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山田正紀作品 ミステリ以外で東風が読んだもの 2002/08/12


◆わたしが読んだことのあるSF・他ジャンルの山田正紀作品

『神狩り』 1974(デビュー作)
読後感はSFじゃなかったです。23歳でこれはすごい。

『氷河民族』 1977(『流氷民族』としてハルキ文庫より再刊=1999)
とにかく好きな作品。SF、なのかなぁ? 

『幻象機械』 
こういうこともできる人なのか、と思いました。

『襲撃のメロディ』 
これはSF。コンピュータがテーマで、いま読んでもおもしろかった。

『ふしぎな国の犯罪者たち』 1980/文春文庫 1983
ミステリっぽいんだけどミステリじゃないんだけど、おかしい味。

『少女と武者人形』 /文春文庫1985
これは、いいっ! 借りて読んだけど返したくなかった(笑) 幻想短編集で、表題作「少女と武者人形」はぞくぞくしました。  >>詳細

『たまらなく孤独で、熱い街』 1984
90年代後半の基準ならミステリかも。『鏡の殺意』や『女囮捜査官』につながっていそう。

『エイダ』 
最近の、SFらしいSF作品。読み応えあり。

『宇宙犬ビーグル号の冒険』 1990
タイトルは有名SF作のパロディ? 最初・第二・第三・最後の冒険の計4編からなります。地球は宇宙犬によって守られているのだ! しかも名前がシシマル。


少女と武者人形(文春文庫) 1985

これは幻想的な短編の短編集です。幻想というか、ふつうとはちょっと違うというのが含まれているということで、内容的にはミステリの範囲内と言えるものから、不可思議なもの(いまの定義だとホラーになるのかなぁ)までいろいろです。

1. 友達はどこにいる

ケチなゆすりが死んだ。「あなたのことを書いたものを友達に預けている」と言っていたのを心配し、その友達を探すが……。

2. 回転扉

一流ホテルの回転扉。選ばれた者しか通すことはない。見るからにみすぼらしい青年が扉に跳ね返されたのを笑ったが。

3. 撃たれる男

一対一の銃撃戦。死闘の果てに。

4. ねじおじ

ねじのように走り続ける男を見て……

5. 少女と武者人形

武者人形の剣に血が噴き出すのを見た少女。剣に血が噴き出すと人が死ぬ……そして。表題作。この本のなかで一番幻想的で、好きな作品。きれいな映像が目に浮かびます。

6. カトマンズ・ラプソディ

頂上を征服するよりも後方支援を好む山男。男に待たされた続けた恋人は。

7. 遭難

大雨で車がスリップ、道路脇の崖で立ちすくむ。車が通るが気づいてくれない。こんな町に近いところで遭難してしまうのか?

8. 泣かない子供は

泣かない子供はネズミをとる。その言葉が耳から離れない男。

9. 壁の音

両親を失い、祖母も亡くし、でも哀しくない。恋人はいるが、恋をしているのだろうか。人としておかしいのだろうか。そんなとき別れた恋人が自殺して。

10. ホテルでシャワーを

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