伊豆諸島のクワガタムシ


ハチジョウネブトクワガタ

(Aegus laevicollis fujitai Ichikawa et Imanishi)

分布 八丈島

あなたは平成11年2月11日以降人目のお客さまです。

 八丈島特産のクワガタムシで、本州や他の伊豆諸島に生息する

ネブトクワガタに比べ大腮の発達が悪く腹部末端の形が異なっています。

大形個体は、非常に少なく大歯型はいないとされていたが近年大形個体も

採集されたがほとんどが20mm前後の小型個体です。

また、小笠原諸島には別種のオガサワラネブトクワガタが生息しています。

1.成虫の生態

(1)比較的個体数は多い。

(2)広葉樹の樹液に集まるが、アザミの樹液に多数集まってる様子が観察

  されている。

(3)燈火にも集まる。

(4)倒木の下に潜んでいることも多い。

2.幼虫の生態 

 成虫はネブトクワガタによく似ていますが幼虫の食性は異なり、ネブトクワガタは赤く腐った針葉樹の

朽ち木をを食べるのに対し、ハチジョウネブトクワガタは朽ち木の下の泥状態の腐食物を食べます。

(左から泥の中の幼虫、朽ち木の下の小型の雄)

 

 

 

 

 

 

 

 


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