少年自然体験講座@「あいぽーとを訪ねて」=川の役割を学ぶ

8月29日、奥玉小学校4年生29名を対象に一関市にある北上川学習交流館『あいぽーと』を見学しました。初めにボランティアガイドの方から、「あいぽーとの機能」と「川が持っている役割」について説明を受け、子供達は北上川の交通の歴史や自然、洪水を防ぐための様々な取り組みなどを聴きながら熱心にノートをとっていました。その後館内の展示コーナーを見学し、体験学習教室の作品、北上川に生息する生き物、マルチ画面、一関遊水地の模型、北上川流域の巨大なフロア航空写真等々、短い時間でしたが皆さんそれぞれに強く興味をひかれたものがあったようです。(写真) 参加者の感想からは、今まであまり気にとめる機会がなかった北上川(につながりのある身近な川というもの)に対して、何らかの思いを持ってもらえたことが伺えました。 次回はいよいよ、千厩川源流から北上川が太平洋へとそそぐ河口までを下るバスの旅です。
生まれて初めての陶芸体験者など22名が受講=成人講座女性向け
「世界に一つだけのオリジナル」づくりに創意と工夫で楽しく実技

8月24日、宮城県加美町・宮崎陶芸の里を会場に「陶芸に体験する」と題して移動講座が持たれ、22名が受講・体験しました。講師の加藤さん・早坂さんの指導を受けた後、実際に作品づくりに挑戦しました。ろくろの上に土を釣りがね型にし(写真上)筒状にしながら手早くやることと、水加減をし、へら等の道具を使いながら全員最後までやりとげ、思い思いの「世界に一つだけの作品」が出来上がりました。作品は、先生が底をつけ、素焼きし希望の色が取り入れられ、9月下旬には作品となって届くことになっています。 伊達藩の学問所だった岩出山町の有媚館でボランティアガイドの説明を受け、園内を散策し、全員写真(写真下)。女性が中心になって運営している「あ・ら・伊達な道の駅」などを見学。「24時間テレビ募金」するなど充実した講座となりました。 バスの中では自己紹介やお勧めの温泉などの紹介もあり、なごやかにお話も尽きないほどでした。帰りには全員から感想をのべてもらい、「先生のお手伝いも借り作りました。出来上がりが楽しみ。」(佐藤さん)や「初めてこの講座に参加し陶芸も初めて。丸型から三角になりました。」(及川さん)の感想とともに、「こうした機会があったらまた挑戦してみたい」など要望もありました。
200発の花火の下で450人の踊り手と1,000人以上が集まる
仮装盆おどりは宝築自治会が1位=第31回奥玉ふるさとまつり

 第31回奥玉ふるさとまつりが8月15日夜奥玉ふるさとセンター前広場で行われ、花火が打ち上げられる中、8自治会から総勢450人の参加による仮装盆おどりが繰り広げられました。4自治会青年会(部)等から屋台も出て、会場にはお盆の帰省客をふくむ1000人以上の見物客も訪れ、交流が深められました。 雨に悩まされた天候も、午後3時過ぎには回復し、祭りちょうちんがつるされ、仮装盆踊りの部では「森林資源を守りきれいな水を飲もう」と千厩川源流のお不動様の山車で75名が参加した宝築自治会が1位に。(写真)2位にはたてじまのユニホームと黄色のはっぴの「三沢タイガース」(三沢)と消防服姿の「山火事防止と火の用心」(寺崎前)の二チームが輝きました。「交通安全大平」(大平)が敢闘賞を受賞し、それぞれに菅原一郎大会長から賞状・賞金が贈られました。「かもめの水兵さん」(中日向)や「七福神とゆかいな仲間達」(町下)「おいとこだよ花貫は」、「あんどん祭り」(天ヶ森)などユニークな山車や仮装が登場し会場を沸かせました。花火は3回に分けて打ち上げられ、3寸からスターマインまで約200発の花火がお盆の夜空を彩りました。会場周辺の道路に車を止めて見物する人も多く、昨年にも増して観客でにぎわいました。
千厩夏まつり・千厩おどりに奥玉から昨年に続き220人が参加
踊り部門で特別賞受賞=桃太郎や太鼓山車で観客にぎわす

 第31回千厩夏まつりの呼び物の千厩おどり山車競演会が8月2日夜千厩商店街で行われ、「奥玉振興協議会チーム」(菅原一郎責任者)から昨年に続き総勢220人以上が参加しました。(写真) 「桃太郎」の子供山車と「大平打ちばやし」のたたく太鼓山車や踊り手が100人と出演14団体1500人の参加者中最高の人数でのぞみました。「千厩音頭・小唄」の曲に合わせはっぴや浴衣姿で「奥玉総おどり」に対し特別賞も受賞しました。新町では、休憩時間に千寿荘の入所者が見学中に大平打ちばやしの演奏を披露し、喜ばれました。暑さがもどった夏の夜の商店街沿道には、昨年にも増して多くの観客でにぎわいました。
成人講座女性向け・「環境にやさしい地域・家庭づくり」に28名
「川への入り口、台所から合成洗剤・食用油・米のとぎ汁流さない。」

 「環境にやさしい地域・家庭づくり」と題しての成人講座・女性向けコース3回目が7月22日夜開かれ、28名が受講しました。講師の室根村婦人協議会長の上野洋子さんから数々の環境商品を持参の上、実践している様子を話されました。(写真)身近な環境問題として『煮干の頭とはらわたはどうしていますか?』と問いかけ、「川への入り口、きれいな川を守るため台所から合成洗剤・食用油・米のとぎ汁を流さない。」を平成12年室根村女性大会で決議したこと。 「米のとぎ汁発酵液を生活の中へ。」「生ゴミは宝=発酵生ゴミ堆肥パワー=生ごみも喜び、土も喜び、野菜も元気」紙ごみを減らすリサイクルと再生紙利用など限られた資源を有効活用することの重要さを話しました。平成16年4月から家庭での焼却禁止により「ごみ減量5つのR=断る、消費を減らす、再利用、作り直す、再資源化する。」「資源ごみは捨てないで、分別をしっかりする。」ことが大切と日常の留意点を触れました。 結びに「私だけやっても」から「私からはじめる」とし、周りに広げていくことで身近なところから環境が保たれることと結びました。
バンド・三味線演奏やプロ歌手による歌などを聞き地区内外300名の交流
町下サマーフェスティバルで梅雨空吹き飛ばし屋台やフリーマーケットも

 町下サマーフェスティバルが7月20日夜町下広場特設会場で開催され、地区内外から300名を超える夏の夜の交流が行われました。 町下自治会などが主催し、バンドや関根4兄弟の三味線演奏・キングレコードの観音めぐみさんなどの歌などを聞きながら梅雨空を吹き飛ばす夏の夜のひと時を過ごしました。屋台では生ビールや焼き鳥・焼きそば、ラーメンなども出て、フリーマーケットもあり子供からお年寄りまで楽しみました。自治会役員や子ども会育成会役員など地域を挙げての取り組みも3回目を迎え、他地区からも観客が訪れ、すばらしい盛り上がりとなりました。
「地震災害に備えて」と題して奥玉小学校で家庭教育講演会=90名が聴講
普段からの心がまえと火災を出さないことなど安全と防災意識向上に

 平成15年度家庭教育講演会(奥玉小学校・同PTA・奥玉公民館共催)が「地震災害に備えて」と題して7月17日奥玉小体育館で90名が参加のもと開催されました。5月26日の三陸南沖地震の後だけに万が一の災害に備えて熱心に聴講していました。 伊東陸子校長のあいさつ(写真)に続き、佐藤征弥千厩消防署副署長から火災や地震についての備えの大切さにふれ、阪神淡路地震の状況映画を観賞しました。小岩紀夫同予防第2係長を講師に「わが家の地震対策マニアル」により、家庭での普段からの心がまえや火災を出さないこと、避難路の確保、倒壊防止、非常持ち出し物品、耐震性や10〜20年後に予想される「M7クラス以上の宮城県沖地震」の備えなどについてお話がありました。講演に先立ち、小学校では親子による避難訓練も行われ真剣に取り組んでいました。また、会場には子どもの願いも込められた竹七夕も飾られ、防災グッズや写真等展示もあり防災意識向上と子どもたちの安全のために役立った内容でした。
奥玉八坂神社(お天王様) 7月13日

7月13日に行われた奥玉八坂神社(お天王様)の御輿巡業の写真です。(武者昭一さん提供)豊作でありますようにと毎年旧の6月15日が祭典日です。前夜祭も神楽やおどりもあり盛大に行われ、参拝客でにぎわいました。
中日向が2年連続11度目優勝、準優勝は大平=第55回奥玉地区野球大会
開会式であいさつする畠山朋郎大会長
熱戦を繰り広げた大平対花貫の試合
閉会式で成績発表する菅原和秀審判長」

第55回奥玉地区野球大会が、7月6日千厩町営球場を会場に晴天の中、6チーム100人の選手応援団が参加し、熱戦が繰り広げられました。往年の選手も参加して試合を盛り立てた花貫チームや若手で固めた三沢チームなど、どの試合も熱戦でした。1回戦三沢7:1町下、大平7:0宝築、2回戦=中日向4:3三沢、大平12:7花貫、決勝戦=中日向5:2大平。その結果、優勝は中日向が2年連続11度目の優勝。準優勝は大平、3位に三沢と花貫が輝いた。最優勝選手に藤野浩選手(中日向)、優秀選手は千葉智選手(大平)が選ばれました。ホームラン賞には、千葉正人選手(大平)と小野寺卓(三沢)選手2人に贈られました。
7月3日に奥玉小新プール開き=藤野香結さんの模範泳ぎも
あいさつする伊東陸子校長
児童代表によるテープカット
藤野香結さんの模範水泳「背泳ぎ」
水の感触を確かめる奥玉小児童

長い間の念願だった奥玉小学校の新プールが完成し、好天に恵まれた7月3日午前10時半から来賓20名と全児童が見守る中、プール開きが行われました。伊東陸子校長が「みなさん方の待ちに待ったプールができました。大事に使って泳ぎがもっともっと上手になりましょう。」とあいさつ。北村健郎教育長からは工事概要を含め町内全学校が敷地内にプールを持つことになったことや、藤原幸夫議員からは「関係者の努力に敬意を表するとともに藤野哲平君・香結さんにつづく選手が誕生してほしい。」とお祝いの言葉がのべられました。児童代表の言葉や「水の中でじゃんけんできるようになりたい。」(2年)など各学年代表からめあての発表、テープカットがありました。その後、模範泳ぎとして千厩中学校3年で奥玉小先輩の藤野香結(かゆう)さんが、バタフライ・背泳ぎ・平泳ぎ・クロールの泳ぎで水しぶきをあまり立てずに披露しました。地区民の方も見学に訪れました。その後、全員がプールに入り、少し冷たい水の感触を確かめていました。これから夏本番を迎え、奥玉小の児童らに多いに利用され、水泳の分野でも大活躍してほしいものです。
「炭」のもつ多様性にびっくり=成人講座(一般向け)2回目講座に27名
「炭はアルカリ性、木酢液は酸性の特性活かし環境浄化にも」

 「木炭・竹・木を活用する」をテーマに成人講座(一般向け)2回目講座が、7月2日夜奥玉公民館を会場に27名が受講して開催されました。講師の大東町沖田在住の岩手県木炭協会東磐井支部長・鈴木洋(ひろし)氏から「炭」のもつ特長や木炭ができるまで、黒炭と白炭の用途等これまでの体験をもとに豊富なお話を伺いました。「@不純物が少ないAアルカリ性B吸着力が大きく臭いや湿気吸収」の特長があり、やき方で黒炭と白炭ができることや木炭がいろいろな用途に活用されていることがのべられました。木酢液が酸性であり、薄めることで環境浄化にも役立つことなど炭の持つ多様性に受講者もびっくりでした。(写真) 「ナラやクリなど広葉樹での炭の効果は?」「竹と木の炭の成分は違うのか。」など受講者から多くの質問も出され、改めて炭を見直していました。「岩手木炭」づくりの技術や伝統を当地区でも生かせれば環境浄化にも役立つものと期待されます。
町内施設めぐりに37名=千厩保育所・おいとこ館・横屋酒造など視察
成人講座(女性向けコース)2回目講座移動研修の一環として
千厩保育所子育て支援室で
おいとこ館で夫婦石や馬についてガイド
横屋酒造で説明を聞く受講者
町立図書館で登録する人も

成人講座(女性向けコース)2回目講座「町内施設めぐり」が6月28日午後、雨の中37名が参加しました。千厩保育所では、山田文子所長から施設の概要と0歳児から保育をし、親代わりとして親身に対応していることが話されました。 夫婦石・おいとこ館では千厩めごこいガイドの昆野さんと菅原さんから案内があり、「日本一大きなスタンプ」を押すのに挑戦したり、「こだわりアイス」も賞味しました。熊谷美術館・横屋酒造の酒蔵と酒づくりの様子、さらには千厩町立図書館ではビデオシアターや図書コーナーを見学し、新たに会員登録する方もいました。今回の講座は、町内にいても身近な観光資源や施設を知らない方も多く、受講者の希望で講座に盛り込んだものです。参加した佐藤さんは「千厩にこんなすばらしい施設があるのにびっくりしました。ゆっくり訪れたい所もありました。」と感想を語っていただきました。

H14/4〜5月 H14/6〜9月 H14/10〜11月 H14/12
 H15/1〜2月 H15/3〜4月 H15/5〜6月