伊豆諸島のクワガタムシ


チビクワガタ

(Figulus binodulus Waterhouse)

分布 御蔵島、八丈島 

あなたは平成11年1月24日以降人目のお客さまです。

 チビクワガタは名前の通り9mm〜16mmくらいの

小型のクワガタムシです。この他、伊豆諸島にはさらに

一回り小さいマメクワガタマダラクワガタが生息して

います。

 小型のクワガタムシですが生態はどう猛で成虫は他の

昆虫の体液を吸って生活しています。

 幼虫は他のクワガタムシのように朽ち木を食べて育ち

ます。

 燈火にも集まってきます。

八丈島では、ふつうに見られます。

1.形態

 本州に分布するものと違いはありません。

2.生態

 本州に分布するものと違いはありません。

成虫で越冬する。

 成虫は肉食性で他の昆虫を食べるが共食いもする。

 朽ち木の中で生活し、倒木などを割ってみると1年中見つけることができる。

(右は蛹室の中のチビクワガタの蛹(飼育))

3.口器の特徴

 チビクワガタやマメクワガタ、ルイスツノヒョウタンクワガタなどの口器

は、他のクワガタムシとは異なった形をしています。クワガタムシの成虫は

ブラシ状の口器を持っていますが、肉食性の強いクワガタムシの口器はブラ

シが内側に曲がるという共通した特徴を持っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (左から朽ち木の中で越冬中、カブトムシの蛹をおそっているところ、チビクワガタの生息環境)


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