ミステリ・推理小説
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ミステリ・推理小説のページ 2002/05/05

ミステリと東風(わたし)

最初にはまったミステリは、アルセーヌ・ルパン。子供向けの世界文学全集に『怪盗紳士』(ルパンシリーズ第1作)が入っていて、これがルパンとの出会いでした。その本を何度読み直したことか……その後、ポプラ社の児童向けルパンシリーズ(南洋一郎訳)を読みふけることになります。

最近はポプラ社のルパンシリーズが様変わりしているようで……書店で最近の版を見てかなりショックを受けてしまいました。

小学校低学年のときには、別の子供向け文学全集に入っていた『りんご園のミステリー』と『きつねのめいたんていコンティ』もよく読んでました。いずれもオリジナルの児童向けミステリですが、なかなかおもしろかったです。コンティはいまでも読みたいくらい。『りんご園…』は、いま思えばクイーンの国名シリーズの某ネタです。どちらも探せば家にあるのかなぁ。

小学校高学年では、前述したポプラ社版ルパンシリーズを読みまくりました。当時32巻くらいは出ていて、全部読んでいたはずです。『8・1・3』や『奇岩城』といった有名作のほかでは、ルパン最後の事件が印象的でした。だって息子が出てくるんですよぉ。一方でスポーツカーをぶっ飛ばすあたりルパンらしさも全開で。緑の目の少女、カリオストロ伯爵夫人、etcetc バーネット探偵社ものも好きでした。

中学生になって、一般向けのミステリを読み出します。はじまりは、エラリイ・クイーン。厳密にいえばバーナビー・ロスですけど*。こうしてみると海外ミステリ一直線ですね。で、ハヤカワミステリマガジンを愛読していたのも中学から高校の頃でした。

*『Xの悲劇』『Yの悲劇』を立て続けに読んだのが最初。『Zの悲劇』『レーン最後の事件』を合わせていまはクイーン四部作と呼ばれますが、当初これらはバーナビー・ロス名義で発表されたのです。

大学生時代にもうひとつの転機がありました。ゼミの先生が海外ミステリに詳しくて、その影響で、P・D・ジェイムズを知る。そしていまも英国本格ものが好きです。古いところではドロシー・セイヤーズ、現役ではP・D・ジェイムズはもちろん、レジナルド・ヒル。

90年代後半から、ミステリーMLに参加したり、創元推理倶楽部分科会に顔を出し始めたりして、日本のミステリも読むようにもなりました。それでもやっぱり一番すきなのは、英国ミステリかな。

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