リスな日々

バックナンバー その27


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2000年

9月19日 ∧∧リスのトリオ

8月の始めにアリスちち・ははアリスははの実家の近くの楽器博物館に行きました。そこのおみやげ売り場で発見!リスの楽隊がありました。ガラス細工のリスたちが楽器を演奏しているのです。ホルングッズの収集家でもある(というほどでもない)アリスははは、迷わずホルンを吹くリスを買うことは決定。他のリスはどうしようか迷った結果、ヴァイオリンとピアノとホルンのリスを買って、ブラームスのホルントリオを結成しました。アリスちちがアクリルの丸い鏡を買って接着剤でリス達を固定して、ブラームスの三重奏のできあがり。鏡には逆さトリオが映っています。

今シーズンの初噛まれは、8月の始めにアリスははの実家で起きました。アリスのいる部屋はエアコンをかけまくっていたせいか、アリスはもう秋が来たと勘違いでもしたのか、いつもはよそでは借りてきたネコのようにいい子にしてるアリスなのに、アリスはははいきなり思いっきり噛まれてしまいました。もう秋はそこまで来てるのね、と感じさせられる出来事でしたが、ちょっと時期が早かったなぁ。その後はずっといい子のアリスでしたけど。


9月13日 ∧∧リス屋敷

アリス家はリス屋敷になりました。本物のリスはアリスだけですが。ヨーロッパ出張に行っていたアリスちちは、山ほどの(ちょっとおおげさ)リスグッズを携えて帰ってきました。(以下、byアリスちち)ドイツはニュルンベルグで白い陶器のリスの置き物、フランクフルトではスワロフスキの創業10周年記念の限定版とか言うダイヤモンドをくわえたカットグラスのリスと、同じくスワロフスキの金色のチョッキを着たリスのペンダント、スウェーデンに渡ってストックホルムではマッツ・ジョンソンの手になるガラスのペアのシマリスと、ミニチュアのキタリス(3月にドイツで買ってきたものの小型版、00年3月21日の日記をご覧ください)。

でも買い損ねたのもたくさんある。ハイデルベルグでは、アンティーク屋のウィンドウに、豆粒ほどのリスの置物(金属製で銀色に光ってた)があったのに、店が閉まってて買えなかった。ぬいぐるみも売ってたけど、高かったから買わなかった(手のひらに乗るくらいで5000円)。フランクフルトでは茶色に彩色した陶器のリスがあったけど、白いリスを買ったからやめといたし、スウェーデンでは瑪瑙色したガラスのリスが5万円で売ってたけど買えないし。「ブックマーク」と称して、お手玉くらいのリスのぬいぐるみが頭とお尻に切り離されてて、それがゴム紐でつながってるのもあった(ゴム紐を伸ばし加減にして本に挟むと、本の下からはリスのお尻が、本の上からは頭がはみ出しているように見えるらしい)けど、あんまりかわいくなかったから買わなかったし。そんなこんなを全部買ってたらものすごくひどいことになったことは間違いない。今でも相当ひどい。

あと、バイロイトでは、朝のわずかなフリータイムに木立の濃いところをさがしてお散歩してたら、野生のリス。1匹だけだったけど。きちんと写真が撮れたかどうかわからない。樹を見上げて歩いてたら巣もあった。(以上、byアリスちち)ちっ(うらやましがってるアリスははの声)

かくして、加速度的にリス屋敷となっていくアリス家であった。この夏はいろいろとリス物を買いました。その話は、また今度。


9月11日 ∧∧春、夏が過ぎて、そして秋

長いこと「リスな日々」をお休みしてしまいました。この2カ月余りの間に、アリスは春が過ぎ、夏も過ぎて、今はもう秋です。この間の出来事については、追い追い少しずつ書いていこうと思います。(byアリスはは

今日は東京は朝から大雨、日の射さない暗い一日でした。アリスはなんと、冬はまだまだ遠いかと思っていたのに、午後2時半過ぎまで活動を始めませんでした。何回か起きては来たのですが、餌入れの食べ物を頬袋に詰めるだけ詰めて、また寝床へと戻ってしまいます。アリスははを見るアリスの顔は険しく・・・。

9月5日、東京は気温が下がって涼しい日となりました。アリスは午前中、この秋初の「金網ガシャーン」をしました。噛みリスの季節が今年もとうとう到来してしまったようです。8月の下旬にも、東京が涼しくなって、夏も終わったか?と思われた日の午前中に、アリスは金網ガシャーンのそぶりを見せました。まだ勢いはなかったけれど。やっぱり季節変化に敏感ね、と思ったものです。それからアリスは金網ガシャーンはしていなかったのですが、また東京に暑さがぶり返し、そしてまた涼しくなって今度こそ夏も終わりかと思われたこの日、アリスはとうとう本物の(?)金網ガシャーンを見せてくれました。お昼過ぎには、いつものようにラブリーに戻りました。その翌日の9月6日は、アリスは金網ガシャーンはしなかったものの、通りすがりの噛みリスをやってくれちゃいました。ああ、これからまたアリスはははこうやって思いがけず噛まれる日々を送らなければいけないのね。でもそれから昨日までは、アリスは金網ガシャーンにも噛みリスにもなることなく、ラブリーな日々を送っていました。(「金網ガシャーン」「通りすがりの噛みリス」については昨年・一昨年の日記をご参照ください。)

9月10日、アリスは1日お留守番でした。朝「出して出してぇ〜っ」と全身で訴えるアリスに「ごめんね、アリちゃん、いい子でお留守番しててね」と言って出掛けたアリスはは、夜中に帰ってきたら、アリスが起きてきました。タンス小屋から「出る」と言うので出してあげて、ラブリーな様子のアリスだったのですが、その後一旦寝たアリスがまた起きてきた時に、アリスははが「出るかい?」とタンス小屋の中のアリスに差し出したその手に、アリスはいきなりガブゥ〜ッ!噛みついたのでした。さっきのラブリーだった時のアリスの顔と顔付きが違ったことに気が付かなかったアリスははがいけないのね。。。(涙)

そして今日、アリスは午前中起きてこないリスでした。この1カ月くらいは午前中は犬のぬいぐるみの背中のカゴの中で寝たり寝そべったりして過ごしていましたが、それでもお昼前には活動を始めていました。今日は、なぜだかすぐに犬のぬいぐるみをひっくりかえしちゃって、犬の背中で寝ることができずに寝床にもぐっていたようですが、それでも午後2時半過ぎまで起きてこないというのは、真冬のリスのようだ。寝床も、夏のティッシュ箱の寝床から冬のカバンの寝床へと引っ越していました。2〜3日前から、それまではこの夏の間まったく使っていなかったカバンの寝床に貯食を始めていました。8月後半くらいから犬の背中のカゴに食べ物を貯めまくっていたのを(こないだアリスははが大処分をしちゃって量はかなり減っていたのですが)昨日、今日で全部カバンの寝床に移していました。ティッシュ箱の寝床のお布団(ティッシュ)をカバンの寝床に移したりもしてました。そして、今日、アリスが駆け巡る部屋のあちこちに分散貯蔵してあった食糧を回収しまくっていました。カバンの寝床への貯食がガンガン始まっています。

すっかり秋になりましたという今日、アリスははは通りすがりの噛みリスにやられてしまいました。と言っても、ちょっといつもの通りすがりとは違って、そのちょっと前にプチトマトを洗ってアリスにあげたのですが、その匂いが手に残っていたのでしょう、アリスはアリスははの手の匂いをかいでそのままガブゥ〜ッ。「アリちゃん、だめでしょ!」って言って反対の手でアリスをアリスははの手から引き離したら、その反対の手を今度はガブガブ。はぁ〜っ、流血の日々がやってまいりました。


6月27日 ∧∧縁日(6月29日記載)

某商店街の縁日の露店でシマリスを売ってました。1回200円のくじで16点集めるともらえるらしい。1回のくじで1点〜5点が出るみたい。買うこともできるようで、1匹3000円。思わずくじひいちゃいそうになっちゃいました。うちにはアリちゃんがいるからやめといたけど。他にはハム(いろいろなの)、くわがた、カメ、イグアナなどがいました。リスを3匹お買い上げの親子がいたなぁ。ハムをケージに入れて持ってた子供もいた。アリスははがシマリスのケージのとこに行ったら、リスがわらわら寄ってきました。うふふと思いながら、ふと横のケージを見ると、イグアナもわらわら寄ってきてました。い、いつのまにこんなたくさん・・・。


6月23日 ∧∧びわ(6月29日記載)

お中元でびわを頂きました。すごく立派なの。びわなんてなかなか自分じゃ買わないので、アリスもびわを食べる機会はほとんどありませんでした。アリスちちがどっかで拾ってきたビワだかイチジクだかをアリスにあげたことがあったような気がする。その時は喜んで食べていたっけ。で、頂いた立派なびわを丸ごと1つアリスにあげました。アリスは、自分の胴体ほどの大きさのあるびわをがしっと抱えて皮をむきむき、はぐはぐと食べていました。満足するだけ食べては顔を洗い、お散歩からタンス小屋に帰ってくるとまたびわを発見しては食べ。これだけ食べるのに丸2日かかってしまったので(アリスが寝ている間はびわは冷蔵庫へ)、それからはアリスははが食べるびわを少し包丁で切り取ってアリスにあげることにしました。それでもアリスは大喜びです。


6月22日 ∧∧またしてもリスネクタイ(6月29日記載)

駅構内によく出てるネクタイ・ベルト・バッグの売り場。ちょっとのぞいてみたら、あったあった、リスネクタイ。ぱっと見たらすぐにみつかった。1本1000円。3色色違いであったので、3本買っちゃいました。前はいくら探してもみつからないと思っていたリスネクタイ、最近よくみつけます。デパートのネクタイ売り場ではなかなかみつけられなかったのに、1回だけみつけたことがあったけど高いからどうしようって迷って結局見送ったのだけど、駅やスーパー系の方がいろいろ売ってるみたい。しかも安い。それとも、最近ブレイクしてるのか、リスネクタイ!?


6月16日 ∧∧大宮りすの家に行ってきました(6月28日記載)

アリスははは、某掲示板のしまりす飼いさんたちと「大宮りすの家」に行ってきました。ここのシマリスたちは、相変わらず毛並みもよくシッポも立派で元気いっぱい健康そうでした。毛並みはアリちゃんの方がきれいだけど、シッポは・・・アリスの短いシッポを思い出しては悲しくなりました。。。大宮りすの家には、しっぽ切れのシマリスがほとんどいないなぁ。すごいなぁ。耳のちぎれた子や毛の抜けた子もあまり見当たらないし。(ここでは、病気やケガのリスたちは別の管理棟で療養中です。)

ここ大宮のシマリスのしましまを見ると、アリスとは種類が違うなぁと感じます(99年5月15日の日記参照)。色が違う。ここのシマリスのしましまは、一番濃い色はほとんど黒に近い茶(もうこげ茶の域を越えてるかもというくらい)で、色の濃い部分と薄い(白い)部分の違いがはっきり分かれていて、しまがはっきりくっきりしてます。アリスのしましまは、一番色の濃いこげ茶の部分も、その両サイドを赤茶色に囲われて、淡く感じられます。色の濃い部分と薄い部分は、茶色と白とでだんだんと色が変わっていて、ぱっと見た感じでは境がはっきりしていません。そして、腰からお尻にかけて全体に赤茶がかってます。大宮りすの家でもペットショップでも、一目瞭然でアリスとは色が違うなぁと感じられます。それと、大きさも。大宮のシマリスたちは、全体的にみんなちっちゃかった。子リスもいたんだけどね。家に帰ってアリスを見ると、「でっかい」と思ってしまいます。

警戒中のリスたちを見ました。数匹のシマリスが同時に固まっていました。アリスの警戒中とおんなじ。何だろうと思ったら、ヘリコプターが飛んでいたのでした。ヘリコプターが行っちゃったら、1匹は固まってたのが解けて動き出したんだけど、もう1匹のリスはいつまでも固まりっぱなしでした。だいぶ経ってから、ふるふると大きく呼吸をし始め、身動きを始めました(アリスもこんなことよくあります)。アリスも、前に住んでいた家では、飛行機が通る度に固まっていたっけ。飛行機はアリスははには音が聞こえない距離を飛んでいました。でも、走り回っているアリスが突然ぴたっと止まるのです。アリスははの肩の上やソファの上なんかで。それで、窓の外をのぞいてみると、遠くを飛行機が飛んでいるのが見えるのです。アリスには音が聞こえていたのかしらね。

警戒して鳴いているシマリスの声も聞きました。リス放し飼い施設の外をネコが通っていたようです。数匹のリスが甲高い声で鳴いていました。アリスの怖い時の鳴き声とは違っていました。アリスではあまり聞いたことのないような声でした。この日は、エゾリスもニホンリスも姿を見せてくれなくて残念!


6月15日 ∧∧悲しきとんがらし

昨日、事件は起こった。部屋でアリスははがふと気が付くと、アリスが床を這いずり回って。蛇行する濡れた跡。このナメクジ状態、前にも見たことが。忘れもしない、3年前の夏の日。テーブルの上に唐辛子の袋が口を開いていた。そこへアリスが。でも大丈夫、アリスがこんなもの口にするわけない。アリスはかしこいから、食べられる物か食べられない物か、おいしい物かまずい物か、食べる前にちゃんと見分ける。それに、初めての物は、よほどおいしい物でない限り、最初はさんざん匂いをかいで、それでも口にしない。と、アリスははは過信していた。油断していた。ちょっと目を離したそのすきの出来事だった。ふと気が付くと、アリスがテーブルの上で這いずり回っている。よだれをだらだら垂らしながら。口をテーブルにこすりつけながら。アリスの蛇行する跡がびしょびしょに濡れている。テーブルの上には、齧った跡のある唐辛子が・・・。ぎょえ〜っ!あわててアリスの口をぬれティッシュで浸したり、氷をくるんだティッシュで冷やしたり、水と牛乳を飲ませたり。もう口は赤くはれ上がってしまって。心身のショックからか、アリスはその後はしばらくタンス小屋の中で横たわってたっけ。

昨日、アリスのナメクジ姿を見た瞬間に、その時のことが鮮明に脳裏によみがえった。でも、ここは密室の中。アリスに食べられてまずいもんなんかあろうはずがない。ましてや唐辛子なんて。と思いつつ、床を念入りに検証。すると、怪しき物体が床に。1.5mmほどの白くて丸い物が。手に取って見ると、どうやら唐辛子の種のような気が。しかもちょっと切れ目が入ってる。でも一体、なぜこんな所にこんなもんが!?はっ!そういえばさっき、スパイスミルの後に置いてあった輪ゴム入れをこっちの部屋に持ってきたんだった。アリスは輪ゴム入れに「なになに?」と言っていた。輪ゴム入れに唐辛子の種がくっついてきちゃってたんだ、きっと。ああ、哀れなアリス。ごめんよう、アリス。すぐさま、たっぷりの牛乳を飲ませたら、今回は軽かったようで、すぐに平常のアリスに戻ってた。口もはれてないようだし。ふう。

(注:牛乳は、お腹をこわしちゃうリスもいるので、本当はあげない方がよいです。アリスは牛乳は大丈夫な子なのであげちゃいましたけど。なんでアリスが牛乳が大丈夫だってわかってるかというと・・・昔、牛乳をあげちゃいけないなんて知らなくってガブガブ飲ませてたから×××)


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