幕末維新ミュージアム・京街道を往く 幕末維新大坂散歩

   
        
                            大坂と幕末維新


       大坂は、京街道起点というばかりでなく、幕末維新とのかかわりが大変深いところです。西国からの入京の玄関口とでもいうべき地
    理的位置にあり、また天下の台所 としての役割から諸藩大坂藩邸(蔵屋敷)が存在するなど幕藩体制下で中枢的役割を果たしてきたと
    ころでもあります。
      このような歴史的事情から緒方洪庵の設立した「適塾」など汎列島的な役割を果たした動きが生まれる必然があったといえそうです。
    適塾からは幕末維新に際して大きな役割をになった人材がたくさん出ています。
    鳥羽伏見戦に際して大坂城は旧幕軍の司令部であり、幕軍は京街道を大坂から進撃し、数日後同じ道を敗走するという経過をたど
     りました。京街道は変革の性格を根底から変える舞台の役割を果たしました。
     文久から慶応にいたる期間、新選組の足跡も大坂に鮮やかにしるされています。
     幕藩体制を揺さぶる大塩平八郎の乱を変革のさきがけとみるならば、大坂はこの点でも汎列島的な役割を果たしたというべきでしょう。

                   
                       ◆CONTENTS◆                                   
プロローグ
大坂・京橋


ロマンチック街道分岐点 
第1部
水の都


開かれた町・・・
第2部
大塩が往く


経済という視界

第3部
福沢と大村


どこまで先が見えるか
第4部
新選組@


消えた活動
第5部
新選組A


無念の帰還

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