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先月を 振り返って |
<先月の本>
先月の★★★★★は、2冊。1冊目は、新井素子さんの「チグリスとユーフラテス」。新井さんが確立したと言われる語り口調はそのままなのですが、扱っている題材はとても重くしかも楽しめました。同じような移住話に「レッド・マーズ」なんていう本がありましたが、これに比べると格段にいいお話です。
もう1冊は高村薫さんの「李歐」です。「わが手に拳銃を」を下敷きにした全然違う小説なのですが、こちらは切ないお話でした。李歐の出番が途中からめっきり減ってしまったところがちょっと残念でしたが、それでも桜の花の描写や、「いつか大陸へ」と思う一彰という人間がよく、最後まで一気に読んでしまいました。もう出る本、出る本「すごい」と言われる高村さんの本ですが、私が今までで一番面白いと思った「マークスの山」よりもこちらの方がおすすめですね。
もう朝日新聞の「ベストセラー快読」なんかにも出てきてしまった「日蝕」についてはもうこれ以上何かを言うのはやめましょう。この本を取り上げた週は、「日蝕」に関するメールを結構いただきました。それだけ注目されている作家であり、物議を醸す「芥川賞」だったのだな、と思います。
あともう1冊。「闇の楽園」。これは笑えます。笑いながらどーっと読めてしまうスピード感(^^)。難しいことを考えたり、重い本を読んで疲れた後に是非。
<先月の私>
先月も映画を3本。
「ワイルドシングス」。これはもう観てみないと面白さはわかっていただけないかと。私は完全に騙されていました(誰かさんと同じ感想なのが悔しい)。私にそう言われて観に言った妹も、同じことを言っていたので、我こそはと思われる方、是非。
「微笑みをもう一度」。試写会です。サンドラ・ブロックが出ているので、ちょっと期待したのですが、完全なる期待はずれ。うーん。なんだか中途半端というか、納得できないストーリーでした。陽春ロードショーだそうです。
「女と女と井戸の中」。これは綺麗な映画でした。女は怖い。そんな感想が出てきそうな映画。かわいい女の子と独身で金持ちの女性の心理劇です。
先月は、とりあえず入試。この時期の最大の難関という感じです。当然休みも取れない、土日も出勤の可能性ありという恐怖の3週間。風邪なぞひこうものなら超顰蹙ものです。普段立ち仕事をしていない自分としては、腰が痛い週でもありました。
そして先月は、FFを買ってから、プレステぱっかりやっていた気もします。なんともう4枚目に入ったのですが、どうも隠しイベントや、隠しアイテムなんかもちゃんと取らないと、最後のところで弱っちくて敵を倒せなさそう(^^;。やばいです。