雑木林があればだいたい薪は拾える。あくまでも落ちている枯れ枝を使おう。生木を折ってはいけない。日光の良く当たる場所を選べば、比較的乾燥した薪を集めることができる。乾燥している枝だけを集めたつもりでも多少なりとも湿気っているが、足で踏み付けてパキッと折れるものならとりあえずは大丈夫。
集めた薪は40cm程度の長さに折る。足で踏みつけて折るのが手っ取り早い。折れないものは鉈などを使っておおまかに長さを整える。新聞紙など着火材を用意して、細い小枝(太さ3〜5mm以下)を「合掌型(三角錐型)」に組む。細かい枝を置いてから、徐々に太い枝にするのは、基本編と同様。だだ枝が完全に乾燥していない場合が多いので、最初の小枝の量は多めにするのがポイント。
着火材に火をつけても、乾燥している市販の薪と比べ、火付きが悪い場合が多いので、本火になるまで目を離さない方が良い。後は基本編と同様に、火の勢いを見ながら、細い薪から太い薪へと燃え移らせていく。「火を育てる」という感覚を忘れずに!
ある程度熾きができたら、随時薪を投入して火力をコントロールする。基本編と同様だが、自然の薪が火付きの悪いことを考慮にいれ、早めの投入を心がける。
自然の薪の場合、上の写真のような状態になっても安心はできない。完全に乾燥した薪がたっぷりあれば問題ないが、前述したように拾った薪は、乾いているようでも水分をかなり含んでいる。太い薪になればなるほど、シューシューと水蒸気を出すばかりで火がなかなかつかずくすぶってしまう。そのままにすると、水分に熱を奪われ焚き火が消えてしまう可能性も高い。そこで何をするかというと、焚き火で薪を乾燥するのだ。焚き火の回りに、太めの薪を火のつかない程度の距離に置いて乾燥させる。乾燥したら燃やす。これができれば濡れていようが、水分量が多かろうが、薪さえあればいつまでも焚き火を続けられる。
残っている燃えさしや炭になってしまった薪の燃え残りを中央に、やはり三集めて積み、燃えつきやすくする。この時も空気のが流入しやすいよう積み重ねよう。中央に集中すれば、火種だけでも火力が強くなる。周辺の黒く炭になりかけた燃えさしを、火鋏でまめに拾い上げて、できる限り燃え易いようにするのがポイント。ただ消火するだけであれば、ある程度の段階で水をかけ消すこともできなくはないが、ちょっと無粋。真っ白な灰にする、これはタキビニストの儀式でもある。時間と場所が許すなら、真っ白な灰になるまで焚火を楽しみたいものだ!
代表的な形状のひとつが、Uの字に石を組む方法でこれはひとつの鍋などを熱するには効率がよい。大きめな石を6~10個ぐらい用意をして中に40cm四方の空間ができるようにコの字型に組む。風上が開くようにする。高さは薪の大きさにもよるがキャンプ場で調達できる薪なら、20~25cmの高さで十分だ。あまり高くすると燃焼効率が悪くなる。
もうひとつの代表的な形状は、石をある程度の間隔(40cmぐらい)を開けて平行に積む方法。これはひとつのかまどに複数の鍋をかけるのに都合がよい。風上と風下が開くようにセッティングする。空気が通り易いので、より大きな火力が得られる。安定感があり、高さが揃うように石を組むことが大切。
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