図書館員のコンピュータ基礎講座

Unicode(インドネシア・オセアニア)

【2023-02-19更新】

Unicodeの字種の表です。
下表のリンク先のページに、十六進数の数値文字参照で記述した文字コード表を掲載しています。文字コード表中の文字は、環境によっては文字が正しく表示されない場合がありますが、各ページからリンクしているPDFでは正しく表示されます。

文字ブロック Unicode範囲 説明
バリ文字 Balinese 1B00~1B7F インドネシアのバリ島で用いられるバリ語の文字で、アクサラとも呼ばれます。
バタク文字 Batak 1BC0~1BFF インドネシアのバタク族(バタック族)が用いるバタク語(バタック語)の文字で、バタック文字とも呼ばれます。
ブギス文字 Buginese 1A00~1A1F インドネシアのスラウェシ島(旧セレベス島)で用いられるブギス語(ブギ語)の文字で、ブラーフミー文字のひとつです。ブギ文字とも呼ばれます。
ブヒッド文字 Buhid 1740~175F フィリピン先住民が用いた文字で、現在では、マンヤン族がブヒッド語を表すために用いられています。
ハヌノオ文字 Hanunoo 1720~173F フィリピン先住民が用いた文字で、現在では、ミンドロ島の住民がハヌノオ語を表すために用いられています。
ジャワ文字 Javanese A980~A9DF インドネシア・ジャワ島の中部・東部で話されているジャワ語の文字です。
カウィ文字 Kawi 11F00~11F5F 8世紀から16世紀まで、インドネシア、ジャワ島、バリ島などで用いられたブラーフミー文字由来の文字です。古ジャワ文字とも呼ばれ、現代ジャワ文字の母胎となりました。主に韻文を書くために用いられたため、「詩人」を表すサンスクリット語kaviが名前の由来となりました。
マカッサル文字 Makasar 11EE0~11EFF インドネシアの南スラウェシ州に住むマカッサル族が用いるマカッサル語の文字です。
レジャン文字 Rejang A930~A95F インドネシアのレジャン族(ルジャン族)が用いるレジャン語(ルジャン語)の文字で、ルジャン文字とも呼ばれます。
スンダ文字 Sundanese 1B80~1BBF インドネシアのジャワ島の西部で話されているスンダ語の文字です。スンダ文字補助には、句読点が含まれています。
スンダ文字補助 Sundanese Supplement 1CC0~1CCF
タガログ文字 Tagalog 1700~171F バイバイン文字やアリバタ文字とも呼ばれる、スペイン植民前にフィリピン先住民がタガログ語などを書くために用いていた文字です。
タグバヌア文字 Tagbanwa 1760~177F フィリピン先住民が用いた文字で、現在では、タグバヌア族がタグバヌア語を書くために用いられています。
参照・参考文献
  • The Unicode standard, version 4.0 / the Unicode Consortium ; edited by Joan Aliprand ... [et al.]. Addison-Wesley, c2003 [b]
  • Unicode標準入門 / トニー・グラハム[ほか]著 ; 乾和志, 海老塚徹訳. 翔泳社, 2001.5 [b]
  • 文字符号の歴史. アジア編 / 三上喜貴著 共立出版, 2002.3 [b]
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CyberLibrarian : tips on computer for librarians, 1998-