「この道に生きる」と題して家庭教育教育講演会&ミニファッションショー
『出会いとは新しい自分に出会える感動がある』など親への子育ての指針も

 「生活に根ざしたファッション」をめざして活躍されているファッションデザイナーの村田愛子さん(盛岡市在住)を迎えて、奥玉地区家庭教育講演会(奥玉公民館・奥玉小PTA共催)が2月27日、奥玉小学校を会場に開催されました。「この道に生きる」と題して、自らの体験をふまえ、ものづくりの仕事のすばらしさや「@人生には無駄な時間というのはない。A苦しみは人と比較するからでてくるもの。人と比較しない。B再出発に遅い・早いはない。」人との出会いを通じて「『出会いとは新しい自分に出会える感動がある。』との本に出会い、その本に服を着せた。親として子どもを褒めてあげる。やる気をおこさせることに努めることだ。」とお話しました。 つづいてPTA会員ら8人がモデルとなり、ミニファッションショーの場に。村田さんがデザインした普段着やフォーマル、スーツなど40点が70人の前で披露。説明も聞きながら機能的な洋服が次々と登場し一時のファッションの世界にふれました。(写真) 「教える」「育てる」ことや言葉の持つ意味や目線でつかむことの大切さを切々と感じさせる講演会で、参加者のAさんは、「人生のすばらしさを勉強させられました。良かったです。」と感想を語っていました。
第3回町民劇場=「お鶴観音」感動の舞台 2月22日

成功にむけて結団式

友情出演のあった場面

キャスト全員写真

公演成功の打ち上げパーティー

千厩町民劇場「どっから座」の第三回公演(実行委員会主催)は22日、同町体育館で行われた。演目は、同町小梨の観音山にまつわる「お鶴観音」。出演者はスポットライトの下でけいこの成果を披露、貧しさの中で支え合う村人の暮らしや村を襲う過酷な運命、古里を愛する人々の思いなどを生き生きと演じ、満場の拍手を浴びていた。 お鶴観音は平成元年の同町小梨地区民祭で第九区自治会が上演した脚本を基に構成、再演したもので、尾形大助さん原作、岩渕喜一郎さん脚色・演出作品。
 出演者は昨年十一月にけいこを開始、年明けから週三回、今月中旬からは連日のけいこを行い、本番に備えた。大道具・小道具や照明、衣装、化粧などのスタッフも連日、舞台裏の準備に汗を流した。
 お鶴観音は将来を誓い合った五郎丸とお鶴という男女を中心にした物語。二人が住む平和な村をある日嵐が襲い、神様の怒りを鎮めるために人柱にささげようと、身寄りのないお鶴に白羽の矢が立った。五郎丸は悲しみのあまり山の洞くつにこもりお鶴を思い観音様を彫り続け、二人はやがて極楽浄土で結ばれた。山はいつしか観音山と呼ばれるようになり、縁結び観音として人々に伝わるようになったというストーリー。 会場の町体育館には、町内外から約850人が集まった。訪れた人たちは知り合いの出演者の演技に身を乗り出し、コミカルな振る舞いや普段の会話そのままのせりふには笑いも。約一時間半の舞台が終わると、スポットライトを浴びた出演者に、客席から満場の拍手が送られていた。 劇中の祭りの場面では踊りの「梅寿会」と太鼓の「小梨創作太鼓の会・黄金太鼓」が友情出演、小気味良い太鼓の音と華やかな手踊りで舞台に花を添えた。 【記事は2/24の岩手日日新聞より】
景観形成「奥玉塾」講座部門は閉講、これまで5回のべ140人が受講
5回講座は「田園のけいはんを美しく」と題してのり面保護と美化普及をねらいに

奥玉地区担い手育成基盤整備事業の面工事完了後の、景観形成対策としてのり面保護や田園美化普及をねらいとして景観形成「奥玉塾」を開設。2月19日の5回講座で閉講し、これまでのべ140人が受講しました。19日の宝築集落センターを会場に27人が参加して、「田園のけいはんを美しく」をテーマに千厩農業改良普及センターの三熊有孝主任改良普及員から「ヒメイワダレソウを中心とした栽培管理方法」や工事完了後の水稲管理・雑草防除のポイント・栽培履歴の記帳なども学びました。 宝築地区にモデルとして植えられたけいはん美化の花々は、途中アクシデントに見舞われたものの、寒さや雪にも耐えられることがほぼ実証でき、今後の草刈り省力化や奥玉地区の景観維持に大きく貢献するものと期待されています。閉講式では、千厩農業改良普及センター所長代理や後援した奥玉公民館長からこれまでの受講の感謝とさらなる景観維持の活動に希望を託し、講座の分については終了しました。
お手玉・絵手紙づくりで交流=いきいきサロン大平
19日には転倒予防講話や高血圧予防食づくりに25人が参加

 「ひとりの不幸も見逃さない」福祉活動の一環として千厩町社会福祉協議会や同奥玉支部(千葉辰一支部長)らの支援のもと奥玉大平地区で「いきいきサロン大平」を13年度開設し、ひとり暮らしや外に出る機会の少ないお年寄りの方々に喜ばれています。 2月19日の今年度8回目の集まりには、大平集落センターにボランティアを含め25人が参加。町保健課の遠藤保健師長が「家の内外での転倒予防や日常生活について」、加藤栄養士からは「高血圧予防食について」講話がありました。地区の食生活改善推進員の方々とともに「雑穀ごはん」や「サンマの梅煮」など六品を作って昼時間にはみんなで楽しく頂きました。血圧測定もあり、「にぎにぎ玄米棒」の作製に取り組み、それを使っての体操の指導も受けていました。(写真) お世話している民生委員の千葉孝子さんは、「昼間ひとり暮らしの人や出かけることの少ないお年寄りの方々と集会所で茶飲み話をしたり、いろいろなものを作ったりと月に一度のふれあいのひとときを楽しみにしている。」と話していました。 これまで、「絵手紙」や「葉焼き」「花瓶敷きづくり」「お手玉づくり」など多彩で無理のない内容で進めている様子でした。出来たお手玉を奥玉小学校の子供たちに寄贈するなど活用にも一役かっています。3月まで9回行われ、15年度も続けていく予定です。
奥玉小5年生がもちつきを体験=総合的学習「米作り」の取り組みのまとめとして収穫祭

総合的学習として米作りを取り組んできた奥玉小学校の5年生19名は、これまでのまとめとして手でつくもちつきを体験する収穫祭を2月18日、天ヶ森会館前で行いました。春の田植えや秋の稲刈り、脱穀など地域の米作り名人の吉田常夫さん(入山沢)や水田所有者でもある加藤正勝さん(宿下)らから指導を受け、教室でのお話や田んぼで実際に体験するとともに成長過程をデジカメや記録に納めてきました。 収穫祭には、児童が作った実際のもち米14キロを前の晩から浸しておき、蒸したあと3回に分けて臼と杵を使って体験。(写真左)児童らの母や祖父母などもお手伝いにかけつけてもらい、あんこや醤油、お雑煮もちにして会館でいただきました。伊東陸子校長からこれまで指導いただいた方や応援していただいた方々に感謝のことばがのべられ(写真右)、児童からも感想や感謝のことばが話されました。指導した吉田常夫さんは、「田植えや稲刈りを始めてする子どももいた。米作りのことをお互い勉強できて良かった。もち米は前日から水に浸しておくことが大事だし、もちをつく時は手早くしあげることが大切」とつく前にお話をし、実際についてもらい、おいしいお餅が振る舞われました。
2003国際ファミリー新春交流会が維新館で120人参加のもと相互理解深める
中国などの郷土料理や餅つきなどもあり、スポーツなど国際色豊かな集いに

千厩町国際ファミリー新春交流会(千厩町国際友好協会主催、千厩町など後援)が、2月16日維新館で120人参加のもと開かれました。この交流会は、「千厩町に在住する国際ファミリーと町民との交流を通じて異文化を吸収し、相互理解を深め、外国人に住みやすい町、やさしい町千厩を創造すること」を目的に今年は、奥玉会場で開かれたものです。 午前9時半から中国やフィリピン、イギリスなどの方々との郷土料理づくりを奥玉婦人会や輝く女性の会会員らで挑戦(写真左)、会場ではスポーツ交流や天ヶ森餅つき隊による餅つきも行われました。11時半からは出来上がった餅や各国の料理を囲みながらの交流会がもたれました。開会行事では、藤野正雄友好協会副会長のあいさつに続き、菊地宏雄町長や村上悌町議会議長、千葉吉美奥玉振興協議会副会長らから来賓祝辞のあと、奥玉から中日向鶏舞や花貫婦人会の踊りの披露や国際ファミリーの紹介、全員で花笠踊りなどもあり、和やかな中にも国際色豊かな新春交流会となりました。(写真右)
第5回町老連お茶ぱたきカルタ大会で奥玉勢上位独占、優勝は寺花老人クラブ

第5回町老連お茶ぱたきカルタ大会(金野肇大会長)が、2月14日町老人センターで各地区の予選を勝ち抜いた8チーム参加のもと競技が行われ、優勝は寺花が2連覇、準優勝は三沢、3位に天ヶ森と奥玉勢が独占しました。 大会では、大会長あいさつに続き、太田勉町社会福祉協議会長から来賓祝辞、大山審判長から競技上の注意のあとリーグ戦で勝率と枚数の多い方の勝ち抜き戦(写真右)で行われました。閉会式では、それぞれ表彰が行われ、上位に残ったチーム全員で記念撮影をし終了しました。(写真左)
第4回(気仙沼)ふるさと奥玉会の集いが2月11日40名が参加して交流深める
「水・米・自然を共にいただき『心の兄弟』である会の盛り上げを」と佐藤会長

 気仙沼市周辺に在住する「ふるさと奥玉会」(=佐藤成弘(しげひろ)会長=物見石出身、会員80名)の4回目の集いが、2月11日午前11時から市内の一景閣で40名が参加し交流を深めました。奥玉からは、菅原一郎奥玉振興協議会長ら3名が激励のあいさつ等のべてきました。 佐藤会長は、「共に水・米・野菜などを食べ、奥玉の地で生まれ育ち、気仙沼の地で生活しているが、郷土を通じて『心の兄弟』であり、皆さんには一層盛り上げ大きく育てていきましょう。」とあいさつがあり、菅原会長らから奥玉の近況や郷土に心を寄せていただいていることへの感謝のことばがのべられ、会の益々の発展を念願しました。その後、記念撮影(写真左)や千葉(旧姓金野)武二副会長の謡曲のあと乾杯となり、日本舞踊や手品、カラオケなどで交流を深めました。ビンゴゲームでビンゴの方々に賞品も贈られるなど和気あいあいの楽しい集いでした。最後に「星影のワルツ」を参加者全員で歌い(写真右)、熊谷学副会長の三本締めで閉会し、再会を誓いました。
平成14年度町民大学閉講式=2月7日、地元学コースなど118名が修了
「おんな還暦からのチャレンジ」と題して坂巻潤子さんの記念講演も

 平成14年度千厩町民大学(メオトピアカレッジ)閉講式が2月7日午後1時30分から千厩公民館で行われ、地元学・山野草・陶芸など7コース159名の受講者中118名が修了証を手にしました。閉講式には約60名が出席して行われ、代表者の修了証授与に続き学長である菊地千厩町長から「各コースでこれまで学んだ成果を各方面に役立ててさらなる学習を重ねてください。」と挨拶がありました。(写真左) 来賓の佐藤公副議長から「本日は修了おめでとうございます。みなさんが光輝いてみえる。学んだことを地域に社会に還元を。」と祝辞のあと、7コースのそれぞれの受講生を代表して感想発表がありました。ボランティアコースの遠藤さんからは学んだ手品も披露していただき、「買う、見る、枯らす花作りだったが、育てる基本を学んだことと見ず知らずの人と出会えたことが良かった。」(山野草コース・小野寺さん)「今後も受講していきたい。」など学ぶ意欲を感じさせ、お世話頂いた関係者に謝辞ものべられました。 記念講演では、「おんな還暦からのチャレンジ」と題してワークステーション湯田・沢内の施設長の坂巻潤子さんから定年後の第二の人生について、自らの体験を交えユーモアたっぷりにお話をいただきました。(写真右)「子育てやお年寄りのお世話等から解放され、第二の人生をどう生きるか、男も女も向き合うことになる。これから躍ぶためには体力・気力・魅力で先が明るくなる。自らは夫が福祉記事を書く新聞記者などの関係も有り、一緒に沢内村と行き来し、肢体不自由の人たちの仕事などお世話をすることになった。西和賀の男の人は『高倉健』タイプの話さない・笑わないだが、とてもやさしくいろんな所で思ってくれる。助けてくれる本当にいい人たちだ。ぜひ一度足を運んでください。」とPRもいれ話していただき、今後の生き方の指針を与えてくれた記念講演でした。
町民大学『山野草コース』移動研修=とうほく蘭展&ガーデニングフェスタに34名が参加
14年度は、37名の受講生中26名が修了、2月7日に合同閉講式

町民大学「山野草コース」最終講座の移動研修が、2月1日仙台市の夢メッセで「第10回とうほく蘭展&ガーデニングフェスタ」を見学、受講生ら34名が参加しました。昨年の5月に開講し、これまで「エビネの育て方」や「福助(菊)づくり」「冬場の山野草管理」などを学んできました。 最終講座では、講師で岩手一蘭会の松井哲さんから「エビネの種類や病気の見分け方、対処方法」など車内でビデオを見ながら指導を受け、とうほく蘭展を研修しました。(写真左)数々の洋ランディスプレイやガーデニング、ミニ庭園など色とりどりのランが展示されていました。(写真右)イベントステージでは、「日本の蘭の育て方」について千葉県の春秋園・久能一夫氏によるセミナーを受講する受講生もいました。 帰りの車内では、受講生からこれまでの講座やとうほく蘭展の感想と今後の要望などを話してもらいました。「とうほくラン展を楽しみにしてきた。手をかければ花は咲いてくれる。今日は、心が洗われた気持ちで良かった。山野草コースにはなごやかに参加できたし、奥が深いので続けてほしい。」など多くの感想や継続要望が出されました。14年度は37名の受講申し込みがあり、7割以上受講した26名が修了の予定で2月7日の合同閉講式で修了証書を受け、終了します。
奥玉地区「第5回お茶ぱたきカルタ大会」で三沢老人クラブチームが優勝
和気あいあいの中で参加者全員カルタとりも=45名の参加

奥玉地区第5回お茶ぱたきカルタ大会(奥玉老人クラブ連合会・奥玉公民館共催)が、1月31日奥玉公民館日本間で5チーム45名参加のもと開催されました。佐藤初雄大会長からのあいさつと畠山春男審判長から競技上の注意があり、リーグ戦方式で、「読みます。」の合図でスタート。各老人クラブの選手は、日頃の練習成果もあり、お手つきがあったりしたものの真剣に絵札と向かいあっていました。(写真左)競技の結果、優勝は三沢(写真右)、準優勝は寺花、3位に天ヶ森の各老人クラブが輝き賞状等が贈られました。上位3チームは2月14日に開催される「第5回千厩町お茶ぱたきカルタ大会」への出場が決まりました。 大会終了後に、全参加者全員が4組に分かれてのカルタとりも行れ、多くの絵札をとった人に賞品が贈られるなど和気あいあいの大会となりました。 「お茶ぱたき」というのは、お茶を飲みながら歓談することを指す方言ですが、平成10年に町社会福祉協議会と町老人クラブ連合会等が中心となって、「千厩町をボランティアの笑顔とやさしさの手でつくろう」とカルタづくりが行われました。当時の千厩高校美術同好会がカルタ絵を作成、文面は各老人クラブで44枚に普段の生活の留意点や健康を取り戻そうと創意あふれた文になっており、毎年お正月時期を中心にカルタ大会が行われているものです。
関東近県の方々の「奥玉郷友会2003年新年のつどい」が1月26日開催

参加者全員で記念撮影(労働スクエア東京)
1月26日午後、東京・八丁堀の労働スクエア東京で「奥玉郷友会2003年新年のつどい」が吉田恭一会長ら30名の参加で、歌あり、踊りあり、ゲ−ムありで、新年にふさわしい集いになりました。その様子が奥玉郷友会の広報担当の川越良江様から届きましたのでご紹介します。(写真) 奥玉郷友会は、関東近辺で暮らす奥玉出身者の会で現在会員は約280名ほどおり、1月の「新年のつどい」や6月に「定期総会と懇親会」が毎年開催されているほか、日帰り旅行や交流ゴルフ大会など多彩な行事を持っており、年2回「会報」も発行し、50号を数えるまでになっています。在郷者会員と奥玉や千厩町を結ぶパイプ役として会報は写真入りで楽しませてくれています。 関東近辺で暮らしていても「奥玉郷友会」のことを知らない方々も多くいると思いますが、このコーナーをご覧の方々で会員として参画してみませんか。年会費や活動内容等につきましては、事務局まで気軽にお尋ね下さい。
「逃げるな親・教師」をテーマに町家庭教育講演会=100人が参加

平成14年度千厩町家庭教育講演会(町PTA連合会、町教育委員会等主催)が、1月25日午後千厩公民館を会場に親や教師など100人が参加して開かれた。講師には盛岡市立下橋中学校長の八重樫勝氏が「逃げるな親・教師」と題して講演しました。(写真) 講演では、子どもたちの今を「@物が豊かだが大事にしない。Aこわいものがない子ども多い。B忍耐力がない。」とし、自分の子どもの頃の超貧乏の生活もふりかえりながら体験の少なさを指摘し、「子どもたちに不足しているがまん体験が必要だ。」と語りました。 子どもたちも親や教師を見ている。子育ては繰り返しがきかないとし、子どもの前で夫婦げんかや他人の悪口を言わないなど、家庭教育の大切さについて、ルールやモラルを守る中で子どもと親の接し方を問いかけました。 「週5日制で学校が変わるとし、地域と学校のかかわり方や『生きる力』を身に付けさせるようになってきた。『子どもたちはみんなちがっていい』=良いい面を伸ばしていく。『読み・書き・算』は大人も大切。『かわいい子には旅をさせよ』=体験をさせなさい。幸福と不幸の持つ意味を本の詩や作文等から引用し感動体験を多く持たせることだ。『大人・親・教師が凛(りん)として生きる』=子どもは大人の行動を見て成長していく。凛(りん)として大人はルールを守り、子どもの手本になる。教師は、いろんな子を受け止めて手をさしのべてやる。」それこそ、逃げるな親・教師だとし、「歩いたあとに1輪の花を咲かせたい」(石川洋『一日一日を生きる』より)とまとめました。
元気で活力ある大東町京津畑集落活動を映像や講演通じて学ぶ=第2回奥玉塾
「食文化おこし行事など老いも若きも参画することで地域が活性化し元気に」=菊池建自治会長

 景観形成「奥玉塾」第2回目講座が奥玉公民館で「元気で活力ある集落活動をめざして」と題して開催され、40人を超える参加となりました。大東町京津畑自治会長の菊池建氏からこれまでにテレビ放映紹介されたビデオ映像も交え講演を聞きました。京津畑自治会(60世帯・193人)が、平成3年に誕生からこれまでの歩みを「ゴミ捨てるな看板コンクール」の取り組みビデオも交え、地域民みんなが参加する行事を展開し、神楽まつりや生活改善運動、京津畑まつりにいたるまでの創意と工夫に満ちた元気をいただける話を伺いました。さらに「平成12年に、お年寄り達ら地区民あげて『げんべた』『まんがんばっとう』などなつかしい郷土食150点を出品いただき、「京津畑・食の文化祭」を開催しました。子どもからお年寄りまで試食し、なつかしさとめずらしさも手伝って大成功をおさめ、『やまあいの絆』という記録誌も発刊。テレビはじめマスコミの取材も殺到し、一躍有名になった。」と語ります。 毎年秋には、地区民挙げての京津畑まつり(食の文化祭)が開催され、地区内外からも訪れるようになりました。忘れ去られようとするなつかしの味の発見をきっかけとして、一歩進んで郷土食研究会「やまあい工房」を12人で結成し、加工品を含む商品化も視野に入れ、がんばっている様子が紹介されました。最後に自治会活動のキーワードとして「@ひとり一役制A活動の周知伝達B若者グループ育成Cお年寄りは知恵袋D若いカアちゃんパワーE夢語り」と説き、老いも若きも持っている底力を引き出すことが元気になる秘訣であると結びました。
千厩町内小中の先生方や社会教育関係者一同に会し、教育研究発表会=1月15日
教育講演会では「こどもの食生活と地産地消」と題し、安全な食を考える一助に

 1月15日午前8時45分から千厩中学校を会場に約120名が出席して、平成14年度千厩町教育研究所研究発表会(町教育委員会等主催)が、町内小中学校の先生方や社会教育関係者が一同に集まり研究発表や教育講演会が行われました。開会行事(写真左)につづき、生徒指導・学力向上・学社連携の三つの分科会に分かれ協議がされ、各分野での指導力向上に資す目的で真剣な討議がされました。 教育講演会ではせんまや青空市組合長の菊地政夫氏から「身土不二=なぜ地産地消か」と題してこどもの食生活や食の安全性の考えを語っていただきました。(写真右)「成長過程は、人も牛も食物も一緒だが、輸入野菜等が急増し食に変化が起きている。野菜は鮮度が命だ。10歳までに肉や洋食等の食事習慣にさせると一生食べ続けるようになる。穀物を牛などにたべさせ肉としていただくなど大きな変化がでてきた。外国からの輸入の背景は、そこにある。」現代の食生活の問題点についても触れ「現代の子どもの好きな食べ物は、高たんぱく高脂肪型で生活習慣病予備軍が増える傾向。好ましい食べ物は、高食物繊維・ミネラル・ビタミン型の魚・大豆・野菜・海草などが大切だ。産直が増えているが、対人販売で教えられることも多く、新鮮で安全な野菜等を届けることができる。今後学校給食等にも供給できるよう努力していき、安全でおいしさを届けていきたい。」と結びました。
千厩の昔話を聞き取りし、成果学習発表会=「町民大学」(地元学コース)

千厩町の町民大学地元学コースでは、これまで千厩地方に残る昔話にスポットをあて、お年寄りの方々等から聞き取り、筆起こししたものを、1月14日町立図書館ミニシアターを会場に成果発表学習されました。(写真)受講生はじめ約30名が集まり、収集した6つの昔話の中から「おはくものがたり」「猿に嫁にいった三番目娘」など5つを披露しました。千厩地方に語り継がれてきた昔話や地名由来話などあるものの、体系的にまとまったものはなく、今後は小冊子にまとめ発行される予定です。
(詳細は岩手日日の記事・ホームページ参照=1月15日付け)
天ヶ森子ども会と老人クラブ「繭玉・粟穂ならせ」の小正月行事=1月12日
奥玉地区の他地区でも冬休みを活用して世代間交流が

 1月12日午前天ヶ森会館では、天ヶ森子ども会(中田学会長)と天ヶ森老人クラブ(菅野一万会長)合同で繭玉ならせや粟穂(あわぼ)ならせの小正月行事を50人で体験しました。天ヶ森地区では、毎年冬休みのこの時期に世代間交流のひとつとして実施されており、古くから伝えられてきた小正月行事として豊作を願う昔の風習を体験しました。老人クラブ員や子ども会育成会のお母さん方も加わり、紅白の繭玉団子づくり(写真)やミズキに繭玉ならせをし、外ではクリの木に粟にみたてた花をつるす粟穂ならせも行われ、飾られました。餅つきも行われ、あんこやくるみ・お雑煮などにして振る舞われ参加者全員でおいしく頂いていました。子ども会員らは、午後1時から桜森神社境内で行われる「どんと祭」に参加し、しめ飾りなどを納め、62歳と42歳厄年代表からみかんまきなどもあり、無病息災を祈りました。奥玉地区内では、12日を前後して大平・三沢・中日向・宝築の子ども会と老人クラブで同様の小正月行事やお茶ぱたきカルタとりなど世代間交流が活発に行われています。
平成15年奥玉地区新年交賀会が1月11日に55名参加で希望ある年誓う

平成15年奥玉地区新年交賀会が1月11日午後2時半から奥玉公民館を会場に開催され、奥玉振興協議会の会員や来賓の菊地宏雄千厩町長など55名が参加しました。はじめに菅原一郎奥玉振興協議会長から「奥玉の基盤整備の面工事がほぼ完了し、簡易水道の工事や奥玉小プール建設なども予定されており、厳しい経済情勢であるが、地域発展のため皆さんとともに希望ある年にしていきたい。」とあいさつがありました。菊地町長や村上悌町議会議長から新年に当たってそれぞれから、「町村合併がまさに『正念場』を迎える年になる。誤りなきよう対応していきたいし、地域コミュニティーを大事にしていきましょう。」等の祝辞をいただきました。(写真左)千葉吉美町農業委員会会長の音頭で希望に満ちた年にと大きな声で乾杯し、祝謡などがあり(写真右)、参加者同志の交賀が行われました。 交賀会に先立ち,奥玉振興協議会の総会が行われ、14年度事業報告・決算が認定され、15年度の事業計画・予算が拍手で承認されました。31回ふるさとまつり(8月15日)や41回民芸大会(秋)の開催や千厩夏まつりの協力などが盛り込まれ、地区民あげて行事展開をしていくことも決まりました。

H14/4〜5月 H14/6〜9月 H14/10〜11月 H14/12