃないの。
答えの一つ:入ってようがいまいが感じたならそれでいいじゃないか。

複雑な思い(2)僕にもいつかこんな日が来るのか。その時どうするんだろう。
答えの一つ:何が来るかは運ひとつ。そのときに考えよう。
2月27日(日)DUST 新城・木の博物館

調律佐藤さんの頑張りにはいつもながら頭が下がる。小久保さんの誠実さにも感謝。ひと月ほど前に今日のダブルブッキングが発覚して、伝兵衛が大岡裁きをしてくれた。
新城の昼のコンサートのアンコールを待たず佐山だけ豊橋に送り出し(結果的にはアンコールまできちんとやって皆に見送られた。そのほうがより恥ずかしかった。)、水戸のコンサートは8時スタートにすれば両立。素晴らしい。
が、それを快く受け入れてくれた新城のスタッフがなんと、じゃぁ打ち上げは本番前にといって名古屋コーチン鍋と猪鍋をお昼ごはんにして大パーティ。涙が出るほどうれしかった。
が、飲み控え。昨日の四日市のホテルについていた温泉、まではよかったが調子に乗って久々のサウナと水風呂にて心臓に軽く衝撃、多分時たまある肋間神経痛だとは思われるがこれを機に浜離宮までは摂生モード。丁度2週間あるから10kgほどは落とせるだろう。

M's 水戸・ガールトーク
M's、、、、のはずが、、、大坂昌彦博多にて腱鞘炎につき欠席。小井政都志自宅にてインフルエンザ40度の熱を伴い欠席。大坂に関しては2日前に連絡と対応済み。Tsの三木俊雄を助っ人に頼んで変形トリオにしてあったのがDUOということに。
8時10分前に水戸駅に着いたところで三木より電話あり。お客様は何も知らされておらず7時から満員でじりじりしているという。急遽マスターに電話して事情説明をしておいてもらい、タクシーでかけつける。
僕からも経緯を話した上でDUOを始める。誰一人帰る人もなく、あたたかい水戸のお客様方に救われた。DUO演奏も良かった。僕にないジャズのダークネスを三木が、三木に少しく足りぬ華やかさを僕が、それぞれ補い合っていい時間だった。今度は最初からの予定としてきっちりやってみたい。

2月28日(月)ヤマハ千葉店
臼井店小林氏との友情で始めた久々の先生業。やっぱり向いてないから一年頑張ったらやめさせてと昨年来申し出ていたのだが許されず、4月からグループレッスンのみにすることで妥協点。
しかし一年経つと生徒それぞれに情も湧いてくるしみんな良い人、というか熱心なうえに僕のことを慕ってくれるのでこれはこれでいいもんだ。グループでディスカッションしながらその中の個人に構う時間もあって、それを見守ることであとの人も勉強になる、ようなスタイルにしようかと思う。それには5人ほどのクラスで1時間半かな。
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