なんとかなるだろうか

PowerMac 6500を作ろう3

ビデオカ-ド追加.メモリ増設.クロックアップ

1.ビデオカ-ドの追加
 目的 Gazelle限らずPerforma系の欠点とされているビデオ性能を改善する。
 Gazelleは、Alchemyの欠点であるビデオ性能を強化したモデルです。Mach64と言うATI
社のチップを採用しQuickDraw、QuickDraw3Dの処理を高速化し、最大1280×1024ドッ
トまでの表示できます。しかしビデオメモリ-が2MBと少なく、増設もできません。そのため
フルカラ-(1677万色)で表示できるのは832×624までです。(ちなみにAlchemy搭載の6410はフルカラ-表示はできず、800×600の3万2000色が限界です)
 今回は将来的に大形のモニタとの交換を視野にいれ、フルカラ-で画面表示を早くするため
にビデオカ-ドの増設を行いました。
 ビデオカ-ドゲット PCI用のビデオカ-ドはMacではATI社が有名で、最近のMacには標準
で採用されています。又ゲ-マ-には3D表示に長けた3dfx社のVoodooシリ-ズが人気のようです。2DではFormacのproFormanceが良いようです。
 これらのカ-ドは日本語版で2から4万円の相場のようです。(メモリにより差がある)
 オ-クションを巡回していると、ix3D Ultimate Rezと言うカ-ドが「8000円一発落札可」ありましたので思わず入札してしまいました。しかし、この安易な入札がトラブルの原因に、。
2.ix3D Ultimate Rez

 ix3D Ultimate Rez 8000円で落札したものの、「このカ-ドて何?」。結果は後からついてくる。
 私としては、将来的にモニタを大形(17叉は21)にした場合の事を考え、1.ビデオメモリ-が8Mぐらいあるもの。2.2Dの性能の良いもの。を考えていました。又6410筺体に使えるPCIカ-ドは7インチまでと言うしがらみがあります。わけもわからず入札したix3D Ultimate Rezとはどのようなものなのでしょうか。さっそく調べてみました。
 1998年8月の記事に、PowerMac7300/180に取り付けた場合のビデオカ-ドの比較が掲載されていました。(Nortonと、3.9MB.jpegのPotoshop書類のスクロ-ル結果)

全体
四角形
角丸
楕円
Draw.P
Draw.T
スクロ-ル

7300/180

2.49
2.36
2.5
2.85
2.79
4.03
2.61
1.74

Xclaim VR

2.74
17.58
8.37
5.59
3.42
3.69
1.12
12.34

Xclaim 3D

3.31
14.83
8.29
4.07
2.51
3.71
1.11
10.84

ix3D Ultimat

4.11
16.01
8.58
5.6
2.88
4.23
4.26
11.38
PowerMac6100を1.0とした場合 PはPicture.TはText
 又、PowerMac 7300/180で158秒かかるPotoshop書類が、上記のカ-ドでは70秒前後と格段にスピ-ドアップしています。統べて好い事づくめのようですが、その記事の中で写真入りで紹介されていたix3D Ultimate Rezは非常に長いカ-ドでした。どう見ても7インチのカ-ドには見えません。たぶんフルサイズの12インチです。どうしましょう。
 7インチが取り付け限界とすると、5インチ分長いわけです。5インチとは約13cmです。「こんなものが入るんかいな!」落札を取り消すわけにもいかず、6500の前で途方にくれてしまいました。原物が届いたら考えますか。こんな事で良いのでしょうか。トラブル1
3.ix3D Ultimate Rezのドライバは
 ビデオカ-ド出品者からmailが入りました。「カ-ドのドライバをどうしましょうか」と。ドライバはCDからではなく、オンラインから入手したものらしいのです。つまりインスト-ルメディアが無いわけです。CD-RやMOがあればメディアとしてもらえるのですが、それも無いと言う事でオンラインで入手する事にしました。ここで又事実が発覚しました。「ix3Dと言う会社はつぶれていた」つまりix3DのHPからのドライバダウンロ-ドは不可能と言う事です。トラブル2
 
調べてみるとix3Dを扱っていたショップで救済処置として「ドライバダウンロ-ドサ-ビス」と言う物がある事がわかりひとまず安心しました。しかしドライバはOS9対応ですが、これ以上のアップデ-トは無いと言うことがわかり少しがっかりです。
 出品者さんはドライバの件を心配してくれたらしく、2MBちょいあるドライバファイルを親切にも、なんの前ぶれもなく2回mailで送ってくださいました。(^^;
4.ビデオカ-ド到着そして装着
ix3d.jpeg
 フルサイズの12インチビデオカ-ドです。EDO-RAMが16枚つまり、8MBのビデオメモリ-が乗っています。
 このカ-ドの長さは、半端ではありません。30cmぐらいあります。13cmぐらいオ-バ-しています。
6500.v.jpeg

 ビデオカ-ドをガゼルロジックに付けて見ました。やはりロジックより遥かに長いビデオカ-ドでした。
 試しにこのまま6410筺体に押し込んで見ました。やはりダメです。どこがぶつかっているのでしょうか?
 ロジックの差し込み口は閉ざされた空間では無く、ドライブベイ側にケ-ブルを交通させる部分が開いていました。ここのケ-ブル類を上手く避ける事により取り付け可能となりました。

5.EDO-DIMM 64MB増設
edo.dimm64.jpeg
 やっと見つけた5500に使用できる5V動作のEDO-DIMM.64MBです。2万近くしました。予算の関係で1枚のみの購入です。
 32MBと合わせて96MBとなりました。これでOS9.0.4もなんとか動きます。
6.SONNET Crescendo G3-300-512へ交換
6500.v.m.g3.jpeg
 G3-300-512を取り付けた状態です。ロジック背面から見ています。G3カ-ドの放熱板のすぐ上にメモリ-が、、、。CPUは常時50度前後を示しています。メモリ-への影響が不安です。メインで使っているG3同様ク-リングファンの取り付けを考えています。
 ただいま、クロックアップにて375MHzで使用しています。今回は当たりのようです。
7.ほんとうにパフォ-マンスは上がったのだろうか?
 今回はガゼルの欠点とされているビデオ性能にメスを入れて見ました。ついでにOS9.0.4に変えるためにメモリ-の増設を行いました。
 又SONNET Crescendo G3-250-512を処分し(オ-クション)差額分を支払いSONNET
Crescendo G3-300-512を購入しました。このカ-ド当たりらしく、325.350.375.とクロックアップに成功しました。400MHzでも起動しましたが、突然のフリ-ズや起動が不安定になるためあきらめました。
 これらの改造で、目標のG3.300MHz MTを性能的に上回る事はできたのでしょうか。
 お約束のお楽しみの時間です。結果はここにあります。
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6500.System Info.1.275MHz
6500.System Info.2.375MHz

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