リスな日々

バックナンバー その8


最新号
← バックナンバー その7 | バックナンバーインデックス | バックナンバー その9 →



1998年

12月21日 ∧∧最近のアリス

11月25日の日記に「冬眠したいモードは終わったようです」と書きましたが、やはり終わったようです。そして、アリスの季節は、すっかり冬になりました。毎朝ちゃんと起きて(お寝坊さんだけど)、普通に生活して、毎冬のように午後3時頃に寝ます。

今年はやはり、あまり噛みリスにはならずに終わりそうな気配です。アリスは、特に噛みリスの時期に、新聞・広告などの紙やポリ袋をガサガサと音を立てると、怒って噛みに来ます。今年もさすがに、そんな音を立てると噛みに来ますが、ぬいぐるみを代わりに噛ませるという防御策がほぼ成功しており、ほとんど噛まれずにすんでいます。と言っても、つい数日前も、防御する間もなく、気づいたら手を噛まれていて流血しましたけど。

12月8日の日記に書いたクシャミの頻発は、それから間もなく良くなりました。医者に連れて行く必要は無さそうです。


12月18日 ∧∧東山動物園の「小鳥とリスの森」

今日は、東山動物園に行ってきました。アリスは一日お留守番でした(ごめんよ〜アリちゃん)。「小鳥とリスの森」を取材してきました(訪問レポートを作成しますので、詳しくはそちらをご覧ください。)(できました!どうぞご覧ください)ここは、金網で囲われた野外のような施設にニホンリスといろいろな鳥が放し飼いにされています。ニホンリスは、いくら見てても見飽きないです(もちろん、シマリスも)。平日で人も少なく、ほとんど貸切り状態でした。おかげで、見かける度に、写真を撮りまくれました。野鳥の会の人がすごく大きな望遠レンズ付のカメラで写真を撮ってて、小さなカメラとデジカメのアリスはは悲しかった(しかもうまく撮れてないことが多い)。以前は、シマリスのふれあいコーナーもあったんですが、もう無くなってしまっていて、10匹ほどのシマリスがケージ内飼育されていただけでした(しかもほとんどが冬眠中)。夜行性動物を集めた自然動物館では、反復横飛びもどきのムササビ、走るモモンガ、跳び回るトビウサギ・トビネズミなど、貴重なものを見させてもらいました。朝ちょっと遅くなっちゃったので、ニホンリスに会えるか心配しながら、動物園の一番奥のリスの森までまっしぐら、途中にいたサイの巨大さに一人「おっきい〜っ」と叫びながら、速足で駆け抜けて行ったのでした。うん、動物園はちょくちょく来なきゃいかんな〜、と思った一日でした。


12月15日 ∧∧オニグルミを齧りました

アリスは、カシグルミもオニグルミも自力で割ることはできません。いつも、カシグルミは割れ目を入れて今にも割れるようにしてあげてから、オニグルミは完全に割ってあげてから、アリスにあげています。ニホンリスはクルミを割ることができますが、シマリスは、骨格の構造上、ほとんどの子がクルミを割ることができないようです。

一昨日、先日拾ってきた生オニグルミを割ろうとしたところ、割れはしないで殻の一部が欠けたような形になりました(中身は出てきてませんでした)。それをアリスに与えたら、その欠けた部分を取っ掛かりとして、殻を齧って粉々に砕いていき、殻の半分ほどを齧り取って、とうとう中身をゲットしました。アリスがオニグルミの殻を自分で割ったというのは、初めての快挙です(と言っても人の手が入ってますけど)。シマリスは、その多くが、あの小さなあごの骨格では丸ごとのオニグルミを割ることができませんが、齧り始める取っ掛かりさえあれば、オニグルミの殻を齧ることはできる、ということのようです。

その場面に守山リス研究会の方がいて、クルミの殻が半分齧り取られて残った部分を見て、「ニホンリスのクルミの割り口と比べて、割り口(齧り跡)がきれいではない」と言っていました。ニホンリスは、クルミの殻の節目に歯を当てて齧って、殻を真ん中できれいに2つに割ります。アリスが殻を削っていった齧り口とは全然違うわけですね。また、ニホンリスがクルミを割る時間に比べて、アリスがクルミの殻を齧っていた時間は長く、「やはりずいぶん時間がかかるんだね」と言っていました。なにしろ、自分の体に比べてずいぶん大きなものを齧ってるんですものね。


12月12日 ∧∧冬は毎日お昼寝、が始まったかな?

今日、お昼前に、アリスがブランコで丸くなりかかっていました。アリスは、毎年冬は、お昼頃にお昼寝をします。以前は「アリスの国」のアリスのタオルの上で、昨年ブランコが登場してからは、ブランコの上で、丸くなってお昼寝を始めます。そこにアリスははが近づいてアリスを手でポンポンとすると、アリスはアリスははを見上げ、腕から肩に登り、アリスははの服の中にするりと入ってきて、そのままお昼の眠りにつきます。今日、とうとうお昼寝の季節が始まったかな、と思い、ブランコのアリスをお迎えに行ってみました。するとアリスはまず、アリスははの手をかじかじ(10月12日参照)しました。手をかじかじは、最近毎日のようにされています。日なたにいると手をかじかじする習性(?)があるようです。アリスに噛まれてできたカサブタや半生傷までも歯でガジガジされて、とても痛い(今年はほとんど噛みリスになっていないとはいえ、それでも時々噛まれています)。そして、ひとしきり手をかじかじしてから、アリスははの服の中に入ってきて、お昼寝を始めました。昨年までも、ブランコからアリスははの服の中に入る途中で手をかじかじしていく、というパターンはよく見られました。

服の中で眠るアリスを、アリスはははしょっちゅう覗いて見ています。いつ見ても、何回見ても、すんごいかわいいっっっ!!(お見せできないのが残念。)今日は、仰向けに丸くなって目はまだほとんど開いているアリスの姿や、横になって丸くなって寝ている姿や、真ん丸いシマシマだけの物体を、見ることができました。最近は夜もしょっちゅうこんな姿を見ています。アリスははの冬・春の楽しみです。


12月10日 ∧∧心揺れるアリス

別の家に行っていた間のエピソードをまた1つ。アリスが物陰から出てきて何かを食べていました。見ると、ポテトチップスでした。アリスの大好物だったりします(本当はそんなもの食べさせちゃいけないんだけど!)。とりあげたいんだけど、とろうとすれば、頬袋にしまっちゃうに違いありません。で、別の食べ物を見せびらかしてポテトチップスをポイッってさせようと思いました。でも、すぐ近くにあったのは、トリ餌。あまり魅力的な食べ物ではなかったけど、とりあえず試してみました。アリスの反応は・・・差し出されたトリ餌に割とすぐに気づき、「あ、トリ餌がある、でも、こっちにはポテチが、あ、あ、あ、あ、、、」と、トリ餌とポテチの間で揺れ動き、でもやっぱりポテチだ、と再び食べ始めました。そのさまよう様子は、とても笑えました。結局、アリスが食べているポテチをつかんでバキッと割って、半分ほどとりあげました。

こんなケースは、珍しいです。アリスは、何かを食べている時に別の食べ物を鼻先に差し出しても、普段はなかなか気づきません。鼻にツンツンと食べ物をくっつけてみても、気づかなかったりします。新たな食べ物が今食べている物よりも魅力的であることにやっと気づくと、今食べている物をポイッとして、はしっと新たな食べ物を受け取ったりもします。必ず成功するのは、くわえたティッシュをとりあげる時。巣材にするために口にくわえたティッシュがいけないもの(汚いなど)だったときに、そのティッシュを手でとりあげようとしても、アリスはギューギューと鳴きながら必死に抵抗します。でも、食べ物を持ってきて差し出すと、アリスは一瞬迷ってから、ティッシュを口から吐き出して食べ物をはぐはぐします。その隙に、ティッシュを処分しちゃいます。いつ見ても楽しい光景です。


12月9日 ∧∧ぶらさがりリス

今日、ソファに座って靴下をはいていたら、アリスに噛まれた。気が付いたらアリスははの手にアリスが食らいついてぶら下がっていた。むー


12月8日 ∧∧久々に戻ってきました

しばらくの間、アリスとアリスははは別の家に行っていました。そこでのエピソードを少々。まず初日、家に到着してアリスをケージ(なんと、タンス小屋2号!)に入れようとして、はっ!寝所がない!今までに何回か来た時に使用していたティッシュ箱とその中の巣材は、前回来た時に処分してしまっていたのでした。空のティッシュ箱と、持ってきた冬用の巣材(毛のセーター)はあったので、仕方なく新品のティッシュをたくさんティッシュ箱に詰め込んでから、アリスを移動用ケージから移しました。アリスは既に寝ていたのですが、やっと狭いケージから出してもらえたと思ったら、寝所が新品、さぞかし「え〜〜〜っっっ」と思ったことでしょう。寝所に入ってから、ティッシュを引き裂いてほぐしてベッドを作らなくてはなりません、かわいそうでした。

数日前、アリスが、高い所からほこりっぽい場所に落っこちてしまいました。その直後、かなりクシャミを連発していました。いつまでたっても止まりません。とりあえずは収まったものの、その後もずっと頻繁にクシャミを連発しています。鼻息で音が鳴ったりもしています。今もまだクシャミを頻繁にしています。いつまでも続くようだったら、医者に連れて行かなければだめだなぁ。


最新号
← バックナンバー その7 | バックナンバーインデックス | バックナンバー その9 →


アリスの国の入り口へ
おたよりお待ちしています